情報の強者 ITとカースト:インド・成長の秘密と苦悩
 Day by Dayのコーナーにようこそ。
 分析・解説記事としての「News & Analysis」、食道楽のための「EATING OUT」、勉強家のための「LINK」、そしてややまとまった意見・感想を載せた「CYBERCHAT」、友人達の論文を集めた「FRIENDS」のどこにもは当てはまらない情報や私自身の意見を、この「Day by Day」で拾っていきます。
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2017年03月24日(金曜日)

 (05:00)朝起きて最初に確認したのは「日本は勝ったのか」でした。昨夜見れなかったので。良かったですね。ビデオを見ましたが、危ない場面は結構あったような。しかしPKもなく、良い試合だったようで。

 これで日本のワールドカップ出場はかなり視界が良くなった。まだ全部見れていないのですが、サウジが勝ったので日本の2位は変わらず。しかし他のグループでは今の中韓関係の緊張で注目された中国ー韓国は1−0で中国の勝ちらしい。これで韓国が何位になったのかは知らない。

 森友問題は昨日は籠池氏の証人喚問。昔は手が震えた人もいたらしいが、彼はそうではなく、緊張はしていてもある意味しっかり受け答えし、時には「国会議員なぞなにするものか」という雰囲気があったように思う。

 今までの主張を証言でしっかり発言していた。しかし一方で「了承ももらっていないのに小学校の名前に勝手に有名政治家の名前を使うか」「寄付振り込み用紙を使い続けるのか」とか、数多くの疑問がの残った。彼の非常識さも浮き彫りにされた、と思う。

 彼が名前を挙げた人々は昭恵夫人を含めて、彼の証言を否定。なので「これで一区切りついた」(竹下さん)というのは無理筋でしょう。彼の証言の正確性を含めて、今日の参考人招致などは有用だし、もっと究明することはあると思う。

 ところで今日の夜9時55分からの「ニッポンどうでしょう」とか言うフジテレビの番組で料理カウンターが取り上げられ、その中では私が書いた本が取り上げられます。スタジオにはいませんが、ロケもしたので多分私も出るのでは。時間があったら見てやって下さい。


2017年03月22日(水曜日)

 (13:32)日本チームに内野で出た二つのエラー。ひょっとして天井のない野外休場(ドジャースタジアム)で雨が降って.....場所によってはぬかるんでいたように思う。あまり日本の球場ではないパターン。直ぐ試合を止めますから。

 しかしいつもはエラーが少ない菊池と松田がそれを犯した。記録上は松田のファンブルはエラーではない。一塁では刺しているので。しかしきっちり取っていたらホームに投げられたので、アメリカに1点は入らなかった(と思う)。

 菊池のエラーは明らかにバウンドをあわせられなかった。人工芝に慣れたせいか。アメリカの芝は背丈がある。あとはチャンスで打てなかった筒香。それにしてもアメリカのピッチャーは丁寧に投げていた。シリーズでも見ないような。

 日本チームに何が欠けていたのか。慣れない環境での試合運びと選手の心理 ? 心配したとおりアウェーでの試合経験のなさ ? いろいろ言えると思う。しかしそれを乗り越えて欲しかった。

 だって決勝戦のアメリカとプエルトリコじゃ「国際試合」じゃないような感じ。それでも選手の方々には「お疲れ様」といいたい。私はやったことがないので分からないが、日本に勝ったアメリカの選手も「国旗を背負う試合の重さ」に触れていた。日本の選手もそうでしょう。

 そういえば、明日はワールドカップのアジア最終予選がある。これもいい試合を期待したい。試合結果は 「日本1ー2アメリカ」。アメリカの2点はどちらもエラー絡み....。それにしても日本のピッチャーのレベルの高さは証明されたように思う。


2017年03月21日(火曜日)

 (08:32)お、いいね。TBSはプエルトリコ対オランダを生中継するんだ。今までの、例えばアメリカ対ドミニカなど見たかったのに、日本のテレビの中継はなし。

 MLBテレビは米国内で中継をしていたうようだが、「一部の国では見れません」と冷たかった。明日も当然、日本対アメリカはどこかのテレビ局が中継するでしょうから。でも、両方とも予定があるんだよな。でも日本のテレビがやってくれるなら、いろいろ方法はある。

 ところで今朝文章を書くためにサイトに渡って気がついたのですが、FRBのHPの景色が一変していた。最初「トランプのホワイトハウスのHPか」と思った。少し中を移動していたら、それほどコンテンツの表示順序は変わっていない。でもリリースがあるときの為に、少し慣れておかないと。

 朴槿恵の検察出頭は今朝ですか。いよいよ「大統領の犯罪」に関して本人からの捜査聴取が行われる。青瓦台を出るときは声明らしい声明を出さなかったが、今日は少し中味のある声明を出すらしい。韓国では第3の財閥のトップも検挙されている。混乱は続く。

 アメリカでのFBIのコミー長官が「(テロ対策の一環として)トランプの大統領選挙を担った人々とプーチン政権の関係を捜査している」と述べたのは、「(アメリカでは)様々な権力の相互監視が出来ている」という意味では、「ナイス」と思いました。

 アメリカでは司法もしっかりしている。トランプが暴走をしようとしても「なかなか出来ない」というのは良い事だ。オバマのトランプタワー盗聴はない、とコミー長官。これは明確だった。

 北朝鮮情勢に関しては先日書きましたが、日本のこの問題に関する関心が低いのにはビックリする。豊森もむろん重要だが、日本が置かれている国際情勢の展開という意味では、はるかに北朝鮮を巡る情勢の方が大きい。

 北朝鮮はティラーソンの中国首脳との会談の最中に、長距離弾道ミサイルの発射実験を実施。「能力はかなり上がっている」というのが韓国の軍事筋の判断だ。抑制のきかなくなった若き指導者は、追い込まれているだけに危険だ。


2017年03月19日(日曜日)

 (07:32)思い出しました。ちょうど一週間前の週末は秋田県の乳頭温泉郷にいましたので、その話を。新幹線で田沢湖駅で降りて、バスで40分ほど北に行った雪の中の有名な温泉郷です。

 冬に行ったので当然ですが、寒かった。夜だとマイナス7度くらいだった。2日弱いましたが、絶え間なくこまかい雪が降っていた。東北の冬らしい景色です。路肩の積雪は人間の頭の高さを越えます。車も人も雪のトンネルを通過していく感じ。一年間友好なので、まだ楽しめそう  乳頭温泉郷での狙いは「鶴の湯」(http://www.tsurunoyu.com)でした。「鶴の湯」はまた旅館の名前でもあるのですが、有名なのはそこの露天。その露天に昼と夜の両方入りたかった。入り比べ。

 それには「鶴の湯」か、そうでなければその別館である「山の宿」に宿泊しなければならない。宿泊しなくても入れる時間帯(日帰りコース)の最後は午後の3時。それでは夜に入れない。

 ところが「鶴の湯」は予約が難しい。トライしたが日程があわずに、今回は「山の宿」に投宿。こちらは運良く予約が取れた。バスで5分くらい離れている。しかし宿の建物の感じや食事はほぼ同じです。冬の夜の鶴の湯はええですよ

 この二つの宿は同じ源泉。ともに白湯、黒湯、そして露天があるが、全部温泉は乳白色をしている。「鶴の湯」の方が露天は規模は大きい。当然ながらそれが狙いなので、昼と夜の両方でかけました。「鶴の湯」の露天は何と言っても夜が良い

 雪明かりと夜空からの明かりが、乳白色の湯面をゆるやかに、そして優しく照らす。お互いの顔は接近しても見えるか見えないか。女子用の大きな露天もあるそうですが、有名度が違うので女性も夜にはかなりの数、有名な混浴風呂に移動してくる。

 独特の雰囲気です。その女子の移動路を「姫の通り道」という。むろん着脱場は別です。夜は囲炉裏での食事湯はちょっとぬるい。夜の気温低下もあるのですが、そもそも湯温は低いように感じた。しかし左手右奥に泡が上がっているところがあり、そこは恐らく地下から比較的熱い湯が出ている。その周囲は温かい。

 自然にそこに人が集まる。そこにいれば結構長く滞在することが可能です。仮に寒くなっても、「中湯」「白湯」「黒湯」といろいろなタイプの湯温・湯質の違う湯があり、そこで温まれば大丈夫です。

 昼の「鶴の湯」の露天は、言ってみれば普通の山あいの大きな露天です。あまり雰囲気はない。だから私は「夜の鶴の湯の露天」をお勧めします。加えて冬が良い(と私は思う)。雪が回りを覆う。郷なので色々な湯があります

 しかし乳頭温泉郷は「鶴の湯」ばかりではない。「山の宿」の露天風呂も良かった。その他乳頭温泉郷の「湯めぐり帖」(それを買えば全ての湯に入れる)の対象になっているのは「蟹場」(がにば)「孫六」「大釜」「妙の湯」「休暇村」とあり、その他に冬季休業の「黒湯」がある。

 そのうち「蟹場」「大釜」には行きましたが、湯色、湯質が違って楽しい。前者は透明湯だった。でも目の前は雪の壁です。それが良い。写真の湯めぐり帖は一年間有効です。なので、その期限が切れる前に、あと1度か2度行きたい。その予定です。


2017年03月18日(土曜日)

 (17:32)うーん、このU.S. Says Military Strike Is Among Its North Korea Optionsという記事などを読むと、ティラーソンの中国訪問が極めて重要になってきた、と思う。対北朝鮮でも、そして米中関係の今後にとっても。

 「(北朝鮮との)直接交渉はしない。オプションの中には”the option of a pre-emptive strike”が入っている」ということは、要するに「話し合いをせずに先制攻撃の可能性あり」ということですから。中国は「それはやめて」というでしょう。

 なので、ティラーソンの中国の習近平や王毅外相との話し合いは極めて「緊張するもの」になる可能性がある。今の予定では4月の6日、7日くらいに習近平が訪米して...トランプのフロリダの別荘で会談....という予定だが、「それどころ」ではなくなる可能性がある。

 アメリカが「軍事オプションも」と言っている中では、北朝鮮も黙ってはいないでしょう。北朝鮮の核、ミサイルの繰り返しは、「振り向いて話し合って欲しい。体制を安堵して欲しい」ということなので、「(アメリカに)話はしない」と言われたら、別のルートを選ばざるを得なくなる。その中では北朝鮮のサイドにも「先制攻撃」がオプションになる。

 北朝鮮の先制攻撃は「国家の消滅」を覚悟してのこととなるが、「ない」とは言い切れない。なので、するつもりもなく「(アメリカが)先制攻撃も」と言い続けるのはリスクです。だから多分、「リスクを覚悟して言っている」のだと思う。

 朝日新聞の記事によるとティラーソンは、「韓国の面会申請を次々却下」したそうな。韓国サイドは「尹炳世(ユンビョンセ)外相主催の夕食会や洪容杓(ホンヨンピョ)統一相との会談を打診したものの、多忙を理由に全て断られた」そうな。

 韓国サイドは「大統領が罷免(ひめん)された政権に用はないということか」(政府関係者 朝日新聞の報道)とひがんでいるらしいが、そういうレベルの話では多分ない。それはアメリカサイド、ティラーソンサイドに「対中国の話の中で、結構緊張する場面があり、その対応をどうするか」をワシントンの国務省やホワイトハウスと話し合っている、と考えるのが自然だ。

 恐らく先を読むその一つの目安は、「習近平の訪米の日程が決まり発表されるのか」だ。それが決まれば、「専制的な軍事オプション」の実行は少し先になる。中国は恐らく「俺たちだけに頼るな。少し北朝鮮と話をしたら」と言うだろう。

 しかしティラーソンやトランプが金正恩と話をするとはとても思えない。ということは、「話をせずに、the option of a pre-emptive strike」を実施に移す可能性があると言うことだ。

 「軍事作戦」となれば、斬首と核・ミサイル施設破壊が主な狙いになる。問題は、1000門と言われている「ソウルに向けられた大砲」をどう無力化するか。多分デジタル経由は無理です。なので、軍事オプションの選択は韓国の同意が必要になる。ソウル(38 度線に近い)は火の海になるので。臨時政府でそれが出来るのか。

 しかし逆に言えば文在寅が大統領になった韓国は、北朝鮮への軍事オプションをokする可能性は少ない。なので、「やるならあと50数日の間」ということになる。この辺は微妙だな。ティラーソンもトランプも言ってみれば「新人」。何を考えているのかを推測するのはなかなか難しい。

 日本もミサイル防衛をしっかりしないと。北朝鮮は何をするか分からない。


2017年03月17日(金曜日)

 (14:32)投票率が80%という日本では考えられない高率になったオランダの議会選挙。「ヨーロッパを席巻している」と言われ続けた「移民排斥・EUからの遠心力運動」の先行きについて、同国の選挙結果から見えてきたものがある。

 それは一般的に「極右」と言われる政党(オランダではウィルダース率いる自由党)は「伸びるが、政権を取るところまで行かない。政権奪取からはまだかなり遠いところにいる」ということでしょう。

 それは多分フランス(ルペン率いる政党)やドイツ(ドイツのための選択肢運動)でも同じです。トップ(首相など)選任において「直接選挙か、間接選挙か」というシステムの違いにおいて、ヨーロッパでは間接を取っているところが多い。

 恐らくアメリカが多党による議院内閣制だったら、クッションがあるのでトランプは大統領として登場していなかった。圧倒的な二大政党制で、かつ大統領はほぼ国民の直接選挙制(州ごとに勝者と獲得選挙人の数を決めるという特殊な方式だが)だから、間隙をぬう形でトランプは大統領になった(総得票数ではヒラリーが勝っていた)。

 そういう意味では、ヨーロッパでもフランスに「極右政権が誕生するリスク」がより高くある、と言える。国民が「ルペン」と書く数が多ければ、彼女が大統領に就任する。しかしフランスには第一回、決戦(上位2者による)というアメリカにはない二段階ある。まだクッションがある。そういえば英国のEU離脱を決めた国民投票は、掛け値なしの「一発投票」だった。

 ウィルダースは「第一党になっても、首相は難しい」と言われていた。自由党と連携を組む政党が他の27政党の中には一つもなかったからだ。今回も、選挙そのものでは退潮したルッテの自由民主党が政権連立与党の中心になると思われるのは、同党となら連立を組むだろう政党が散見されるからだ。

 第一党になっても「首相になるのは難しい」と言われたウィルダースが、第一党(12→20 ルッテの党は33←40)にもならなかったのだから、「勝ったとは言えない」というのは当たっている。

 しかし問題は「獲得議席数そのものは大きく伸ばしている」ということだ。ルペンはその点を捉えて、「我々は前進している」とオランダの選挙結果を評価した。ここでは「時間の経過」がどちらの援軍になるか、という問題がある。極右を「別の選択肢」として選ぶ国民の数はヨーロッパでも依然として増えている、と言える。それが問題だ。

 だからルッテなど、これからもヨーロッパを率いる政治家の責務は、「国民の間に広がり続けている移民への敵意」をどう拡散できるのか、ということだ。移民の数を減らすのか、それとも社会の中にうまく溶け込ますのか。理想は後者だが、これは難しい。

 今回はトルコとのバトルがルッテに味方した。ルッテがトルコに対して対決姿勢を見せた。故に「ルッテは移民に必ずしも優しくない」という判断が国民の間に広がって、ウィルダース(ある意味、危険人物)以外に選択肢がある、と国民が思ったのだと思う。

 そういう意味では、アジアの民主国家では完全大統領制を取る韓国に「大きく振れる」危険性が高い。投票日は5月9日。火曜日でこの日はお休みになるという。それにしても、今の立候補予定者の中には「保守」と言える人がいない。最初から国民に選択肢がないように見える。それが心配だ。

 一般的に言えるのは、「ポピュリズムへのある程度の歯止め」は、多元的な選挙システムそのものだと言える。選挙民に「考え直す」時間の余裕を与える。対して一発直接選挙は危ない。終わってから反省する時間的余裕がない。選挙システムにも「余裕」があった方が良い。


2017年03月16日(木曜日)

 (03:32)反対者一人を出しながら、FOMCは予想通り政策金利であるFF金利の誘導目標を0.25%引き上げ、0.75%〜1.0%に設定して終了した。そして重要な予測資料を今回のものと12月のものと見比べると、総じてほとんど変わっていないことが分かる。というよりFOMCは変えなかった。

 つまり、FOMCの現時点の判断としては、今後の利上げペースを12月時点の判断から引き上げる必要はないと判断したようだ。「今年と来年で年3回の利上げ」の維持。今年は今回で一回やったから、あと2回と予想できる。現時点では。

 今回の利上げへの反対者はNeel Kashkari(ミネアポリス連銀総裁 は、知らんな...貸し借り ?)で、理由は「who preferred at this meeting to maintain the existing target range for the federal funds rate」となっていて、つまり.「今は利上げすべきでない」という維持派。

 今イエレン議長の記者会見も始まっていますが、全体的に見ると「思ったよりFOMCは利上げ加速に慎重」という印象がする。直近では「今年は利上げ年4回説」があったが、そうではなかった。ま、トランプの政策の進展具合次第でしょうが。

 FOMC声明の第一パラグラフを読むと、景気に対する目立った弱気の見通しは見られず、これはFRBが今のアメリカ経済の状況にかなり満足していることが分かる。なので利上げした。議長も記者会見で繰り返し「今のアメリカ経済は良い状態」と。

 しかし相変わらず米経済の見通しに関しては「Near-term risks to the economic outlook appear roughly balanced」と言っているし、また予測資料を見ると全体に慎重だ。

 今後のFF金利の先行きに関して「longer run」などを見ると、「経済は良い」からといって引き上げていないし、GDPの伸びを見ても過去のアメリカを知っている身には「低い」と感じる。つまりFOMC構成メンバーは過去のような「高いFF金利の水準」(つまりグリーンスパン時代)を想定していないことが分かる。

 イエレン議長はこの問題(成長鈍化)に関して、人口の高齢化、消費者の節約志向などを挙げて、「過去の経済とは今は違う」という認識を示した。つまり「過去のような高率インフレはこない」というイメージを議長は持っていると言うことになる。だから先の高いFF金利は予想していない。

 マーケットの反応が面白い。株はこの文章を書いている時点ではダウが120ドル近い上げ。原油相場も反発したし。対してドル・円は113円台の前半に落ちてきた。利上げはしたが、「一部で予想された利上げ加速は無い」ということで、外国為替市場はドル・ベアに動き、株は「よかった」と反応した。

 面白いのは長期金利だ。今この文章を書いている時点では指標10年債で2.504%。声明以前には2.6%があった。しかし声明を受けて下がった。つまり債券相場が買われた。「年4回じゃないんだ」というのもあるし、「FOMCは慎重」と債券市場は読んだ。

 イエレン議長は新政権との関係について、ムニューチンとは数回会っているし、トランプ大統領とも会ったとだけ述べて、新政権の政策に関しては「まだあまり考慮に入れていない」としている。実施されていないから当然で、「(実施されたら)今後の検討材料になる」と。

 興味があるのはトランプの反応かな。反応するかどうか知らないが。今はツイートタイムではない。トランプは「より強い成長」と言っている(そう報じられているし、そうだろう)ので、FOMCが今回示した「lomger term 1.8%」という成長率見通しを「低い」と感じる可能性がある。トランプについては、FOMCが「利上げ加速」を言わなかったのは「良い」と判断するでしょうが。

 それにしてもイエレン議長の記者会見を見ていて、「アメリカの人口の高齢化」という単語が何回も出てくる。アメリカもそうなったんだ。そしてその中でトランプは「移民の制限」を掲げる。移民は合法、非合法を含めて大部分が若い。

 つまりアメリカも日本ほどではないが、「若年のパワー源」を失いつつある。出生率は高いが。彼女が言うようにアメリカの潜在成長率は下がっているし、今後もあまり上がらないんでしょうね。私もアメリカのイメージをちょっと変えないといけない。

 イエレン議長はFRBは二つのマンデート(インフレと雇用)の達成に接近している、と。そして今の政策でもまだ緩和的だと。繰り返すが、この予測資料をまじまじと見ると、「荒々しかったアメリカ経済も、今後は随分と静かになるんだ」と思う。経済指標的に。日本化 ? まだイエレンの記者会見は続いている。

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 FOMCの3月会合から出てきた声明は以下の通り。

Release Date: March 15, 2017

For release at 2:00 p.m. EDT

Information received since the Federal Open Market Committee met in February indicates that the labor market has continued to strengthen and that economic activity has continued to expand at a moderate pace. Job gains remained solid and the unemployment rate was little changed in recent months. Household spending has continued to rise moderately while business fixed investment appears to have firmed somewhat. Inflation has increased in recent quarters, moving close to the Committee's 2 percent longer-run objective; excluding energy and food prices, inflation was little changed and continued to run somewhat below 2 percent. Market-based measures of inflation compensation remain low; survey-based measures of longer-term inflation expectations are little changed, on balance.

Consistent with its statutory mandate, the Committee seeks to foster maximum employment and price stability. The Committee expects that, with gradual adjustments in the stance of monetary policy, economic activity will expand at a moderate pace, labor market conditions will strengthen somewhat further, and inflation will stabilize around 2 percent over the medium term. Near-term risks to the economic outlook appear roughly balanced. The Committee continues to closely monitor inflation indicators and global economic and financial developments.

In view of realized and expected labor market conditions and inflation, the Committee decided to raise the target range for the federal funds rate to 3/4 to 1 percent. The stance of monetary policy remains accommodative, thereby supporting some further strengthening in labor market conditions and a sustained return to 2 percent inflation.

In determining the timing and size of future adjustments to the target range for the federal funds rate, the Committee will assess realized and expected economic conditions relative to its objectives of maximum employment and 2 percent inflation. This assessment will take into account a wide range of information, including measures of labor market conditions, indicators of inflation pressures and inflation expectations, and readings on financial and international developments. The Committee will carefully monitor actual and expected inflation developments relative to its symmetric inflation goal. The Committee expects that economic conditions will evolve in a manner that will warrant gradual increases in the federal funds rate; the federal funds rate is likely to remain, for some time, below levels that are expected to prevail in the longer run. However, the actual path of the federal funds rate will depend on the economic outlook as informed by incoming data.

The Committee is maintaining its existing policy of reinvesting principal payments from its holdings of agency debt and agency mortgage-backed securities in agency mortgage-backed securities and of rolling over maturing Treasury securities at auction, and it anticipates doing so until normalization of the level of the federal funds rate is well under way. This policy, by keeping the Committee's holdings of longer-term securities at sizable levels, should help maintain accommodative financial conditions.

Voting for the FOMC monetary policy action were: Janet L. Yellen, Chair; William C. Dudley, Vice Chairman; Lael Brainard; Charles L. Evans; Stanley Fischer; Patrick Harker; Robert S. Kaplan; Jerome H. Powell; and Daniel K. Tarullo. Voting against the action was Neel Kashkari, who preferred at this meeting to maintain the existing target range for the federal funds rate.


2017年03月15日(水曜日)

 (14:32)今朝かな、エレベーターに乗ったら顔見知りのヤマト運輸の配達員さん(若手)が乗っていた。「大変だね」と言ったら、「本当に大変なんですよ。私も今月で辞めるんです.....」と。

 「え、どうして ?」と聞いたら、「足を痛めたんで」と。加えて「私の後任は来ないんですよ」「本当に大変なんですよ....」と。足を痛めたんじゃ配達は出来ない。いつも大きな「ほぼエコ」を重そうに押している姿を見ているので、「しょうがないな」と。

 と同時に、「じゃ、この地区のヤマトさんの宅配はどうなるんだ....」と心配になった。確か4〜5人で回している地区センターなので、若手の彼が辞めて後任がこないのは痛手でしょう。他の人の負担が増える。

 もう一つ。聞いた話。先日も書きましたが、WBCの連中はサウジの王様一行と競うように都内のホテルに投宿。選手達が泊まっているホテルの天ぷら屋さんで。今日の昼の食事の際に、「選手達は来ます?」と聞いたら、「昨日、昼に来ていましたよ....」と。

 どこの国の選手か知らないらしいが、試合の前なのか、それともオフの日なのか。「じゃ、体も大きいし、メチャ食べるでしょう」と私が言ったら、「それがあまり食べないんですよ....」と。「天ぷらをちょっとトライして、またどこかで食べているじゃ...」と板前さん。

 えっと、じゃMacかなにかジャンクを食べに行っている.....? ははは。板前さんが言うんです。「ご飯食べながらコーラ飲んでいるんで、違和感たっぷりですよ」と。ああ、それ見たくないな。今日はWBCの連中がいなくて良かった。

 それにしても、「体はでかいし、メチャ食べそうなのに...」と私。試合の前なら「ちょっと軽め」は分かるが、慣れないので思い切って食べられないとしたら、かわいそう。試合後ではもう店はやっていない。

 東京のWBC第二ステージももう直ぐ終わりです。サウジ様御一行とWBC様御一行が東京を共に離れれば、東京も少し静かになる。


2017年03月15日(水曜日)

 (06:32)世界は数多くの曲がり角を曲がりながらの展開ですね。面白いが懸念もある。今日はオランダの下院選挙。150の議席を28の政党が争う。「28の政党」ですからね。とても全部は覚えられない。

 しかし党名を見ていくと、結構「これは何だ」という党名がある。 WIKIによると連立与党 (現在の議席数77)を構成する自由民主国民党 (41)と 労働党 (36)は「なるほど」という政党名。

 野党には「えっ」という党名がある。列挙すると社会党 (15)、 キリスト教民主アピール (13)、自由党 (12)、 民主66 (12)、キリスト教連合(オランダ語版) (5)、 グリーンレフト (4)、 カルビン党(オランダ語版) (3) 動物党(オランダ語版) (2) 50プラス(オランダ語版) (1)、そして無所属 (6)で野党全体で73。28なので、全部じゃない。議席を持たない政党も多い、ということでしょう。

 むろんポイントはウィルダース率いる自由党です。現在12の議席が倍増するのではないか、最大与党のルッテ率いる自由民主国民党 が現在の議席(41)から半減するとも言われている中で、自由党が「オランダの最大政党」になるのではないか、というのがポイント。

 しかしウィルダース率いる自由党が議席を倍増させても、議席は24になるに過ぎない。全体の比例代表制で決まる議席150のわずか16%だ。重要なのは「自由党と連立を組む」と言っている政党はゼロということ。

 ということは、今の予想ではウィルダースが率いる自由党がかなり躍進しても、「ウィルダースの自由党と連立を組む」と言っている政党はゼロなので、「政権を率いる党になることはない」「ウィルダースが首相になることはない」と予想できる。最近のウィルダースの人気は落ち気味ですがね。

 しかし選挙は何が起きるか分からない。オランダは、選挙の最中でエルドアン率いるトルコとの外交問題が発生している。エルドアンは閣僚二人をオランダにおけるトルコ系住民の集会に出席させるためにオランダ国内に入れようとしたが、オランダ当局から「集会への出席まかりならぬ。入国も許さない」と言われると、「ナチの手法だ」と激しく批判。

 トルコは4月16日にエルドアン大統領の権限を大幅に強化する国民投票を予定している。エルドアンは海外で働く550万人のトルコ人の票が欲しい。オランダには40万人。しかしオランダは今日総選挙を控えて「イスラム教住民の増加」をどう考えるか、が一つの争点ななかで「選挙の数日前でのトルコ系住民の大集会はまかりならぬ」と考えた。それがエルドアンを怒らせた。

 オランダの措置は当然のようにも思う。オランダ世論が海外から働きに来る人に疑念の目を向けている中で、それらの人々がオランダの政治とは直接関係ない大きな集会を開き、それで「国内の騒乱」が起きたら、選挙に影響する。それを避けたい。

 よって、選挙が終わった後にオランダがトルコ系住民の集会、そこへのトルコ閣僚の出席を認めるかどうかが一つのポイントだが、それは選挙結果にもよる。自由党が大きく伸びれば、オランダはそんな雰囲気にはならない。だから反イスラム、反移民、「オランダのトランプ」と言われるウィルダースの自由党がどのくらい伸びるかがポイントというわけです。

 韓国では朴槿恵大統領が弾劾に関する憲法裁判所の判断で失職、そして今週中にも取り調べを受ける。既に韓国は大統領選挙モードだが、保守派がどのような動きに出るのか。何回も書いているが今の選挙戦をリードしている文在寅氏は、今までの韓国の政策スタンスをがらっと変える危険性がある。

 イギリスはBREXITに関連して今月末には正式にEUに離脱通告。イギリスは分担金の支払いを拒否方針。2年間の交渉期間の中で離脱条件がまとまらなければEUとイギリスは「WTOの関係」になる。イギリスには最悪のシナリオです。

 トランプ政権の迷走は続いている。アメリカのティラーソン国務長官が今週来日するが、アメリカのテレビや記事を読むと、彼は「幻の国務長官」と呼ばれているらしい。つまり「存在感がない国務長官」という意味らしい。確かに直前のケリー国務長官の活躍ぶりを知っている世界から見ると、「彼(ティラーソン)はトランプ政権の中でどんな役割を ?」と思える。

 今度のアジア歴訪では記者団を連れてこない。「自信がないのでは」とも言われていて、彼が実際に日本、韓国、中国をどう歴訪するのか。中国では来月6−7に想定されている習近平の訪米に向けた下準備をすると言われているが、さてどうか。

 ヨーロッパではオランダに続いてフランス、ドイツの国政選挙が予定されているし、イタリアも今年のどこかで選挙を行うと見られている。選挙ラッシュのヨーロッパの今後を予想するのはなかなか難しい。

 「今の世界で最も盤石」とされる安倍政権も、稲田問題でやや揺れている。1年後の世界がどうなっているのか。ちょっと予想が難しい局面。明日の早朝にはFOMCの結果が出るが、「より高い成長」を要求しているトランプ大統領がどう反応するのか。利上げ後の年間回数(利上げの)も関心の的だが、トランプの関連ツイートも見所だ。


2017年03月13日(月曜日)

 (16:32)で、「石」と「岩」です。今回盛岡周辺を見ただけですが、「岩手県は実に巨石の多い県だ」ということに気がついた。

肌つややか盛岡の烏帽子岩  まず皆さん、「烏帽子(えぼし)岩」と聞いてどこを思い出します。普通湘南海岸は茅ヶ崎市の沖にある烏帽子岩を思い出すでしょう。サザンの歌にもこの岩が歌われている。波に浸蝕されて、かなりやせ細っているが、烏帽子の雰囲気はある。

 しかし盛岡の桜山神社(盛岡城址公園の中)のそれは、波に洗われない綺麗な形の烏帽子岩です。写真の通り実に肌つやが綺麗。杜の中の小山の上に屹然と立っている。烏帽子の上が折れているように見えるのがまた素晴らしい。

巨木の上に大木が こんなの見たことない  で今日その周辺を回ってみたのです。なにせ盛岡城は「城内に石切場があった」と言われているので、いまだに石がごろごろしているだろう、と思って。そしたらありました。次の写真は烏帽子岩の裏側にある巨大な岩です。そしてその上に木が立っている。石割桜ではなく、石上巨木です。

 「城内に石切場があった」というのが頷ける。だって烏帽子岩にしろ、その裏にあるこの巨大な石にしろ、動かすのはほぼ無理です。だから「そのままそこにあった」と考えるのが自然です。

 実は盛岡城は城郭は既にない。石垣だけが残る城なのですが、その石垣がまた面白い。いろいろな積み方がまざっている。聞くと南部の3代の殿様が石垣を作り続けたそうな。そして石工もまた代替わりした。なので積み方が入り交じっている、というのです。実際に見飽きない。

もとは巨大な石だった筈だ  小豆島からは巨大な石が大阪城築城に際して運ばれたことはよく知られている。しかしどうでしょうか。南部から大阪や江戸の城作りに石は運ばれたのか。多分それは無理でしょう。盛岡からじゃ海に出せない。小豆島と違うところです。なので、良い石、岩を南部が使ったと思われる。

 盛岡で有名な桜と言えば石割桜ですが、私が注目したのは石です。下にある。実に巨大で、加えて良い形をしている。雷が落ちて。そこに種が落ち、そして木に育ち、その過程で木が石を左右に移動させた、というのが石割桜の由来らしい。

 それは南部家の家老の家(北家とか書いてあった)の庭での出来事で、この人は今でいうブログ好きで、その過程をずっと書き残しているそうな。なので雷が落ちて石が割れた、と我々は汁粉が出来る。しかし割れる前は実に大きな石だったと想定できる。

三ツ石神社の三ツ石  それだけではない。盛岡の街を歩くとあちこちに巨石を見付けることが出来る。そうそう、「岩手」の語源になった石が三ツ石神社にある。文字通り三つ。そもそも寺の裏にあったのだが、この石があまりにも立派なので石を御神体に神社が出来た。それが三ツ石神社です。

 その三つの石の入って手前の巨石の裏側に、よく見ると「手形」がある。「鬼の手形」と呼ばれるもので(下に写真が)、「それが岩手の県名の由来」という説だそうな。

 私が昨夜泊まったのは「繋(つなぎ)温泉」(盛岡から車で25分くらい)という御所湖のほとりの温泉ですが、実はこの「繋(つなぎ)」という変な名前も岩と関係している。その昔、源義家が東北成敗に来た際に、その石に馬を繋いだので「繋(つなぎ)」という地名が出来たのだとか。(下の上から二番目の写真)

 その少し下には、「猫石」という大きな石もある。確かに猫に似ている(下から二番目)。興味を持って調べたら、「何故か岩手に巨石が多い」というサイトを見付けた。へえ「姫神山頂上巨石群」を見て見たいな。比較的楽に登れそう。

 最後に盛岡城の石垣の一部の写真も。城はない。しかし石垣だけでも盛岡城は見る価値がある。あ、それから冷麺ですね。実はあまりピント来なかった。もともと冷麺はすきじゃない。「ぴょんぴょん亭」で食べましたが。盛岡では私は「じゃじゃ麺+ちいたんたん」のファンだな。

鬼の手形の部分を写真にして掲示してある 確かに一つは確認出来る

上部真ん中に穴が空いている

この石の下には「猫の足湯」がある

城の石垣の色々な積み方が分かる


2017年03月13日(月曜日)

 (11:32)きっと都内も、そして都内の道路も大変でしょうね。WBCとサウジ国王の来日で。むろん影響が大きいのは後者。重なった。

 先週の末から今週の半ばまでは「都内のホテルは大変なことになる」と業界関係者から聞いていました。サウジ様一行だけで1000人。

 とにかく特注のエレベーター・タラップで自家用大型豪華旅客機から降りてくる人がトップですから。サウド家の御当主様御一行。それだけで3〜4のホテルは必要になる。ダブルだろうと、ツインだろうとシングルユースが多いでしょうから。

 これはもうずっと前からの予約。それに加えてのWBCの予約がいくつかのホテルに入っている。なので、私は関係ないが、都内のホテルに予約を入れようとしたら、この期間は大変だったでしょう。

 加えて車の抑え方が尋常ではない。これもタクシー業界の人に聞くと、「凄い台数が抑えられている」のは確か。しかし「実際に稼働する車はそれほど多くない」「一日ずっと待機だった」ということもあるそうな。しかし車がその分の台数だけ他に回せない。待ちが続く。

 なるべく東京に戻るのは後ろに下げたいのだが、火曜日の夕食の約束があるので、それまでには帰らないといけない。今日もこれから盛岡を楽しみます。

 WBCと言えば、昨日は実に実に良く勝った。青木がなでるようなスイングで(彼の悪い癖です 10回表だったかな)ゲッツーになったときは「万事休す」と思いましたが、それからが粘り強かった。

 ただ思うのは、監督もそうだが選手達も、「これだけの試合を勝った。もういい」と思わないことが重要だと思う。人間は何か大きな事をやると、自分の中で「もうよくやったよな」という気分になる。

 しかし満足感を持つのはまだ早い。戦いは続く。高校野球などでよく見られるのは、凄い試合に接戦で勝ったチームは、次の試合は負けやすい。あれは一種の満足感を選手や監督が感じてしまうのではないか。

 むろん、疲れもある。しかし実は高校野球で言えばまだ2〜3回戦の感じ。厳しい戦いを勝ったからと言って、ここで満足して欲しくないし、体の切れを保って欲しい。次は火曜日に最初の戦いで勝っているキューバと。故にキューバは火曜の日本戦にはプライドをかけてくる。連敗は出来ないと。イスラエルは強い。まとまりがある。

 キューバは第二ラウンドの初戦をイスラエルに負けている。いわば手負い。力を振り絞ってくると思われる。なので一層、監督は頭をひねり、選手は休養して、明日の戦いに備えて欲しい。
 私としては小久保監督にちょっと不安が。オランダ戦で顔が選手より緊張していた。分かるが明るさを保たないと。あと則本の使い方が気になる。昨日は日本は助かった。オランダの最後の打者は4番。しかしバレンティンが代走を出されて代わっていた。

 昨日はなんと言っても中田と牧田の二人の「田」でしょう。二人とも素晴らしかった。


2017年03月12日(日曜日)

 (21:32)うーん、「岩」と「麺」の都だな....盛岡は。とにかく、この二つが私の目に付き、そして印象に残った。たった数時間の見回りですが。

白龍本店  同じ東北の都としては仙台があり、思い浮かべても「杜の都」「牛タン発祥の地」など仙台には名称がいろいろ浮かぶ。よく行く。しかし盛岡は思い浮かばない(かった)。むろん盛岡は人口30万ちょいの街で仙台(105万)よりは小さい。なので、私は今まで盛岡にはあまり来ていなかった。

ようするに替え卵スープです  で「そうだ。盛岡をすこしゆっくり見よう」「乳頭からも近い」と思って来ているのですが、いや...特徴がありました。まず麺。にも二つあると分かった。友人の話や、地元のタクシーの運転手さんの話。それは冷麺とじゃじゃ麺。ともにあまり知られていない(と思う)。

 まず「じゃじゃ麺」。私が名前を聞いて思い浮かべたのは中華のジャージャー麺。あの辛い。好きです。スマホに向かって「じゃじゃ麺」と音声入力しても「ジャージャー麺」と出てくる。とにかく「じゃ」の付く麺は「ジャージャー麺」だと私も思っていたし、スマホも世の中もそう(だと思う)。

 しかし仙台には「じゃじゃ麺」がある。食べる前ですが、名前の由来をタクシーの運転手の方に聞いた。そしたら「戦後に中国から帰国した兵士が始めた」と。じゃ、「じゃじゃ麺」は中華の「ジャージャー麺」から来ている(と私は思う)。

 だから味も似ているだろうと本店(店名は白龍=ぱいろん 烏帽子岩のある桜山神社近く)の前に並んだ。長い行列です。やっと店内に入った。入って見ると、出来上がりの形状はやや似ている。刻みきゅうりがあって。

 しかし違うのは、「じゃじゃ麺」は自分で調味料を組み合わせ、加減して食べる。ラー油をたらしたり、辛み味噌を使ったり。それに麺がうどんです。この辺に工夫が見られる。

やさしいおばちゃんが一杯  味は調味次第で、私は辛目にした。美味しかった。それよりもジャージャー麺と違うのは後段です。店には生卵が一杯置いてある。なぜか。麺を食べ終えた後、そこに卵を割って落とす。それをかき混ぜる。

 それからが面白い。それをカウンター越しに店の人に「お願いします」と渡す。そうすると、そこに麺をゆでた湯を注いでくれる。つまり一種のうどん湯卵スープになる。それを「ちいたんたん」という。50円。

 「ちいたんたん」とはどこから、と。「たん」なので「湯」だろうと思ったら、鶏蛋湯(チータンタン)からと。これは面白い。だって例えばラーメンでも麺の「替え玉」は普通だが、ここは違う。一種の「スープ作り」ですから。店と客の共同作業での。多分寒いから暖かいスープが欲しいのです。

 行ったのは本店ですが、盛岡の唯一のデパートであるカワトクの地下に綺麗な店が出来ていた。新しいらしい。つまり盛岡では非常に人気のある食べ物、ということになる。「じゃじゃ麺」は。いや、美味しかったですよ。

 次に冷麺ですが、これは明日の昼に駅前で食べる予定。ですが、「盛岡」に行くと言ったら、皆さん「冷麺を食べてこい」と。つまり非常に有名で、「じゃじゃ麺」より支持が大きいと言うこと。ラーメン屋も多い。それに「わんこそば」もある。

カワトクの地下一階にも  なので運転手さんに、「盛岡には全国に知れたウリ名がないから、私が”麺都”と名付けましょう」と言ったら、「地元のタクシー会社でそれをウリに使っているところがあるんです」と。あちゃ。でも冷麺とじゃじゃ麺の二つは恐らく大陸と半島から来た、というのが面白い。

 そこから考えると、秋田の「きりたんぽ」のような全国に名前が知られた特徴のある食べ物は盛岡・岩手にはなかった、とも言える。私はそう思う。どうでしょう。でも冷麺は明日食べるので、それから判断します。「わんこそば」は「そば」よりは食べ方に特徴がある。今調べていたらこんなサイトも。

 岩手県の特産と言えば何と言っても南部鉄器ですが、それは盛岡とは限らない。南部藩の有名商品でしょう。なので私としては地元のタクシー会社と共に、「麺都 盛岡」を売り出したいと。

 実際に盛岡は麺の消費量が全国でもかなり多い方だという。運転手さんの話では。絶対量ではなく、人口一人当たりでしょうが。ここまで書いただけで長くなったので、岩手県の「岩」「石」についてはまた。


2017年03月12日(日曜日)

 (09:32)思わぬ形で「3.11」が刻印されました。写真のそれは乳頭温泉郷の「湯めぐり帖」。写真はその裏。同帖で乳頭の7湯を巡ることができる一種の通行手形で、有効期限は1年です。

乳頭温泉郷 湯めぐり帖の裏側  私が今いるのは田沢湖周辺ですから内陸ですが、むろん東北ですから会話の中に「その日」の話は一杯出てきます。宿でも街でも。「ここは揺れたけど、1日ちょっと停電しただけですが、盛岡は2日停電した」とか。その時刻になる直前に乗ったバスの運転手さん。

 しかし東北(特に東)では、それぞれの人が「その時」の思い出をそれぞれにしまい込んでいる様子がうかがえる。やはり衝撃は大きかったのだと思う。昨日はその瞬間に、街のあちこちで大きなサイレンが鳴っていました。午後2時46分。

 その日は私は東京にいたのですが、「何を考えていたのか」と思い出そうと、その時に書いた文書を探したら、ここにありました

 東京にいた人間にとっても、思い出は鮮明です。地震は自然のもので、予測もなかなかできない。また近々東北を訪れたいと思います。 


2017年03月10日(金曜日)

 (14:32)ちょっと驚きですね。8−0の全員一致というスコアに。きわどく6−2で弾劾成立だと思っていたので。「ちょっと傾きすぎでは」と私は思うが、それが韓国という国の特徴かも知れない。

 先日も書きましたが、韓国の憲法裁判所には不服申し立てという制度がない。これで確定です。朴大統領は直ちに罷免され、一般人になる。ということは 刑事訴追の対象になると言うことです。既に韓国検察は彼女に対して「チェ・スンシルと共犯関係」として罪状を列挙している。当然、あまり時間を置かずに刑事訴追ということになるでしょう。

 大統領から一気に刑事被告人に。これまた韓国の特徴ですが、(大統領経験者の)激しい浮沈です。弾劾理由は「朴氏が支援者のチェ・スンシル被告(60)に機密文書を流出させたこと」などを違法行為と認定。その上で「国民の信任を裏切り、憲法守護の観点から容認できない重大な法違反行為と見なければならない」と。

 しかし判決文を読み上げた李貞美(イ・ジョンミ)所長代行が、「大統領の行為は否定的な影響が重大だ。罷免することで得られる憲法守護の利益が圧倒的に大きい」とメリット比較しているのはどうだろう。重要なのは法理だと思うが。

 60日以内に行われる大統領選挙(5月09日が有力視)のポイントは、進歩(革新)系で最大野党「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)前代表(64)が、世論調査通りこのまま独走するのか、それとも今は分裂している保守系が有力な候補を立てられるのか

 現時点の主張をベースにすると、文在寅候補は今の日本を含む北東アジア情勢を大きく悪化させかねない。全体的に北に優しく、例えばケソンの工業団地の再開などを言い出しかねない。核やミサイルを推し進める北朝鮮の重要な資金源になる危険性がある。

 韓国の対日、対米関係も大きく変わる可能性がある。既に進行して始めているTHAAD(終末高高度防衛ミサイル Terminal High Altitude Area Defense missile)の配備に待ったを掛ける危険性もあるし、かなりの確度で「日韓の間の慰安婦に関する合意」の見直しを言い出すだろう。

 私は「文在寅の韓国」は危険だと思う。韓国の選挙情勢の行方は、日本の今後にも大きな影響がある。


2017年03月09日(木曜日)

 (09:32)明日の午前11時ですか。韓国にとっては大きな転換点だな。

 その時間に、憲法裁判所が朴槿恵大統領の弾劾の可否の発表会(?)を開催する。「弾劾は可(弾劾に相当する理由がある)」なら朴大統領は職を直ちに失い、検察の捜査の直接的(制限のない)対象になる。そして韓国は大統領選挙(60日間)に突入する。

 「弾劾に否(不相当)」なら、朴大統領はその瞬間に大統領の職務に復帰するが、既に残り任期1年を切った段階での大統領職復帰。求心力は戻らないと思うし、海外の首脳にしても「この人を相手にしよう」ということにはならない。「やはり早く辞めろ」コールが起こるだろう。

 韓国の憲法裁判所の決定には不服申し立て制度がない。つまり出た瞬間に、それが最終結論になる。日本の裁判でもそうですが、最初に結論を言うのか、それとも論理・法理立てを示した後に、最後に結論を言うのかで、「可否」が分かる時間はずれる。

 反対意見(もしあれば)の開陳もあるかもしれないので、明日の憲法裁判所の言い渡しには相当時間がかかることも予想される。心配されるのは、「弾劾を支持する勢力」と「朴大統領を支持し、弾劾はけしからんと主張する勢力」がともに、「意に反する結論が出たらそれには従わずに、反対運動を続ける」と言っている点。

 つまり憲法裁判所の判断判明の時点から、実は韓国の分断が始まるとも考えられる。大統領選挙でも与野党入り乱れての分断だし、朴大統領が職に復帰してもまたまたのキャンドルデモでしょう。

 「南」はそういう状況ですが、この2〜3日で「北」に関しても興味深い情報が。それは「北朝鮮、化学兵器を配備」 脱北の元駐英公使テ・ヨンホ氏です。この人は、昨夏に韓国に亡命した北朝鮮の元駐英公使。「金正恩は”核”さえあれば韓国やアメリカは北朝鮮を攻撃できないと信じている。だから北は核を絶対に放棄しない」というのは予想通りの発言。

 もっとも「”核”さえあれば」というのは、ちょっと勘違いでしょう。「体制を転換しなければ今の危機は終わらない」という彼の意見には、私は賛成だ。だから安保理決議を何回聞いても「解決にはほど遠いな」と思う。

 心配になるのは、「北朝鮮は化学兵器を展開している」という彼の証言。「北朝鮮は韓国との休戦ライン(南北軍事境界線)一帯に1千余りの長距離砲を配置している」「北朝鮮では家庭や職場まで生物・化学兵器戦に備えた装備や解毒剤を持っている」と。

 彼はまた最近出所不明のビデオが出てきたキム・ハンソル(金正男の息子のハンソル)に関して、「金正恩(キム・ジョンウン、委員長)の立場からすると消えるべき存在だ」と述べている。

 彼が登場するビデオは、今でもユーチューブにアップ状態ですが、彼を支援している国などは不明。でもこのビデオでちょっと気になるのは、「父親は数日前に殺された」と言っている割には感情が全く表に出ていない点かな。

 それにしても、彼はまだマカオにいるんでしょうが、外にも出られない不自由な生活でしょうね。


2017年03月08日(水曜日)

 (21:32)今日は時間があるのでWBCの試合をTBSで見ていますが、少し前に中田がHRを打って一点リードしたところ。しかし昨日思ったのは、「ユーチューブはスポーツ好きにとって本当にお友達」だということ。

 テレビ(TBS以外のチャンネル)が絵を流さないので、「それでも」と思ってユーチューブを昨日の夜に文章を書いた後で見たら、肝心な場面の絵は全部あった。画面は小さいし、見づらい面はあるのですが、「何があったのか」「選手がどう動いたのか」は全部分かる。十分十分。今日も勝って欲しい。

 ところで今週ある集まりで街の不動産屋さんと話していたら、「モノを売る商売の苦境」といった話になりました。不動産業界から見ても、「今の借り手は体に手を入れる商売(マッサージなど)とか病院とか」「そういうところからの話が多い」という話をしていた。

 「やっぱりモノはネットで買っている人が増えているように思えます」とその人。それが百貨店の商売に打撃になり、そして街で小規模にモノを売っている店の閑散に繋がっている。

 一方でそれが宅急便の「繁忙貧乏」と「人手不足」を生んでいる。今起きている事は、当たり前ですが繋がっている。ヤマトがそうなら佐川もそうでしょうし、今日は日本郵便の値上げの話も出ている。

 むろんこのままネットの「モノ売り」が伸び続けるわけではない。しかしより有力な「モノ売りのチャネル」にネットがなっていくことは間違いない。ビジネスの形は変わるわけで、各企業も無論それに対応していかないと、「ふっと気づいたら足下が...」ということになりかねない。

 あらら、筒GOO、いや筒香が2ラン。いいね。


2017年03月07日(火曜日)

 (23:32)日本がキューバに勝った......と各局がWBCの結果を伝えているのですが、試合の絵を各局使えていませんね。NHKとかフジ。その二つを見ても、試合の実ビデオは出てこない。その前の練習の絵をフジは使っていた。不思議だ。

 普通は20秒とか30秒の時間制限付きでも映像があるのですが、今夜の試合はTBSだけが映像放映権を持っていると言うことでしょうか。それともWBC管理 ? たまたま所用で見れなかったら「映像がない....見れない...」という状況に。ま、勝ったから良いが、しかし絵は見たい。

 野球と言えば今「神は背番号に宿る」(新潮社)という本を読み始めています。なかなか面白い。ただの数字なのに、そこには「神」が宿ってしまって、その番号を他の選手は使えなくなってしまう。永久欠番もあるし、心理的にも。

 もっとも私は、例えばアメリカでヤンキースが勝てなくなった一つの原因は「永久欠番が多すぎること」にあるのではないか、と実は思っているのです。欠番になったら、以降の選手はそこを越えられなくなってしまう。心理的にあまり良くない、と。

 永久欠番が多いと言うことはそれだけ伝統があると言うことですが、しばしば「伝統」は「重荷」になる。最近のアメリカを見ていると、永久欠番の少ないチームが優勝しているような。ただの印象ですが。  今たまたまウォール・ストリート・ジャーナルを読んでいたら、「Islamic State Targeted Saudi Royals in Malaysia」とある。中味を読むと「サウジ王室を狙ったテロの企み」がマレーシアであったようで。

 マレーシアと言えば今は北朝鮮との関係悪化がポイントですが、「その他にもテロの試みもあったのか」ということになる。日本ではあまり報じられていない。二年くらい前ですか。航空機の行方不明事件もあった。いろいろな舞台なんだ、マレーシアは。


2017年03月06日(月曜日)

 (23:32)歩いていてふと右上を見たら、見慣れない店が....。「AKOMEYA TOKYO」と。知らんな....と思って中に入ったら結構面白い。「お米」とその関連商品が。それにしても「AKOMEYA」とは変な名前だ.....と。

 いえね、今日の午後新宿の東口にいたときに、高島屋さんでしか買えないものを思い出して歩いたのです。あの南口へのガード下を。バスタが出来た関係もあって、新しいビルが出来ている。「じゃビルの中を歩こう」と思って歩いていたら出てきたのがこの「AKOMEYA」という名前の店。

銀座にも店があるそうな  チラ見した後、一旦切り上げて高島屋で買い物をし、戻りにもう一度寄った。その際に店員の方に「ひょっとしてこの名前は”米屋”から来ている」と聞いたら、「そうです」と。「A」を付けたのはしゃれ ?

 いえね、お米そのものも売っているし、お米を使ったであろう菓子類から、各種のお米副産品、それにお茶碗まで。炊飯器もあったかな。面白い作りになっている。「ここの他は銀座しかなくて....」と。そうなんだ。

 家に帰って「AKOMEYA TOKYO」なる店の新宿店は3月1日開店と分かった。そりゃ私が知らないのは無理もない。ところで銀座はどこにあるのか。地図だと交通会館の裏手かな ? 今日は何も買いませんでしたが、そのうち何か買ってみよう......

 さて一方、走っていてふと右の車を見たら FIT EVと大書。そんなのあった....」と。少なくとも私が知っている、そしてレンタカーなどで借りたことのあるFITはEVではなかった。多分四谷2丁目の交差点付近だと思う。写真のよう大書された車が信号停止。「FITのAV」なんて「聞いてないな....大書してあると言うことは、そもそも珍しい......」。

最初ビックリ  それはFBにアップしたら直ぐに伊藤さんが「ホンダのサイトによると、法人および官公庁向けに2016/3まで製造されていたとか」と教えてくれた。私もサイトを見て確認。官公庁向けじゃホンダさんも宣伝しなかったわけだ、と思いました。

 それにしてもホンダさんは官公庁向けが好きですね。今のホンダの水素自動車もほぼ全量「官公庁向け」ですから。芝公園でたまに遭遇する。EVがあるのに何でやめてしまうのか。スズキも軍門にくだって、さてホンダはどうする ?

 最近、お店関係の移動が激しい。赤坂の有名な料亭の「口悦」が今月いっぱいで店じまい。そう言えば赤坂では「小布施町」の出店も静かに消えてしまった。蕎麦も良かったが、ケーキが良かったのに。

 と思っていたら今日は、伊勢丹のトップが交代だとの報道。日経や朝日が。正式発表はない。婦人服が不振なんでしょうね。でも思うに伊勢丹の婦人服はちょっとプライスレンジが上がりすぎた、と思う。あれじゃ若い人達が買えない。

 次々に閉める店がほぼ「三越系」なのも、社内での軋轢の原因かも。毎年需要は今後3%は減少すると言われる中での百貨店経営。「AKOMEYA」のようなテーマショップも増えているし、ネットの品揃えは無限です。デパートは難しい時代。


2017年03月05日(日曜日)

 (12:32)習近平の側近に周囲を固められ、経済政策の主導権も失った李克強首相がどのような演説をしたのか気にしていたのですが、今現在では彼が掲げた数字関連の報道が先行して次々に出てきている。

 彼が今年の経済成長率目標に挙げたのは「6.5%前後」という数字。去年の目標は「6.5%〜7.0%」だったので「引き下げ」と言っても過言ではない。しかし彼は「growth below 6.5% would be a disappointment, calling on the nation to “pursue better results」と言っているので、「前後」と言っても「6.5%死守」というスタンスなのでしょう。

 知りたいのは李克強が演説でどのような様子だったのかとか、彼が演説を終えて席に帰ってきたときに臨席にいる習近平がどのような迎え方をしたのかですが、それらの点に関しては依然として情報がない。

 秋に向けた人事異動は、今後の中国がどのような方向に向かうのかを占う上で非常に重要。今回の会議でも習近平の席の周辺は綿密なセキュリティーチェックが繰り返されたそうだ。

 彼は腐敗撲滅を掲げてかなりの数の幹部を失脚させてきた。敵も多い。それらの敵の存在故に表舞台で恥をかかされたり、何かしら事件が起きたらという懸念があるのでしょう。盤石そうに見えて、無理している分だけ習近平体制は綻び出すと早いかも知れない。

 当然ながら「6.5%成長」という目標自体が高い。他の先進国に比べれば。しかし実際の中国経済の姿はいっぺんの数字だけでは分からない。先日「爆走風塵 中国・激変するトラック業界」という番組を見たが、面白かった。

 発表された数字とは別に、中国経済の激動は今後も続くのだと思う。数字の影では浮かぶ産業、沈む産業、その中で苦悩する国民の姿がある。


2017年03月04日(土曜日)

 (08:32)イエレン議長のシカゴでの講演は今朝起きてから読みましたが、最近ではもっとも良くまとまった講演で、一気だったな。FRBのHRに全文がありますが、何と言ってもポイントは次の部分でしょう。

 「Indeed, at our meeting later this month, the Committee will evaluate whether employment and inflation are continuing to evolve in line with our expectations, in which case a further adjustment of the federal funds rate would likely be appropriate.」

 つまりこれは「3月14と15日の次回FOMCで利上げを検討する」と言っているが、ほぼ「利上げする」と言っているに等しい。「likely be appropriate」と。彼女以外のFRBの高官達のほとんども、「利上げが fairly soon」であるとこれまで数日間に言ってきた。大勢は決まった、という状況。

 唯一の不確定要素は10日発表の米2月の雇用統計が「米経済の変調」を強く指し示すような弱い統計にならないかどうかですが、多分12万5000人(非農業部門就業者数の伸び)を上回れば問題なく利上げになる。

 議長の講演は「リーマンショックからほぼ10年が過ぎて、その間のFRBの政策を振り返る」という発想の下に行われている。無論この10年の中では、当初は緩和措置の深化・進化があり、曲がり角だったのは2014年というのが議長の判断。

 その年から「最大限の雇用確保」「物価のプラスでの安定=2%前後」という二つのFRBの目的から見て「Adding Accommodation to Scaling It Back」に金融政策を変えることを検討し、そして熟慮した。

 そしてFRBは2015年と2016年に各一度の利上げを行った。しかし今後についてイエレン議長は「 the process of scaling back accommodation likely will not be as slow as it was in 2015 and 2016.」と述べる。つまり利上げを含む「scaling back」のペースを上げる、と言っているのだ。年2〜3回。だったら3月は2017年の初回としていい時期だ。

 なぜ12万5000人という半端な数字を持ち出したかというと、彼女の発言の中に「With the actual value of the real federal funds rate currently near minus 1 percent, a near-zero estimate of the neutral real rate means that the stance of monetary policy remains moderately accommodative, an assessment that is consistent with the fact that employment has been growing at a pace--around 180,000 net new jobs per month--that is notably above the level estimated to be consistent with the longer-run trend in labor force growth--between 75,000 and 125,000 per month.5 」という一文があるため。

 あと面白いのは、3月からFRBは新しい一群のチャートを公表するらしい。イエレン議長の講演録のあとにアップされているこの文章で。公表された数字をベースにすると昨年9月分は「こうなる」とPDFが添付されている。

 それを見るとこのチャートは「Median projection and confidence interval based on historical forecast errors」となっている。つまり「中間値(1本線で表示)と、歴史的予測エラーをベースとしたconfidence interval」ということになる。

 では「confidence interval」とは何か。日本語で「信頼区間」と翻訳されることが多い。標本調査に際して「ある範囲の中に母平均があると推測する。その範囲」を指すことが多い。言ってみれば「まず信頼できるレンジ」ということか。

 確かに今まではFRBの発表するチャートにはなかった。この標本PDFを見ると、「GDPの伸び」「予測を巡るFOMC参加者が認識する不確定さとリスクの幅」「失業率」「PCEインフレ」「FF金利の先行き見通し」などなどに関して同種のチャートがあって面白い。

 このPDFに載っているのはあくまでサンプルで、本物は3月のFOMCから公表されるという。


2017年03月02日(木曜日)

 (07:32)おやおや、高値からは反落したのですね。ウォール・ストリート・ジャーナルでダウのレンジを見ると「20957.29 〜21169.11」となっている。高寄りしてこのレンジ。引けは21115.55ドルだから、高値は50ドルほど上。

 しかし引けでも上げ幅は303.31ドルでパーセントにして 1.46%だから大きい。その主要要因は28日のトランプ演説。依然として具体策に欠けるものの、

 「法人税率を引き下げ、中間層に向けに大規模な減税を実施する」
 「1兆ドルのインフラ投資を議会に求める」

 との姿勢を鮮明にした。その他、「一つの新しい規制を導入したら、古い規制二つの撤廃を行う」という姿勢を改めて強調、「より自由な経済活動」を強く支持した。これはマーケットは歓迎でしょう。

 さらにこの議会演説でトランプ大統領は、今まで主張した厳しい移民政策の“一大方針転換”も示唆した。注意深く聞くとそれが分かる。米紙などの一部が事前に報道していた通りだった。

 それは世界各国で広く採用されている「能力のある移民には来て貰える制度」の示唆だ。これは今までの「移民は基本的に拒否」という姿勢からは大転換だし、IT業界を初めとしたアメリカの産業界の意向にも沿うものだ。

 よく知られているが、アメリカ経済は「優秀な移民」「働ける移民」なしには稼働しない。その意味で今までのトランプ政権の反移民姿勢はむしろマーケットにとって懸念材料だった。

 しかしどうやらトランプ政権は「国内に滞在する不法移民に対し就労を合法化し、納税を義務付ける包括的な移民制度改革法の制定を検討している」(CNNなどが報道)ようだ。

 あとトランプの演説のトーンかな。昨日も書いたが、随分と角が取れたような雰囲気もあった。この「ムード」がマーケットを安心させたのだと思う。兎に角発射台が低かったので、マーケットを容易に安心させることが出来た、ということだろう。

 面白いニュースが昨日あった。『米で「ユーチューブTV」』 と。米グーグルが、米国で地上波などのテレビ番組をインターネットで配信する有料サービス「ユーチューブTV」を始めるらしい。

 中味は月額35ドル(約3900円)で40チャンネル以上の番組をスマートフォン(スマホ)やタブレットなど端末を問わずに視聴できる、という。私を含めて毎月10億人以上が利用するユーチューブの参入。競争が激しくなるのは歓迎だ。

 1契約で最大6人が同時に利用でき、グーグルの巨大なクラウドを活用した容量無制限の録画機能も付くらしい。しかし問題は「米国以外での展開は未定」という点。

 40チャンネルとはどこか。ABC、CBS、NBC、FOXの4大ネットワークのほか、スポーツのESPN、ドラマのUSAネットワークなどの専門チャンネルなどらしい。スポーツのESPNが入っているのは嬉しい。

 他の「土管」はどうするんでしょうね。先日もある会合で「電波を使った放送なんて、将来はなくなるんでは」という話になった。もう土管は各種。我々の選択次第の展開。その時代に放送は4Kだとか8Kだと。許認可の世界に安住できると思ったら大きな間違いでしょう。

 でも「土管」が充実・多様化しても、要はコンテンツ次第。Jリーグを持って行かれるようでは日本も危険だな。


2017年03月01日(水曜日)

 (22:32)トランプ大統領は一体何を議会で喋ったのか、と思って録画しておいた演説を夜にビデオで見ました。昼間見れなかったので。面白かったのは民主党議員の動きかな。

 共和党の議員達と一緒に立つときがたまにあるかと思うと、別個にパラパラと立つとき、そして全員がじっと座っているとき(これが多かった)。はてまた立たずに拍手だけするときと。あれを見ると「アメリカはまだ分断状態」と思える。テレビもそれをおもしろがって角度を変えて写していた。

 しかし新大統領は、候補の時、そして大統領になって今までとは明らかに演説のトーンを変えていた。「もう協力しようと........」と一生懸命民主党の議員に呼びかけているように思えた。それは「予算つけてよね」と言っているようにも見える。

  持ち出したのは「建国250年」という概念です。2026年。「あと9年でもう来るんだぞ....」「そのために良いアメリカを作ろう」と説いていた。9年も先にターゲットを置いているので、当然ながら就任演説の時の暗さは演説からはかなり消えた。それが彼の演説に新鮮味をもたらしていた。

 「過去のトランプ演説」(ダークな印象が強い)と比較すると目立ったこの「新鮮味」故に、アメリカのマスコミは「彼の演説の中で今まで一番良かった」などという評価を出しているところもある。確かにトーンとか姿勢には新鮮味があった。しかし中味、内容には新鮮味はなかった。新たな政策の発表もなし。

 場中にトランプ演説を聴いた東京の株式市場は、「無難に終わったこと」を好感して270円以上上がった。面白かったのはBBCの解説かな。「驚くべき事に、驚くことがなかった」と。眉をひそめることも言わなかったし、軽口を叩かなかった。そういう意味ではトランプ的でない演説だった。

 公約した分はきっちりと中味に入れていた。しかし全体的には「details」には入らず。相変わらず「大枠の大枠」的な演説で、聞いていてちょっと退屈した。中国には言及しなかったし、あまりにもスタンディングでの拍手が多くて、「もっと早く喋ってよ」と私などは思った。

 一時間以上喋ったようだが、スタンディング拍手がなかったら多分40分で終わっていた。全体的に見えてきたのは、「案外常識人の側面を持つ人物なのかも知れない」ということだ。

 今回の演説はホワイトハウス補佐官のスティーブン・ミラーが起案。それにトランプを始め色々な人が手を入れた。そういう意味では「トランプの本音」というよりは、今のホワイトハウスが議会民主党や国民に送ったメッセージと言える。

 今日のニューヨークの株がどうなるか知りません。規制緩和、インフラ投資、減税にもれなく触れたので、改めて「今後に期待」となるかもしれない。しかしトランプ政権の政策が全体像として機能するかどうかは、依然としてまだ分からない状態と言える。


2017年03月01日(水曜日)

 (16:32)面白い人と仕事。しかも場所は六本木の隠れ家的日本レストランで。かつそこのカウンターでのロケ。

 お相手はハリー杉山というタレントの方。でも少し話をしたら、お父様がニューヨーク・タイムズ支局長だったヘンリー・スコット・ストークスさんだと分かった。「面影があるな」と思いました。私はもちろん本人にお会いしたことはない。しかしメディアの世界では有名な方ですから。特に三島由紀夫さんとの交流は知られている。

なかなかの好青年でした  お父様はイギリス人。オックスフォードを出てFTに入った。初代のFT東京支局長。その後タイムズの支局長をした後にアメリカの新聞であるNYタイムズの支局長をされた。彼は日本人の女性と結婚し、その一人っ子が「ハリー杉山」ということだと分かった。最初NYタイムズの支局長=アメリカ人という頭があったので繋がらなかった。

 なかなか探究心旺盛な、面白い人物です。会ったときは25〜26に見えたが、現在32才だそうな。独身。日本で生まれて10才過ぎまで日本に。しかしその後は18才までイギリスで過ごし、その後に日本に戻ってきた。来た時には日本語を忘れていた、と。

 北京の師範学校の一般コースにも一年いたらしい。フランス語も少し出来ると。多彩です。「今とっても仕事に真剣です」と。遅い子で、お父様は既に80才。といった環境もあり、「日本での仕事に一生懸命」と。昨日は松嶋菜々子さんと映画ロケだったらしい。

 父親と本人は関係ないが、各国での経験を考えると報道番組に出始めているのも頷けるが、実は私は今まで彼が番組に出ているのをあまり見ていない。4月からはNHKの夕方の番組が決まっていると言っていた。彼にも悩みがあるそうで、「北朝鮮問題とか、歴史が弱いので今まであまり言えなかったんですよ.......」と。

 去年私が出した「情報の強者」も買って、一部ながら読んでくれたそうです。なかなか勉強熱心ですよね。

 ところで何のロケかというと、今月の24日の夜10時くらいにフジテレビで「日本 どうでしょう」的なタイトルの番組があり、その中で「世界にないものとしての、日本の料理カウンター」が取り上げられるそうなのです。

 私が「カウンターから日本が見える」を書いたのはほぼ10年前ですが、料理カウンターの番組を作るに当たってリサーチしていたら「私の本が当たった」ということらしく、取材を受けた。そして今日ロケが行われた、というわけ。

 あんな狭いところでのロケは初めてでしたが、なかなか面白かった。どんな番組になるのか知りませんが、ちょっと楽しみ。


2017年02月28日(火曜日)

 (23:32)日本のテレビは一生懸命に「北がらみの事件」を報道。しかし私は今後2週間とその先の韓国の方が心配だな。何が起きるか。

 今夜韓国の検察は逮捕していたサムスン電子の李在鎔(イ・ジェヨン)副会長を起訴した。前回は逮捕状の請求さえ裁判所に却下されていたのだが、今回は「逮捕」からさらに「起訴」にまでこぎ着けた。執念を感じる。

 スペインで行われているモバイル器機の世界的な展示会でも、サムスンはこれといった新製品も発表せず「安全性の訴え」を中心にした展示内容だったそうな。やはり「7」のバッテリー問題は大きかった。加えての事実上トップの逮捕・起訴と、それに関連した不在。韓国経済の司令塔の機能不全。

 もっと心配なのは韓国の政治です。今朝の朝鮮日報は強烈だった。FBにはこの記事を紹介したのですが、おどろおどろしい文章が並ぶ。例えば、『弾劾反対を訴えるいわゆる「太極旗集会」では「弾劾が成立すればアスファルトに血が流れ、予想もできない悲劇が起こるだろう」など過激な発言が相次いだ』とこの新聞には書いてある。

 その一方の弾劾派は、『(弾劾が)棄却されれば革命」などと主張』しているらしい。ほとんど全ての野党指導者は弾劾成立を当然視し、もし弾劾が否定されたら「その憲法裁判断を覆す」と主張する指導者もいるという。

 朝鮮日報は「彼らは権力欲によって完全に理性を失い、自分が恥ずべき行動を取っていることさえ理解できなくなったようだ」と野党指導者を批判。しかし選挙が接近する中で、こうした指摘に聞く耳を持つ野党指導者や、憲法裁判者の判断を冷静に待とうという雰囲気は韓国にはないようだ。

 「法治国家」の概念から外れていると言うことでしょう。「韓国には国民情緒法がある」と言われる所以だ。憲法裁が弾劾を否定するなら、判事に危害を加えるという脅しまでネットには出回っているという。

 問題なのは「憲法裁判断がどっちに転んでも、負けた側が動き出す」という点。納得しない。さらに、弾劾になったら直ぐに大統領選挙に突入。そうでなかった場合でも、朴槿恵大統領が盧武鉉のように何も無かったかのように戻れるかというとそうはいかない」と思われる点だ。またろうそく、いやキャンドル集会の連発? どっちにしろ混乱する。

 多分その結果が分かる、つまり憲法裁の判断が下るのは3月13日前後です。あと2週間しかない。その中でロッテはTHAAD用の敷地(ゴルフ場 テレビを見ていたらSKY HILLとかいう名前だった)の政府への引き渡しに同意したという。中国はカンカンに怒るでしょう。

 今は日本のテレビは金正男暗殺のニュースにかかりきり。NHKなどずっと一本目ですからね。驚き。もうすぐ今度は韓国のニュースで一杯にまたなる。もう半島のニュースは飽きたという感じだが、そうはいってもまだ続かざるをえない。迷惑な話だ。


2017年02月26日(日曜日)

 (17:32)「湯沢」(新潟県)と聞き間違い易い「野沢」(長野県)ですが、個性は半端なく強い。スキー場は特に上の方が素晴らしいし、恐らく半径100キロ以内では最も「国際的な村」です。国際化は中途半端なく進展。しかし人口3000人の「日本の村」の要素はまだ強い。加えて外湯巡りの城崎(きのさき 兵庫県の日本海側)ファクターあり。

野沢ではどこにも道祖神が 道祖神祭もある  野沢の中心には人がぞろぞろ歩く狭いが、商店が並んでいる通りがある。そこを歩いている人の顔を見ると3割ほどがコーカシアン(かなりの割合でオーストラリア人)で、それに加えて中国語圏の人も。スキーのインストラクターが「よく分からないが冬は4割ほどの外国人比率になるのでは」と言っていた。

 あまり大きなホテルはなく(街が坂道で道路も狭い)、中型、小型のホテル、それに民宿の集合体にいろいろな人が宿をとって泊まっている。それらの人々はかなりの部分、夕食をホテル、民宿で食べるのではなくて、外で目当ての店(各種揃っている)があって出歩く。そして食事をする。

我々が着いた日に競技を行っていました  おやきなどの立ち食い屋も多いので、「大勢の人が道をぞろぞろ」ということになる。特異な景観です。日本の昔の村の風情があって、しかし歩いている人は非常にインテルナショナル。土曜日の夜など宿で朝3時過ぎに一度目を覚ましたら、窓の外の道を英語圏の連中が大きな声で歩いているのが聞こえた。きっと遅くまで飲んだ帰り道なのです。

 たまたま新幹線の隣の席に座った「アイルランドから来た」という人と話をしていたら、同じ飯山で降りるという。「じゃ」と言って分かれて(交通機関が違った)、翌朝の朝食の際に野沢のホテルで顔合わせ。「ありゃ、宿まで一緒だったんだ」と。二人でビックリ仰天。面白かった。水曜日まで居るそうな。

 気象環境によって違うと思いますが、つい最近行った蔵王とは雪質がかなり違うと思いました。蔵王の雪はキュッキュッするのですが、野沢の雪は特に上の方ではさらさら。この雪質がオーストラリアの人々を引きつけているという。いやヨーロッパからの人々も。

 野沢には「城崎ファクター」がある。それは外湯歩き。城崎は確か7湯だったと思ったが(私は一つだけ残してあります)、野沢の外湯マップでも明らかですが、野沢には外湯が13ある。しかし同じ外湯でも湯質はそれぞれ違っていて、しかしタイプは総じて素朴です。大部分は湯船とその反対側に着替えスペース。つまり着替えの人を横目で視界に入れながら湯に入るのです。

人が少ないときに撮った野沢の中央通り 城崎もそうですが、湯はそれぞれで微妙に違う。結構楽しい。そしてすべて料金レスです。「お気持ち」を入れる箱があるだけ。城崎は着替えスペースと湯船が分離していますが、多分昔は野沢的だったのでは、と思いました。その意味では野沢は、昔ながらの外湯巡りです。

今回も凄い眺望良しでした。天候に恵まれた今年のスキー  野沢と言えば「道祖神」かな。街角にもホテルや民宿の玄関にも、どこにでもある。それは見事にそうです。きっと深い所縁があるのだと思います。このサイト等を見ると、それが分かる。

 日本三大火祭りというサイトもあって、「夏は閑散とした野沢」(タクシー運転手)ということですが、その祭は見て見たいな、と思いました。

 それだけ冬は賑わっているのに、野沢の人口は過去の4000人から今は3000人程度に減ったらしい。私たちが降りた飯山の人口など過去の4万人から最近は2万強になったそうな。

 そういう意味では、華やかで国際化の色彩が強い野沢だが、日本の地方都市、村の問題をそのまま抱えていると言える。まあでも、今回も本当に天気が良くて、スキー場の上からは周辺の山々が非常に鮮明に見えた。うーん、野沢にはまた来たい。


2017年02月25日(土曜日)

 (06:32)あらら、直前まで下がっていたと思ったら、ニューヨークの株は金曜日の引けではまたまた3指数揃っての上げですか。ダウ指数はこれで11連騰。もうこれは「トランプ・ファクター」以上に資金の大きな流れ、「ローテーション」があるとしか思えませんね。

 押し目は確実に買われている。その辺に関しては過去何回かのこのサイトに書いてありますから、興味のある方はお読み下さい。

 今朝の面白いニュースは、『公道を走る「マリカー」、ついに任天堂から訴えられる…著作権侵害など』かな。任天堂(京都市)が昨日、公道カートのレンタル会社「株式会社マリカー」が、マリオなどのキャラクターの衣装を貸し出したうえで、その画像を許諾なしに宣伝・営業に利用し、著作権などを侵害しているとして、損害賠償1000万円(一部請求)を求めて東京地裁に提訴した、と。

 衣装と画像ね。1000万ですか。一部請求ってどういうこと ? それにしても控え目ですね。東京以外の都市であのサービスをやっているのかどうか知りませんが、兎に角都内ではあちこちで見ます。特に多いのは六本木周辺、東京タワー周辺、浅草など。有名ポイント。日本人も外人も嬉しそうに乗っている。

 ひょっとして双方に利益のある宣伝 ?いや知りませんよ。「マリカー」という名前そのものがあれを想像しますから、結果的に、ともに有名になる。裁判所がどう判断するか。


2017年02月24日(金曜日)

 (00:32)グーグルの検索サイトの上の図(動画)は面白いものが多いのですが、今は「地球に似た星が40光年の距離に一挙に七つも見つかった」というNASAの発表を受けたもの。

 ちらっと見ただけだが、望遠鏡の中に地球に似た星が次々と七つ出てきて、その内の一つがこちらに手を振っている。笑える。なかなかタイムリーな、ユーモア溢れる感度をしている。誰が書いているんだろう..........?

 確かに面白いニュースで、「地球外生物の発見」の可能性に関してNASAは「if」ではなく「when」だと言っていた。興味深い。その内三つには水が凍らない状態で存在する星だという。恒星との距離で。

 水は重要です。人間の体も、そのほとんどは水。だからやはり水が第一条件でしょう。生物の存在を考える上では。さらに生物が生存するためには、酸素が入った空気とかいろいろな条件が揃うことが必要です。

 行ってみたい気もするが、いざ遭遇となるといろいろ考えますね。「人間にとって未知の菌」がいるのではないか、とか。だって菌類は恐ろしい。昔スペイン兵に滅ばされたアンデスやマヤの子孫達は、ほとんどスペイン人が持ち込んだ菌でやられたようなものですから。

 そういう意味では「夢」はあるが、同時に「リスク」もある話です。NASAも「重大発表」を繰り返すようになって、ちょっと焦っているのかな........と。ところでトランプ政権の宇宙政策は...........?


2017年02月23日(木曜日)

 (10:32)今読売新聞のサイトを見たら「北朝鮮の金正男氏殺害事件に絡み、ロイター通信は23日、マレーシア政府が北朝鮮のカン・チョル駐マレーシア大使の国外退去処分を検討していると報じた」と。遂に北朝鮮は今まで良かった東南アジアの国々との関係も緊迫させているようだ。

 と思ったらさっきのNHKのニュースは北朝鮮の国営メディアの報道として、『「周辺国が、制裁を口実にわれわれとの貿易を遮断する措置をとった」と伝え、名指しは避けながらも、北朝鮮からの石炭輸入を今年いっぱい停止すると発表した中国を非難して、核・ミサイル開発を継続する姿勢を改めて強調しました』と伝えた。

 NHKのニュースによると同メディア(朝鮮中央通信)さらに、「「いくらかの金を絶ったからといってわれわれが核兵器や大陸間弾道ミサイルを作れないと思うのは幼稚極まりない」として中国を揶揄したという。「幼稚極まりない」とは中国は腹を立てるでしょう。

 北朝鮮との関係で言うと、東南アジアでは今までマレーシアと同様に関係の良かったインドネシアとの関係も悪化している。そりゃそうでしょう。あのようにインドネシアの女性を金正男殺害に使ったりしたら、その国との関係は悪くなる。

 我々日本人には意外だが、北朝鮮は結構今まで多くの国と外交的には友好関係を保ってきた。中国ともそうだし、東南アジアのマレーシアやインドネシアとは「世界の第三勢力」という括りの中で。

 しかし今回の事件で北朝鮮は一層「孤立化」に向かう階段を上がった。数段一挙にという感じ。ということは、北朝鮮が今まで以上に「核」に依存した政策をとると言うことです。だって他の手段では反撃に出られない。

 ということはアメリカの出番なのですが、トランプ政権はまだ本格稼働していないし、個々の問題を括る政策の全体像を作り上げることが出来ないでいる。右往左往という感じです。トランプ大統領の閣僚達は、親分が作った問題を解決するために奔走している印象。

 NATOの会議に行ったのもペンスだし、メキシコにはティラーソンとケリーが行く。ということは残念だが北朝鮮の先手が続くと言うことだが、問題は「では何を」です。多分それはミサイルでしょう。核そのものはアメリカにとって脅威では無い。

 しかし運搬手段を北が持つことは脅威です。窮鼠なので何をするか分からない。それは日本の方が深刻です。北朝鮮の「孤立化」は当然だが、その先は北朝鮮にとっても、世界にとっても危険に見える。


2017年02月22日(水曜日)

 (10:32)いよいよ今度の日曜日がTOKYO MARATHON 2017ですか。トライはしていたのです。前回の出場者には「今年はどうしますか」と前もって連絡が来て、それなりきのチャンスがある。しかし全部外れました。だから、今年は観戦です。

 「2年連続して同じ事をするのも」という気分があったので、今年はそれ以上の努力をしなかったのですが、東京駅がエンディングというのは魅力がある。東京駅の丸の内口の皇居サイドにある大きな広場がゴール。行幸通りの一部。

 丸の内口の駅前は無理です。まだ工事中ですから。天気はどうなんだ....と見ると晴れのマーク。結構暑いかも知れないですね。ピーカンの晴れなら。

 私も去年は朝寒いのでちょっと一枚多く着て出た。しかし10キロ過ぎくらいからどうしようもなく暑くなって、高輪の知り合いの店でトイレを借りて、おまけに着替えて一枚置いてまた走り出した。うーん、あれで結構その5キロは時間がかかった。

 本当にきついのは30キロを過ぎてからです。それまで10キロ、20キロは問題無い、と確信してきたのですが、30キロから先は「未知との遭遇」。結局「足切りには遭遇しない」と分かった段階で大幅にスローダウンしてしまった。

 でも「完走した」という事実がのちのちの自信に繋がった。去年の記録を見たら2月26日だったのですね。今年も同じ。同じカレンダーですから。

 参加する人には怪我のないように適度に頑張って、目的を達して欲しい。私も来年はまた参加に努力しようかな、と思っています。去年は二つ大きな目標を達成した。今年は「これ」というのがないので、夕べは出版社の方々と話をしていたのですが、宮崎県の高千穂地方に行ってみたいな、と思っています。


2017年02月20日(月曜日)

 (14:32)ソフトウエアの書き換え待ちでディーラーのショールームにいますが、担当者と話しているとなかなか面白い。

 一番面白かったのは、「最近は特定の車の故障はメーカーが最初に察知して、私たちに連絡をくれるんですよ。で、私たちがお客様に連絡します.......」と。つまり以前からKOMATSUが自社のパワー機器でおこなっていたこと(その機器がどこにあって、状態を把握...)が乗用車でも日常になった、と。

 つまり路上を走っている車のちょっとしたパーツの問題とか、機器故障などはまず車のコンピューターが感知し、それを車が電話回線でメーカーに連絡。メーカーがその感知を認識・分析して、それを当該ディーラーに連絡。そしてお客さんに連絡が来ると。

 以前は当然車に乗っている人、つまり我々運転者が最初に車の異常を感知した。それから修復の為に車をディーラーに持ち込んだり、修理工場に出したり。しかし今はかなりの車が「自己察知→メーカー連絡」のパターンになりつつあるらしい。

 むろん、いろいろな問題がある。例えば「中古車はどうだろう」とか。購入ディーラーを経由しないで車を中古市場に出せば、持ち主が不明になる。その場合はトレースできるのか、以前の持ち主に連絡が行ってしまうのか、とか。

 そのうち、ケイタイの不具合も我々よりメーカーが先に察知する可能性がある。例えば「あなたのスマホの充電口は風呂の湯で錆が来ていますよ」とか。ありがたい一方で、迷惑でもある。

 MIRAIの走行距離に関しては、「どうにかしてよ」と私。そりゃあまり理想的な走りをしているのではない、と分かっていますが、「650と宣伝している以上、もうちょっと走って貰わないと」と。これも私。ディーラーの担当者も、本当にうまく安定して走る人で「500キロ弱」と。

 ところで暇なので待合室でニュースをチェックしていたら「マレーシア政府、正男氏捜査批判の北朝鮮大使を呼び出し」の記事が。当たり前でしょう。他の国で事件を起こしたと見られるのに、辺り構わずの高圧的な態度。

 さすがのマレーシア政府も頭にきているようで、「殺して、自分の国に死体を持ち帰る」ということを許してはいけない、という判断に傾きかけているように見える。しかしマレーシアに残しておいても...という問題はある。

 思った通り、金正男の長男には暗殺のリスクがあると中国政府が警告。父親にもしていたらしいが、彼はマレーシアで事件にあった。だから息子はロンドン留学の計画があったらしいが、取りやめてマカオに居るという。

 今の体制が崩れない限り、北京にいる正妻の子供共々、彼は常に命を狙われる。悲惨な事だと思う。


2017年02月20日(月曜日)

 (11:32)先週の金曜日だかにトヨタのディーラーから電話がかかってきて、「リコールかかってますので、近いうちに」と。その時は忙しかったので、「じゃ、月曜日に行きます」と適当に返事。

 で今朝「MIRAIのリコールって?」ってネットを見たら【リコール】トヨタ ミライ、FCシステム不具合で走行不能のおそれの記事が。「これか」っていう感じ。おやおや。

 言ってしまったので今日の午後にディーラーにMIRAIを連れて行きます。1時間くらいのソフトウエア書き換えでokらしい。この手のリコールは初めてだな。ソフトの書き換えね。スマホみたい。ははは。何をするのか見ています。

 結構乗っていますよ。街周りに良い。今ゲットして1年半という所ですが、1万キロ弱。今までは不都合は無い。


2017年02月20日(月曜日)

 (05:32)今日でアメリカの新大統領にドナルド・トランプが就任してから一ヶ月。まさに疾風怒濤の一ヶ月でした。でもこれからも続くんでしょうね。彼の発言と混乱は。人に言われて変えるような人ではない。すぐカッとする。多分イバンカでも無理。

 今朝の日経の社会面には、「友人、賛否で絶縁」「米国 波立つ社会」という記事がある。この記事、社会面のトップですからね。それだけ分断のアメリカ社会を取り上げる必要があったと言うことでしょう。普通は日本の社会問題を扱う紙面位置だ。

 しかし分かってきたこともある。それはかなり大統領が独自路線をとっていても、アメリカでは「チェック・アンド・バランス」の機能が働くと言うことが分かったということだ。これはある程度、安心できる。

 中東など7カ国からの入国制限に関する最初の大統領令は、裁判所によって差し止められている。トランプ大統領は今週火曜日にも「グリーンカード保有者は入国可能」な新たな7カ国からの入国規制策を打ち出すと見られる。

 しかしそれでも「アメリカでは裁判所が大統領権限を止められる」ということが改めて示された意味は大きい。これはアメリカの「トランプのやりたい放題」を懸念している人にとっては朗報でしょう。

 フリン大統領補佐官(安全保障担当)の辞任も、「ホワイトハウスでは何でも出来る」と考えていたトランプ大統領にはショック、目障りだろう。一番嫌いなマスコミの追求を受けて、フリンを守り切れなかった。次の「補佐官」の候補には、就任を断られた。

 国防政策や対ロ政策ではマティス国防長官やティラーソン国務長官の声の方がより大きく聞こえる状態になっている。よってトランプ政権の外交政策は、考えられていたよりは伝統的な共和党のそれに近いものに。

 このまま「トランプ外し」が続くかどうかは不明だ。なにせ大統領だ。就任して一ヶ月たった週末に彼が行ったフロリダでの集会は、まるで大統領選挙の最中のような集会だったらしい。ヒラリー・クリントンの名前を連呼。これでは彼女も政界引退出来ない。

 記者会見でも側近や親族を前に並べて、最後には彼等に拍手をさせて終えている。記者から拍手が出ることなど決してない。引き続き騒々しい大統領で、その大統領の言うことが話題に上らないことはないが、そろそろ心理要因的による「トランプ外し」の時期かもしれない。監視は怠らないが。


2017年02月17日(金曜日)

 (05:32)いや、完璧じゃないですよ。「トランプ大統領は4年間もつのかね」と尻上がりの日本語で聞いたら、その翻訳は「President Trump has four years」と何ともそっけない誤訳になった。

 しかしですよ、その他の日常的な話しかけをこのアプリにしたら、実にスムーズに、ほぼ完璧な女性の声で英語の翻訳が返ってきた。打てば響いた。これは使える。これがあれば、その国の言葉が分からなくても会話がある程度出来る。

 グーグルが1月末に発表した「グーグル翻訳」のバージョンアップ。今日試していて、「これは便利」と。追加されたのは三つの機能です。

  1. オフラインでもカメラを向けただけで翻訳してくれる「Word Lens」機能
  2. 撮影した写真内のテキストを翻訳してくれる「カメラ翻訳モード」
  3. 会話をする際に自動で言語を検出して翻訳してくれる「音声会話モード」
 ある番組で近く「カメラ」を取り上げるのでダウンロードして前2者について調べていて、ついでにマイクのマークに触っていろいろ話しかけたら、実にスムーズに翻訳してくれる。これは良い。「1」はあまり必要ない。だってあの狭い範疇に入る英語くらい問題なく分かるので。笑える訳もあるらしい。

 「2」も、私にはあまり必要ない。英語はまずまず出来るので。しかし後でドイツ語などを扱ってみようかな、と。今でも情報の渦の中ですが、実はニュース報道もそうですが繰り返しが多い。なので自分の知らない言語の情報を欲している面があるのですが、これは使えるかも。

 このアプリがあれば身近なことは「通訳いらず」かな。いえ、まだちょっと違うな、というのは多い。「夕食でもたべましょうか」とやったら、「What do you eat at dinner?」(何食べる ?)になった。疑問形が弱い ?

 それにしてもAIの進歩は早い。最近ファンドマネージャーの話を聞くと、「なかなか機械に勝てない...」と。ははは。


2017年02月16日(木曜日)

 (09:32)今朝の世界からのニュースは興味深いものが多い。フランスの大統領選挙でも「サイバー攻撃」への懸念が高まっているとか、イスラエルのネタニエフ首相が「生涯で初めてイスラエルとアラブが協力出来る環境が出来た」と発言したとか。「トランプは4年はもたない」というBBCのアメリカからの声報告も面白かった。

 フランスの大統領選挙で一番サイバー攻撃を受けているのはマクロン候補らしい。フィヨンが実質的に落ちて、フランスの大統領選挙でペロンとの決選投票の相手になると考えられ、そして「彼が勝つ」と見られているマクロン。39才。

 ここでも噂に上っているのはロシアです。むろん否定。「ロシアにはマクロン候補を攻撃する理由がない」と。しかし考えられるのはトランプの時もそうですが、もしかしたら「弱味を握る」攻撃をしているのかもしれない。弱味を握れば、肝心な時に思う方向に動かせる。

 ネタニエフ首相の発言にはちょっと驚いたが、要するに「対イランでアラブ諸国と協力出来る」ということらしい。敵の敵は味方。イスラエルの首相が念頭に置いているのはバーレーンとかの湾岸に面しているアラブ諸国。イランと対峙していますから。さらにはサウジアラビア。

 ネタニエフの狙いは、「イランと対峙しているアラブ諸国にPLOに対して圧力を掛けてもらい、その上でパレスチナ国家の構想を諦めてもらおう」ということでしょう。その線上に「アメリカはイスラエルとパレスチナの二カ国共存の考え方に固執しない」というトランプ政権の新方針がある。これも随分乱暴だ。

 PLOのサイドは、拡大イスラエルの国内にパレスチナ人が住み続けるという最終的なイスラエルの構想を「新たなアパルトヘイト政策」と表現している。それはそうだろう。今のイスラエルのパレスチナ(人)に対する態度を見ていると、そうなる可能性が高い。

 米国防長官のマティスさんは今はヨーロッパに居る。NATOの会議に出席。防衛費負担について日本を「手本」とまで褒め称えたが、ヨーロッパでは国防費が2%に達しない国が多いことを指摘して、「アメリカのNATO防衛に関するコミットメントを見直すかもしれない」と警告したらしい。

 アジアと欧州では随分スタンスが違う。トランプ政権の中の「ヨーロッパ(大陸)嫌い」が前面に出ているのが面白いが、もしかしたらそれは「ロシアに近いトランプ政権」故かも知れない。

 フリン大統領補佐官が辞めたアフターショックが続いている。トランプ陣営が選挙戦の最中からロシアと連絡を取っていたのではないか、との疑惑が次々に浮上。おまけに今朝はパズダー労働長官候補(議会の承認待ち)が「候補を降りる」と発表。閣僚候補者が候補を降りるのはアメリカでは初めてだ、とABC。

 それにしてもトランプ政権の機能不全は酷い。私もそう思うが「トランプは4年はとてももたない」との声が米国内から上がっているという。政治の素人はある意味フレッシュだ。しかし「誰が何を決めているのか分からない」今の状態は政府の体をなしていない。


2017年02月14日(火曜日)

 (22:32)それにしても東芝はどうなるのか。本当に心配だ。会長が辞任するのも、半導体の子会社を作って、その株式の過半数を売って資金調達するのもやむを得ない。しかし問題は「今後は何で稼ぐか」だ。

 そう言えば、エレベーターとか電車車輌などもあったな、と思う。しかし東芝は「これからの柱は原子力と半導体」と言ってきたわけだから、東芝自身が「インフラ関係はあまり強くない」と思っているのでしょう。日立などと比べると。

 としたら何か次の柱はあるのか。先に東芝が医療器機関連事業を売却と聞いたときに「驚愕した」と書いたことがあったが、今でもそう思っている。うまくいけば伸びる部門なのに。規制が厳しいことは知っているが、うまくいけば良い事業になる。成長余力もある。

 「責任を取って辞める」とか「まだ仕事が残っているのでそれを粛々と」とか。しかし結局は「これからどうする」が重要で、そこがしっかりしなければ社員の方々も思い切って仕事が出来ないでしょう。「誰の責任?」は重要だが、今の東芝にはそんな余裕は無い。

 それにしてもちょっとみっともなかったですね、今日は。予定していた記者会見では何時間も記者を待たせた。そして結局「仮」の数字しか出さなかった。これでは会社の実体は分からないが、良くないことは確かだ。  今朝FBに「あのスパイサーが擁護しないのだから、フリン(ホワイトハウスの安全保障問題担当の大統領補佐官)は危ない」と書いたら、その3時間後くらいに「辞任」したそうな。夕方聞きました。

 まだ職について1ッカ月もたっていない。そんな短い任期の大統領補佐官は過去に聞いたことが無い。今朝の段階で「スパイサーとプリーバスの二人にもトランプ大統領は不満」とアメリカの新聞に書いてあったし、午後になったら日本でもその報道が伝わっている。

 プリーバスの仕事ぶりは知らないが、確かにスパイサーの報道官ぶりは酷い。あれではアメリカのマスコミがトランプ・ホワイトハウスを悪く報じたくなるのも分かる。知性は感じないし、ユーモアも無い。

 ただ過去の軍人ぶり丸出しで、記者に報告、公表することを事前に自分で租借せずに一方的に投げつけているだけ。あれでは「俺の思うところをメディアや国民に伝える男では無い」とトランプ大統領が考えても無理は無い。

 プリーバスの仕事ぶりは知らないが、ホワイトハウスを仕切る役割なのに、そのホワイトハウスが機能していないのは分かる。なにせ直ぐに情報が漏れる。本来ならターブルとの電話会談が悲惨な状態で終わったなど、情報が出てくるのがのがおかしい。

 しかしプリーバスが更迭されたとして、問題がある。それはバノンの力が強くなる可能性があるからだ。彼はくせ者だ。「影の大統領」とまで呼ぶ人がいる。

 ムニューチンが決まり、フリンが出ていったトランプ政権。ちっとも陣容が固まらない。毎回多少のぶれはある。大統領の一期目の最初は。しかし今回はごたごたし過ぎる。


2017年02月14日(火曜日)

 (06:32)昨日の日経ヴェリタストーク(日経CNBC 多分今朝の日経サイトに動画がアップされます)は出演していてなかなか面白かったな。いえね、今朝もニューヨークの株は大幅高です。これで先週から3日連続の3指数揃っての高値更新。欧州の株も高い。昨日は日本の株も高かった。

 しかし世界を見ると今週の日経ヴェリタス本紙が「危うい世界秩序」と一面トップで書いているように、確かに世界の先行きは怪しい。しかし株は上がる。まるで危機と不確実性を食して成長しているかのように.............

 「危機と不確実性を食して成長する」と言ったのは私です。番組の中で。ヴェリタス本紙は、これからの世界は欧州もそうだし、アメリカのトランプ・リスクもあって見通せない、書いている。それはリスクだ、と。その証拠に同紙はブラックスワン指数が上昇している、と書く。

 確かにリスクは一杯。今朝も欧州を見ると、フランス、イタリアの国債利回りが上昇してドイツの国債利回りとの利回り格差がかなり開いてきた。CNBCは「ECBの危機モード、つまり量的・質的緩和が続く可能性」を指摘している。

 さらに欧州について言えばルーマニアで続く政権批判デモも大規模に続いているし、ギリシャの借り換え交渉も「ギリシャは約束を果たしているか」の入り口のところでまた紛糾している。スペインのニュースをBS1で見ると「カタルーニャの独立」問題がほぼ毎日トップだ。

 しかし欧州の株はニューヨークのそれにつられるように今朝も高い(ユーロは弱含み)。ニューヨークの株も、トランプ・リスクを見て見ぬ振りをしているかのように上げ一方だ。多分アメリカでは「債券よさようなら、株式よこんにちは」の大きな動きがあって、多少のトランプ・リスクには眼をつぶっている可能性がある。

 今朝興味深く読んだトランプ・リスクは、国家安全保障問題担当のフリン大統領補佐官を巡る問題だ。どうやら政権内部でも擁護する人が少なくなって、「トランプ政権での最初の犠牲者(辞任に追い込まれる人)になりそうだ」と言う状況。

 なぜか。政権発足前にロシア側と「制裁解除に関して何度か電話で話をした」という疑いが背景らしい。アメリカでは民間人が政府の専管事項である外交に関与することを禁じている。政権発足前なので、その時点ではフリン氏は民間人となって、法律違反。

 しかしマーケットはそれを懸念していない。「フリンの辞任(しても)なんて関係ない」という状況だ。むろんトランプのリスクの反対側にはプラス(プレミアム)がある、というのは事実だ。規制緩和、法人税減税、インフラ投資などなど。

 しかし私には、株式市場はこうしたあちこちに生じているリスクを、「閉息感の打破」という範疇でとらえて、それを食しているようにも見える。それが美味しいうちは。むろんいつか食傷気味になる。しかしそれが何時になるかは分からない。

 ところで、今回の日米首脳会談に関する私の見方の一端は、このサイトに昨日の朝アップしました。興味のある方はどうぞ。


2017年02月12日(日曜日)

 (22:32)おお、スマイルジャパンがドイツに3−1で勝ったんですね。素晴らしい。オーストリアに勝ち、フランスに勝ち、そしてドイツに勝った。

 すごいじゃないですか。ま、日本のスマイルジャパンは世界ランキング7位で、今回の相手に比して高いのですが、名前を聞いただけで手強そうな欧州勢をなぎ倒してのグループ一位。グループの一位しか来年のオリンピックに出られない。

 前回ソチのオリンピックは、出たものの全敗だった。実は最近NHKが放送した2本のスマイルジャパンの特番を試合開始の直前に見ていたので「今回はどうかな」と思う一方で、「頑張れ」って注目していたのです。

 そのNHKの2本の特番。一本はチーム全体に関するもの、もう一本はアメリカに渡り、ニューヨークのチームで修行しているキーパーの藤本那菜選手に関するもの。彼女、見ていてなかなか魅力的です。

 平均身長で6センチ、7センチも背丈の違うチームを相手によく戦ったな、と思う。実は試合をゆっくり見れていないのですが、日本は初戦でランキング11位のオーストリアに6−1と大勝し、第2戦では同12位のフランスを4−1で下し、そして予選最終戦のドイツには3−1で勝った。

 つまり日本は各試合1点しか取られていない、ということ。多分キーパーの藤本さんが活躍したのでしょう。日本にとってまたしても楽しみな競技が増えた。テレビを見たら彼女ら揃って「オリンピックの借りはオリンピックで返す.....」と言っていましたから、「やる気十分」ということでしょう。

 アイスホッケー女子は、競技発祥の地とされるカナダなどの北米勢が強い。2002年ソルトレークシティー大会から五輪4連覇中なのが世界ランキング2位のカナダ。ランキングの1位はアメリカで、その2カ国が抜けている。

 同3位がフィンランド、4位がロシア、そして5位がスウェーデン。この辺は堅いので、オリンピックでメダルを取るのは至難の業。しかし韓国での次のオリンピックでは是非大活躍して欲しい。上位5カ国はすでに五輪の出場権を獲得。

 あと、スイスで行われている最終予選の1位と、日本が本戦に進む。そして五輪には開催国枠の韓国を加えた8カ国。うーん、どうだろう。楽しみです。


2017年02月12日(日曜日)

 (06:32)今朝読んだ記事の中では「Opinions:The 9th Circuit ruling is the most hopeful sign yet」が一番同意できて面白かったな。「数分が数時間のように感じられる。まだ3週間しかたっていないのに...アメリカは4年をサバイブできるのか......?」と。

 アメリカに住む人達の半分以上は、この記事と同じ気持ちだと推測できる。「マジ ? 大丈夫か」と心から心配している筈だ。「まだトランプ政権が始まって3週間かよ....」「大丈夫かな」と。そりゃ日本にいる我々より心配でしょう。自分達の実際のトップですから。

 その中にあって「3週間で一番希望が持てたこと」としてこの記事は、サンフランシスコ連邦控訴裁判所(高裁)が9日、判事3人の全員一致で大統領令の差し止めを支持したことだ、と。

 判断に加わった判事3人のうち、一人はブッシュ政権での任命。「この判断は全員一致で、党派を超えてトランプ大統領に警告したのが良い」と記事。そうだと思う。私は「アメリカの司法は機能している」と先日書いた。

 ワシントン州の連邦地裁の「大統領令差し止め」の判断は一人の判事のそれ。なのでトランプ大統領はツイッターでこの判事を激しく非難。しかし彼は控訴審の判断やそれを下した3人にはあまり攻撃の手を伸ばさなかった。

 最初はトランプ政権は「最高裁に申し立て」と言っていたが、判事が党派色を出しても(私は出さない人もいると思っていたが)4−4で、その場合には控訴審判断が米司法の最終判断になると知って、「それならやめた」となったようだ。もし最高裁でも「8−0」で控訴審判断維持になったら、トランプ政権は目も当てられない状況になる。

 なので今週の月曜か火曜日に「新たな大統領令」をトランプさんは計画しているようだ。今度は「裁判に耐えられる」ものを出そうとするだろう。そういう意味ではこの記事が最初に言っている「The minutes seem like hours in the Trump administration」はまだ続きそう。

 備忘の為に、控訴審の判断理由を記しておくと

  1. 7カ国出身者が米国でテロを実行した証拠はない
  2. 入国禁止を再開すれば具体的損害が生じる
  3. 国民は自由な渡航、家族の離別回避、差別からの自由を持つ
 トランプ大統領が新たな出す大統領令は、これらの控訴審判断をも踏まえた物になるはずだ。また裁判で負けたら、政権の被る打撃が大きい。

 日米首脳会談は、これまでのところ安倍さんや日本側の思うとおりに行っているようだ。経済対話の場を設けることにより「トランプ外し」が一応出来た。しかしトランプ政権の顔ぶれを見ると、やはり自動車貿易や為替では何か言ってくるだろうし、農産物の米国内団体も動いている。

 そういう意味では「80年代を彷彿とさせる事」が起きるだろう。ただし繰り返すがトランプを直接相手するよりも、ペンスの方がましです。しかしペンスもこの交渉を間違うと政権内での立場が怪しくなりかねない。なので手強く出てくる、と予想できる。

 話は変わります。先日ある運転手さんがまもなく出来る「GINZA6」には「バスの地下駐車場が出来るらしい」「そう噂に聞いた」と言っていたので、「本当かな」と思ってサイトを見たら、どうやら「発着場」のようですね。ビル内に。

 それでも銀座にとっては良い。大型バスが電通通りや中央通りに人を降り乗りさせているだけで、かなり通りが狭くなって不便ですし、景観が壊れるので。ナイスです。


2017年02月10日(金曜日)

 (14:32)次の大統領選挙に出ると公言していた野党指導者に、政権が思う通りの有罪判決が下ったロシア。対して、大統領令の一時停止の連邦地裁の判断を妥当としてトランプ政権に新たな打撃を与えたアメリカの控訴審。司法の独立はアメリカでは依然として守られている、と感じる朝でした。

 そのニュースが入ってきたのは森本毅郎スタンバイの私の最後のコーナー出番(8時16分頃)が始まる直前でした。やはりスマホが早かった。ワシントン・ポストやブルームバーグが速報で。なので私がコーナー頭で再びトランプ政権が裁判で負けたことを伝え、「しかし彼は最高裁に持ち込むと思う.....」と。

 だからこの控訴審判断(判事3人の合議、全員一致)は最終的な米司法の判断ではない。またこの大統領令(イラン、イラク、シリアなど7カ国からの一時的入国禁止)に関しては、「全米で一時停止」としたワシントン州連邦地裁の判断の他にも、各地の裁判所で様々な判断が出ており、それらが直ぐに統一される兆しはない。だから「法廷闘争は続く」と考えるのが自然だ。

 立法府(議会)が試されるのはこれからですが、トランプがあたかも「なんでも仕切れる」とばかりに動き始めたアメリカで「司法」がきっちりとブレーキの役割を果たしていることを示した意味は大きい。

 そもそも「司法も俺の思うとおりになる」とばかりに司法を馬鹿にした発言を繰り返すトランプ大統領に対して、アメリカの司法、司法関係者全体が怒っていることは容易に分かる。次期最高裁判事に指名されたゴーサッチ氏さえも「失望した」「やる気が失せた」と言っている。

 今回の連邦地裁の判断を維持した控訴審判断については、その論理構成はこれから見ますが、多分最高裁でも支持される。今の米最高裁は一人欠員の8人。保守、進歩の割合では4−4。割れれば、控訴審判断が尊重される。

 「司法」がしっかりしているということは重要です。権力者の暴走を止めることが出来る。アメリカのメディアも今までのスタンスや選挙報道に対する判断ミスなどがあったことを認めながらも、「第四の権力」の良い面を発揮しようとしている。そのことには勇気づけられる。

 対してロシア、それに中国などの司法制度では「政府にストップをかける」司法判断というのはとんと聞くことが少ない。今回も ロシア中部キーロフの裁判所は8日、来年のロシア大統領選に出馬を表明している野党勢力の指導者アレクセイ・ナワリヌイ被告に対して横領罪で執行猶予付きの有罪判決を下した。

 この事件に関してはまだ筆者はあまり詳しくない。しかし印象としては「また大統領選挙を控えてプーチンの反対勢力外しが公然と行われている」と。ナワリヌイ被告は、「政府が自身の出馬を阻止しようとしている」と非難し、判決に「納得できない」と語った。大統領選に立候補する意向を改めて示した。

 しかし今回の判決で、同候補の立候補が法的に可能かどうかは今のところ不明らしい。多分今までの例だと彼の大統領戦出馬は難しくなる。ということは、まだプーチン時代が続くと言うことだ。

 それは良い。国民が支持するなら。しかし反対を「事前に封じる」というのはやはり良くないでしょう。だからアメリカはいろいろ問題が生じてきているが、それでもロシアや中国に比べれば権力のチェック機能が働いている、という意味では良い国だと言える。


2017年02月09日(木曜日)

 (09:32)要するに「いろいろな面でめちゃめちゃな男」ということです。悪い意味でも良い意味でも。

 私が今朝「えっ」と思ったのは、アメリカやカナダに展開する百貨店ノードストロームに対してトランプ氏が「"Ivanka has been treated so unfairly"」と個人アカウントで攻撃ツイートし、それを大統領アカウントでリツイートしたとの記事。

 ノードストロームが彼の娘のイバンカのブランド店を閉めたことは知っていて(米デパートでは5軒目らしい)、さすがに大統領だからこれにはコメントしないだろうと思っていた。

 同社がイバンカ・ブランドの店を閉めたのは、要するに「売れない」からです。むろん「no to Trump」運動の影響はある。しかしデパートは売れないブランドは外す。企業判断としては当然でしょう。

 しかしそれを正面から取り上げてツイートして企業批判し、それをさらに大統領アカウントでリツイート。民間企業のビジネスに大統領が直接介入。切るはずだったファミリービジネスを「大統領としての自分の仕事」のように推し進めていることになる。

 もう一つ。イランなど7カ国からの90日間アメリカ入国禁止を求めた大統領令。それへの停止命令を出した連邦地裁判事にトランプ大統領は激しく反発。最初のツイートから判事を「so-called」などと馬鹿にしていたが、最近はもっと攻撃的になっている。「何かあったら、あの判事の責任だ」とか。

 これにはトランプによって最高裁判事に指名されたゴーサッチ氏(議会回りをしている)もさすがに擁護できなかったようです。ある議会関係者との会合で「 'demoralizing' and 'disheartening'」と述べたという。

 そりゃそうだ。司法の最高峰に加わる人物としてトランプ発言を支持するわけにはいかないし、心から「それは言ってはいけない、やってはいけないだろう」と思っている筈です。「demoralizing」とは「がっかりするような」「やる気をくじかれる」という意味で、dishearteningは「心をくじかれる」といった意味。

 今後どうなるのか。私が注目するのは、「トランプ外しの進み具合」です。今は各省の閣僚の承認はあまり進んでいない。副大臣、次官などを含めて。なのですべてがホワイトハウス次第に事が進んでいる。ということはトランプ次第です。ホワイトハウスでは彼が一番偉く、発言回数も多い。報道官よりも。

 しかし今後どうなるのか。陣営を構成する人の中にも、「彼は安心して喋らせられない」と思っている人はいるでしょう。「各省が前面に立たなければ」というこです。外交は国務省、防衛は国防総省、財政・金融は財務省などなどと。

 このうち国防総省のマティスはかなり信頼できる人物だと分かってきた。だから今のアメリカの国防政策はまだ安心して見れる。その他はどうだろう。これから政権の陣容が徐々に整う。

 その意味で今朝の日経朝刊の「麻生とペンスで新経済協議」というのはなかなか「トランプ外し」の例としては良いと思う。二人ともトップに比較して経済は分かっている筈だし、ペンスは日本の自動車メーカーの首脳とも親しい。

 「この問題はペンスに任せた」とトランプに言わせれば勝ちです。そのようにして各領域でトランプ外しが進めば、彼の政策への影響力は減じる。そうなれば良い、と。ただし彼の奔放な発言は続くでしょう。あの性格は直らない。

 この文章を書いているうちに、セッションズ氏が議会で司法長官に承認されました。ま、時間はかかっても徐々に閣僚は決まってくる。それが良い方に動けば......


2017年02月07日(火曜日)

 (20:32)「ああ、あれは埼玉県で巻き上がった砂塵だったのか」と夜のニュースを見て納得。兎に角昼頃に六本木の高層ビルの上で食事をしていたら、このとのほか南西の方向が砂塵で茶色くなっている。

どこに艇庫があるんだろう  朝私が皇居を一周したときは綺麗に晴れていた東京の空。どうしたんだろうと思っていたのです。その高層ビルから見て東の方はあまり砂塵がなくて、南西の方角に茶色の砂塵が多かった。

 テレビはこう伝えていた。「埼玉県は過去2ヶ月雨がなく、そこに強い北風が吹いて土埃が上がって....」と。思い出した現象がありました。2013年の3月10日です。青山3丁目の交差点で猛烈な砂塵に見舞われた。あたりが暗くなるような。探したらその時の私の文章が残っていた。


 週末はいかがでしたか。暖かかったのは良いのですが特に日曜日は酷い風で、東京ではま るで黄砂が大量に押し寄せたかのような「煙霧」が街を覆った週末でした。気象庁によれば 「煙霧」とは「目に見えないほど小さい乾いた固体の微粒子(エアロゾル粒子)が空気中に浮いていて、視程が妨げられている現象」と定義され、黄砂もこの中に入るという。

 もっとも昨日の“煙霧”は「風によってちりや砂ぼこりが地面から巻き上げられる現象」 によって生じたもの、というのが気象庁の理解らしい。つまり「黄砂」ではないと。それは 良いのですが、しかし私が日曜日の午後1時半過ぎに青山三丁目の交差点で経験したのは、 「煙霧」といった優しいものではなく、「砂塵のあらし」というに相応しかった。ほんの僅 かな間に、車のボンネットが砂やチリでかなり汚くなりました。洗車したばっかりだったのに。


 今日の昼のそれが「煙霧」だったのかは知らない。しかし「2月だから晴れ。しかも眺望が良いのだろう」と思って選んだ店でしたが、ちょっと残念だった。あまり視界がよくなかった。

 しかし韓国から来た友人はとっても「この景色は良い」とエンジョイしてくれたようで、良かった。私の先輩を含めて3人で食事をしたのですが、当然韓国の話題になった。内輪話ですから書きませんが、顔をあわせて会話することの重要性を再認識しました。

 彼は定期的に日本に来ている。その時にまた食事しましょうということになった。それにしても今日の午後の風は凄かった。六本木ヒルズのビル群のロビーフロアの六本木サイドなど、大人の体ももっていかれそうでした。

 写真は東京の空がまだ綺麗だった朝に皇居のお堀を半蔵門サイドから撮ったもの。推進力付きのボートが勢いよく進んでいる。極めて希有です。


2017年02月06日(月曜日)

 (10:32)8時前からテレビから離れられません。今までの15分以上はレディー・ガガのハーフタイムショー。凄かったな。宙づりの演技から始まり(妹さんの提案らしい)、あとも踊りと歌があり。見応えがあった。一瞬として動きを止めない。実によく組み立てられている。

 契約上あまり明確な事は出来ないらしいが、トランプに当てこすったかに見えた場面もあり。久しぶりに彼女の「爆発」を見た。エンドは舞台から飛び降りながら、ハンドマイクを投げた直後に、下から投げられたアメフトボールを受け取り、「51回スーパーボール」と叫ぶ。素晴らしい。

 スーパーボールそのものは予想外の展開。エンドはまだ分かりませんが、前半終了でファルコンズ 21ー3 ペイトリオッツ。ニューイングランドの勝利を予想していた人もいたが、今まではファルコンズが圧倒。3連続タッチダウンなので。中には82ヤードのリターンも。ファルコンズが「爆発」。

 しかしガガのハーフタイムショー以上に「凄い」と思ったのは、松山の同一大会2連覇。日本人初。米ツアー4勝目。日本人最多。プレーオフ4ホール目、運命の17番での勝利。シンプソンがその前3ホールでずっと「勝てるチャンス」を逃しての松山の勝ち。

 それにしても「あと一転がり」がいかに重要か。松山はプレーオフに入る前の18番ホールで優勝を決めるチャンスがあった。それが「あと一転がり」のショートでプレーオフに。シンプソンもプレーオフの3ホールで目で「あと一転がり」で勝っていた。

 それにしてもプレーオフでは全部勝っているという松山の強さはどこに。オリンピックに出ていてくれればとも思うが、今後のメジャーでも活躍して欲しい。


2017年02月05日(日曜日)

 (11:50)私もそのうち調べてみようと思っていたのですが、素早く調べてくれたFB友達がいました。古川さんという方で、

 「気になって調べてみましたが、ネット上の複数のサイトに「神谷町の岡埜栄泉は、上野の岡埜栄泉総本家で修行した松下勝重さんという方が大正元年に創業した」とありますので、こちらが正しいかもしれません。」

 と。多分これが当たっている、と思う。神谷町の従業員の方に「上野の店との関係」を聴いたことはあるのですが、その時の従業員の方はあまりその辺に明るくは無かった。

大好きな春のにがみ  ということは、総本家も「暖簾分け」で出来た店ですから、神谷町の岡埜栄泉は「孫暖簾の店」「お弟子さんの店」ということになる。

 それに関連して同じくFB友(メシ友でもある)の越智さんが、同じく岡埜栄泉の暖簾分けの日本料理の店としての岡埜荘を紹介してくれました。うーん、これもよさそう。いろいろ繋がるものだ....と。

 もう一つ食べ物の話題。昨日ですがあるホテルに行ったら伊勢丹が「丹青会」なる定期販売会をしていた。面白そうなので食べ物を見ていたら、「春のにがみ」という春野菜のセットを売っていた。

 中を見たら「茗荷、花わさび、蕗のとう、山うど、ふき」と好きな春野菜がどっさり。一気に盛り上がって買ってしまいました。旬よりちょっと早い。「ちょっと早いね」と聞いたら「本店でもまだ出していません........今回特別に...」と。

 家に帰って食べ終えてから「なんていう店?」と見たら和久傳さんでした。京都の料亭。しかし新宿の伊勢丹を含めて、あちこちに「おもたせ」の店を出している。

 そう言えば「春野菜の天ぷら」の季節が接近。というか、もう季節なのかも知れない。楽しみだな。春野菜とその天麩羅大好き。あの「にがみ」が。


2017年02月04日(土曜日)

 (15:50)多分こうです。マティス国防長官はなぜ自ら望んで日本に来たのか。それは、「同盟国とはこう付き合うんですよ」とトランプ新大統領に教えるために来た...........。

 そもそも日本のマスコミのマティス国防長官に対する認識は間違っていると思う。直ぐに「狂犬」と書く。確かにトランプ大統領も彼の指名を発表したときに「Mad Dog」と言っていたから、日本の新聞がおもしろがって繰り返しそう書きたい気持ちは分かる。しかし彼の本質はそこにはない。

 議会でのマティス国防長官の指名承認はほぼ全会一致です。民主党のほとんどの議員も賛成した。ティラーソン国務長官がギリギリの承認だったのに比べて非常に「誰もがその力を認めている」感が強い。

 それは軍人経験のないトランプ大統領に比して、彼は実戦経験が豊かだし、戦略にも、同盟関係にも非常に優れた、安定した感覚を持っているからだと思う。読書家でもある。故にアメリカ軍関係者の中でも彼を尊敬する人は非常に多いと聞く。だから民主党の議員でも彼に反対する人はほぼいなかった。

 日本のマスコミのもう一つの関心は、「日本は基地負担の増額を求められるのではないか」との被害妄想的な発想です。私は金曜日の放送でも、「彼が日本に負担増額を求めることはないのではないか」との見方を示しておいた。

 それはトランプ大統領が「なぜ100%ではないのか」といった素人丸出しのことを言っているので、その尻馬に乗ったようなことをマティス長官が言ったら、「アメリカの同盟感を問われると考えるだろう」と思ったからです。

 驚くことにマティス長官は土曜日の記者会見で記者の質問に対して、「日本はコスト負担のモデルだ。日米の経費分担は他の(同盟)国での手本となる」とさえ述べたという。

 アメリカでトランプ大統領がこれをどう聴いたか知らないが、長年の同盟国であるオーストラリアの首相を罵倒するような大統領が、感じてくれるところがあれば幸いだ。マティス長官は意図を持って日本で発言している。

 ということはこうです。「もし仮にトランプが国防長官のマティスを切るような事態が起きれば、それは本当に世界も、そしてアメリカも危ない」ということだと思う。同長官と混乱したホワイトハウスの間には、人事を巡って緊張関係もあると言われる。だから心配です。

 さっき読んだニューヨーク・タイムズには「Trump’s First Weeks Leave Washington― and the White House Staff―Panting」という記事があって、実際の所、日本で見ていてもめちゃめちゃだ。そりゃ息も切れる。

 だからトランプ大統領はスタッフにこう命じたという。「Reince Priebus was chief of staff, and aides shouldn’t circumvent him, Mr. Trump told his staff. Steve Bannon was chief strategist and shouldn’t veer too far into foreign policy. Senior adviser Kellyanne Conway, his campaign manager, would shift her focus to communications.」

 バノンが外交に口を出さず、コンウェーが発言をコミュニケーションに絞る。当たり前ですが、最初の第一歩でしょう。マティスが切られてバノンが今より要職に就く、というのが最悪のシナリオです。

 今のトランプ政権では、明らかにマティス国防長官は「安定勢力」として存在する


2017年02月04日(土曜日)

 (13:50)うーん、20年以上前かな、不思議に思って調べたことがあったのです。私が最初に「岡埜栄泉」の名前を知り、そのお菓子(といっても大福が圧倒的)を食べたのは神谷町の「岡埜栄泉」のそれでした。

 しかしその名前の店は結構あちこちにある。神谷町(虎ノ門と称している)以外に。例えば今でも有ると思うが、青梅街道沿いにも同名の店があるし、上野に2軒あった。その内の一軒、ソラマチに店を出していた方(広小路に面していた)は一昨年だか営業を停止した。だからソラマチにはもう岡埜栄泉はない。しかし上野駅の前にはまだ「岡埜栄泉総本家」というのがある。関係がよく分からなかった。

 多分「暖簾分け」でぐちゃぐちゃになっているのでは、と思ってその時調べたらwikiに『明治初期に現在の台東区浅草・駒形にあった「岡埜栄泉」を親戚筋の5軒にのれん分けされ』と書いてあった。明治初期に5軒に暖簾分け.........そりゃごちゃごちゃになる。

 不思議なのは、どうやら暖簾分けした5軒のうち、生き残ったのは上野にある「岡埜栄泉総本家」だけらしい。なぜならそのHPに、』慶応、明治初期に浅草の駒形「岡埜栄泉」から親戚筋の五軒に暖簾分けされたうちの一軒が上野駅前岡埜栄泉である。』とあって、ここまではwikiと似ている。

 問題はその後です。『明治六年、上野駅ができる十年前に当地にて、「(総本家は)岡野ちよ」によって創業され百三十余年の歴史を経て現在に至る。暖簾分けされた五軒は、上野、根岸、本郷三丁目、森川、竹早町にあり、本家を含み、いずれも岡埜(岡野)姓であったが、弊店を除きいずれも閉店してしまっている。本家・岡埜筋としては最も古い歴史を持つ弊店が、岡埜栄泉総本家を継承している。

 と書いてある。「竹早町」というのは、今の文京区です。今の虎ノ門、神谷町ではない。ずっと思っていたのは、「今の神谷町の岡埜栄泉の出自はどこ?」という点。もしかして本家筋ではないのかも。お弟子さんが始めたとか。まだ分からない。までも、お菓子は安全で美味しければ良い。

 今高島屋系デパートに出品している「岡埜栄泉」は「神谷町の岡埜栄泉」の出店です。なぜなら、神谷町の岡埜栄泉で昼過ぎに行って、「え売り切れ ? やっぱりないんですか」と言うと、「じゃ新宿か東京駅(の高島屋)に聴いてみますか」と電話で聞いてくれる。つい先日も私はそれで買った。

 同じ岡埜栄泉でも、一時期上野の商売を辞めた方の店のが好きだったことがある。やや小ぶりで良かったのです。神谷町のはでかい。中味も違った。総本店の大福は、実はあまり記憶が無い。何回か食べましたが。「美味しさ」はやはり神谷町のが一番美味しい、と私は思っている。

 少し書きましたが、神谷町の岡埜栄泉の大福は昔も今もほぼ正午前後になくなる。午後に食べたくなると、新宿か二子玉川か、それとも東京駅の高島屋に行く。書いたように、神谷町の店の方に電話しておいてもらうこともある。何とも言えない上品な甘さが魅力です。

 85歳で亡くなられた岡野俊一郎さんは、「岡埜栄泉総本家」の運営会社の社長さんだった。それを知ったのは岡野さんがチェアマンになってからかなりたった後です。岡埜と岡野が違っているので、気がつかなかった。

 ご本人が活躍したのは見ていない。しかし日本サッカーが銅を取ったメキシコ・オリンピックで岡野さんはコーチをしていたと聞いて、俄然親しみが沸いのを覚えている。それが私が好きな和菓子銘柄「岡埜栄泉」にゆかりのある人だった、と驚いた。

 多分HPをいじってないのだと思うが、今でも「総本家」の運営会社のHPを見ると社長は岡野俊一郎さんになっている。実は息子さんの「大介さん」が会社を切り盛りしているようですが。

 良いものを作る会社の名前は、ちょっと以前だと直ぐに真似られる。著作権などの権利がないころのものは。でも何でも食べるものは「その瞬間、瞬間が大事」です。上野と神谷町の岡埜栄泉両方に頑張って欲しい。岡野さんのご冥福を祈ります。


2017年02月03日(金曜日)

 (06:50)今朝の新聞ではワシントン・ポストの「What we know so far about Trump’s phone calls with foreign leaders」がとっても面白い。これまでにトランプ大統領が各国の首脳とどのような話をしたか、という記事。

 オーストラリアのターブル首相との電話会談が険悪になったことは既に「 ‘This was the worst call by far’: Trump badgered, bragged and abruptly ended phone call with Australian leader」で報じられていたが、上の記事ではその他の国に関する記事がある。

 日本に関する記事を見ると、「安倍首相を褒めていて推奨しているのは娘のイバンかなんだ」と分かる。確かオバマ大統領には安倍首相は山田パターを送った。そしてトランプ氏にはドライバーを。

 趣味は助けになるというか、故に大統領専用機でワシントンからフロリダに飛び、そして11日にパームビーチでゴルフ。しかし良い関係が続くかどうかは分からない。ターンブルとの関係を見てそう思いました。

 ワシントン・ポストの「Japan」に関する部分は以下の通りです。

In Japan, Prime Minister Shinzo Abe ― who was the first foreign leader to visit Trump after the election and will meet with him again for a summit and golf outing next week ― has been falling over himself to get in Trump's good graces.

Their call last Saturday was full of mutual admiration. The president flattered his Japanese counterpart, an economic nationalist who, years before Trump coined his slogan, had vowed to “make Japan a beautiful country again.”

“My daughter Ivanka thinks very highly of you, and she rarely praises anyone,” Trump told Abe, according to several reports. Ivanka Trump had also told her father to follow the “very clever” Japanese prime minister, according to the Japanese prime minister's office.

When Abe mentioned the need to shore up their security alliance, Trump reportedly responded: “I’m dispatching Mad Dog to Japan quickly. This is very meaningful. I trust him so please talk to him about anything.” The president was referring to his defense secretary, Jim Mattis, who will arrive in Tokyo on Friday.

Trump also remembered to thank Abe for the golf driver he'd given the election victor in November. In fact, that's how Saturday's golf date came about, according to Jiji Press. Abe suggested: “Let’s play golf together someday.” Trump responded. The pair are now due to play at Trump's resort at Palm Beach on Feb. 11.


2017年02月02日(木曜日)

 (10:50)潘基文が撤退ね。30日に参加した勉強会での『その中では「潘基文は候補として生き残れるか」という問題意識が面白かった』という私の印象を書きましたが、わずか数日で実際に。早すぎる印象もする。撤退がです。

 私もニュースで見ましたが、「駅の自動販売機で切符も買えない人物像」というのは、確かに国民が適任かどうかに疑問を持って当然だし、「どこの国でも外交は票にならない」というのも事実。

 しかし弟であるパンキサン氏と甥のパンジュヒョン氏がマンハッタン連邦裁判所に起訴されたことが大きかったのではないだろうか。これは私の推測ですが。彼らは、「ベトナムのハノイでランドマーク72と呼ばれる8億ドル相当の複合ビルを販売し、中東官僚に賄賂を渡した」と米メディアが報道。

 加えて、「(国連の事務総長までやった)自分が出たら直ぐに選挙母体が出来る」(潘基文は帰国以来無所属)と思っていたのに、なかなか出来ずに「諦めた」というのもあるかも知れない。

 保守(潘基文)と革新(というか左派 文在寅)の一騎打ちという構図が消えて、今朝のKBSなどを見ても、「韓国の大統領選挙は大混乱」と。誰かを選び、保守が統一候補を出せるのかどうか。今のファン首相を推す意見も出ているという。

 大統領選挙というとフランスも大変だ。超保守(ルペン)と保守(フィヨン)の戦いになると言われていたのに、その有力候補に関して、「妻ペネロプ夫人に勤務実態がないのに多額の給与を支払っていた疑惑」が浮上して、フランスは大騒ぎ。

 つまり公金横領の疑いですが、実は子供二人にも実体のないお金が支払われていた、との報道も最近加わった。当然ながら支持率は急落して、今はルペン候補が支持率トップになっている。これは脅威です。

 思うのは「世界各国で有力候補と目される人が、次々に消えていく動きの激しさ」です。それが何によってもたらされているのか。多分価値観の大きな展開点にあるんでしょうね。今という時代は。それに乗れなければどんな候補でも消える。アメリカ大統領戦でのジェフ・ブッシュもそうです。

 むろんフィヨンは消えてはいない。しかしフランスのテレビも「彼は生き残れるか」と報道し始めている。状況は彼にとって悪い。公金横領に関しては捜査が行われていて、2週間後には結論が出る。夫人が中味のある仕事を為ていた証拠は薄い。「クロ」だったら、彼は終わる。

 面白い時代と言えば言えるが、その代わりめまぐるしい。


2017年02月01日(水曜日)

 (05:50)トランプ大統領と、その下で成立しつつある政権が提供するニュースは、朝起きると新しい分野に広がっているのですが(それに伴って混乱も)、今朝は明らかにニュースの中心は「通貨 currency」です。

 日経新聞のサイトの午前2時31分に「通貨安誘導と日本批判 トランプ氏、日銀緩和に言及か」という記事がある。私はこの記事を見たときに、「来た来た」と思いました。去年末から今年にかけてずっとこのサイトで警告してきた。トランプは根っからのドル安論者です。

 だから今週週初に開かれた日銀政策決定会合では「長期金利の誘導目標」は破棄されるか、もっと幅を持たされるべきだと考えていた。しかし日銀はそれをしなかった。これは私にとって驚きでもあった。アメリカにとっての格好の攻撃材料になる。

 最初の1パラは「トランプ米大統領は31日、ホワイトハウスでの製薬会社幹部との会合で「中国や日本が市場で何年も通貨安誘導を繰り広げ、米国はばかをみている」と述べ、中国と同列で日本の為替政策を厳しく批判した。トランプ氏が大統領就任後に日本の通貨政策に言及するのは初めてで、2月10日の日米首脳会談でも圧力をかける可能性がある」となっている。

 第2パラは「トランプ大統領は31日の会合で、米国の貿易赤字に懸念を示し「他国は資金供給(money supply)と通貨安誘導で有利な立場にある」と主張。円安・ドル高相場は日本の通貨安誘導が原因だと決めつけた。」となっている。

 しかしこの記事以前を見ると昨晩午後10時58分には「トランプ政権、ユーロ安を批判」という記事があって、これはどうやらFTの記事らしいのでFTを見ると、「Trump’s top trade adviser accuses Germany of currency exploitation」と言う記事があって、これがトップ(私が見た段階で)となっている。

 この記事はトランプが新設した「国家通商会議」のトップ、ピーター・ナバロ氏のFT記者への発言に基づくもの。副見出しは「Berlin is using a ‘grossly undervalued’ euro to gain advantage over trading partners, says Navarro」となっている。

 つまり昨日はトランプ政権として「中国、日本、ドイツ」という対米黒字国をいずれも「通貨」の面から攻撃したことになる。明らかに政権ないで調整して発言している。「圧迫して交渉する」という戦略の一環か

 ナバロはドイツに対して「Germany is using a “grossly undervalued” euro to “exploit” the US and its EU partners, Donald Trump’s top trade adviser has said in comments likely to trigger alarm in Europe’s largest economy. 」と手厳しい。

 直ぐに反論したのがメルケル首相で、CNBCには「Merkel rejects US comments, says Germany cannot influence euro」という記事がある。メルケルの反論は、「Chancellor Angela Merkel on Tuesday rejected a U.S. trade adviser's charge that Germany was using an "undervalued" euro to gain advantage, saying her government had always called on the European Central Bank to pursue an independent policy.」というもの。

 同首相はさらに、「"Germany is a country that has always called for the European Central Bank to pursue an independent policy, just as the Bundesbank did that before the euro existed," Merkel told a news conference with Swedish Prime Minister Stefan Lofven.」と述べている。ECBが決めていることだ、と。

 トランプ大統領の中国、日本に関する発言の詳しい中味は分からないが(製薬会社トップとの会合で語ったとなっている)、日経によれば同大統領は「他国は資金供給(money supply)と通貨安誘導で有利な立場にある」と述べたという。もしかしたらこれは日銀の「量的金融緩和政策」そのものを指している可能性がある。となれば日本の金融政策の全否定に繋がりかねない。

 ニューヨークではドル・円相場は112円08銭まで円高になり、その後は113円台近くまで円が反落、ドルが反発。ユーロ・ドルは1.079ドル近くと、やはりユーロが強くなる兆しがある。最近数日間のトレンドですが。

 トランプ、またはその政権が従来のアメリカ政権と比較し、相当突っ込んだ「通貨話」を展開する、というのは事前に予想していた。その通りになっている。なにせ過去の大統領は「通貨問題は財務長官が基本的には喋る」という原則を守ってきた。オバマはドルに関してほとんど喋っていない。その前も基本的にはそうだ。

 トランプ政権ではまだ重要閣僚の議会承認が進んでおらず、今朝の段階だとムニューチン(財務長官指名)もまだまだだし、議会民主党はどうやら承認投票をボイコットしているらしい。つまりもっと先になる、ということだ。なのでトランプが喋っているのかも知れないが、一つ言えるのは「トランプはあらゆるゲームに口を出している」ということだ

 FTの記事を読み進むと気になるポイントがあった。「Navarro said one of the administration’s trade priorities was unwinding and repatriating the international supply chains on which many US multinational companies rely, taking aim at one of the pillars of the modern global economyという部分だ。つまりアメリカ企業のサプライチェーンを国内に取り戻すことが「政権の貿易政策の優先課題の一つ」と言っている。

 これは例えば、「iPhoneの部品は日本を含むいろいろな国で作り(日本企業に納入してもらい)、中国で組み立てているが、そのサプライチェーンをアメリカに取り戻したい」と言っているに等しいように私には思える。技術と労働力が必要ですがね。アメリカにそれが無いから外に行っている。しかしそれが出来れば、アメリカに確かに雇用は生まれる。

 ナバロは更に次のように述べる。「“It does the American economy no long-term good to only keep the big box factories where we are now assembling ‘American’ products that are composed primarily of foreign components,” he said. “We need to manufacture those components in a robust domestic supply chain that will spur job and wage growth.” 」と。

 通貨政策もそうだが、このトランプ政権の貿易政策の優先項目、つまり「部品までアメリカで作る」「サプライチェーンを取り戻す」は、通貨以上に日本の貿易実体に影響を与える、と思う。


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