(07:25)日本人選手が数多く活躍しそうだし、2020年の東京オリンピック前の最後の、つまり直前のオリンピックなのに、平昌冬季オリンピックについては懸念材料ばかりが噴出。

 ロシアは選手団としては平昌に登場しないし、大会が意義あるものになるのに必要な個々の有力選手の出場も不確か。またアメリカもNHLが不協力だし、国としても対北朝鮮で何かあったら(その可能性は小さいが)恐らく選手団を送らない。

 文在寅大統領は隣国との関係改善狙いもあるし、中国人に沢山平昌に来て貰おうと中国を国賓訪問したが、「とても国賓扱いとは言えない」と韓国メディアが息巻く中で訪中を終えようとしている。

 安倍首相にも、そして今回訪中した際に習近平氏にも「平昌にどうですか」と声を掛けたが、何の反応もなし。今回の文在寅訪中は、韓国人記者が中国人警備員に集団暴行されるなど「むしろ両国の関係悪化を招いたのでは」という始末。

 もっと問題なのは、韓国国内の冬季オリンピックに対する関心の低さ。今朝読んだ朝鮮日報には同紙のスポーツ部長が文章を寄せていて、そのタイトルが「平昌五輪ノーショー」だけは避けようなのだ。

 「まさか」と思って読み始めたら、「最近になって平昌のチケットの売り上げが急激に伸びた。それは地方政府や官庁などが大量買い取りを始めたからだ。そのチケットは会場に行くかどうかも分からない人々に配られている(恐らくタダで)。なのでそれらの人々は実際に会場に来るかどうか分からない」というのです。

 例えば日本人が金メダルを取る。その瞬間に会場に数百人しか観客がいなかったらテレビを見ている方としても興ざめでしょう。しかし「その危険性がある」と韓国の有力紙のスポーツ部長が心配している。

 「ノーショー」は韓国人観光客の振るまいとして世界的に評判が悪い。予約を入れてもレストランに来ないなど。経営者としては大問題。韓国ではあまりにも多いので、予約をキャパ以上に入れて、時に予想以上に実際に客が来てトラブルになることもあるそうだ。

 それがオリンピックで起きたら、それこそ国の恥のようなものだが、スポーツ部長の心配がこれだけ大きく掲載されているのだから、本当にあるのだろう。当該スポーツに興味のない人が来ても、その会場は盛り上がらない。だって競技のツボが分かっていないのだから。拍手や声がけのタイミングがずれる。演劇鑑賞と同じです。

 当方全く平昌に行く気も予定もない人間だが、日本人選手、世界から来る選手には「盛り上がりのある会場」で力を発揮して欲しいと思っているので、ちょい気になる。