情報メディア学会 e-learning 研究大会
「IT経由の経済活動の現状と課題:e-learning の視点から」
住信基礎研究所 研究主幹 伊藤 洋一
《分類》
A.形態で(ビジネス中心か、消費者中心か)
企業内利用(IT技術の基幹化 マージナルからコアへ)
B to B(企業間利用)
B to C(対消費者)
B to B to Cなど複雑化が進行(毛細血管化)
C to B(消費者サイドから見れば)
C to C to B(消費者間の情報交換が引き起こす経済活動)
B.コンテンツで
文字などデータ(活字分野のIT化は著しい、しかし有料化は今後の課題)
音楽(一部の歌手がネットでの配信を開始、グレイゾーンは活発化)
動画(例えばデジタル映画館は国内に7件のみ=高速対応不足、機器の高額化)
その他、契約締結(売買やオークション)、指図(送金、荷物送付指図)、購入(JRチケットや図書)、検索(調査)など、出版(HP作成など).....あらゆるポイントでの利用が進展
物珍しさの時代の終焉と企業にとっての、働く人間にとってのコアに
トリガーポイントの存在
ITバブルと呼ばれる株価の下落とは無関係に企業活動に浸透
各種製品にも浸透(カーナビを標準装備した車の増加など)
課題
ただし、一部経営トップの認識は遅れている(みずほのトラブルは完全に経営のミス)
加えて企業トップへのコンピューター専門家の上昇は遅れている
組織内での情報利用・意思決定プロセスでも利用はまだら模様
企業間取引の必須条件に(入札参加、取引条件の提示など)
情報の一貫処理の普遍化(POSシステムの波及)
課題
IT非対応企業の振り落とし
中小企業の未対応増加
購入、契約、資金移動、証券取引、音楽などで徐々に進展
課金制度で一番成功したアイモード
しかし、証券取引でも全体の一部を占めるに過ぎない(資料参照 1)
GDPの6割を占めるIT利用は依然として経済全体の一部
課題
根強い不安感
個人によって非常に大きい利用のバラツキ
電子認証、電子署名の制度化、個人情報保護などの制度面
組織に所属するユーザーと、家庭にいる人間との情報利用格差の拡大への
対処(教育の必要性)
IT知識保有者による非保有者のアビューズの問題
個人上昇が集積する危険性に対する対処
セキュリティー・システムの充実に伴う不安感の除去
講演者の主な著作・翻訳本は、「スピードの経済」(日本経済新聞社)、「ビッグバン時代のネット活用術」(東洋経済新報社)、「グリーンスパンの魔術」(日本経済新聞社 訳本)「グリーンスパンは神様か」(TBSブリタニカ)などです。
現在担当しているテレビ番組はフジテレビ(8チャンネル)日曜日午後10時30分からのEZ!TV、ラジオ番組は、「森本毅郎スタンバイ」(TBS 毎週金曜日朝7時から http://www.tbs.co.jp/radio/stand-by/)、ラジオたんぱ「Roundup World Now !!」(毎週金曜日午後11時40分から)です。後者のラジオ番組は、インターネットのこのサイト(http://www.tampa.co.jp/RA/index.html)からも聞くことができます。2002年4月からBSジャパンで土曜午前11時から12時まで「ネクスト経済研」(経済番組)キャスター。
講演者のインターネット上のホームページURLは、「http://www.ycaster.com」です。メールは「ycaster@gol.com」にお願いします。