98年03月31日(火曜日)

 日本版ビッグバンを迎えるに当たっては、このサイトにある日本の将来三像を読むのもいいかもしれませんね。ちょっと長いんですが。


98年03月30日(月曜日)

 4月1日を目前にして、また一つ投資顧問会社が誕生した。Alma Mater Fund。案内状を見ると、為替の世界の大先輩である坂本 軍治さんを代表取締役社長に、存じ上げるところでは水野雅司さん(取締役=ファンドマネージャー)、藤代昴さん(取締役=非常勤)など。あと6名ほど。ほかの方も、お名前を聞いたことがある。特別顧問に「行天 豊雄さん」が入っている。4月1日の外為法の改正に併せ、「本邦で初の米国型ヘッジファンド業務を目的とした新しい投資業務を行うため」に、日商岩井、トウキョウフォレックス、それに個人株主のアライアンスという形でファイナンシャルベンチャーキャピタル会社を設立したとある。営業開始は4月1日。

 「最初はグローバルマクロインベストメントをメインに世界の主要マーケットで運用を行い、随時異なるタイプのファンドを設定し、ご紹介させていただく」とも書いてある。いわゆるマクロファンドです。各国のマクロ指標などを見て、資金を動かす。アメリカのヘッジファンドは大部分がマクロファンド。その日本版を目指すということでしょう。一般的に、日本人が抱える貯蓄は1200兆円と言われている。債務などと相殺するとかなり小さくなり、さらにこのかなりの部分を持っているのは東京近郊の土地持ちなどで、彼らは一般に考えられている以上に、資産運用に慎重です。しかし、ビッグバンを控えてそのお金の行方を指南する会社は既存のものを含めて数多く登場している。厳しい競争の幕開けというわけです。
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 もうくどくなったのでこれで終わりですが、昨日のこの欄に登場したTGI Friday'sはもともとアメリカの会社のようです。それがロンドンに進出し、さらにそれは台湾マレーシアに進出しているらしい。アメリカにあるというのは、川上さんからメールをもらいました。「赤と白のツートンカラーが目印で、テーブルクロスまで同じ色。目がチカチカします」とあるが、確かにホームページを見てもそんな感じがする。ただし、日本にはまだ来ていないようです。

 ついでにマレーシアの店のメニューも紹介しましょう。川上さんは、「食べ物はごく普通のアメリカン、バーガーやパスタ、サラダ類が中心ですが、アルコールもOK。値段も非常に手ごろです」とおっしゃっているが、メニューを見ると確かに。日本に来たら、金曜日に軽い食事をするときには行ってさしあげるのに。(^_^)(^_^)


98年03月29日(日曜日)

 今日あたりからえらく暖かくなりましたね。コートなどまったく必要なし。タイから一時的に帰ってきた弟の歓迎食事会で夕方から新宿の三笠会館まで出かけましたが、夜になっても空気は生温かかった。今週から、夕方出かけたら桜をちょっとでも見て帰るという日々を送りたいものです。まあ、あちこちにありますから。我が家の近くにも結構ある。ビルやレストランもいろいろ工夫をしていて、伊勢丹会館全体で「桜祭りメニュー」なんてのをやってました。2階には、ロシア料理もある。
 「三笠会館」は銀座にもありますが、小生は新宿のそれしか知らない。「魚介のスープ」と「ペペロンチーネ」がここでは大好物なのです。それほど高くはない。ここのスープとスパゲッティーはいけます。特にスープは変わった味です。
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 TGIFに関しては、ロンドンとワシントンからメールをもらいました。ロンドンには、そういう名前のレストランもあるそうです。

ロンドンにもありました

 ロンドンの場合「T.G.I.FRIDAY」と言う名前のレストランがチェーン展開されております。最初なんのことか判らなかったんですが、アメリカ帰りの友人にその由来を教えてもらったのを覚えています。

 4年くらい前にヨーロッパが猛暑の夏に襲われたときに、ロンドンの歓楽街であるソーホーの近くのコベントガーデンを歩いておりました。ここは大道芸人が沢山いたり、ファッション関係のブティックが軒を並べていたり、パンクのオニーサンたちがいたりする、いわゆるおしゃれな街として有名なのですが、街角にいきなり「FULLY AIR CONDITIONED」の看板が置いてありました。どんな店かと思って覗いてみたのが「T.G.I.FRIDAY」だったのです。

 店のサービスは完全にアメリカンなノリで、子供たちには顔にペインティングまでやってあそばせてくれる。メニューもハンバーガー中心でした。

 と松本さんから。tks。一方、ワシントンからは山形さんが、「ニューヨークのキャスターなどが今でも良く言っている....」と。まあ彼ら、一週間放送してきて「やっと金曜日。今夜は羽目を外して遊ぼう....」と思っているのでは。夜11時ごろの番組をやっている ABC のテッド・コペル(といったっけな)はちょっとあれから遊ぶといっても大変でしょうが。
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 26日のこのページに書いた『たとえば「CLICK」としたいところを「click」として確定してしまったら、やはり打ち直さないといけない』は私の勘違いでした。木村さんにも指摘されたのですが、これはどうもワードの前バージョンからも出来たようで、今回のワード98でも「再定義」でいくらでも変換が可能です。まあ、ソフトウエアは徐々に手と知識に馴染ませながら使うということでしょう。訂正しておきます。

 一つここまで求めることができるかは知りませんが、「あいまい再定義」のような機能は作れませんかね。つまり、同音異語の誤確定と同じくらいの確率で、誤入力のままでの確定というのが発生する。ちょっと長い文章を打ってしまったときです。たとえばこうです。「橋本首相は、日本国民」と打とうとする。理想は、「hasimotoshushouha ten nihonnkokumin」と一発で打つことです(筆者は、「、」を「てん」の変換として辞書登録している)。しかし、たとえばそれを間違って「hasimotoshushouha ten nihonnkoimin」と打ってしまうと、「ニホンコンピューター移民」と出てくる。これは筆者が辞書機能を使って「コンピューター」を「こ」の変換形としているためですが、こうしたケースにおいてコンピューターが賢くも「再定義」において「日本国民」と変換してくれないか、という虫の良い話です。まあ、この場合は無理かな。「あいまい再定義」にすると、オプションが異常に増えてしまうかもしれない。


98年03月27〜28日(金〜土曜日)

 TGIFという懐かしい言葉を思い出しました。金曜日は本当に楽しい。明日は何もないし、遅くまで飲んでいても大丈夫。「Thanks God It's Friday」の略です。ニューヨークにいたときに覚えた。最近忘れていたのですが、また思い出した。しかし深酒すると(><)やはり響く。ほどほどにしないといけまへんな。もうニューヨークでは使っていないかもしれませんが。「ティージーアイエフ」のように発音する。
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 ところで今週も一つ「高分子同友会」という団体で講演をしたのですが、これが午後の6時から。大企業(主に化学企業)の部長さんが主なメンバーのようでしたが、講演をしながら「日本人というのは、なんとまじめな人種なんだろう」と思いましたね(^_^)(^_^)。だってそうでしょう、ヨーロッパやアメリカや中南米だったらとっくに家に帰って食事をし、「さあ遊びに行くか」という時間に主に男だけが集まって勉強している。

 という私も実は夕方からの「勉強会」は嫌いではない(^o^)。仕事が終わった後で、新しい事象を分析し、今まで存じ上げなかった人に会う。それはそれなりきに成果はあると思う。今回の勉強会も、質問がいっぱい出たし私としても勉強になった。しかし、ですよ。海外にこんな習慣があるかといえば、あまりないような気がする。変わっているということを別に気にすることはないのですが、しかしそれにしても「勉強熱心な国民だ、国民性だ」と思うわけです。

 出た質問の中に、「日本の製造業はなぜこれほど強いと思われますか...」という質問があった。これは私にとっても非常に大きなテーマなのです。で去年の一連の忘年会で聞いた面白い話を思い出して、それをしました。

 第二次世界大戦中の中国軍のある部隊。しかし、どうも日本人のスパイがいそうだ。中国軍の司令官は考えた。全員にペンキ塗りをさせた。そして全員の仕上がりをチェックした。中に一人だけ、完璧なペンキ塗りをした奴がいた。そこで「おまえ日本人だろう.....」→あたりだったと
 まあ作り話でしょう。しかし、日本の製品の仕上がりが優れていることは間違いない。FINAL TOUCH が違うのです。そしてそれが製品を選ぶときに最後は選ばれる理由になっていると思う。匠を大事にする心、技術に対する深い尊敬。参加者の懸念は、そうした日本が培ってきたものが今徐々になくなりつつあるのではないか.....というものでした。しかし私は「文化はなにげないところで伝承されるもの」と考えていますが。
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 東京の桜も咲きましたから、来週から再来週にかけては「桜からみ」のイベントの企画をしたいですね。それから、「コンピューターの2000年問題」に関してnews and analysisに見方を掲載しておきましたから、ご一読ください。ちょっと楽観的だと思われるかもしれませんが。


98年03月26日(木曜日)

 マイクロソフトから WORD98 が送られてきたので、MS-IME98とともに入れてみました。「再変換」機能に興味があったのです。今までは一回確定すると、その文字を別の同音異語にするには delete か backspace で消して、もう一度打たなければならなかった。しかし、WORD98 では MS-IME98 といっしょに使うことによって「変換キー」(または右クリックの「再変換」)を押すと直ちに別のオプションを示してくれる....という。

 やってみました。できましたね(ただしNEC系のコンピューターだとうまくいかない場合もある)。新規文書だけでなく、今まで作ってあった文書の中の文字も完全に直せる。ただし当然ですが、辞書をATOKにしたらやはりできませんでした。ウーン、これはMICROSOFTにしてみれば、「一太郎殺し」というよりも、それより人気のある「ATOK殺し」の製品ですな。ジャストさんにも頑張ってほしいものです。

 これは多分慣れると便利です。ストロークの数がかなり減る。なぜなら日本語の場合、変換・確定ミスは必ずある。私もよくやりますから。今までは一回確定すると「消して打ち直し」しかなかった。今まで使っていたATOKに辞書を戻すのはONE CLICKで可能ですから少しの間使ってみます。ただし今わかっている範囲では、この「再変換」機能は、日本語にのみ有効。たとえば「CLICK」としたいところを「click」として確定してしまったら、やはり打ち直さないといけない。

 私の一番の心配は、「ユーザー辞書」でした。ATOKで貯めに貯めたユーザー辞書が6000語近くある。これがMS-IME98に移せないのなら話にならない。しかし簡単でした。ATOK「辞書ユーティリティー」「一覧出力」の「出力ファイル」のところをFDDで適当な名前(jishoとか)にし出力してテキスト・ファイルを作り、その後 MS-IME98 の「単語・用語の登録」画面の右下にある「辞書ツール」に渡り、「ツール」のプルダウンから「テキスト・ファイルからの登録」でFDDを指定してやり、ファイルを開けば完成。エラーログが5%の程度の単語について出ますが、MS-IMEに既に登録されている単語の再登録でエラーになっているだけ。ほぼ完璧に移植ができる。

 あと、手書き文字を認識するパッドも面白い。マウスで字を書くと刻々とそれに相当する字を表示してくれる。へンが分からなくなったときには便利です。しかし、辞書機能はまだATOK の方が優れている印象がする。希望する選択が早く出てくる。使い込めばまた違う結論が出るかもしれませんが。
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 1999年12月31日に関連して、ロンドンの田井中さんからメールを頂きました。ちょっと長いが掲載しましょう。

その日の過ごし方

 当地ロンドンでも「2000年問題」、コンピュータではなくてその日をどう迎え るかは、大きな話題です。 それなりのホテルとかリゾート地は、もはやどこも一杯で予約不可の状態。 数年前からとっくに埋まっている状態らしい。

 こちらの人と話していると、ことプライベートに関しては、圧倒的に時間感覚が違 う。夏休みの予定など、何年も前から計画しているようであり、年頭に年間の休暇予定 が、日時指定できちっと出てくる。仕事の計画性と比較すると、その差は歴然。何のために生きているか、実に明快です。

 グリニッジに行くと、やたらmilleniumという言葉が目につく。なるほど世界標準時の場所ですから、その瞬間の意味合いも「地元」では大きいわけです。記念ドーム建設も進行中です。ムード的にはやはり英国は現在元気がいい。視線が未来を向いている。

 しかし、一方では「新宿の変貌」のようなダイナミックさは無いのです。日本のすごいところは、スクラップ&ビルドでしょっちゅう街が変身している。交通渋滞を解消する道路計画も、地下鉄の路線の郊外への延長も、はっきりいってここロンドンでは遅々として進まない印象がある。不況とは言いながら、日本の都市はどんどんその景観を変えている。欧州の都市は景観も一つの財産と捉え、変化自体に強烈にブレーキがかかる仕組み、コンセンサスがある。少しづつこ奇麗にはなるが、大きくは決して変わらない。新設のショッピングモールも、スーパーも、日本のそれのように「ほおっ」と関心するような、真新しさからは縁遠い。「半空中都市」など、出現の余地も無い。

 やはり東京というのは奇怪な都市です。あの猥雑さは、欧州の都市と比べると、いかにもアジア的です。ロンドンは東京に比べると随分小さい印象です。その上、都市の総合ハイテク度は、段違いだと思います。 進化のスピードも。

 現況を脱する、ミクロの活力はあるわけです。後は大所高所からのシナリオ構成力・演出力です。何もそれは政治家・役人の仕事ではなく、我々民間人にも、できることはたくさんあると感じます。

 やっぱしこの話題は自然と「文化論」に発展しますわね。日本、ヨーロッパのどちらにも魅力はある。でも、私はこの東京の猥雑なところが好きなのです。ちょっと油断すると変化している。ニューヨークも80年代の後半から90年代の前半には街が本当に大きく変わった。今はもっと変わっている。

 ミクロの活力がシナリオ構成力・演出力に繋がるかどうかに関しては、キーを握っているのは実は選挙民なんでしょうな。それなりきの人を選ばねばならない。日本はそれがうまくいかない。


98年03月25日(水曜日)

 いよいよ消費が nose-dive 状態になってきた。2月は対前年同月比で百貨店が6.6%、スーパーが5.0%の減少。この両方の範疇に入らない outlet の売上が伸びているのかも知れないが、しかし日本の消費不振は明らかである。25日の日経には、3月の商戦も自動車、家電など主要商品にとっては対前年同月比2割の減少になるとの見通しが載っている。

 小手先の小幅減税や、古いイメージしか沸かない「公共投資」では GDP の6割を占める日本の消費を押し上げられないのは既に明確である。公共投資を言うならば、日本は既に70兆近い資金を使った。しかし、何も効果は出ていない。政策の失敗は明らかだ。今までの政策はポイントを注意深く外して打たれていると言っても過言ではない。これは政権の責任である。

 大体が政府は「甘めの景気予測」を繰り返して国民に嘘の期待を抱かせ、それが決して現実化しないなかで国民の「景気への、政府への信頼感」を低下させてきた。消費は「将来への信頼」によって起こるものであり、政府が将来をきちんと語らないツケは大きい。

 政府が嘘を言い続ければ、そのツケは消費者や企業の離反となる。それも政府が「消費者の不安」を解消する手を着実に打っていれば良い。産業構造が大きく変わっているのだから、企業が本当の意味でRESTRUCTURING (事業の見直しと、それに伴う人員の増減)をするのは、当然予想される。

 しかし、今は法律面も社会的認知の問題でも、再就職の問題でも政府は「雇用の流動化」に関わる体制を整備していない。法律とは年金や退職金についての制度に関するものである。従業員は自分の知識やスキルが時代遅れになりつつあることを悟りながらも、他に手段がないから会社にしがみついているケースが多い。ということは、自分でも将来の自分に自信がないのであり、そういう人が思いきった消費をするかと言えば無理である。「いつか自分も危ない」と思っているからだ。

 変化の時代でも「勤労者が自分の知識とスキルの向上に自信が持てる環境(法律、制度、教育など)」を整備するべきであり、それがなければいくら減税し、公共投資を打っても消費者は金を使わない。なぜなら勤労から生まれる所得が、一番永続的な収入だからである。これが「なくなるかもしれない」と思った瞬間に、消費は減る。今の景気悪化の原因である消費不振は、この「自分の将来や日本経済の先行きに対するconfidence crisis」(信認崩壊)である。
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 逆に言えば、政府が問題の所在に気付き、それに対する有効な措置を打ち出して初めて円相場は持続的に上昇し、株価が上放れし、金利が健全なイールド・カーブを描くことになる...というわけだ。政府がどのくらいそういう事態に気付いたかは、要人と言われる人達の発言を注意深く聞いていると分かる。それが聞こえてこないうちは、ポジションに関わる基本的なストラテジーは変える必要が無いというわけだ。
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 直接だったり広報経由だったりとルートはいろいろですが、マスコミの方が大勢見えられる週です。お会いするときの時間的目処は大体45分。30分だと短くて、親しくなった気がしない。一時間喋ると疲れる。マスコミの方が見えれるたびに、上のような話をしている。自分への自信、社会への自信、将来の生活設計に対する自信がなければ、経済活動は停滞する。今の日本は、自分の先行きに自信を持てる少数の人間と、何かしら自信を喪失した大多数の人の集まりになりつつある。しかし、前者の人間グループの成功体験もそれほど多いわけではない。だから、社会全体としても自信がなく活力が広がらないという構図。

 「活力」という点では、小林君と一緒に今日の昼飯を食べた経済企画庁の小島さんとは結構息があって、話していて楽しかった。物価を担当していらっしゃる。小野さんと一緒に仕事をされたことがある関係でメールをいただき、食事が実現したもの。ネットは便利ですな。色々な話をしましたが、私が「北海道にカジノを」などと提唱しているのに興味を持たれているのには勇気づけられましたね。そのうちまた一緒に勉強会でもしたいものです。

 今日の明るい話題と言えばこの論文でアジアを論じ、今までアジアに悲観的だったクルーグマンが、アジアに対して「 increasingly bullish 」になっているとのブルーンバーグ電がありました。彼は言う。「1980年代の中南米の債務危機に取り組んだ身にしてみれば、アジアは急速に回復する予感がする。中南米の危機では、始まって8ヶ月というものこの地域には1ドルの外貨も流入しなかった。アジアには既に資金(ジョージ・ソロスのも含めて)が入り始めている。アジアの回復は、pretty soon だ」と。ただし、懸念はインドネシアだと。


98年03月24日(火曜日)

 久しぶりに横メシを食べました。イギリス人のレイチェルという女性と。やはり英語は練習していないとスムーズに出てこない。電話で約束したのが日本人の女性と。だからその日本人の女性と外人の男性くらいで現れるのかと思ったら、外人女性のみ。それがレイチェル。日本の女性はアシスタントだったらしい。まあ、いいんですけど。でも話していたら、面白かった。仕事の話はあまりせずに、東京のレストランの話になって、私が「西麻布の地中海レストランで....」といったら、「それってキッチン5.....」。ははは、またしても「It's a small world」。

 レイチェルは広尾に住んでいるそうで、だったら「キッチン5」を知っていても不思議ではない。外国人には「very popular」なレストランだそうです。まあ、行って食事をしていれば分かる。外人に人気なのは。イギリス人の英語は分かりやすい。エジンバラの近くのイギリス北部の生まれだそうですが、あまりなまりは無かった。突然ながら「1999年12月31日をどう過ごすのか」と聞いたら、「ニュージーランドで....」と。さすがあいつらちゃんと決めている。日本人でその日をどう過ごすか決めている人は少ないでしょう。たまたま一冊自分の本を持っていたのでサインしてやったら、えらく喜んでいました。オフィスに帰って羨ましがられた、とあとでメールが来た。それにしても、英語は時々ブラッシュアップせにゃあかんですな。
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 運動不足なのと、体がちょっと重くなったので意図的に歩いているのですが、この2日間で「東京という場所は、30分強まじめに歩くとかなりのところにリーチできる」ということが判明しました。月曜日は、青山のベルコモンズの近くのオフィスから、実に六本木まで歩いた。墓地の横の道を抜け、星条旗通りを選んで「月の庭」の前を過ぎ、防衛庁の前に出るルート。その近くの寿司屋に行ったのですが、ちょうど35分で着いた。食事の前には良い運動です。それで食べるものも美味しくなる。

 火曜日は火曜日で、新宿の3丁目まで。青山のオフィスから。これもちょうど35分で歩けた。つまり新宿から青山を抜けて六本木まで行っても一時間強ということです。まあ普段でも、オフィスから西麻布までは歩く。大体25分くらいです。しかし、25分ではあまり運動にならない。30分を超えて早足で歩くとなかなか気分も爽快です。もっとも食事をまずく食べる方法は、一日ずっとオフィスで動かずにいて、夕方になったらタクシーで乗り付ける......(^_^)(^_^)という奴ですか。


98年03月23日(月曜日)

 今日は何か、えらく「本」に縁のある一日でした。

 第一に、出社したら朝一番に韓国・大宇証券の孫さんから電話があって、「伊藤さんの本」が韓国語に翻訳されて店頭に並んでいますよ.....と。全然知りませんでしたね。もうちょっと時間がかかると思っていたし、日経サイドからも連絡はなかった。訳者が孫さんにはいちはやく出来上がった本を送ったのだそうです。送付を頼みましたが、早く見たいものです。ただし、私には韓国語が読めないので家に飾っておくだけですが。日経からも4〜5冊は送られてくるでしょう。私から、「出たそうだよ」と日経の田口君に連絡しました。本が来たら写真にとってネットに掲載しましょう。

 第二に、NHK の山田さんから「世界同時デフレ」(東洋経済新報社)が送られてきた。多分これは先週の末にデスクに届けられていたと思う。しかし小生が出張で、月曜日にゲットということになった。昼休みなどに時間を見つけながら読み始めたのですが、いろいろと考えさせられる本です。小生は、1920年代、30年代のアメリカを襲い、世界を巻き込んだ大恐慌の時代と今との類似制を云々するのはかなり無理があると思っている。まあその理由は山田さんの本を読んでから数日後に書きましょう。しかし、現在の状況に対する一つの見方であり、皆さんにも推薦します。

 第三は、はるかワシントンの山形さんからラリー・キングの「FUTURE TALK Conversations about tomorrow」が到着したこと。ラリー・キングのサイン入りですから嬉しいですね。tks。こちらはもう40年以上も Talk Show をやっているラリー・キングの様々な分野の著名人との「しゃべり」をまとめたもの。結構高い本で、24米ドル、34カナダ・ドル。ウーン、米ドルとカナダ・ドルの間にはこんなに差が付いたのですか。3000円近い本です。版も大きい。

Now,in Future Talk, he converses with some of today's most provocative thinkers to get their perspectives on what's in store for us in days to come.
 と説明がある。まあ色々な分野の著名人との会話の中から未来を推し量ってみようと言うわけです。こちらも時間を見て読み進みたい。
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 「新宿サザンテラス」の事を書いたら、「22日は俺も(私も)あそこにいた」と言う人が何人かいてメールをもらいました。「(私も午後いましたが)歩道沿いにエデイバウァーができた....今度、行ってみようっと」とか、「私も22日の夕方サザンテラスを歩いていましたよ。人形町の今半の出店ができたので試食をしに行ってきました」とか。う〜〜、人形町の今半が出てたなんて知りませんでした。あそこの昼飯の「シェリー酒焼き」があたしゃ大好物だったんです。あれが新宿で食べられるとしたら、それは朗報・朗報。


98年03月22日(日曜日)

 街はちょっと見ないうちに、大きく変わりますね。自分の直ぐ近くでも。午後に新宿に行ったのです。高島屋と紀伊国屋に買い物があって。まあこの二つの店は良く知っている。しかし、用事を済ませて紀伊国屋の3階から新宿駅の新南口につながる道を歩こうと思ったら、今まで見たことがない大きな歩道橋がある。新宿駅南口よりずっと手前にです。大勢の人が渡っている。

 帰り道ですからこの中央線の線路の上を通っている大きな歩道橋を渡ってみたら、「3月20日オープン」「新宿サザンテラス( Southern Terrace)」と宣伝していて、要するに一つの街がオープンしている。20日オープンだから、ほやほやというわけです。新しいホテルが出来ていました。というより、もうすぐ出来る。オープンは4月11日だそうです。名前は、「ホテルセンチュリーサザンタワー(Hotel Century Southern Tower)」。新宿にはこの手の名前のホテルがいっぱいあって間違いそうですね。「センチュリーハイアット(Century Hyatt Tokyo)」、「パークハイアット(Park Hyatt)」

 歩いていて思ったのは、新宿は必ずしも地上を歩く必要のない「Elevated Pedestrian Road (高架歩行者道路)の街」になりつつあるということです。小田急ハルクの前を通って青梅街道沿いの T-ZONE の前まで抜ける高架歩行者道路はご存じでしょう。この道は、スターホテルの裏側にあるねぎしに行くのに便利だったのですが、高島屋が出来たときにも高架歩行者道路が出来た。ここは、高島屋を左に見ながら紀伊国屋にまで行ける。今度は、その対面の南側に高架歩行者道路ができたというわけです。いろいろ面白い店も出来ていた。

 自動車が決して攻めてこない「Elevated Pedestrian Road (高架歩行者道路)」は、歩いていても気分が良い。大体が、ビルの2階か3階の高さにありますから景色も良い。新宿は駅を取り巻き、様々な方向に伸びる高架歩行者道路の街になりつつある。これは、新宿という街の新たな集客環境になる予感が大です。これまでは高島屋や紀伊国屋に行く場合、新宿駅新南口に到達できないうちに新宿駅南口で出てしまったら(新宿駅新南口に行くのは埼京線の乗り場を経由するなどなかなか難しい)、一度地上に降りなければならなかった。甲州街道には、歩道もない。しかしこれからは、小田急のミロード(MYLOAD)からサザンテラスに出て、そこから大きな歩道橋を渡って高島屋や紀伊国屋に行くルートも出来た。

 新宿でもう一つ驚いたのは、新宿の西口にある「ヨドバシカメラOA館」が閉鎖していて、「OA 不況もここまで......」と思ったのですが、違いました。移転。ヨドバシカメラの西口本店の新宿駅に近いところに大きなフロアで営業していた。今までの店は何回も行って何階に何があるか全部分かっていたのですが、今度はフロアが大きくて何処に何があるのか分からない。ちょっと慣れるまでは大変です。凄い人で、移動するのも大変だった。新宿の「ヨドバシカメラOA館」に用事のある方は、「移転」したことを忘れずに。
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 今朝の日経新聞の「文化」欄に、「私たちの故郷は地球です」という新井 満さんの文章が載っている。冬のオリンピックの開会式、閉会式の内幕が分かって面白いのですが、あれだけの式典をするには恐らく凄い準備が必要だったのでしょう。その中で、あのストラクチャーを作り上げたというわけです。実は、小生はあの杏里の「故郷」が欲しいのです。あそこで歌われたあの歌が。でも、朝日が出して CD-ROM には入っていない。ビデオがそのうち出るでしょうから、待ちますが。
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 白ちゃんのサイトのフロントが変わった。夏らしい。金曜日に書いた水槽に関しては、内藤さんの「株式」の欄でも取り上げられている。


98年03月21日(土曜日)

 スポーツ振興投票法案(サッカーくじ法案)が参議院で成立した。賛否両論が戦わされている。反対論も根強いようだが、筆者は資金が有効なことに使われるという前提で、賛成である。実は無論個人的な意見であるが、今日はもう一つ突っ込んだ提案をしたいと思う。

〔北海道、および北方領土へのカジノ設置〕

   経済的に極めて厳しい環境に置かれている北海道経済を蘇生させるため、日本という国の経済に活力を取り戻させるため、さらには国民が今後来るであろう「自己責任原則」の世の中にうまく適合できるようにするために、「カジノ」の北海道、北方領土への設置を是非提案したい。一つだけある前提は、「ヤクザの介入を許さない」ということ。

 これは私の持論ですが、経済をあまりピュアなものと考えるのは間違いだと思う。経済とは欲望の固まりであり、その総和がGDPである。とすれば、経済活動の中に国民の様々な「欲望」「夢」「期待」を取り込んでいく必要がある。確かに資本主義の元の考え方はピューリタニズムや日本にも見られた一種の禁欲主義かもしれないが、その一方で現世を楽しみ、今のためにお金を使うことに美意識を与えたからこそ、経済は発展した。経済が順調にいっている国は、「禁欲主義」と「享楽主義」をうまく使いこなしている。個人のレベルでも、社会でも、国でも。

 昨年の暮れに北海道に出張しましたが、それはそれは暗かった。メインバンク(北海道拓殖銀行)がつぶれ、道経済の柱だった公共事業が抑制気味となり、農業も厳しい環境に置かれていて、かつこれといった産業がないとなれば、道経済が衰退傾向にあるのは明らかである。観光と言っても、まだまだである。九州が比較的元気がよいのは、産業があること、アジアへの窓口になっているからである。しかし、北海道にはそれがない。

「カジノ」は地域経済に活力をもたらし、雇用を生む。人が来て、資金を落とす。観光事業も潤い、今まで作った無駄な「森林道路」も新たな役割を持つかもしれない。いずれ「北方領土」が戻ってくる。しかし、何もない場所だ。漁業では島の連中は食べていけない。ロシア人も残るだろう。そこに国際的な雰囲気を持ったカジノを作るのである。今の日本は重心が下(南)にある。北は寂しい。東北から北海道にかけては何もない。これでは、せっかくの国土がもったない。収益金の一部は国庫に入れても良い。ロシアの極東部でお金をもうけた成金達も来るであろう。外貨収入にもなる。「カジノ」はまた、「自己責任」を養う場所としても有用だと思う。すべての勝負事(ビジネスもそうだが)と同じように、入り方とやめどきが肝心である。カジノはそれを学べる場である。

 北海道と、その一部の北方領土に「カジノ」を作るのは、一石二鳥どころではない経済効果があると思う。


98年03月20日(金曜日)

 名古屋で一つ面白いモノを見つけましたね。これは間違いなく「名古屋特産」ではないのですが....。東急ホテルのロビーの一階の右側。一見するとよくある水槽なのです。熱帯魚が泳いでいて。例のごとく水泡も上がっている。それだけだと、異常に気づかない。しかし、内藤さんが「あこれ、伊藤さん知っている....」と。私も言われて気が付いた。ように見えて、実は水槽ではない。

 下を見ると、「NEC 魚八景」と書いてある。NEC が水槽の生産を始めたわけではない。背後に廻ると、要するにテレビ受像器のようなのです。つまり、これは「仮想水槽」、「もどき水槽」なのです。CD-ROM より大きなデータディスクを回して、水槽の中の雰囲気を受像器に映し出している。それを我々は見ているというわけです。その受像器と見る人間の間に水泡が上がる実際の水の層を作っているので、実物に限りなく近く見える。

 ホテルの人に聞くと、このマシンはリースで月間3〜4万だそうです。我々があれこれ言っていたら、外人連中が集まってきて「funny」とか言っている。笑っちゃいましたね。実際に水槽を設置し、魚を飼うとなると面倒が大変です。餌をやり、水を取り替え。しかし、このディスク熱帯魚だとその日のフロア・マネージャーの気分で「>゚))<<<<」の種類を変えることが出来る。赤い「>゚))<<<<」、ブルーの「>゚))<<<<」。いたずらされることもない。ウーン、将来はストリップ小屋に導入されるかもしれないですな....。
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 もう3回も食べ、熱田区の本店(蓬莱軒陣屋=ひつまぶし)にも行きましたから、ここで紹介しても良いでしょう。名古屋名物の鰻。130年を誇る老舗。この店のおばあちゃんは近くキリンだかアサヒだかのビールの宣伝にも出るそうです。  

「蓬莱軒 ひつまぶし」

 おそらく、日本中を探しても「鰻」の料理としてはもっとも優れているのではないかと思われる。「おいしいものが少ない」と言われている名古屋にあって(私は断定はしませんが)、絶対的に楽しめる料理の一つである。本店は熱田神宮の近くだが、市内では松坂屋の10階に入っている。松坂屋の店は11時ちょい過ぎから並び始め、12時頃に一番列が長くなる。そして、その9割はデパートに来たついでに美味しいモノを食べようと言う女性陣である。

 この料理は、三段階で攻める。まず、おひつにまぶされ、かつ比較的小さく短冊状に切られた鰻をご飯と混ぜ合わせて三分の一程度をそのまま食べる。これは「蒲焼き」をご飯にまぶして食べるのと同じである。次に、付け合わせとして出てくる海苔や細切りネギと混ぜ合わせて、三分の一を食べる。第一段階と味が違って、なかなか良い。最後に、残った三分の一をお茶漬けにして食べる。味の濃い鰻が、ここでさっぱりした味に変わり、体に優しいものを食べた気持ちになる。満足度は高い。

 「鰻」を食べていつも思うのは、そうは言ってもバラエティが少ないことだ。「鰻の料理」と言えば、例えば新日本橋の「大江戸」に行って「鰻懐石」を食べてもそれほど美味しいとは思わない。しかし、この蓬莱軒の鰻料理は短時間に鰻を堪能した気分にさせてくれる。熱田神宮近くの本店(052-671-8686)は雰囲気があってよい。最近は夜の予約はなかなか大変らしい。松坂屋の店は、「052-264-3825」。

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 名古屋では多少用事を済ませて、内藤さんの講演を聞きました。自分がやっているのはいつも聞いている。人がするのを聞くのは勉強になるのです。来ているお客さんも全く違ったし、いろいろ勉強になりました。
 


98年03月19日(木曜日)

 名古屋に来ているのに、夜は東京の勉強会仲間の内藤さんと焼鳥屋で酒を飲んだという訳の分からない一日の締めくくりでした。小生は本日、内藤さんは明日が講演会。ははは、二人とも名古屋出張で「それだったら、名古屋コーチンで夜は軽く...」という感じ。ホテルの近くに結構有名な店(確か「鳥銀」といいました)があるのです。名古屋だったら満拿もいいのですが、ここは鍋。ちょっと暖かくなってしまいましたので。

 名古屋には毎年2回、16回連続来ていて、つまりそれは8年間講演会が続いているということです。毎年2回来て講演するというのも、なかなか大変です。ずっと来られている方がいる。毎回言うことをチェック(^_^)(^_^)されている。講演に使うレジメも残しますから、見方が間違っていれば直ぐ分かる。同じようなことをしていれば、飽きられる。今回も50名近い方に来ていただきました。最近はインターネットのあちこちのURLをオンラインにして講演でそのまま使いますから、講演が終わるとメールを頂くことが多い。今回も石田さんからURLの問い合わせをいただきました。「双方向」はなかなか便利です。
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 今度の出張では、ファイルや自分の忘れ物で苦労しました(^_^)(^_^)。まず、出かけようとしたら、ピッチのホームアンテナがいつも置いてある場所にない。これがないと出張の時は困るのです。ピッチは非常に神経質な通信手段で、数メートル違いでも使えない。ホームアンテナなしだとピッチは講演会場で稼働するケースとしないケースがある。講師席で確実に使うためには、やはりアンテナが必要なのです。携帯もいいのですが、これは 9600 で遅くてご遠慮したい。

 ないということは、きっと最後に使った場所に置いてきてしまっているのです。ダメですな。使うときに置く場所と言ったら窓の近くとか、ちょっとうっかりすると忘れる場所。会場を暗くするケースが多いので、ということはカーテンと窓の間に置くことが多い。よほど気を付けないと忘れる。で、案の定、忘れてきてしまったということです。

 世の中、何だか「ピッチ・ピンチ」ですね。NTT はほとんど撤退気味。しかし、通信手段としては優れていると思う。64k 128k の通信が出来るようになれば、それはそれで使い勝手が良くなると思うのですが。もうすぐ、携帯も32Kあたりまで進むようです。これだけピンチだと、PHSの64K化、128K化は予想以上に速くなるのではないでしょうか。

 あと困ったのは、office 97 で作った power point file を会社で使っている以前のバージョン(6.0)の power point file に転換しようとしたら、容量が大きくなりすぎて FD に入らなくなってしまったこと。今回はチャートとかを power point file の中に入れましたから重くなるのは覚悟していましたが、office 97 だと簡単にフロッピー・ディスクに入るファイルが、バージョンを落とすとファイル容量が増えてフロッピー・ディスクに入らなくなる。それでファイルのままでは支店(会社のオンライン・ネットワーク上で)に送れない。最初から6.0のファイルとして作れば良かったのですが。自分のパソコンの上で作りましたので。普段は power point file を講演先に送って、そこで「アウトライン印刷」して、それをレジメに使っているのですが。

 しかたないので、東京で印刷してそれをファックス送りした。 power point file を「outline」にして、それをコンピューターからファックス送りするのが一番綺麗なのですが、それをしている時間がなかった。いろいろ勉強します。
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 「ひまつぶし」、いやいや「ひつまぶし」は相変わらず旨くて、店(蓬来軒とかいいました。松坂屋の10階)も繁盛してました。11時30分には、ずらっと女性客が並ぶ。新宿高島屋のディン・ダイ・ファンのようなものです。熱田神宮近くの本店にも是非行ってみたい。


98年03月18日(水曜日)

 Window98の実験はひとまず終わりで、名古屋出張もあるので一旦VAIOからもuninstallしました。入れるときと違ってこちらは5分程度しかかからない。わずか数日ですがWin98を使ってみた印象は

  1. 確かに操作性は上がっている。スピード感がデスクトップに現れてきており、これは気分が良い
  2. コンピューターの中のソフトウエアをその必要があればオンラインで簡単にアップデートできる機能も便利だ。まだ使い切れていない機能もありそう
  3. しかし、全体的に見れば「98」は「95」登場の時のようなソフトウエアとしての大きな前進が感じられない
  4. また、アプリケーション・ソフトのサイドがWindows98に対応していない現状では、その使用範囲にも限度がある(これについての苦情は色々な人から聞きました。特に音関係がだめ)
  5. よって、OSとして十分に「98」を使うにはあと少なくとも半年くらいの時間が必要で、このOSはそれからさらに数ヶ月の時間を置いて入れるのが最適ではないか
というものです。困ったのは、マイクロソフト関係のソフトは問題なく使えるのですが、「Nifty Manager for Windows95」のような「〜for windows95」ソフトウエアの多くが使えないことです。説明では使えるはずだった。しかし、実際は使えない。「〜For windows95」ソフトは普通の人のコンピューターには結構入っている。としたら、各アプリ・メーカーが「〜for windows98」に各社のソフトをバージョンアップしてからの方が良いということです。 少し時間がたって各社の「〜for windows98」ソフトが出始めた頃に試してみます。
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 ロンドンからブローカーの根谷ちゃんが来てくれて、今西としばらく会いました。時々ロンドン市場の状況などをメールで送ってきてくれる。ニューヨークの情報は東京の朝色々な媒体で読めますが、ロンドンの情報というのは正直言ってあまりないのです。我々が寝ている間に終わりますから。ですからロンドンからもらうメールは有用です。日本のブローカーは今まで、どちらかというとディーラーと対等に話して商売をすると言うより、自分を下において商売を進めてきた。もうそういう時代は終わりです。新しい試みをしながら、職域を広げていってほしいと思う。彼なんかナイス・トライをしている。

 彼は「パワー・ザウルス」をもっていましたが、結構スグレモノですね。小さな割にはカメラもついていて小生の写真をとってそれを名簿に入れていた。メールも打てる。しかし、入力がちょっと大変そう。まあ、買う気はしませんが目の前で見せられると「ザウルスあなどれず......」と思う。
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 うーん、少なくとも私には「シソの葉ジュース」は非常に効きます。最近はかなり楽になりました。その人その人で会う会わないがあるでしょうが。


98年03月17日(火曜日)

 アステイオンの1998年春号が完成して、TBSブリタニカから送付されてきた。伊藤さん(Foresignt の伊藤さんとは別人です)から頼まれて、私が最近書いたもっとも長い論文が掲載されている。「特集=大競争時代」を構成する5論文(中谷 巖、森口親司、宮本光晴、伊藤 洋一、関 満博の)の一環をなす。「スピードの経済」の主張をもう一段進めたもの。

 5本の論文の中では、中谷さんのそれと私の論文とに共通する事柄が多い。中谷さんも盛んに文章の中で「スピードの経済」という言葉を使っている。今の日本には、決めなければならないことがいっぱいある。しかも、その原因を究明して。原因も究明せずに、騒ぎ廻っている印象がする。これは、いくら行為にスピードがあってもダメです。「スピードの経済」では、何かの事象に対して本質的な問題を素早く把握し、それにスピーディーに対処することが必要です。

 それで思い出しましたが、何か事件があるとすぐに「首」を取ろうとする今の日本の風潮もおかしい。これはこの前も書きました。昨日はある知り合いの野党の国会議員から電話がかかってきたので、「いろいろな人の首をとったって、何も解決しないばかりか、問題を矮小化してしまうだけじゃないですか」と本音でいっちゃいましたよ。別に松永蔵相のファンではないけれども、同蔵相就任後に大蔵省に問題が起きたときに就任したばかりの同蔵相に対してまで「辞任せい」と言う声が上がりましたが、これにはびっくらしましたね。もっとやることがある。話が飛んでいってしまいましたが、「アステイオン」は地味ながら落ち着いた良い雑誌です。大きな本屋には置いてある。興味を持たれた方は、本屋を探してみると良いと思います。
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 なつかしい人からメール。以前為替を担当されていた記者の方から。30分もネットサーフィンして私のサイトに到着されたそうです。

 16日付けの伊藤さんのDIARY「日銀の総裁・副総裁人事」は、日銀ウォッチャーの1 人として、大変面白く読ませていただきました。藤原さんの本は私もかねて、愛読 しておりました。大手町のとある書店で藤原さんの著書ばかり購入する私に、ある 日店主が「藤原さんをご紹介してあげましょう」とご本人を連れて来られました。 かれこれ7年も前のことですが、当時の藤原さんは「時事通信のデスク」という印 象が強く、まだ新人だった私には雲の上の存在であるご本人を前に、コチコチに緊 張してしまったことを今でも忘れません。「聖母病院の友人たち」は、「素顔の日 銀総裁たち」や「カラムコラム」の切り抜きとともに、現在も私の宝物となってい ます。
 ファンが多い人なのです。藤原さんは。思い出しました。藤原さんの書いていたコラムは「本石町」とか「カラムコラム」という名前。それらが載っている媒体は、「金融財政」などだったと思います。
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 NHKの山田解説委員が東洋経済からデフレに関する本を出した。月曜日だったか電話があって、「伊藤さん、買わないでね。送りましたから....」と。買おうと思っていたのに。山田氏によると、本の最後に私の本が登場しているのか、私の名前が出ているらしい。彼から本をもらうのは2冊目。小生は一冊だけ。直ぐ何か書かないと(^_^)(^_^)。「デフレ本」ばやりですね。ちょっとアラーミングで、eye-catching。斉藤さんの本は考えればちょっとトリッキーでしたね。「10年デフレ」が本の題名で、しかし読むと「あと3年で終わる」という内容。山田さんの本は、どんな本でしょうか。ところで、山田氏は多分今日からインターネットを開始している。インターネットと言えば、モルガン・スタンレーは今日から日本語での外部とのメール授受が可能になった。

 本と言えば、ワシントンの山形さんから、本を送りました....と。彼女がワシントン近郊に住む Larry King のサイン会に行って一緒に写真を撮ったのは文章を読んでいるから知っていましたが、どうも「For Mr Itoh」というサイン入りの本も買ってくれたらしい。tks。宝物にします。(^_^)(^_^)「Future Talk」という彼らしい題名の本。

 ははは、私の自慢本と言えば三島由紀夫の何冊かの初版本と、ジョージ・ソロスのサイン入り「Soros on Soros」ですが、そこにこの Larry King が増えるというわけです。Again tks。


98年03月16日(月曜日)

 体調悪しであのジュース(花粉症に効くシソの葉)を作ろうと早めに家に帰り「生き物地球紀行」を見終わり、8時45分からのNHKニュースを見て仰天しましたね。「藤原 作弥氏、日銀副総裁に内定」と。前の会社の大先輩。日本エッセイストクラブ賞もとった名文家。日本の金融記者の中でも、一番名前を知られた記者の一人。海外経験もあるが、なによりも「日銀詰め」が長い。

 同じニュースを見たのか、移動電話に新潮社「Foresight」編集長の伊藤さんから電話が入って、しばらく話しました。彼も驚いたと。藤原さんは、新潮社から本を2〜3冊だしているそうで(確かそうでした)、そのうちの一冊「聖母病院の友人たち」(だったと思う)が、日本エッセイストクラブ賞を取った。私も読みましたが、実にほのぼのとした良い本でした。私は直ぐに思いつかなかったけれど、新潮社の伊藤さんは「イングランド銀行の副総裁に、エコノミストの編集長がなったことがあったでしょう。あれが前例では....」とおっしゃる。そうですね、確かそういうことがあった。

 藤原さんは確か仙台の新聞記者(人生の一部において)の息子さんで、その数年後輩に若尾 文子がいたというような話をどこかに書いていた。時事通信が出している週何回かの金融関連ニューズレター(名前はちょっと忘れましたが)にコラムをずっと書き続けていて、それが日本の金融関係者に非常に人気があったのです。時に双子の娘さんのちょっとプライベートなことまで書いて、多分家族からは嫌がられていたと思う(^_^)(^_^)。しかし、私もいつもそう思っているのですが、人間は固いことを考えているようで頭の隅では、人間くさいこと、楽しいこと、ちょっとした話題に飢えている。彼のコラムはそこを非常にうまく塩梅していた。

 むろん、記者としても優れていたと思う。著書も他に、「素顔の日銀総裁たち」、「満州少国民の戦記」、「死を看取るこころ」、「李香蘭 私の半生」(共著)と多い。専門的な文章もあちこちに出していたと思います。しかし、日銀詰めが長かったゆえに日銀にものすごく知己がいた。私が最後に読んだ彼の本は、もっぱら日銀の人達の人間模様(人柄とか、付き合い)を描いた本だったと思う。四〜五年前だったと思いますが、為替がものすごく動いているときに「日本記者クラブ」の大きな講演会に藤原さんの推奨(彼はその時司会もしてました)で「講師」として呼ばれたことがある。その時もらった「楓の万年筆」は今でも小生の宝です。実際に会ったのはそれが最後でしたが、年賀状はいつもやりとりしていて、いつも何となく気になる人ではあったのです。でも、会社の役職のラダーを上がると言うことには全く興味のない人でした。最近は、日銀法の改正問題などで委員をやっておられたようです。
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 総裁には、速水 優さんが決まったという。この方は個人的には全く存じません。しかし、日商岩井という大手商社の経営に携わり、実体経済を知っている人だと思います。文章は何回も読んだことがある。もう一人の副総裁の山口さんがどのくらいの年の方か知りませんが、速水+藤原で130を楽に超える年齢はちょっと気にかかります。速水さんだけだとそうは思わなかったかもしれませんが、「藤原 作弥さん」が入ったとなればこれは斬新だし、面白いと思います。なにをするんでしょうね。コラムは書き続けるのだろうか。多分文章は書き続けるでしょう。

 選んだ方としては、この「目新しさ」を一つの売りにしたいに違いない。しかし、藤原さんならその「売り」を超えることが出来るような気がする。むろん、今の日本の金融環境で日銀が実際に出来ることには限りがあるという見方は当たっているし、財政政策発動の意味合いの方が大きいと思う。だったら、これは3月6日のnews and analysisに書いたように、財政を司る政府・霞ヶ関に物言える日銀の代表選手になってほしいと思うわけです。藤原さんには、強いエールを送りたい。


98年03月14〜15日(土〜日曜日)

 ハハハ、やはり OS をいじるとなると、スリリングですね。スリリングだけで止まるといいけれど、問題もいろいろ起こる.....と予想していましたが、実際に起こりました。アプリを入れるのとは全く違う。一台(Aptiva740)は壊しましたし、Vaio も完全には機能しなくなった。まあ、3.1 から Win95 に移行したときも本当にたくさんの問題を抱えましたから、それに比べれば問題は小さいと言えるのですが。

 まずトライしたのは、小生のもっているマシンでは二番目に古く、多分これに入れたら問題が起きるだろうと思っていた Aptiva740 に。このマシンはハードディスクが1ギガしかなく、仕方がなく圧縮してあるのです。それだけで、問題が多そう。作業の最初からIBM の特徴ある通信ソフトである MWAVE でつっかかった。これは、98 CD-ROM の中に問題解決のための最新ドライバが事前に用意されていたのでそれに渡ったのですが、コマンドの文字がばけて読めない。しかし、ここは適当にクリア。その後順調に行ったものの、最後に来て「ディスプレイ」をうまく認識しない。「16色」でしか表示が出来なくなったのです。いろいろやったがダメ。それでも WORD などいろいろソフトは試しました。処理は速くなっている。またディスプレイ以外は順調に機能している。ネットワーク設定も完璧でした。

 しかし、ディスプレイは命ですから、それでは一度 98 を uninstall しようと思ったのですが、「ソフトウエアの追加と削除」の項目に Win98 がない。uninstall が出来るように設定したはずなのに。そこでいろいろトライしたのですが、だめ。そこでなんと無謀なことに「98を95で上書きしちゃえ」と上書きをトライ。そしたら、さすがにマシンが怒りましたね。途中で止まった上に、「Windows の設定ミス」とか何とか出てきて、動かなくなった。もうこれで The end ですな。あきらめた。これ以上時間を使うのは無駄なので、ハードディスクの取替(4G あたりへの増設)を含めて、小生のコンピューターの先生(主にハード面の)である加島君に宅急便で送って直してもらうことにした。彼曰く「メーカー製品は寿命は2年」と。まあ、ハードディスクを増設して、新しいマシンとして付き合いますわ。
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 Aptiva で無惨に敗北したので、今度はもっとも新しい Vaio でトライ。こちらは最初から比較的順調でしたが、「例外OE、015F:BFF9DD7F」という障害報告が2回出た。それでも最後まで何とか到着。しかし、完成状態でも IE4.0 をデスクトップ・ツールとして使っている身には、全く目新しさがないのです。あの 3.1 から 95 に移行したときのような。それでも何か目新しいことがないかと思って探したのですが、まず気づいたのは「マシンがえらく静かになった」ということ。つまり「音」が出ないのです。Real audio からも音が出ない。全く出ないかというと、かすかにうなっている。しかし、サウンド調整してもダメ。

 スピーカーがいかれたかとCd-Rom Drive に音楽CD を入れて試したら、この音は従来通りうまく出る。まあ「例外」も出たことだしと思って、98 を一度 uninstall して入れ直して見るか、という結論で一回抜いたのです。あまり時間はかからなかった。完全に「95 環境」に戻りました。そしてしばらくして、再び install。今度は全く「例外」も出ずにうまくいった。しかし、同じように起動音も出ないし、アプリの起動、終了の際も音設定してあるのに「音」がでない。音楽 CD の音が出るのは変わりません。ということは、ソフトの問題です。

 で今その状態で、OS を 98 にしたままでこの文章を書いています。一応私自身が普段コンピューターでやっている全作業をこなしてみないと、OS が変わったことの効果ははかれませんから。ネットワーク設定やその他アプリの起動などは全く問題がないというか、今までより早くなった。スピード感のある仕上がりになっている。これは評価できる。しかし「95 の時と何が変わったのと」と言われれば、まだ「これ」というものはあまりありませんね。多分、IE4.0を今まで全く使ったことがない人には、目新しさがあると思う。

 一つ明確に違うのは、「スタート」のプルアップ・メニューの中に、「Windows update」というのがある。これは、インターネットをオンラインにした状態で渡れば、コンピューターの中身を見てくれて、より新しいバージョンのソフトが出来ていて取り替えられるものであればそれを取り替えてくれる、というもの。一見便利に見える。セキュリティーの問題は別に考えねばなりませんが。まあ、ソフトの評価というのは即断は危険です。しかし、どこにどういうバグが潜んでいるかもしれませんので、今週後半の名古屋出張には 95 の環境にコンピューターを戻していくつもりです。一度戻した体験では、「95 環境」は完全に取り戻せる。ハードディスクに場所を与えて環境を保存してありますから。

 しかし、ハードディスクのプロパティーを見ると、やはり相当ディスク領域を取っている。感覚だと0.3ギガくらい。 98 はでかいソフトなのです。これでは確かに1ギガのハードディスクでは他のアプリケーションを乗せられない。私の感覚だと、音がでないのもソフトの問題だと思いますし、コンピューターが一台しかなくてそれもハードディスクが小さい人はちょっと install を見送った方が良いのではないでしょうか。唯単なる印象ですが。

 まあ、名古屋に出張するまで数日はこの「98環境」で Vaio を動かしますから、なにかあったら情報提供します。それから、私と同じように「Windows98 Preview Program」に参加して「WINDOWS 98 環境」を試している方。是非情報交換しましょう。こんな機能もあるとか、それはこう、とかいう。私が知っている限りでは、木村さんと加島ちゃんが 「98 環境」を試せる立場にある。


98年03月13日(金曜日)

 土曜日の昼これを書いていますが、マイクロソフトから「Windows98 Preview Program」が送られてきました。まだどのコンピューターに入れるか決めてないのですが、土曜日一日楽しめそうです。というわけで、本日は短めに。入れた結果は、明日のこのページで紹介しましょう。

 「シソ」に関しては引き続きいろいろな方からメールをもらっている。別に宣伝するわけではないけれども、藁をも掴みたい方々には結構好評の用です。

 先日メイルをさし上げました松本です。

 小生も伊藤さんの”DIARY”にて紹介された「山口さん本舗特製シソの 葉ジュース」をさっそくためしてみました。

 これが驚くほど良く効きます。長年悩まされつづけ、ついには薬で作用まで引き起こしてしまったほどひどい状態ですので完治とまではいきませんが、目に見えて効果があります。続けざまにクシャミがでて止まらなくなるということがなくなりました。

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 久しぶりの方からрもらいました。現在Foreign Press Centerの専務である細野さん。1970年代の後半にニューヨークに居たとき、「63 Broadway」(63丁目とブロードウェーの交差点、WESTです)の「One Lincoln Plaza」の同じ階に住んでいた仲なのです。奥様がピアノをやられる。ウーン、5〜6年ぶり。もともとは毎日新聞の方です。

 カジノに一緒に行きましたね。ニューヨークの南にある「Atlantic City」。まだここでカジノが始まったばっかりに。ニューヨークでもよくご一緒しました。日本を離れたある場所で一緒に過ごした人というのは、非常になるかしいものなのです。まあ、一種の共同体験ですから。企業の中でも、ニューヨーク組とか、ロンドン組などができるようなもので。
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 昼は久しぶりに澤上投資顧問の澤上社長と九段下で食事をしましたが、相変わらず元気です。あの人は。完全成功報酬という日本でも、海外でもあまり例のないシステムで会社を運営してますから、今のような相場だとなかなか難しい。しかし、着実に運用資産も増え、人も増やしていて、また何人か入れるそうです。条件は、「柔軟な思考が出来て、適応力がある人」だという。今まで採用した中では何故か女性にこの基準に合致している人が多いとか。

 面接は家族同伴でやるのだそうです。2〜3年は修行で厳しい。給料も高くない。奥さんも旦那に協力するような体制でないと....ということらしい。相場が良くなるまでは大変でしょう。お金を預けた人の中には、早めの利益を求める人もいる。しかし、これからが投資の世界と意気軒昂でいらっした。

 九段下ですから、食事は久しぶりに「まぐろ屋」で。まぐろ専門店。もう数年前になりますが、1週間前にマグロのお頭を頼んでおいて、数時間かけて焼いもらって、「お頭」を8人くらいで食べたことがある。韓国から姜さんが来ていて時です。でかいんです。でも貴重な経験でした。まあ、10人くらいの会合では面白いと思います。澤上さんと食べた今日の昼の刺身も美味しかった。地下鉄の東西線「九段下」から歩いて2分です。電話番号は、03-3264-7289。数年に一度しか行きませんが、覚えていて損しない店です。


98年03月12日(木曜日)

 ウォール・ストリート・ジャーナルからブレティンが来るのは大体日本時間の朝7時ごろですが、今日は面白い時間に来ました。日本時間の確か午後4時ごろ。つまりニューヨーク時間の午前2時。通常じゃない。何か来たかというと(記事の書き出しを借りると)

 わずか20年前には小企業を上場している小さなエレクトリック・マーケットに過ぎなかった NASDAQ が、伝統溢れるアメリカン証券取引所(AMEX、別名”CURB”)を買収する交渉を行っている。
 というもの。この記事によれば、この買収は来週の初めにも発表される予定で、AMEX は NASDAQ を運営している NASD(National Association of Securities Dealers)の傘下に入ることになると言う。

 では、なぜこのウォール街で一番名誉のある新聞が米東海岸の午前2時に記事を発信したか。どうも、「特ダネ競争」のようです。というのは、日本時間の午後2時30分ごろにニューヨーク・タイムズはもうその件の記事を流していた。「なるほど」と読んだ後でした。ウォール・ストリート・ジャーナルとしては、ニューヨーク・タイムズにウォール街のことで、あまり先を越されたくなかったということです。記事の内容としてはウォール・ストリート・ジャーナルの方がしっかりしていた。

 まあ、特ダネ競争などどうでも良い。意味は何か。設立は、NASDAQ が1971年、AMEX は1911年です。60年の年齢差。しかし、実力は全く比較にならない。上場株式数は NASDAQ の5487に対して、AMEX は771に過ぎない。取引高も、6億6400万に対して、2400万。NASDAQ の出来高トップ5には「インテル」「シスコ・システムズ」「3COM」「マイクロソフト」「オラクル」とハイテクの優良企業が並ぶ。これに対して、AMEX は、「VIACOM」「XCL」などで知っているのは「Trans World Airlines」くらい。

 一番違うのは、NASDAQ がコンピューター・マーケットであるのに対して、AMEX が伝統的な Open Outcry のマーケットだと言うこと。直ちに声だしマーケットがなくなるかどうかは分かりませんが、方向としてはこちらでしょう。この二つの合体は、明らかにニューヨーク証券取引所(NYSE)への対抗を狙いとしている。NASDAQ は80年代の急成長のあと、やや足踏み状態。AMEX はこのまま行けば、存在価値も疑われかねない。一つ NASDAQ にメリットがあるとすれば、AMEX のオプション・マーケットを取り込めるという点。SEC(証券取引委員会)の承認など関門は多いのですが、取引所でさえも「競争関係」にあるというアメリカらしい話です。
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 山口さんから教わった「花粉症の即効性のあるジュース」は、あちこちで話題になっているようです。今日来た質問の一つは、「このシソの葉は何色?確か緑と紫の2色あると思うが?」というもの。つまり、「緑と紫」の2色。なるほど、これは小生には分からない。そこで山口さんにメールを打って聞いたらあまり時間を置かずに以下のようなメールが帰ってきました。

伊藤様

 おはようございます。

 ご質問のシソは「青紫蘇」です。私のイトコ一家が巳を挺して人体実験をしま したが圧倒的に青紫蘇の方が効くとの報告が来ています。

 それから伊藤さんにお知らせしたときは朝夕にお猪口一杯程度と書きました が、症状が改善するまでは飲めるだけ飲んで良いそうです。症状が収まってか ら予防措置としてお猪口一杯を継続して飲む、と言った感じです。

 馴染みにしている銀座の店で数週間前に一人の子に教えたら、なんと昨日は女 の子全員が飲んでいました。(なぜかホステスさんは花粉症が多い)効き目の すごさもさることながら彼女たちの情報伝達力のすごさといったら...

 私の回りでも、花粉で悩んでいる人は多い。何故か夜になると鼻の調子が悪くなる。しゃくにさわる。しかし、誰と喧嘩すれば良いと言うものでもない。強い薬を飲むと副作用がある。だから、「シソの葉」などは効けば理想的なのです。
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 フリーズ君の所有者は、マックを所有している人々から多大なる同情を集めているようで、北村さんなどは、「あとは、どう説得すれば山形さんが"フリーズ君"と 末長く付き合えるようになれるか、目下、検討中です。"フリーズの嵐"を一度、経験すれば、本当にMacが愛おしくなるんですけどね(ちょっと、負け惜しみです)。」とまでメールでエールをおくっている。出来の悪い子供ほどかわいい....ってやつですか。


98年03月11日(水曜日)

 花粉が悩ましい毎日です。どうもいかん。ようするにすっきりしないのです。ここ2〜3年のことですが、この季節は鼻がクリアにならない。憂鬱です。気候は徐々に良くなってきているのに。まだまだ続きそう。
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 噂されていたとはいえ、日銀の営業局の課長が捕まったことの金融市場への影響は凄まじかった。いまだかつて、こうした容疑で日銀の幹部が捕まったことがないという以上に、日本の金融システムの正に linchpin(かなめ)で起きた事件であるからで、ウォール・ストリート・ジャーナルは「Japan's economic woes」と書き、すぐ続いて「Growth prospects looks pretty ugly for Japan」というあるエコノミストの見方を伝えている。こうした見方を受けて、株は下げ、為替は円安となり、債券相場は一時史上最高を更新した。

 これは捜査当局が考える問題ではない、ということを理解しながら言えば、今回の一連の逮捕劇は最悪のタイミングで起きている。アジア経済も動揺し、日本経済も海図を失っている段階で、ますます混迷度は深まり着地点(捜査や日本経済の)が一段と不明になったと言うことである。着地点が不明になれば、「不安感」が高まる。消費者心理は落ち込み、企業収益は落ち、雇用に対する不安は深まる。言ってみれば「Chaos」(ケーオス)状態になってきている。これは、日本経済、アジア経済、そして世界経済のために非常にタイミングが悪い。日本の景気の一段の落ち込みの可能性が高まった、と言える。

 アメリカ経済は今のところ順調で、株価も高値を更新しているが消費者の債務の積み上がりなどもあり、成長率は下がってくるだろう。年後半にはかなり鈍化すると見る。株価は最後のお祭りの印象もする。今の世界経済でアメリカ経済が落ち込みに直面したときの図式を想像すれば恐ろしく、そのためにも日本で思い切った、構造問題に取り組む景気刺激策が取られる必要があるが、その見通しは一段と遠くなった。何かあれば、トップの首を取るだけに問題を矮小化して事を済ます今の野党勢力では、たとえ政権交代が起きたとしても日本経済の当面の「着地点」を見せる政策は難しいだろう。ということは、今の混迷状態が続くと言うことである。これは困ったことだ。
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 日本の金融システムの中にビルトインされた慣行のいくつかが、世界の金融システムの中で新たに形成されつつある「standard」(基準)に比して妥当性を欠き、国際的に通用しないものであり、従って是正されなくてはならないものであることは確かです。そしてそれは、一人金融界だけでなく他のかなりの業界についても言える。「日本的慣行」という曖昧な表現が出来るかどうかは別にして、今までの日本のシステムの中には、直さなくてはならないことはいっぱいある。

 総会屋の問題もそうです。これは企業のディスクロージャーの問題と密接に関連している。また贈答の「贈りー贈られ」は一定の限度の中では人間関係を円滑にする素晴らしい行為だと思いますが、それが常識はずれの一方通行になるのは良くない。捜査当局が目を付けるに至ったと言うことは、目に余ったということでしょう。そしてそれは他人事ではなく、日本人の一人一人がそうしたことが時として起こってきた社会で生きてきたという認識が重要だと思います。ここでも指摘したように、「ルールの明確化」が必要だと思われる。
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 ただし一つ思うのは、捜査というのは秘密に行われているはずなのに、それが漏れてマスコミが「想定犯罪者」という扱いで、当該者を朝から付け回すのはどうでしょうか。これは一種の人民裁判になっている。あれでは、犯罪が確定する前に自殺する人が出てもおかしくない。犯罪の有無と罪はやはり裁判で決する必要がある。あとは、犯罪はシステムの反映でもあるわけですから、官庁の人事制度などから再構築する必要があるが、これに関する議論が全く実質的なものになっていない。今後、この問題を十分に考える必要があると考えます。


98年03月10日(火曜日)

 ホームページが次々に「一周年」を迎えている。内藤君の次は、白ちゃんでしたが、確か昨日は山形 亜裕子さんがそうだった。Congratulations。

 彼女の diary に書いてあるとおり、そそのかしたのは私ですが、でも「ayuko.com」というドメインをその時に一緒にとってしまったのは立派でしたね。そのころの小生にはドメインを一挙にとってしまおうという気持ちはなかった。素早い(^_^)(^_^)。

 しかし、最近はえらくコンピューターに苦労しているらしい。

「もう〜、マック君のご機嫌が悪 い、悪い・・・。フリーズ連続3回!もう、キレましたね〜。日本に帰ったら買い 換えちゃおうかしら。伊藤さんも使っているVaioに・・。帰国したらパソコンショ ップでお試しさせてもらおうかしら・・・。でも。マックに愛着がないわけではな く・・・。心の中で葛藤が続いています。
 という文章があり、「売るべきか、売らざるべきか。それが 問題だ・・・」とハムレットのようなことを言っている。

 彼女がアメリカに行くときに、内山さんとビスボッキャで送別をしたのですが、その時はえらく惚れて買った様子のマックで、自慢げだったのに。ははは、小生は「フリーズ君」とあだ名を付けてあげました。どうも、VAIO族は小生の回りでも増殖している。会社の同期が買い、職場の若手が 505EX を探している。売り切れらしいのです。多くの店で。ただし、500系は cd-rom drive が付いていない。これが玉に傷です。
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 これは今週の月曜日の「news and analysis」に掲載したので、そちらを読んだ方は飛ばして下さい。必ずしも読者が重複してませんので。最近のレストラン業界の動向に関してです。

 私が気づいたり、聞く範囲では、最近の東京近郊のレストラン業界にはいくつかの注目すべき変化がある。第一は、一種の価格革命。内容がないのに高い店はどんどんつぶれている。接待需要だけでもっていたような店はダメです。これは今の流れから言うと、絶滅種(^_^)。今まで接待に使われることが多かったにしても、内容が付いてきていた店は価格レンジを多少変えるだけでまだ繁盛しているところもある。ただ高いだけのフレンチが衰退して、実質的で日本人の口にあった中華をうまくフレンチ的な雰囲気(様式)に入れた店が多くなっている。

 第二は、場所の分散。かつては、銀座とか赤坂とかそういう繁華街に集中していた。しかし最近は良いレストランは、「え、こんなところに」というのが多い。そして大体において最寄り駅が遠い。良いレストランの場所がいわゆる繁華街からどんどん出て、今までは予想もしない場所に出来ているということです。多分賃貸料の問題もあるのでしょうが、行く側としてもそこら辺を歩いていたから入ってきたというような連中が多い場所よりも、そこにそういうレストランがあることを知って入ってきた人が多いようなところが安心できる。そういえば、ホテルも良いホテルは駅から遠ざかる傾向がある。

 第三は、高いレストランでも下の値段の料理の価格帯が大きく落ちてきたこと。特にランチ価格は下落が著しいし、夜でも安いメニューを入れている。多分そうしないと、客足が遠のいて、いかにも店が閑散としてしまうためでしょう。夜のレストランに二〜三組しか客がいない、という状況ほど食べていて興ざめなことはない。やはり、人が多くて華やかな雰囲気がレストランにはなくてはいけない。ある程度の入場者が必要なのです。とすると、お客に入ってもらわねばならない。

 第四は、やはり日本人の味覚も少し変わってきたように思う。西麻布の北海園の前に出来たKEN'Sなんとかという店(派手だからすぐ分かります)は、中華だか、韓国だか、イタリアンだか、そして日本食だかわけのわからない創作料理が多い。店の雰囲気も変わっている。雰囲気もある、面白い作りをしていて、簡単な宴会も出来る形になっている。にもかかわらず、価格帯は非常にリーゾナブルです。北海園の前を通ると、かなり多くの人が入っていく。あそこの料理はちょっと私の口には合いませんでしたが、好きな連中はいるらしい。味覚が変わってきているような気もする。
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 実は昨日、昼に表参道を歩いていたら、「平松」がやっていた表参道名物のカフェーとその中のレストランが閉鎖しているのを発見しました。鳥居から見て右側のあれです。閉鎖は1月31日とある。今まで知らなかった。なぜ閉鎖したかは知りませんが...。この業界も変わりつつある。行く前に「やってるかどうか」確認しないと。


98年03月09日(月曜日)

 そういう機能があることは知っていたものの、これまで一度も試したことがなかったコンピューター間の「赤外線」を使ってのデータ交換を VAIO 仲間で実施、見事成功しやした(当たり前か ?)。別に VAIO 仲間でなくてもよいのですが、同じソフトウエアが搭載してあるので、位相とかが合わせやすいと思って試しにとりあえず VAIO 同士でやってみたもの。VAIO の700系(500系もそうだと思いますが)には「TRANXIT」というソフトウエアがあるのですが、それを起動して「セットアップ」で「ポート」「モード」(viable を選択)、「ボーレート」(115200)を選んで終了。

 2台のコンピューターの設定を終了して、背中合わせにした段階で既にコンピューター・ソフト上の「信号」が青になって、二台のコンピューターがオンラインになっていることを示すマークが出る。またスクリーン上に二つのコンピューターのドライブの状態が示される。最初は「ファイル」を開いてパスを作ろうとしたのですが、うまくいかない。「え〜〜い、面倒だ !」と職場の同僚のコンピューターのファイルをドラッグして私のコンピューターに入れたら全く問題なくコピーを開始。終わってみれば、「なんだ、簡単」ということになった。

 このラインを必要としない赤外線通信は、大きなファイルをコンピューター間で移動するときに、また写真や音のファイルを当該機器からコンピューターに移すときに威力を発揮しそうです。これは「デジタル・カメラーコンピューター」の間でも可能。移して落とせば、発信元の機械のメモリーは軽くなる。特に写真を何枚も撮るような人には向いているかもしれない。気のせいでしょうが、二台のコンピューターの間にちょっと手をやったら、痛かった(><)。かなりの量のデータが二台のコンピューターの間を行き来しているのでしょうから。PHS や移動電話を使用中にステレオなどに近づけると、その雑音に驚きますが、あの強い電波を目のあたりにすると、「移動電話は頭の癌の元凶」という意見に耳を傾けたくなる。赤外線を使ってのデータ交換を試みたことのない人は、面白いから実験すると良いと思います。思わぬ使い道が見つかるかもしれない。

 それにしても二台のコンピューターの間を赤外線に乗って簡単に移動するファイル・データを眺めながら、例えばインターネットなどのオンライン状態でも、こうした線を必要としない赤外線通信にしても、ハードディスクに不用意に重要ファイルを置いておくことの危険性はますます増すのではないかと思いました。ワードやエクセルのちょっとしたファイルなら、わずか数秒でもう一方のコンピューターのディスクに入ってしまう。ほんのちょっとした時間です。やはり重要なファイルには、パスワードを設けるなどブロックをしないといけないようです。
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 月曜日にNando Timesを読んでいたら、「アーミッシュが農場を離れて、ビジネスを始めている」というちょっと気にかかるニュースがありました。今の自分もそうですが、世の中全体がテクノロジーの世界に入り込んでいく中では、アーミッシュのような人達はずっと気になっていたのです。最後にマイクロソフトのエンカルタから「アーミッシュ派」の解説を載せておきましたが、有名なのは彼らが基本的には電話、電気、自動車など一切の近代的なテクノロジーを拒否して生きているということです。

 ニューヨークにいたとき、ペンシルベニア州の彼らの故郷であるランカスター郡に行ったことがありますが、家族全員が黒い衣装で馬車で移動していた。彼らに許されている生業は、農場経営です。しかし、このニュースによれば過去30年というもの彼らの人口は10年ごとに倍増してきたらしい。この結果、彼らが保有する農場は足りなくなってしまった。価格も高騰、この結果農業以外の「ビジネス」をしないと人口を養えなくなった、というのです。この結果、住宅建設、金属加工、木工品生産などいろいろな事業を始めているらしい。

 しかしこれらは皆、「小企業」。というのも、アーミッシュ派の協会は教徒が10人以上の人間を雇う事業を禁止しているため。現時点でアーミッシュ経営の小規模企業は1000近くもあるという。むろんこうした事業所では、今までアーミッシュが拒否してきた電気、機械類が使われている。無論、電話も。そういう意味では伝統破りです。ただし、彼らはこうした事業で上がった収益を「新たな農場の買い足し」に使っているらしい。そういう意味では、「伝統を捨てて、伝統を守っている」といえる。守るために破壊する、というやつです。こうした事業主は、1984年以来ランカスター郡で168の農場を買い増したという。

 激しい変化の時代。その中にあって、アーミッシュのような連中もいる、というのが人類の多様性の証明のようで、実は拍手を送っていたのです。個人的に。自分の生き方とは違いますが。と同時に、人口急増という事態の中で、アーミッシュの伝統を破って事業を始めたアーミッシュの人達はそれでやはり一つの決断を下したと言えるでしょう。もし彼らが「アーミッシュの伝統を守る」という目的(無論、それのみではないでしょうが)で事業始めたとしたら、それは「守るべきものを持つ事業」ということになる。最後は「守るべきもの」というのが大事なんでしょうね。事業が持つ正当性のような。テクノロジーの変化も、その点を忘れないようにしないと。といっても、それは使う人間のサイドの問題ですが。

 Microsoft(R) Encarta(R) 97 Encyclopedia.による「"アーミッシュ派"」の説明は次の通り。

 アーミッシュ派 アーミッシュは Amish メノー派からでたプロテスタントの一派で、現在は米国にのみ存在する少数キリスト教派。スイス人のメノー派監督アマン(1644?〜1730?)が17世紀末に創始した。アーミッシュという名称は彼の名に由来する。スイスを中心にドイツ語圏にひろがっていったが、弾圧をうけ、18世紀にアメリカのペンシルベニアに移住。そこからさらにオハイオなどの中西部や、カナダにうつりすんだ。ペンシルベニアにすむ彼らの子孫は、ペンシルベニア・ダッチとよばれている。

 アーミッシュ派教徒は、一般市民とはなれて自給自足の生活をいとなみ、閉鎖的な社会を形成している。特有の厳格な聖書解釈にもとづき、アメリカに入植した18世紀のままの生活様式を今もまもり、電気や近代的機械などのいっさいの文明機器を使用しない。服装も黒が中心で、ボタンではなくフックをつかう。投票や徴兵など、アメリカ国民の権利や義務も拒否している。1990年代初頭の統計によると約8万800人のアーミッシュ派教徒がいる。


98年03月08日(日曜日)

 マイクロソフトから WIN98 Preview Program への申し込みに対する「当選」通知が来て、取りあえず申し込みを行いました。数日して、

  1. Windows98 オペレーティング・システム ベータ3 CD-ROM
  2. スタートガイド
  3. セットアップに関する技術サポート
 などが送られて来る筈です。内容はかいま見ていると言っても、実際に技術的に(使う人間の立場からして)どの程度進んでいるかこの手や目で見れるのは楽しみですね。私は、技術(特に経済に対する基幹的技術)は経済の姿を変える力を持っていると考えていて、経済を見る人間は技術の変化も見ないと経済が分からなくなると考えていますから、世の中変えそうな技術には関心を持つことにしておるのです。

 ただし送られてくるプログラムは、「正式製品出荷前に特別にお客様にご評価していただくために、開発途中のベータ版ソフトウエアを利用しています」となっていて、「弊社にても完全な動作検証が終了しているものでもございません」と断り書きがある。よって、「不具合が発生し、業務・利用当に障害をきたす可能性があり、障害・損害に対しては保証しない」と書いてある。従って、「日常的に利用になるコンピューターで利用する場合は、バックアップを取るように」ともアドバイスしてある。まあ、そうでしょうね。

 まずは、一台に入れて様子を見て、具合が良かったら別のに入れる予定。来てからのお楽しみという訳です。このコーナーでも、関連する面白い話題があったら取り上げます。このソフトは、12月01日までの限定使用。
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 昨日の MD(ミニ・ディスク)に関する私の

「 全体的には満足な MD ですが、二つだけ要望がある。ディスク名や曲名に「ひらがな」と「漢字」が使えれば良いというのが一つ。もう一つは、MD のディスク・コピーができないか.....」
 というわがままな要望に関しては、木村さんから「ポータブルではないのですが、システムステレオなどにて可能です」とのメールを頂きました。

  1. KENWOOD XM−7MD オープン価格(結構な値段かも?)アンプ・チューナー・MD・CD・スピーカーの組合せのセット。漢字/ひらがなの入力と表示ができます
  2. SONY DHC−MD919 ¥199、800/MD717 ¥120、000アンプ・チューナー・MD・CD・スピーカーの組合せのセット。これにRM−IA9K ¥32,000 のコントロールシステムにて漢字/ひらがなの入力と表示ができます
  3. SONY MDS−PC1 ¥54,000 パソコン対応MDデッキ、VAIOなどのPCに接続してパソコン上にて漢字/ひらがなの入力と表示できます。
 とのこと。やはり出来る機械があったのです。が、これらは皆でかい奴です。ポータブルではまだ難しいということでしょう。


98年03月07日(土曜日)

 どえらい風の一日でしたね。今年初めてのゴルフだったのですが、体がもっていかれそうになる場面が結構あった。グリーン上のボールが動くのです。しかし風が吹くほど空気は綺麗になる。従って陽に焼ける。変な一日でした。多分花粉ももの凄く飛んでいたんでしょう。その後の体調わるし。

 夕方地下鉄丸の内線の「新高円寺駅」の近くを自転車で通ったら、路上駐車の自転車があちこちで倒れておりやした。一体都内だけで何台の自転車が倒れたか....などとくだらないことを考えましたが、あれを全部起こすのも大変な(^_^)(^_^)仕事でしょうね。
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 まだ詳しく分析してないのですが、アメリカでは遅行指標である雇用統計が引き続き極めて強い動きをしている。率が4.6%で24年ぶりの低水準(予想は4.7%)、非農業部門の就業者数は31万人の増加で、これも予想の25万人前後を大きく上回った。時間あたり賃金も8セントも増加して、12.60ドルとなった。雇用は警戒水準(物価に対する影響という意味で)ということです。

 しかし、その他では景気の鈍化をうかがわせるニュースもいくつか出ている。米大手ハイテク産業の業績見通しの相次ぐ引き下げもそう。水曜日のインテル、木曜日のモトローラに続いて金曜日の引け後にはコンパック・コンピューターが今年第一・四半期の業績見通しを下方修正した。

 個々の企業の個別要因もあるのですが、PC の販売不振が一番大きい。日本もそうですが。あとは、厳しい競争条件。コンパックは特にこの点を指摘している。ハードの売り上げは、先進国ではやや一巡という感じですかね。技術的なブレークスルーもあまりない。windows 98も私が知る限りでは、消費者の好奇心を満たすようなものではない。いろいろ工夫はされているものの、「3.1」から「95」への移行の時のような衝撃はなさそう。Pentium も300台に入ってきましたが、特に今の200以下で不満ということはない。私も。個人が使うには十分だからです。今後重要なのは、コンテンツ・ビジネスでしょうね。うまく変身できるかどうかです。
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 CD を買ったり借りてきたりして、MD アルバム作りを頻繁に行っている。きっかけはオリンピックですが、その後もエンヤのアルバムまで借りたりして。音はいいですね。脳味噌の別の部分を使うような気がする。また MD は録音ができるという点で、音の消費者にとっては実に嬉しいマシーンです。最初にソニーの MD を買ったのははっきりしませんが5年以上前だと思う。黒くて重い奴でした。それがかなり軽くなってきて、価格も半分になった。ナイスです。凝るとしばらく続く。いくつの MD アルバムができるか楽しみ。

 全体的には満足な MD ですが、二つだけ要望がある。ディスク名や曲名に「ひらがな」と「漢字」が使えれば良いというのが一つ。もう一つは、MD のディスク・コピーができないか、です。


98年03月06日(金曜日)

 自分たちが書いている文章は、本当にいろいろな方に読まれているんだ....と痛感した一日でした。待ち合わせであるバーに入ったら、営業時間に入っているのに経営者の方はネクタイを外しているし、照明も明るい。客ではなさそうな人も何人かいる。「まだちょっと...」と。「待ち合わせだから、待たせて....」と私。「それじゃ...」と店の人。店の人が、「今コンピューターを.....」と言ったところから、話が展開した。

 その店は、コンピューターの設置、サイトの立ち上げをしている最中だったのです。コンピューターを見せてもらったらインターネットがオンラインになっている。「じゃ、僕のサイトをお教えしましょうか....」と私。で行ったのです。そしたら、そのコンピューターをいじっていた人が、「ここは.....シノビーさんとか....」と始まった。サイトにいらっしたことがあるとのこと。わたしゃ、笑っちゃいましたね。そんな親しみのある名前が、今まで全く会ったこともないその人の口から出るなんて。It's a small world.。おーい、内藤君、君のファンがいたぞ。

 その店は今サイトの立ち上げの最中。その店から発表されるでしょう。近々。いろいろ取材を受けるのだそうです。雑誌から。しかし、うまく意が伝わらない場合もある。口では。そこでサイトを設けて、お酒に関する文化のサイトにしたいということらしい。頑張って欲しいものです。それにしても、もう一度ですが「It's a small world.」
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 ところで、4日掲載分に書いた「application/ms-tnef」に関しては、木村さんがいろいろ調べてくれて大分分かってきました。メール送付に際して送信者が OUTLOOK などマイクロソフトの rich-text 形式対応メーラーを使い、一方で受信者が rich-text 形式対応メーラーを持っていない場合(例えば netscape など)に生ずるようです。送信者が送ろうと意図しないのにメールの最初(1)や最後(2)に以下のようなメッセージが入ってしまう。

(1)YOU MAY SEE SOMETHING LIKE THIS NEAR YOUR MESSAGE HEADER

> X-MS-TNEF-Correlator:
<4FD3EEF63EBFD011B35C00805FEA69F411DCA7@dungeon.library.caltech.edu
>
> MIME-Version: 1.0
> This message is in MIME format. Since your mail reader does not understand this format, some or all of this message may not be legible.
> ------ =_NextPart_000_01BD0183.36243CD0
> Content-Type: text/plain;
> charset="iso-8859-1"

(2)AND SOMETHING LIKE THIS AT THE END OF YOUR MESSAGE

> ------ =_NextPart_000_01BD0183.36243CD0
> Content-Type: application/ms-tnef
> Content-Transfer-Encoding: base64
>eJ8+Ih4VAQaQCAAEAAAAAAABAAEAAQeQBgAIAAAA5AQAAAAAAADoAAEIgAcAGAAAAElQTS5NaWNy
>b3NvZnQgTWFpbC5Ob3RlADEIAQWAAwAOAAAAzQcMAAUADQAnABcABQA1AQEggAMADgAAAM0HDAAF

 http://library.caltech.edu/help/faq/#htmlを参照していただければ良いのですが、「application/ms-tnef」の「tnef」は、「Transport Neutral Encoding Format」の略で、リッチ・テキスト(rich text)のフォーマット情報(フォント名、フォント・サイズ、色、字体などを含む)を持つ Microsoft Exchange 使用の binary stream だという。これは MIME 形式で、受信者が rich-text の属性(attributes)を持っていなかった場合に、MIME が起動して添付文書の様な添付ファイルを作ってしまう、という。うーん、小生にもよく分かりません。このサイトは、解決法として以下のように述べている。
You can disable sending rich text formatted email messages to select recipients a number of ways. One way is to double click the recipients email address in the To: field before sending the message and clearing the "Always send to this recipient in Microsoft Exchange rich text format" checkbox.
 これに関しては、マイクロソフトのサイトもあるようです。興味のある方はそちらをご覧下さい。木村さんからの一番新しいメールは、以下のように述べている。
 小生のPCで実験検証したところ、受信トレイ(Exchange)及び Outlook97でRich-Text Format に選択して送信すると確かにContent-Type: application/ms-tnef になります。小生の手持ちのSR−1アップデート版ではText Format が default で Rich-Text Format に選択されてません。先方さんにメーラー互換性をご考慮していただき、送信の際に Rich-Text Format の選択チェックを外して頂くようお願いされれば解決されると思われます。また、既にネスケにて受信されたメールについては、受信されたメールを転送送信し、例えば ycaster@ycaster.com へ受信トレイ(Exchange)及び Outlook97にて受信されれば Rich-Text Format にて表示可能です。
 了解です。「application/ms-tnef」現象は、私のメーラーでもまだ3回くらいしか起きていない。しかし、分からないことが起きるとしゃくではないですか。このサイトの読者で、「application/ms-tnef」現象にぶつかった人は慌てず騒がず、以上のような処置をしていただければ幸甚です。


98年03月05日(木曜日)

 日銀の長崎支店長を辞めて同県の県知事選挙に出馬した勉強会のメンバーである田邊さんを励ます会を、高樹町の開化亭で行いました。彼の名前は、「敏憲」が本当ですが、選挙では「としのり」で出ましたから、「田邊とし(^_^)(^_^)のり」さんと表記しておきます。集まったのは、彼を除いて11人。大雪になることが確実な中でそれだけ集まった。その時の写真(撮影は内藤さん)は掲載してあるものですが、右から二番目が田邊さんです。その向こうは小池さん、手前はリチャード・クーさん、左側手前の女性は SBC WARBURG の江川さん。私はその次です。

 元気でしたね。多分、疲れてはいるでしょうが。おくびにも出ていない。まあ、政治家を目指そうとも言う人は、まずはそのくらい元気でなければ、と思います。通らなかったとはいえ、彼に集まった票は6万票弱。凄いじゃないですか、考えてみれば。地盤(彼は長崎県出身ではなく広島県です)、看板もない中での戦いの結果ですから、重みのある票です。田邊さんから戦いの推移などを聞き、そして今後の展開も聞きました。政党からの支持・公認なしで勝手連でやった選挙の醍醐味と限界などなど。ここでは詳しいことは書きませんが、でも勉強会の仲間から「あえてトライ」という人物が出たことは、メンバーのプライドであるわけです。今後も何かと支援したものです。
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 澤上投資顧問の澤上社長から「資産運用のすすめ」という本(アスカ 1800円)を送って頂いたので読み始めたのですが、なかなか歯切れの良い本です。ああだこうだと理屈っぽいところはなくて、図解説も多くて読みやすい。本にもいろいろある。「スピードの経済」を書くときも考えました。「いろいろなことがトライできるかも知れない」と。どういう文体の、どの程度の方々を想定読者にしようかと。先日も少し書きましたが、「ネットで展開する本」も考えた。まあ、これは今後の課題ですが澤上さんの本は、これから「投資」を考えている個人投資家にはうってつけの本です。

 澤上さんは、私が知っているだけでもここ2年くらいの間に「この3年が日本株勝負どき」「超インフレがやってくる」などを出している。見方は私と違うところがいっぱいある。しかし、話していて楽しいのはやはり投資のプロだからです。休日は何をするか。頭を真っ白にして、白い紙に経済に関する思いついたことを書くのだそうです。そこから、投資に関わる戦略などを考案するという。
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 「TRADER」の西村君から電話があって、「伊藤さん、フロントを変えられたのですか....」と。こういうことです。彼がこの雑誌に私のホームページを取り上げるのですが、我が家に来てフロントの写真を取ったのが確か1月の23日。その時は、ワイン・フロントだった。しかし、ドメインを取得した時に「http://www2.gol.com/users/ycaster/」のURLのフロントを夏用のに変えてしまった。要するに「記事がおかしくなる....」という訳です。そりゃそうだ。

 で、「http://www2.gol.com/users/ycaster/」のフロントをワイン・ボトルに戻し、「http://www.ycaster.com/」の方を夏用に変えました。ここ二週間くらい組み合わせの逆です。「TRADER」には、「http://www2.gol.com/users/ycaster/」のURLがメインとして紹介される予定ですから。


98年03月04日(水曜日)

 昨日の「金融政策決定会合議事要旨」に関する話を、今後への期待をこめてもうちょっと展開します。昨日の短いコメントでは言い尽くせなかった点がありますので。

 この要旨で、私が一番問題点として指摘できるのは、行政(政府)の政策に関しての評価や提言がないことです。経済政策は大きく言って金融政策と財政政策の組み合わせであり、現在の環境下で「日銀としてできることはない」と言われるほど金融政策手詰まりの中では、金融政策担当者としては財政政策に多くの注文があるはずです。しかし、そうした観点はあまり見えない。金融政策を担うサイドとして、財政政策も評価や分析の俎上に載せる必要があるように思える。

 さらに、「最近の情勢は、在庫循環、設備循環などの通常の循環メカニズムだけでは十分説明し難いとの見方が多く示された」とのことであるが、ではこの「循環メカニズム」を越えたどういう要因が日本経済の環境変化をもたらしているかに関しては全く触れていない。筆者は市場経済の規模拡大と、デジタル革命・ネットワーク革命が経済の基本的環境を変えていることが日本経済の形を大きく変えていると考えるが、是非「循環メカニズムを越える要因」について突っ込んだ討議をして頂きたいものである。

 あと、「雇用」の現状や先行きに対する言及や、「雇用環境の悪化」が景気に与える影響に関する記述が少なく、その点に関する論議が少なかったのではないかと想像される点が不満である。深刻化しつつある消費不振は、消費税とかそういうものの影響ではなく、明らかに雇用そのもの、または雇用環境の悪化(手取り所得の減少など)に起因していると考えられる。

 また全体的に見て、1月の中旬という時期的なものを考慮しても、景気判断が全体的に甘くなっているのが気に掛かる。政府の景気見通しが楽観的になりがちなのは世界的な傾向だが、中央銀行としては政府の見方に左右されることなく数値化できないところも含めて、景気の現状を分析する必要があると思われる。しかし、今朝の新聞の見出しではないですが、「一歩踏み出した」ことは間違いなく、今後を期待したいと言うことだと思います。
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 最近サイト紹介が多いのですが、それというのも結構頼まれるのです。効果も多少はあるらしい。例えば山本さんからもらったメールに、「伊藤さんのサイトのダイアリーに掲載して下さったおかげでしょうか、初日に見た時は閲覧者は20名足らずでしたのに、(最初の数件は私がテストのためにアクセスしているので、実際には十数件というところでしょう)今日PCで見てみたら、なんと120件を超えていた。唖然、呆然。YCASTER'S SITEの"威力"に驚きと共に、感謝の念でいっぱいです」とあった。いえいえ、それほどでも。(~_~メ)

 私のこの diary のサイトは毎日500人くらいのちょうどいいアクセス数なのですが、どうもみているとサイトを紹介するとその中の100人から150人の方がリンク先を覗きに行くらしい。それで、サイトを立ち上げたばかりの人にとっては「仰天」ということになる。日曜日の夕方に山本さんからメールをもらってアクセスしたときは、カウンターは「7」でした。ラッキー7。それがさっき見たら、「231」になっていた。その後もアクセス件数を維持できるかどうかは、そのサイトそのサイトの運営者の腕次第と言うことです。でも、アクセス件数だけがサイトの目安ではない。最近紹介した、金沢さんも、山本さんも、そして第一生命経済研究所さんも、それぞれのウェブ運営をしていただきたいものです。
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 最近珍しい人からのメール攻勢を受けています。テレビ東京の内山さん。最近熱心に「電子メール」に取り組んでおられるようで、テレビ東京からだったり、三原さんの事務所からだったりしながらメールが飛んでくる。「インターネットなど絶対やらん...」と言っていた人がね(^_^)(^_^)。でも、上達は速い。まあ、「俺はゴルフなどせん....」と言っていた人が、何らかの理由でゴルフを始めるとはまると言う例のパターンでしょう(^_^)(^_^)。

 私より上の人がこうしたことに熱心に取り組むのは、応援したい気持ち......とか偉そうに言う資格なし。私もしらんことがいっぱいありますね。例えば、ワードが添付ファイルとして送られた場合に、小生の受信メールに「application/ms-tnef」とファイル名が出てくるケースがある。ネットスケープで小生はメールを受けているのですが、これが開けない。調べていくと、ネットスケープにはない PLUG-IN だと出てくる。では、何で受ければいいのか。多分、エクスプローラーで受ければ大丈夫なんでしょう。しかし小生は、エクスプローラーは4.0をデスクトップ・ツールとしては使っているのですが、メール・ソフトとして使ったことはない。どなたか、「application/ms-tnef」についてご存じの方はお教え下さい。


98年03月03日(火曜日)

 日本銀行が「金融政策決定会合議事要旨」の公開を始めた。ウェブサイトで公表されているのでそれを読んでいただければ良いのですが、全体的にはパンチ不足ですね。朝日新聞の記者の方からコメントを求められたので、FEDのサイトの12月のFOMC議事録と比較のうえ、以下のコメントを同紙には渡しました。使うかどうか知りませんが。

  1. 体裁的にはFEDのFOMC議事録と非常に良く似ている印象を受けた。出席者の紹介、環境分析、方針、投票結果となっている。章、節が立てられている分だけ、読みやすくはなっている。
  2. しかし、文章を読み進んでも会議の臨場感や迫力は伝わってこないし、日本経済の疾患の根本的な原因に関して実際にどの程度深い議論が行われたかは伺い知れない。どちらかというと表面的な分析・表現に終始している。そういう意味では、将来の議事録自体の公表を望みたい。また1月時点の会合だとしても、景気の先行きについて楽観的に過ぎることが気になった。
  3. 今回は方針への反対者なしでその機会はなかったが、FEDの議事録では反対者が出た場合には、その反対意見も掲載している。日銀の政策決定会合でも反対意見が出て、それが議事要旨に掲載されるような形での活発な政策論議を期待したい。
 今回発表されたのはあくまで「議事要旨」で、議事録そのものではない。従って、だれかが会議の様子をまとめているはずで、そのまとめ方で随分と印象が違ったものになっているかもしれない。もっと突っ込んだ議論があったかもしれない。しかし「要旨」ということで蒸留してあると、議論の熱が感じられない。あと、FEDの minutes には反対者の特定とその反対意見が掲載されているのですが、日銀の場合はどうでしょうか。ここら辺も、今後はっきりしたもらいたいものです。しかし、政策決定過程を明確にするというのは「市場との対話」を進める上で非常に重要で、明らかな前進だと思います。
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 ホームページの紹介依頼が続いている。第一生命研究所の河野君からメールで、「研究所のサイトが出来たので、紹介宜しくお願いします.....」と。行ってみましたが、まだ工事中もあったりして苦労の後が見える。URLは、http://www.disk.co.jp/dlri/index.htmlです。中を見ていたら、河野コーナーも用意されている。歯切れの良い分析を期待したいものです。河野君の文章は私のfriends のコーナーにもあるので、そこからもリンクを張っておきました。
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 昼の約束があったので日比谷まで出かけて食事をして、そのままちょっと足を延ばして銀座の山野楽器に立ち寄ったら、「オリンピック・コーナー」があってまだ揃えきれていなかった何枚かのCDを買いました。加えて、昨日一緒に食事をした渡辺真知子さんのベスト・アルバムも。1976年から80年までアメリカにいた小生は、77年から活躍した彼女を知らないのです。会ったときにはですから失礼してしまった。ある人に、「25才以上の人で彼女を知らないのはもぐり」と言われましたが、海外にいた人間はその間がすっぽり抜けるのです。また、テレビをあまり見ない人間ですから。でも、アルバムを聞いて、「そういえばこういう歌もあったかもしれない」と思いました。今でも、彼女はディナー・ショーなどで忙しいそうな。

 オリンピック・コーナーには、「HOPE」というパラリンピック用のアルバムがあったので、それも買ってきました。「HOPE」を除いてMDにまとめたら、長野オリンピック関係の曲だけで14曲くらいになった。それにしてもMDは便利ですね。曲順を変えるのも簡単にできる。コンピューターの外付けのCD-ROM DRIVE は、CD PLAYERにも使えますから、それとMDを結べば編集も非常に楽です。


98年03月02日(月曜日)

 縁とは不思議ですねえ。この diary の98年1月23〜24日のコーナーで、「インターネット利用者が繁殖.....パソコン需要は減速でも」という日経産業新聞の記事を紹介して、この調査をしたのは「アクセス・メディア・インターナショナル」だと書いたのですが、今日は全く偶然にこの会社の経営者である越智さん、そして直接的にこの調査を担当した矢野さんと食事をすることになりました。引き合わせてくれたのは、西麻布のレストラン経営者の小林さんでした。

 レストランを経営している人は、実は我々のように好きなときに外での食事が出来るわけではない。だから決められた日しかダメ。月曜日はこのレストランは休みで、食事の約束をしていたのです。徐々に参加者が増えて結局5人になったのですが、そのなかの二人が「アクセス・メディア・インターナショナル」の関係者だったというわけ。もう一人は歌手の渡辺さん。It's a small word. というわけです。行ったのは早稲田の鶴巻町の店で、プロはプロの店を見つけるというか。何回か行ってから、紹介します。

 レストランと言えば、西麻布に新しいレストランが10日から登場するようです。郵便で案内が届いていた。店の名前は、「たまさか」。メニューを見たら、どうも「月の庭」の系列のよう。「汲み上げ豆腐」がメニューにあるから直ぐに分かります。しかし、「月の庭」が単品中心なのに比して、この「たまさか」はコース料理中心に出来るらしい。「クイーン・アリス系」の考え方です。まあこれも、一回は行ってみますが。「たまさか」という名前は、聞いたときにちょっとぎょっとしましたが。
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 ところでまた一つ外為関係のホームページが開設されましたので、紹介しましょう。日曜日の夜メールをもらったばかりですが、かねて存じ上げている山本さんのサイトですから安心して紹介できる。為替相場のテクニカル分析を中心にしている。URL はhttp://www3.osk.3web.ne.jp/~firefoxで、「3月2日より正式に公開」

 WEB 管理者の山本さんとは、そうですね10年くらいのお付き合いですか。大阪のメーカーで財務を担当している。為替のテクニカル分析だけでは物足りないので....ということで本の紹介もしていてその第一号に「スピードの経済」を取り上げている。「辛口を目指した」ということで、何点かについて山本さんのご意見が書いてある。本を書いた側としては、意が尽くせなかったことを反省したり、この点はこういうことだったのに....という点があるのですが、真っ先に取り上げていただけたことや全体的な評価の高さには tks です。

 この手のカレントな経済事象に関する本は、厳密に言えば書いた瞬間から lag し始める。今読み直せば「こう書き換えるのに」というところが何カ所かあるのですが、一度出せばそうもいかない。まあ、その時書いた文章の流れは、それはそれで一つの作品になっているという面もある。しかし私は、ネット上で「持続的に展開できる本」をいつかつくろうと思っているのですが、まだこれは実現していない。
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 パラリンピックが今週始まる。一本足で滑降をしている選手のコマーシャルが流れ始めていますが、これは五体満足選手の競技とは違った醍醐味がありそう。URLはhttp://www.nagano.paralympic.org/です。


98年03月01日(日曜日)

 やっと雨や雪が上がって出かけても良いかな、と思う頃には夕闇が迫っていたという一日でした。朝からの雪。しつこい印象がしましたね。雨まじりで。「春の雪」と言えば、三島由紀夫の小説の題名を思い出します。あの文章の感受性の豊かさには、本当に圧倒されました。いつか機会があったらまた読み直したい本です。本と言えば、日経の田口君が送ってくれた斉藤精一郎さんの「10年デフレ」を読み始めました。いろいろ現象を追いすぎていて焦点がぶれている印象がしますが、よく調べられている。「デフレはあと3年」と書いてありますが、わたしはもうちょっと長引くと見ています。いずれにせよ、一読をお奨めします。私の本は、参考文献に入っておりました。

 東京の雪と言えば、降る確率は実は3月の初めが結構高い。体験的にそうです。今年の場合は冬型の気圧配置が弱いゆえに太平洋の湿った空気が入ってきて1月にも大雪になりましたが、こうした環境には例年は3月の方がなりやすいのでしょう。まだあと2〜3回は東京にも雪が降りそう。東京が雪だというのに、琵琶湖ではマラソン、横浜ではサッカー、北京では駅伝、札幌ではワールドカップとスポーツは盛んでした。そろそろ体を動かしたい気分ですね。先週の勉強会の今年第一回会合でモルガンの岸本さんが、「20分を超えて早足で歩くのが一番」とか行ってましたが、季節から歩いて良い季節になりつつある。
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 日本の1月の失業率は「全体で3.5%、男性は最悪の3.7%」になりました。アメリカは1月は全体で4.7%の失業率、成人男子の失業率は確か3.8%。ということは、日本とアメリカで失業率はかなり接近してきた。アメリカの場合、色々な人種の人が居て、教育程度もばらばら。その中での4.7%。対して、日本は比較的均一的な高い教育水準を持つと言われている中での3.5%。ですから、まだ差はあるにしても実体に加えて、数字そのものもアメリカの方が良くなるのではないか、という気がする。

 何よりもトレンドは明らかに日本は悪化、アメリカは雇用でも好調持続にある。ですから、現在4.7%のアメリカの失業率(今年1月)と、日本の失業率がクロスするのもそう遠い事ではないと考えることが出来る。経済の変化スピードが上昇してくる中での雇用環境のあり方については、私は「スピードの経済」で論じましたが、まあそろそろ日本も何をしなければならないか目覚めるときではないでしょうか。今のままだと、失業増大→消費減退→景気悪化→雇用不安とスパイラルになる。今までの日本政府の措置は、カンフル剤を打つだけで何ら本格的な措置にはなっていない。加えて言うならば、一人一人の変化に立ち向かうという気構えですかね、日本に必要なのは。
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 日経winPC という雑誌を珍しく買って付録の CD-ROM を見ていたら、 WINDOWS98 の内容をかなり知ることが出来ました。なにしろこの CD-ROM には98の起動音や、終了音まで入っている。また、98のいくつかの特徴も。全体的に言って 98 の場合は、3.1 から 95 に移ったときのような衝撃はないでしょうね。説明を聞く限り、また見る限りではどちらかというと 「95 のバージョンアップ」という印象。ただし操作性はかなり上昇しているようです。ダブルクリックがほぼなくなるなど。98 の PREVIEW 開始は、日本、アメリカで大体同じ時期になっているという。


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