98年07月31日(金曜日)

 出張先の新白河で初めて「ビッグバン時代のネット活用術」の完成版を手にしました。午後3時過ぎ。セミナーの講師をするためにここに来ているのですが、そのセミナー会場に運ばれていた。東洋経済の印刷工場は福島県だそうです。で、都内よりも早くここに持ち込まれた(多分)というわけ。

 カメラを持ってきていませんので、アップできないのが残念ですが、土曜日中には写真をとって載せます。綺麗な仕上がりです。かなちゃんのデザインも気に入った。ちょっとネット本にはない洒落た装丁。都内ではいつ店頭に並ぶのか知りませんが、どうでしょう。火曜日ごろには並ぶのでは。本は大体、丸善とか八重洲ブックセンターとか、紀ノ国屋とかの大きなところに並ぶ。

 まあ、8月8日の出版記念パーティーにご出席予定の方は、パーティー代金の中に本の代金も入っていますから、それまでお待ち下さい。ちょっと小ぶりの、感じの良い本に仕上がっている。ちょっとここは肌寒い。懇意にさせていただいている伊藤忠のシステム関係の会社グループの会合で、セミナー講師をしているのです。当然コンピューターには私などより詳しい方々で、まあ経済に対するネットワークの影響といったテーマで。

 宿泊しているのは、THE GREENBRIER というかなり洒落たリゾート・ホテル。しかし、PHS のエリア外。電話も交換機をうまくパスできずに、講演が携帯電話を使ったインターネット映像でしか展開できなかったのが残念ですが。その分だけ、周囲の環境は緑一色です。


98年07月30日(木曜日)

 風邪気味で体力を付けねばと思って、オフィスの隣の「穂積」に行って「穂積膳」(結構ボリュームがあるのです)を食べていたら、目の前に大きな茸。何だと思ったら、「松茸」。岩手産だそうです。でも、早い。季節感が狂いますね。ちょっと雑炊に入れてもらったら美味しかった。店の人と話していたら、今年の東北は冷夏、日照不足で米が不作なんだそうです。今年の秋からは、お米が少し高くなるかもしれませんね。
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 まだやらなくても良いのかも知れませんが、Niftyserve のページにドメイン変更の告知が載っていたので、メールアドレス帳にあるNiftyserveからみのアドレスを全部「@niftyserve.or.jp」から「@nifty.ne.jp」に変更しました。Niftyserve の山川常務とこの問題は以前話したことがある。だって、短い方がいいでしょう。Niftyserveの告知はこうです。

 日本のドメイン名(JPドメイン)を管理しているJPNIC(社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター)では、パソコン通信サービスやインターネットプロバイダなどのネットワークサービスに対して、「NE.JP」ドメインを新設しました。
 あるものを別のものに画一的に変えるなんてのは、コンピューターが一番得意とすることです。ワープロソフトやエディターにある「置換」機能を使います。被置換サイドに「@niftyserve.or.jp」を入れ、置換サイドに「@nifty.ne.jp」を入れて、全置換をして、それを上書き保存すれば終了。私の場合は、81個が変換されました。まあ、メーラーに入れているやつも入れ替えねばならないし、辞書に登録していた「@niftyserve.or.jp」も削除して、「@nifty.ne.jp」を入れなければならないから、ちょっと面倒ですが。来年の3月31日までは、「niftyserve.or.jp」はドメインとして残りますが、その後は消滅する。メールが届かなくなるというわけです。


98年07月29日(水曜日)

 私の直接の部下だったり同じ部で筋違いの部下だったものの、今は遠方(前者は松山、後者はスペイン)にいる女性二人から、たまたま同じ日にメールをもらいましたから、紹介しましょう。昨日寒くて「体調わるし」と書いたら、松山にいるえーちゃん(川口詠子さん)から、以下のメール。

 関東はいまだ梅雨明けせず涼しいと聞いていたのですが、やはり夜は寝苦しいのですね。

 クーラーや扇風機は朝おきるとやはりからだがだるい。そこでわたしのお勧めはアイスノン。凍らせておけば朝方まで冷たいままです(タオルを巻いて使って下さい)。ただ枕の上に載せて使うとどうしても首がつかれる。わたしは低い枕が好きなのでアイスノンだけの高さでO.K.なのですが。値段は千円程度。薬局やマツキヨみたいなところで売っていると思います。

夜中に暑くて目が覚めたときの場合ならアイスノンベルトを首の後ろに当てるのもいいです。ただしこちらは小さいのですぐぬるくなります。キムチはやはり夏ばてにはいいみたいですね。わたしも体がだるかったので、先週末の晩御飯を豆腐チゲにしたら大分すっきりしました。

それでは。

 なるほど、そういう手もあったね。試してみよう。しかし、小生は今朝本当にこう思った。「洋服メーカーは、不況だとか叫んでいないで、冷房対策パジャマを作れ」と。だってそうでしょう。水虫の靴下ができているのに、夏の冷房対策では我々はほとんど何も持っていない。冷房は夏の我々にとって indispesable です。で、冷気と体の間に入るのはパジャマしかない。日本の夏はうちわで風鈴というのは昔の姿です。今は大部分の人が冷房下で寝ている。としたら、「なるべく薄く、身軽に」という夏のパジャマの概念は変わっても良い。ところが無いのです、あまり。長袖の夏用のパジャマが。

 「ちょっと冷やしても安全.....」とか言って、洋品メーカーはただちに「冷房対策パジャマ」を出すべきだと思う。暖房で、冬のアイスクリームは普通になった。冷房で、「体を守るパジャマ」が夏用に出てきても何ら不思議はない。冷房下の半袖(含Tシャツ)はいかん。
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 ところで、もう一つはスペインから。ご亭主は東京、妻(という表現も、彼らは好まないかも知れないが)はスペインというご夫婦。なかなかいいじゃないですか。小生の現代版ハーンの馬(pdf file)に対する意見。ちーと長い。

 お元気ですか。こちらスペインも焼けるように暑いです。でも乾燥したからっとした暑さなので、日本のべとべとした夏に比べれば快適です。日光の当たらないところにいればいいのですから。

 「生き残りの鍵は 情報技術と英語」を読ませていただきました。

 日本人の国際性云々を論じる時に必ず出てくる 「英語」について、私見を少々述べさせていただきます。私の学生時代のアメリカ留学(遊学?)1年とスペインで英西バイリンガル教育を行っているビジネススクールで2年、スペインの銀行で3年(英語とスペイン語とビジネスでは両方使っていました。)と日本文化を離れ、外国語を使った生活体験を通じて感じたことです。

 日本人が一般的に、国際的でない最大の問題点は、「英語」を使える使えないということだけではなく、つまり外国語能力の問題だけではなくて、文化の問題も大きいという気がしてなりません。ある言語を学ぶということは、その言語を含む文化を学ぶということです。英語の文化とは、個人の意義、価値、権利及び自由を重んじる個人主義の文化です。(利己主義とは違います。これが日本ではあまり区別されていないような気がします。)よって、英語では(スペイン語も)、主語がはっきりしており、表現は常に明瞭かつ直截的です。

 一方、日本語は、直截的な表現を避け、事実と意見がはっきりしないような表現、「相手が分かってくれるだろう」的なフレーズが多い。これは日本の察しの文化からきているのだと思います。この違いをきちんと認識して、英語を使う時には英語の発想で白黒つけて簡潔明瞭に話さないと、日本の「察する」文化の発想で英語を話しても、相手には何を言っているのかわかりませんし、説得するのも難しいと思います。英語を使う上で、この個人主義的発想を理解することが小難しい英単語を知っていることより大事だと思います。(もちろん知っていることに越したことはありませんが。)

 個人主義文化の言語を使うのにもう一つ必要と思われることは自己主張能力だと思います。これも海外で日本人が文化的ハンデイキャップを負っているなあと感じることの一つです。日本文化の特色なのか、日本の教育の場、社会一般では自分の意見はっきり述べたり、他者と議論する機会がほとんどないし、そういうことを避ける傾向があると思います。(特に女性がこういうことをすると煙たがられるし) 謙遜、調和を重んずる日本社会では、雄弁は蔑まれ、黙っていても察してくれたり、考慮してくれたりするのでしょうが、自分の権利は自分で守る欧米社会では沈黙は金じゃなくて損です。アングロラテンの職場で、日本人の私は、毎日「自己主張して闘い」の気分でした。英語は下手でも、自己主張の姿勢を強くもって中身のあることを言っているんだったら、聞いてくれるものです。昔、SONYの盛田さんの英語のスピーチを聞いたことがありましたが、特に流暢な英語というわけではなかった記憶があります。でも彼にはいつも自己主張の姿勢がありました。こいつの言うこと聞いてみようと相手に思わせるような「自分」を持っていること、それを表現しようという意欲があることの方が、英語の発音がうまいとかいうことよりも重要だと思います。(もちろんうまいに越したことはありませんが。)

 こうして書いたことは別に日本文化を否定しようということではありません。要するに日本人一般に(私も含めて)、英語能力だけでなく、もう少し個人主義的発想がないと世界へ向けての発信能力も上がらないのでは?と思うのです。それがないのは日本にとって損なことですから。日本社会および日本人一般について、欧米社会では誤解、無知が多いのです。察する文化のない彼らには、こちらの主張はこちらから言っていかなければなりません。沈黙は損です。そして、個人主義的発想を取り入れることは日本にとっても決してマイナスではないと思います。日本人は「人の話をきちんと聞く」能力は相対的に欧米人より優れていると思うし、調和を重んずることを知っているということは個人主義的発想を取り入れることによって、欧米より摩擦の少ない効率的な社会を作れるかもしれない。とんかつやカレーライスを作った日本人ですから、きっとそれも可能でしょう。

 それではまた。        <かき>

 「かき」というのは、彼女の旧姓(柿崎)から来ている。今もそうかもしれないが。一種の「ハンドル」でしょうな。私もロイターの記者に言われたことがある。「伊藤さんは、英語で取材した方が歯切れの良いコメントが聞かける」と。両方とも同じ表現をしている筈なのに、言語が持つ違いは大きいということでしょうか。どちらが先というのではなく、この二つは相携えて来ると言うことでしょう。


98年07月28日(火曜日)

うーん、冷気との戦いの日々。一番苦しい戦いは、長い夜の間の冷気との戦いですか。寝るときは暑いから涼しくする。しかし、それでは朝起きたときに体が痺れてしまう。「SLEEP MODE」でも、具合が大きく良くなるわけではない。多くの人は、「27度、DRY ONLY 隣の部屋からの冷房」を薦めてくれる。しかし、それでも朝起きたときにはやはりちょっと体がだるい。そこで、昨日は乃木坂の専門店でキムチを買って朝食べてみた。これは効いた。体と気持ちがしゃきっとした。しかし、毎日食べるのはどうかと思う。

 当たり前だが、昼はとの戦い。オフィスにいれば勝てるかというと、体がおかしくなるので昼飯には出かける。すると敵と直面する。すこし歩いただけでは、体の冷えが抜けないので、そこそこ歩く。とすると、体が悲鳴を上げる。やっかいや。

 夏はそれなりきの服装をしていれば、OK。しかし、窮屈な格好だとこれほど嫌なものはない。冬の方が好きですな。反対の人もいるでしょうが。せめて、早寝早起きか。しかし、それが出来れば苦労しない。でも、今日は早く寝よっと。皆さんお休み。"""^_^""".。o○ 

 (追記=ところで、昨日のブルーンバーグのMEDIA CENTERというサイトの売りは、NET SHOW でした。全画面に広がる。REAL AUDIO では無理。まだ画質は酷く悪い。しかし、徐々に良くなって行くでしょう)

 そうか、今思いついた。冷気に当たる体の面積を小さくすれば良い。長袖で寝るというのは........


98年07月27日(月曜日)

 ネットの世界は、日進月歩ですな。TBS の羽生、斉藤両君と酒を飲んで、家の近い斉藤君と一緒に帰ってきて、ついでに我が家でネット見学をしていたら、BLOOMBERG のフロント・ページが新しくなっていて、MEDIA CENTERというのができていることに気づきました。この前見たときには無かった。同社のラジオ、テレビがリアル・オーディオを通じてかなり鮮明に聞き、見ることができる。五つのセクターがあって、ラジオ、テレビの他には、「interactive television」「slide show」「feedback」とある。しばらくテレビを見ていたら、日本が何回も何回も出てきた。向こうのメディアも注目しているのです。

 でもやっぱしこのメディア・センターはすごいと思いました。ラジオならいざしらず、テレビも流しっぱなしなんです。斉藤君と、「これが始まったら、日本のテレビはどうなるか」という話しになりました。まあ、そう近い将来の話しではないし、鮮度も落ちるし、何よりも英語ですが、刮目すべきはやはりテクノロジーの進歩です。日本はいろいろ問題を抱えている。しかし、立ち止まってはいけないと思う。動きながら、視線を広くしないといけない。BLOOMBERG という会社が好きなのは、何でもトライしていく姿勢です。「べき」論ではなくて、それの方が楽しいでしょう。
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 東洋経済の「経済白書特集’98」が出来上がって、昼に担当の福田君からもらいました。同じように同誌に記事を書いたのりちゃんと一緒に食事をしながら。本は分厚い。しかし、最初の対談は、「古川・植草・田中」。ウーン、反省はしているようです。経済企画庁は。しかし、普通だったら出てこれないだろうに、と思います。古川さんの口から、「反省」の言葉は聞かれる。しかし、昨年度の経済白書の場合は間違い方がひどい。

 筆者は官庁の経済予測で一番気にくわないのは、経済を動的に見ていないことです。何よりも数字が揃わないと、何一つ認めようとしないこと。しかし、普通数字が揃うには時間がかかる。つまり、数字そのものが後追いなのです。変化の激しい経済ではその「後追い度」は激しくなる。つまり、経済の実体は終えなくなる。我々が肌で感じている経済の姿を感じることができず、予測を大きく外す。政府の予算などの前提がすべて狂ってくるのです。これだけ間違えば、民間のシンクタンクだったらもう依頼はまったく来なくなっているでしょう。

 予測改善の一つの方法は、経済予測にも競争原理を持ち込むことだ。縦割りでここしか予測しない....というのではなく、大蔵省の研究所でもいいし、民間でも良い。あちこちに予測させる。経済企画庁だからといって、特別扱いしないのです。なぜなら、当たらない予測は、経済運営に害を与えるからです。これだけ外れ続けている予測機関も珍しい。経済企画庁には、少し反省していただかなくては。

 まだ全部読んでありませんが、執筆陣を見て「ほぼ半分の方は、個人的に存じ上げている」と思いました。嫌ですね、長く生きていると(と言っても、それほど長くはないのですが)知り合いばかりが増える。なかなか力作揃いです。小生の論文は、あえて「日本人の依存体質」に警告を発しました。
 ところで、福田君は一つ来週には本屋に並ぶ「ビッグバン時代のネット活用術」の半完成版をもってきてくれました。表紙が付いていない。しかし、「こうなるのか」というイメージは沸いた。
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 今日で3回使いましたから紹介しましょう。乃木坂の「Grande Maree」。日本名は、「海華月」。外苑東通りを六本木から青山に向かって健保会館に向かい、健保会館にそって測道に入って、そのまま進んで行き止まり道の左側。変わった店で、店の作りも変わっている。雰囲気が売りです。料理はまあまあ。ソバ以外は。値段は reasonable。電話番号は、03-3479-9881。その隣にある、カフェのチーズケーキもうまい。しかし、このケーキは一日に10個しか作らないそうだ。だから、あればラッキー。


98年07月26日(日曜日)

 面倒なので、自由民主党だけでなく全部の政党のメール・アドレスを公表している衆議院議員をできる限りリストアップしました。ホームページはあるのに、メール・アドレスを公表していない人などいて、いろいろ。ですから、完成品ではない。あくまで現時点で私が努力した結果の範囲です。あしからず。

 そこで今朝です。私が最近書いた少しまとまった文章を、合計145人の衆議院議員に一斉に送りました。グループ送信を得意とする EUDORA PRO4.0 で。5本が「fatal error」で返ってきた。かなり作業効率は良かったことになる。そのうち3本については直ちに間違いが判明して、あとは「taiyo」というプロバイダーのどうも「co.jp」がおかしい気がする。しかし、140本はスルーして通っている。

 実は日曜日中にも、既にご本人や秘書の方から返事が来ている。なかなかスリリングです。しかし、私はこうしたことは必要なことだと思っています。市場がどうなっているか、経済がどうなっているかに関して、なるべく多くの議員の方々に分かってもらいたい。
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 書いたものに反響があるというのは楽しみなもので、FORESIGHTの今年第6号に書いた「提言・日本の再建 生き残りの鍵は情報技術と英語」という文章に関しては、次の号の FORESIGHT の「From The Readers」に意見を寄せられたお二方がともに私の論文に触れている。 

 時代を席巻する民族や国家には、必ず有力な武器がある。「草原の狼」と言われたチンギス・ハーンと、彼が率いるモンゴル民族を時代の覇者に押し上げたのは、「馬」だ。「草原の民」として所有した他民族を圧倒する数の馬。そして、その馬を縦横に使いこなした兵士達。モンゴル民族の男子は全員例外なく、やっと歩けるようになった段階から馬の使い方を学ぶという。
 という書き出しが気に入った文章です。チャットのコーナーに PDF で掲載しておきましたから、時間のある時にお読み下さい。
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 今年の5月28日に、「国本さんからいただいたジョーク」として、次の三つを紹介しました。
  1. Marriage is a exchange of three rings. engage ring , marriage ring ,suffering.
  2. True love is like a ghost.Evrybody talk about it,but,no one has ever seen it.
  3. うちの新妻は料理が苦手なんだけど、トマトサラダを焦がしたのには参ったよ。
 このうちの上の二つを、内藤 俊雄さんが翻訳ソフト(名前は知りません)で「テスト」したものを送ってくれました。そのまま翻訳ソフトにかけるとこうなったそうです。

 「Marriage is a exchange of three rings. engage ring , marriage ring ,suf
fering.」
          ↓           ↓
 「Marriage  リングが引き込む3のエクスチェンジはリング、結婚リング、 suf
fering であるか。」

 「True love is like a ghost.Evrybody talk about it,but,no one has ever se
en it.」
          ↓           ↓
 「True 愛は ghost.Evrybody のように、ただ、誰も今までに se にそれを en するようにしないそれについての話である。」

 これはどうも文字の改行(se en)の影響があるらしい。そこで、原文をつなぐと以下のようになるという。

 「 Marriage is a exchange of three rings. engage ring , marriage ring ,suffering.」
          ↓           ↓
 「Marriage は輪が経験してリング、結婚リング、を引き込む3の交換である。」

 「True love is like a ghost.Evrybody talk about it,but,no one has ever seen it」
          ↓           ↓
 「True 愛がそれについて ghost.Evrybody 話のようである、しかし、誰も今までにそれを見なかった。」

 はは、たいして変わりませんね。まだ使いものにはならない。「翻訳」を、将来も自分の売りにしたい私としては、「恐るるに足らず」(^_^)(^_^)とも見えますが。


98年07月25日(土曜日)

 「政治家にメールを」という呼びかけの為に作ったこのページを大幅に更新しました。時間がかかるのです。データを集め、さらに使い勝手の良いモノにするには。自民党の政治家の皆さんにまとめてメールが打てるようにするためのデータを並べました。半角の括弧はブラウザー上で表示されませんから表示部分では全角括弧で示しました。しかし、少し慣れた人はソース文書を開いて、それをコピーすることができるでしょうから、最後の方に茶色部分で集めました。丸括弧付きの名前が並んでいるところです。それをソース表示して、コピーしてメーラーに載せれば、一斉送信で使えると思います。

 ネットスケープの「ソース文書」はちょっと扱いにくいかもしれない。範囲指定までは簡単にできる。コピーは、「ctrl+c」が便利です。それをワープロソフトか、エディターの上に載せれば OK です。ぜひ、彼らに役立つ意見、情報を。今回の党三役に決まりつつある人の中にも、メールを持っていて、そのアドレスを公表している人がいる。
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 アメリカでは、小渕首相の呼び方が「Mr.Ordinary Man」に固まりつつあるようだ。NBCのアンカーマン、ロン・インサーナ氏が使い始めたそうで、今まで使われていた呼び方よりは、かなり穏当な表現になっている。まあ、一国の宰相(になる予定)ですし、宰相としての手腕はこれからの訳で、今までが悪かった(業績が無かった)と言ってもそれだけですべてを判断するわけにはいかないでしょう。まあ当面は冷やかされながらのスタートで、お手並み拝見という展開。スタート台が低い分だけ、多少の業績で高く評価される可能性もあるが、今の日本では「多少の業績」ではどうにもならない。
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 ばぶちゃんの紹介していたケイタイ・エディーは、なかなか使い勝手が良い。ホームページはここにありますが、最高300件まで登録できる携帯電話メモリーのうち、何件使っていたのかがこれでやっと分かった。今までは、「うーん、これは確か入れたはずだ.....」といった感じで使っていたに過ぎない。一種のブラックボックスだったのです。携帯電話の中身をパソコンに表示させたら103件の登録があった。ダブリもありましたよ。

 それを整理して、新たに20件くらいを入力して携帯電話に送り、今回の作業は終了。何番に何が入っているかどうかをプリントできますから、今までのダブリとか間違いも直すことができる。便利です。ただし、身近にこのソフトを入れているパソコンをもっている人がいたら、ちょこっと貸してもらうのも手かもしれない。少ない登録番号を1万円弱のこのソフトでやるのはもったいない。携帯電話からパソコンにデータを送り、パソコン上に表示してそれを整理し、整理した表をプリントして、そのまま携帯電話に送り返せば終わり。データが残らないようにしておけば良いのです。それでも、信頼できる人のパソコン上でやるのが良いかも。

 もっとも、私は今回はかなり安く買えました。今までためていた「さくらや」のポイントを全部使ったら、半額以下になった。知らないうちにポイントは貯まっているものですな。98も店頭にうずたかく積み上げられていましたが、店員に聞いたら「まずまず」と。95の比ではない。マスコミのニュースでもあまり大きくは取り上げられていないようです。ついでに、シマンテックの「AntiVirus」の最新版も入手しましたが、全く問題はございませんでした。ナイス。
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 そうそう、あたしゃ知りませんでしたよ。来年の1月1日から携帯電話(PHS)の電話番号が現在の10桁から11桁になるなんて。それに関する簡単な情報はここにありますが、今回のソフトは一発で11桁の並びに変えてくれる。だから、対策は万全。来年1月1日の除夜の鐘がなったら、このソフトで一気に転換して携帯電話に送れば良いというわけです。大阪の市内局番4桁化は知ってました。来年早々は、電話からみで忙しく、2000年はコンピューターで忙しいというわけですか。


98年07月24日(金曜日)

 ネット報道も素早くなりました。小渕外相の自民党総裁選出が決まって数分たってつけっぱなしだったインターネットを見たら、朝日新聞のサイトにも、日経のサイトにも「第18代自民党総裁に小渕氏」と出ていた。このくらい早くしてもらえると、使いがいがある。インターネットが徐々に、専用ネットワーク(ロイターやブルーンバーグなど)に接近してきた証拠でしょう。株価もネットで見れる時間が短縮され、種類も増えている。ニュースもそう。

 それにしても、小渕さんの背負わなければならない荷物は重い。自分でも、「似合っている」とは思っていないだろう。力は、皆をまとめられるという点だとすれば、ブレーンに良いアイデアを集められる、まとめ上げる人を配して、思い切った手を打つ必要がある。それが、今までの彼の「売り」を壊すことになっても、首相の責任はあくまでも国家経営にある。それが出来なければ、「自由民主党最後の総理」になる。時に強く批判し、時に強く応援して行きたいものだ。批判だけでは、何も生まれない。
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  会社で仕事をしていたら、若手の高橋がにこにこしながらにじり寄ってきて、

 高橋:「あの、パソコンなんですけど......」
 小生:「なんだ」
 高橋:「あのそろそろ、パソコンを買い換えるお気持ちかと思って....」
 小生:「どして.....」
 高橋:「いやもう、性能もちょっと古くなってきたし.....」
 小生:「どこが....」
 高橋:「いや形も....ハードディスクも.....」

 ようするに、こやつは小生の「VAIO 705」を狙っているのです。新しいタイプのマシーンが色々出たから、小生が買い換えるかと思って。「値段次第で相談してもいいよ」と冷やかし気味に言うと、「お金、ないんです....」。はは、そうでなくても売らないよ....と。回りの連中は、何か新しい物が出ると小生が買い、そのお下がりをもらえる、または安く買えると思っている (?_?) 

 25日に発売になる「Windows98」も6月25日に書いた通り当面買う予定もないし、VAIO505などの小型ラップトップを買う予定もないのです。当面は。今小生のシステムはもの凄くうまく稼働している。ラップトップの重さを除いて。だから買う予定はない。でも一つ買いたいものがある。ばぶちゃんが宣伝していたケイタイエディー。同じように考えている人が居るんですな。正に欲しいソフトでした。週末には、これを買います。
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 数日前に書いた「ネットワークのアドレス帳・辞書」については、木村さん、伊藤さんなど数人の方からアイデアを貰いました。どこでも使いたければ、サーバーに入れるのも一つの方法かとも思います。ただしこれも危険。まあ当分は、少しの不便をしのいで、安全な方法を取ります。しかし、いろいろなものが徐々にネットワーク・サイドに移行するのは間違いないと思う。


98年07月23日(木曜日)

朝起きたらあまりにもよく晴れた気持ちの良い天候だったので、ついDIGIWEB のフロントとグローバル・オンラインのフロントを揃って夏用のものにしました。ワインレッドはしばらく休憩です。本当はあれが一番好きなのですが、今の季節はちょっと暑苦しく感じる。それに対して、今の2本はどちらが上がってきても涼しげで良いと思う。
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 自由民主党の両院議員総会は午後2時開始の予定。午後4時には国会で会派を越えた会合がありますから、それまでに決まる。第一回の投票で過半数を取る人が出るのか。でなくて、決戦投票になるのか。その場合、2、3位連合はあるのか。自由民主党のサイトには、総裁選用のページが用意されていました。今回の3人は、「奇人、凡人、軍人」と言うらしい。なるほど。奇人はマザコンで今奥様がいない状況。凡人、軍人は分かりますよね。

 選挙の終わり方によっては、自由民主党を出る議員が出るかも知れない。出る人が大物だったら、国内政治は大荒れになる。経済の安定は先延ばしです。しかし彼らは彼らの論理で動く。日本の経済への影響という点では点もっと問題なのは野党の出方です。どうも金融関連法案など一連の法案には反対の姿勢を取るらしい。「法案成立は早くて9月」と言われているのが先延ばしになれば、日本の金融市場はもう一つも二つも波乱を含むことになるでしょう。しかし、本当にもっと人材はいないのか。グリーンスパンの上院での議会証言を「検索」で調べたら、「japan」で10個の単語が検索された。「JAPAN」「JAPANESE」が調べられる。彼らにとっても心配なのです。
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 またまた本を送ってもらいました。「奇跡のスイング」。本の帯には、「まっすぐ、遠くへ、クラブを投げる」「これが驚異の上達法だ !!」とある。三原さんのところから送ってもらいました。読み始めましたが、「ゴルフは悩みの種だ」と思っている人には良い本だと思います。


98年07月22日(水曜日)

 振り返ってみれば、けっこう忙しい一日でした。11時過ぎにお一方お客様があり、その後は直ぐに日本橋に行って、昼は三原、内山両先輩と丸三証券の金子会長とお会いして食事。初めてお目に掛かりましたが、想像以上の方でした。とにかく、出てくる話の種類の多いこと。かなりの情報通の方とお見受けしました。夕方は、6月に亡くなられた宮島千秋さん(時事通信→江戸川学園教授)を「忍ぶ会」で虎ノ門パストラルへ。盛大な集まりでした。政界、官界とのつながりも深い人でしたから、次々に入場者があり、故人の生前の付き合いの広さが伺い知れました。まあ、想像はしていましたが。

 宮島さんは、実は私の高校の先輩にもあたるのです。諏訪清陵高校の。よく怒られたものです。わたしはずぼらで、同窓会などはパスしていた。しかし宮島さんは、その種の会合には必ず出ていろいろな役回りを引き受ける人でした。「おまえも、出なきゃダメだ」と。怒られていたから、宮島さんのための会合には絶対でましたよ。懐かしい顔にいっぱいお目に掛かりました。久しぶりに霞ヶ関の方々ともお会いしましたが。それを1時間程度で切り上げて、7時過ぎからはラジオ短波出演時代に一緒に「エコノピア22」という番組をしていた前野、小野両氏と食事。雨が降ったのが余計で、移動にえらく時間がかかってしまった。最後は、青山の無垢で軽く一杯やったのですが、店の一角に「スピードの経済」が置かれているのにはびっくりしました。「ビッグバン時代のネット活用術」も置いてもらおう。(^o^) 落ち着いた良いバーです。別に本を置いてあったから言うわけではないのですが。
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 昨日はたまたま早く起きたので、あるグループの方々にメールを一斉送信したら、知り合いの何人かから「あんな時間に仕事しているのか」と聞かれて、こっちがびっくり。そりゃそうでしょう。ネットワーク時代の頭脳労働に、工場労働の時代の「9時→5時」の労働観念などまったく当てはまらない。特にマーケットがらみの仕事をしていれば、それこそ考えようによっては24時間が仕事中であるようなものです。また、ファックスが会社にしかない時代ならいざ知らず、メールを何処からでも何時でも打てる時代ですから、いつだって仕事の一部をしようと思ったらできるし、またそれが望ましいこともある。
 もう「時間外手当」をもらえなくなって久しいのですが、まあこれもばかな制度ですね。ただその場所に規定時間以上にいたことでもらえる賃金なんて。一定時間いれば、何かが生み出されるとの想定になっている。確かに定型のある仕事ならそういうことは言えるでしょう。しかし、我々がしているようなマーケットがらみとか、文章を書くといった仕事は、何処にいてもできるし、逆にあちこちにいた方ができる。人に会っているときに発想することもあるし、食事をしながらの場面で人から情報を聞くこともある。オフィスに人間をしばっておく必要など、どこにもないのです。
 これは「ビッグバン時代のネット活用術」の第5章でしらちゃんが言っている「公私混合」で、今の時代はいつどこでも仕事ができる、いつ何処でも遊べるという構図になっている。だから、普通の人が仕事がらみのメールは「9時→5時の間」と考えているとしたら、それが古いのだと思う。まあ、言っている方も話のきっかけに冷やかし気味に....ということでしょうが。会社のデスクにいたって、仕事に全く関係ないサイトを見ている人だっているわけです。誰とは言いませんが。(^_^)(^_^)
 だから非常に重要になってくるのは、自己管理だと思う。これは本気で心配してるのですが、いつもメールをやりとりしている人の中で、午前2時とか午前3時にメールを送ってきてくれる人が居る。これは連日だとしたら、健康に良くない。言っておきますが、あたしゃいつでもどこでも、「10分寝よう」と思ったら、結構寝れちゃう。彼らもそうか ? しかし、何時寝て、いつ何をして、いつ誰と会って、というのはやはり自ら管理する必要があるし、それをすれば何をしていても良いと思う。「その場にいた時間の長さ」ではなく、「output 中心」の考え方にもうちょっと移行した方が良いのでは、と思います。みんなでわいわい、仕事してんだか、遊んでんだか分からないというもののなかから、面白いものが発見できると思ってますが。


98年07月21日(火曜日)

 二つの作業をしながら、「こんなものはネットワークがもってくれてもいいのにな....危険だけど」と思いました。

 やった作業の第一は、「アドレス帳」の移植。昨日、ある程度整理したメール・アドレス(セクター、サブセクターに分けてニックネームを付けたもの)を一つの EUDORA PRO 4.0 のアドレス帳に登録したのです。そこでハタと気づいた。他の私の配下のマシンでも同じ作業をするのではたまらん。移植できないかと。それで、ソフト会社に電話したのです。そしたら、ニックネームの入ったフォルダを移植すれば良いと分かった。

 しかし、そこでもう一つ考えました。「なんだ、ネットワークが”アドレス帳”をもってくれれば、フォルダ移植などというくだらん作業はしなくて済むのに....」と。「ネットワークがアドレス帳を持つ」とは、例えばプロバイダーのサーバーなどに「アドレス帳」を入れてしまって、ネットワークをつないだ状態では、どのマシンからでもこの「アドレス帳」を使える状態にするということです。このソフト会社によると、サーバーによってはこの機能をもっていて今回のバージョンではこれに対応したとのこと。ただしプロバイダーのサーバーは調べますがこれはちょっと無理だと思う。それ以上にセキュリティーが心配。メール・アドレスが流出したら、それを持つ方々に迷惑になる。

 次に、「辞書」の共通化です。何台ものマシンで作業をすると、それぞれのマシンの辞書が齟齬してくる。面倒だから辞書登録すると、その辞書はそのマシンにしか構築されない。他のマシンで「変換」してもその単語が出てこない。「ああ、このマシンにはしてなかったか....」というわけです。そこで、数ヶ月に一度使っているすべてのマシンのユーザー辞書を吸い上げて、それをまた全部に入れ直す。そうすると、一つのマシンに入れた辞書が、すべてのマシンに行き渡って、すべてのマシンの使い心地が一緒になる。つまり、入力作業が楽になるのです。今大体6300語くらいがある。ATOK MS-IME 同士、相互間とも簡単です。

 しかし考えてみれば、これもネットワークが持ってくれれば楽です。会社のLANでもこれは出来ていないのが不思議で、こんなのは簡単に出来そうですが。もしこれが出来れば、私が仕事で北海道に行って現地で調達したマシンでも、ネットワークにつなげばいつも使っている辞書で仕事ができるのです。多分、私の無知もあるのでしょう。しかし、ネットワークの技術はもうそこまで来ているのでは、と素人ながらに思います。
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 ところで、木村さんが「国会議員要覧」を出している政治広報センターのホームページを知らせてくれました。ここから渡ったサイトに、全議員のデータがある。所属、選挙区などを調べるのに便利です。

 今回の自由民主党の総裁選挙は、いつにない盛り上がりで私が入っているメーリング・リストでも、活発な意見交換が行われている。こうしたウェブ・サイトも使って、議員の動きも追って、次の選挙に役立てたい....なんて思ってます。サイトには、自然とその議員の軌跡がたまる。それは、選挙民にとって利用する価値があるものになりうると思います。


98年07月19〜20日(日〜月曜日)

 3連休の時間がたっぷりあった週末にテレビを見たり、本を読みながら持った印象は、自民党の総裁選出において「一種の直接選挙が始まっている」というものでした。

 投票する権利を持つ人は、413人しかいない。どこかの中学校の生徒会委員長選挙だって、もっと投票権利者は多い。しかし、この413人にはいままでにない圧力がかかっている。彼らは大部分が与党・自由民主党の公選議員ですから、本来一番怖いのは「選挙民」のはずです。しかし、今までは日本人が組織(団体や労働組合など)にしばられ、政治家はその組織の堅さを頼りに出来たから、実状は必ずしもそうではなかった。政治に関心のない、しがらみのない人は選挙に行かなかったからだ。逆に言えば、選挙民は甘く見られていたのです。しかし、今回の選挙では都市部の選挙区はほぼ一人も、「自民党」の議員を選ばなかった。

 変わったのは何かといえば、「投票率」です。都市部を中心に上がった投票率が、今までの議員誕生パターンを変えた。「都市の復権」などというつもりはなく、目覚めるのが遅かっただけですが、いずれにせよ投票率の上昇で「政治にかかる圧力」「政治家が、こちらから圧力が来ていると感じる方向」は変わった。  

「投票率の上昇」
          ↓
         「SWING VOTERの増加」
               ↓
            「党・議員の得票率、実数の予測不可能化」
                         ↓
                    「政治家の世論、市場への関心増大」
 という構造になっていると思う。週末のテレビにはいろいろな政治家が出演していた。総裁選に立候補している3人もそうですが、気がついたのは顔が一様に緊張している。日曜日のNHKとテレビ朝日のテレビ番組で一番緊張していたのは、小渕さんです。「歓迎されていないところに呼ばれている、嫌だな」という気持ちが顔に出ていた。政治家の顔には、「ここが審判の場だ」という気持ちが表れていた。なぜなら、テレビの向こう側には一番怖い「選挙民」がいて、自分のことを審判していると分かっているからです。試験官の前では、普通は誰でも緊張する。

 日本は大統領制をとっていないのに、今の日本には一種そういう雰囲気がある。これは投票率の上昇を契機に、国民と政治が近くなった証拠です。そして明らかに一種の緊張感も生まれている。馴れ合いでない。いまはどちらかといえば、国民が政治を脅している。良いことです。小泉、梶山を出馬させたのは、この圧力、緊張感だと思う。緊張感がなかったのはマスコミで、木曜日には各紙・各局とも「小渕で決まり」のごとき報道をしていた。日本のマスコミには、相も変わらず「緊張感」がない。

 マスコミといえばテレビもそうです。週末の政局番組はそこそこ面白かったけれども、議論としてはとても突っ込めたとは言えない。出演者の表情は分かるが、何を言っているのか意味不明のところもある。そこが放置される。また番組は、「司会者の技量」の中でしか踊ることが出来ない。経済が一番大きな問題なのに、「私は経済が分からない」と公言している人が司会をしているのもおかしい。

 「メディアとしてのテレビ」の限界もある。自分でも司会をやっていたから分かるが、問題が大きければ大きいほど長くやりたい。しかし、不特定多数の人が見ているからまず「問題点の説明」から入る。これに時間を取られる。短い番組だと、それが放映時間のかなりの部分を取ってしまう。終われば、残るのは「消化不良感」だけだ。「東京マーケト・フォーカス」をやっているとき、「なんだこの時間のない番組は.....」といつも思った。
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 特にテレビを通じて始まった「首相直接選挙」プロセスには、もっとその力を発揮できるメディアがあると思う。ネットワークである。その「力」の本格的な発揮はもっと先のことにはなりそうだが、やれることからやるのも面白い。実はこの週末、ネットワーク上(yahooなどから)と紙のメディアにある政治家のサイト、メール・アドレスをできる限り調べ、それを一応マージさせました。その作品がこれです。こういうものを通じて、政治家にメールを送ろうというわけです。

 政治家のサイトを眺めていて素直に感じるのは、「魅力のないサイトが多い」というものです。大体、アクセス件数が1万を越えているのはごくまれ。記憶では、2件くらいしかなかった。せいぜい数千です。一つには、「何も公表されていないから」だと思う。たとえば、自民党の議員だったら今回の総裁選挙で「誰をなぜ押すか」なんてのを載せたら、アクセス件数が急増するかもしれない。そういうカレントな努力をしていない。

 マスコミから得られる雰囲気では、「あたかも直接選挙」なのに、413人の顔がみえず、何を考えているかも分からないのはまさに隔靴掻痒。誰を押しているか知っているのは、週末のテレビに出た少数の若手議員の分だけです。それだけでも問い合わせ、こっちの意見を言うのも面白い。
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 週末にもう一つしたのは、「メール・アドレスの整理」です。ある程度は整理して分けていたものの、たまりにたまったメール・アドレスが700個近くになった。これは放置すると大変なことになると考え、セクターを分けて、その下にサブセクターを設け、ワード上にハイパーリンクを張って、セクター、サブセクターに自在に渡れるようにした。

 さらにしたのは、セクター、サブセクターに分類したアドレスを、メーラーにそのまま登録して、一斉送信が可能な状態にした。「TO」「CC」「BCC」への登録を自在に行うためです。ネットスケープや OUTLOOK EXPRESS はどうも使い勝手が良くない。そこで、一年前までは使っていたものの、その後見捨てていた EUDORA PRO4.0 をもう一度入れました。これが便利なのです。ここからテスト送信して、メール・アドレスの鮮度を調べます。

 たくさんありますよ。戻ってくるのが。「FATAL ERROR」とか、「NO DOMAIN NAME」とか。一番頭に来るのは、転職、職場換えするたびにメール・アドレスが変わる人です。いい加減にして欲しい(^_^)(^_^)。そういう人のメール・アドレスは削除しました。これからも頻繁に更新を余儀なくされる。「自前のメール・アドレス」をもって頂きたいと。永久の連絡先ですから。

 インターネットにサイトを設けてから、しばらくメール送信には力を入れてこなかった。見たい人は見ているだろうと。しかしまた、「個別に送る」「受ける」というのを増やさざるを得ないし、これは結構面白いかもしれないとも思っています。政治家への発信もその一環ですが。


98年07月18日(土曜日)

 ははは、いつだったかな。いずれにせよ、最近のりちゃんから送ってもらったジョーク。良い3連休を  !!! 最後のやつは、良く聞くやつだね。

 At a recent computer expo (COMDEX), Bill Gates reportedly compared the computer industry with the auto industry and stated:

 "If GM had kept up with technology like the computer industry has, we would all be driving twenty-five dollar cars that got 1000 miles to the gallon."

 In response to Bill's comments, General Motors issued a press release stating:

 "If GM had developed technology like Microsoft, we would all be driving cars with the following characteristics:

  1. For no reason whatsoever your car would crash twice a day
  2. Every time they repainted the lines on the road you would have to buy a new car.
  3. Occasionally your car would die on the freeway for no reason, and you would just accept this, restart and drive on.
  4. Occasionally, executing a maneuver such as a left turn, would cause your car to shut down and refuse to restart, in which case you would have to reinstall the engine.
  5. Only one person at a time could use the car, unless you bought "Car95" or "CarNT." But then you would have to buy more seats.
  6. Macintosh would make a car that was powered by the sun, reliable, five times as fast, and twice as easy to drive, but would only run on five per cent of the roads.
  7. The oil, water temperature and alternator warning lights would be replaced by a single "general car default" warning light.
  8. New seats would force everyone to have the same size butt.
  9. The airbag system would say "Are you sure?" before going off.
  10. Occasionally for no reason whatsoever, your car would lock you out and refuse to let you in until you simultaneously lifted the door handle, turned the key, and grab hold of the radio antenna.
  11. GM would require all car buyers to also purchase a deluxe set of Rand McNally road maps (now a GM subsidiary), even though they neither need them nor want them. Attempting to delete this option would immediately cause the car's performance to diminish by 50% or more. Moreover, GM would become a target for investigation by the Justice Department.
  12. Everytime GM introduced a new model car buyers would have to learn how to drive all over again because none of the controls would operate in the same manner as the old car.
  13. You'd press the "start" button to shut off the engine.


98年07月17日(金曜日)

 今日は勉強会の仲間と暑気払いで原宿のラ・ラナリータでちょっとした集まりを催したのですが、そこでとてもとても面白い話があったので、紹介しましょう。週末ですし。今はひどく生意気だけれども、当時は非常に素直だった子の話です。
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 お父さんがどういうつもりだったのか知りません。しかし、その子は「トルコちゃん」とお父さんには呼ばれていました。お父さんがお風呂に入って、「オーイ、タオル !!!!」と叫んだら、タオルをもって駆けつける役割だったからです。でも、当然ながらお母さんはこの呼び名に怒っていました。でも、5才くらいのことだから、その子には「トルコちゃん」の意味が分からない。

 トルコちゃんは良い子なのです。そしてお父さんはタバコが大好きでした。お父さんの誕生日が来て、トルコちゃんは「何かプレゼントを」と思いました。そうだあの道ばたの自動販売機に「500円」という高級なタバコがある。あれをプレゼントしよう.....と。入れ物だって似ているし、重さだって同じくらい。「これは絶対のプレゼント....」と思ったそうです。そしてそれを買い、それを綺麗な紙に包装しました。そして手渡しました。「お父さんは、絶対喜んでくれる....」と。(誰かに見られていたら、ひどい親だと思われたでしょうね)

 それを開けてびっくりしたはずのお父さん、お母さんは、「トルコちゃん」に「ありがとう」とだけ言って、あとは一切コメントしなかったそうです。

 そして、10年以上が経ちました。ひょっとしたことから、「トルコちゃん」はそれがタバコではないことに気が付きました。ウーウー.......。でも、今だもってお父さん、お母さんはそのプレゼントについて何も語らないそうです。娘が28才になってもです。これは優しいと言えるでしょうか.....。

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 もう10数年もやっている勉強会ですが、長年やっているメンバーの変化には時として笑い転げることがある。今日も面白かった。転職してそのまま数百人の会社の「専務さん」になった人がいるのです。今までとちょっと違う。鷹揚に人の意見に耳を傾けるのです。>^_^< しながら。今までは、人がしゃべる前に自分がしゃべっていたのに。そこでみんなで、「大人になった」「大人になった」と冷やかしていた。

 で彼の話題は、「バイアグラ」でした。自分は「post-viagra」だと。そりゃどういう意味だ....と誰も分からない。そして我々に向かって、「pre-viagra」とおっしゃる。もち。でも、「post」と「pre」は何を基準に分けるんだい.....。

 近く女性用のバイアグラが発売されるそうだ.....という話にもなった。でも、みんなで笑いころげました。そりゃ一体どういう効果があるのかと。そして最後は、「半錠のんだら、体が火照った」と言った人の話になった。

 済みません。周囲の方には、うるさかったと思います。でも、最高に笑いころげた一晩でした。で、その「トルコちゃん」は今どこにいるかって。ははは、恵比寿のビール工場の後で仕事してます。イニシャルは、「K」です。


98年07月16日(木曜日)

 15日の夜、といっても深夜で時計は16日を指していましたがいずれにせよ寝る前にウォール・ストリート・ジャーナルの為替市況記事(契約してない人は読めません)を読んだら、冒頭に次のような記事があった。

The yen weakened against the dollar Wednesday amid rumors that Sumitomo Trust and Banking Co. may call off its planned merger with Long-Term Credit Bank of Japan.
 まあこの噂は15日の日中にも東京市場で流れていたで目新しくもなんともないものなのですが、両方の銀行名ともウォール・ストリート・ジャーナルですからハイパーリンクして「Company Briefing Book」につながっていたのです。どれどれと渡ったら、「Sumitomo Trust and Banking Co.」のハイパーリンク先は、なんと「Sumitomo Corporation」(住友商事)になっていた。「Long-Term Credit Bank of Japan」の方は、正しいハイパーリンク先になっていましたが。

 「まあ、あいつらの知識はこの程度だわな」と思って、「Contact us」からその事実を知らせてやったのです。そして寝ました。起きてこの記事をもう一回見たら、「Sumitomo Trust and Banking Co.」はもうハイパーリンクしていませんでした。ははは、むろん私一人が知らせたとは思わない。他にもいたのでしょう。ウォール・ストリート・ジャーナルは世界中の人間が読んでいて、リンクを渡った人もいっぱいいて、そこに掲載された「Sumitomo Trust and Banking Co.」の URL が住友商事のものであることを気が付いた人はいたでしょう。まあしかし、知られてませんなあ。日本の企業名も。グループを作って紛らわしい名前になっているのも問題かもしれませんが。(^_^)(^_^) でも欧米のマスコミでは、日本の企業名が間違われるのは珍しいことではない。
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 昨日書いた「国会議員にメールを送る」という話を、チャットの一つ(最新)にしました。大部分の文章は昨日書いたことをなぞったのですが、付け加えた部分がある。

 ところで、メールアドレスを持っているのは政治家に限りません。大蔵省や日本銀行の職員(多分「全」)も今は外部とメールで連絡が取れる環境になっているのです。例えば大蔵省の場合は、「namae.myouji@mof.go.jp」の筈です。知っている人の名前と名字を当てはめて試してみると良い。日本銀行の場合は、「namae.myouji@boj.or.jp」の筈です。他の省庁も多分この方式で行けるはずです。ということは、我々日本人も予想外に広い範囲で簡便なコミュニケーションが取れる環境にいるということです。せっかくの新しいツールは使わねば(^_^)(^_^)。
 です。同姓同名がいたらどうするか。多分番号がふってあると思う。電子メールですから、上下の差別はない。誰にでも届きます。この提案には、既に二つのメーリング・リストの一部の方から賛同を頂きました。せっかく手にした道具ですから、有効に使いたいし、まだまだ使い方を開発できると考えています。思いついたときで良いのです。そして、「反応の悪かった議員」「良かった議員」をランク付けして、メディアとしてのインターネットやマスコミに発表しても良いと思っています。(^_^)(^_^)
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 バイアグラを服用して事に至った後しばらくして死んだ人がいるそうだ。「国内第一号」と新聞が騒いでいる。この人が病気持ちで、禁じられているニトログリセリンとの併用をしたという。まあ、こんなのは騒がずにそれこそ「自己責任」でよろしいのでは。日本は何かあると「役所は何をしている」となる。しかし、これは間違っていると思う。その男性は、半分その覚悟があって服用したとも思える。

 「バイアグラ」と「個人輸入」の二つの言葉でインターネット上のホームページを検索すると、千件を超すホームページのタイトルが表示される....と朝日新聞に書いてあった。知りませんでしたが、そんなに隆盛なんだ。私の友人でも「飲んだ」という人がいて、ちょっとその話を聞いた。「体が火照る」という。しかし、その人は「日本人は一錠の半分でいい」とも、「普通の人は必要ない」とも。処方箋を見せてもらったが、これは英語で書かれていてわかりにくい。騒ぐよりも、高い金を払っても飲みたい人のために「日本語版処方箋」を用意するのが厚生省の仕事では。死んだ人は多分処方箋を読んでいない。それこそ悲劇だ。それでも飲んで死ぬ人がいたら、それはそれでその人も満足して....ということではないだろうか。(^_^)(^_^)


98年07月15日(水曜日)

 こういう考え方はどうだろうか。国会議員も官僚も、英語で言えば「public servant」、日本語で言えば「公僕」である。つまり、国民に奉仕する人々。国民は奉仕してもらう立場にあるのだが、どうも選挙制度の問題もあり、これまではこちとらの要望がうまく伝わっていなかったきらいがある。そこでだ、せっかくネットワーク社会が発達しつつあるのだから、それを利用して投票の時ばかりでなく、我々の要望を「公僕」の方々に遠慮せず伝えるのである。今回はまず、日本の政治家の方々に。

 日本の政治家は必ずしも我々のニーズに関する情報を十分に持っているとは言えない。情報がないから、それを官僚に頼る。結果、政治が官僚主導の政治になっていた。これを直すためには、我々一人一人が何を欲しているかの情報を政治家に与えなければならない。非難しているだけでは駄目だと思うのです。必要な情報を与え、今の日本の現状、我々が考えていることを伝えるのです。構想を伝えるのも良いし、怒りを伝えるのも良い。

 私が知っている限りでは、日本の国会議員は全員がメール・アドレスを持っておりやす。例えば衆議院議員は「gXXXXX@shugiin.go.jp」の形で。「X」は数字です。これは衆議院が全議員にメール・アドレスを割り当てたため。しかし、一般社会と同様で、同じ議員でもこれを使っている人といない人がいる。使ってない人は、当然ながらそれを公表していない。しかし、「国会議員要覧」という本によれば、今年1月1日現在で衆議院では120人近くが、参議院でも40人弱がこの出版社の取材に応じてホームページないしメール・アドレスを公開している。つまり、160人近い国会議員には我々は直接アクセスできる環境にあるのです。公表を差し控えている人には、この際メールはやめましょう。無駄だから。

 「国会議員要覧」はアナログ情報で使いにくいのですが、これをちょっと YAHOO で調べてみました。その結果は、衆議院がこうなっていて参議院はこうです。ここを渡れば、国会議員に対するメールなど簡単に送れる。

 実は、民主党の菅代表に今週の初めに「ここ当面の野党は、是々非々で国政に当たるべきだ」とのファックスを送りました。しかし、今日振り返ってみれば彼のホームページからメールを送るべきでした。国会議員のホームページには我々のホームページがそうであるように、メール・コーナーがあるものが多い。で、ホームページのない人はどうするか。うーん、それは「要覧」で調べるか、選挙区の先生だったら事務所に電話して教えてもらうとか。別に遠慮することはないのです。こちらが主人ですから(^_^)(^_^)。ちょっと調べると面白い。

 栗本 慎一郎   g01724@shuugiin.go.jp
 宮沢 喜一    http://210.128.142.2/miyazawa/
          g04398@shuugiin.go.jp

 などと分かる。国会議員全員に、しばらくメール攻勢といきましょう。まともな情報や意見だったら、彼らも歓迎してくるかもしれないし、何よりも政治を近いものに感じることができると思う。日本人も、もうそろそろ「政治」を近いものに感じないと.......。投票率が10bp 上がっただけで政権がひっくり返るのだから、日本人の選挙嫌いもしばらく収まるでしょう。小生はそう読みます。そして、それ以上に、政治家と対話をすることが何かを生み出すでしょう。
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 火曜日だと思ったのですが、高校時代に仲が良くて今は小淵沢で寺を継いでいる水原と、東京で弁護士をしている増沢の三人で、久しぶりにメシを食いました。二人が「おいしいもの」というので、新宿の三笠会館の魚介スープを食べさせたら、「癖になりそう」と。3人で揃って食事をするのは本当に久しぶり。増沢とはお互いいろいろ案件もありますから、常に連絡を取っていますがお寺の住職の水原とは7〜8年ぶり。しかし、頭をまるめているせいか彼は全く変わらない。大学の時に直ぐ近くに住んでいて、お互いが何をしていたか良く知っている。(^_^)(^_^)

 面白いのは、その他大勢の友達の動静ですね。死んだ奴、離婚した奴、事業で失敗した奴、元気でやっている奴、また会いたいと思う奴.......。いろんな「奴」がいる。またそのうち、全員で集まろうという話になった。おもろいでしょうな。お互いに視認できかったりして。ははは。
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 うーん、ニューヨーク・タイムズの「QUICK NEWS」(左上からハイパーリンク ここです)は、なかなか良い。うまくまとまっています。今何が一番重要なニュースか。彼らの目で見てですが。今私が見ているのは、クリントンが「Y2K」で情報のシェアを提唱したという記事。確かに。これは社会基盤の問題ですから、情報は公開した方が良い。

 ニューヨーク・タイムズには以前も古いフロントの下に通信社のニュースを中心に最新ニュース・コーナー(Breaking News From Ap)がありましたが、今回の方がすっきりしている。この最新ニュース・コーナーは新しいフロントでも右下に残っている。


98年07月14日(火曜日)

 おやおや、これは一刻も皆さんに早くお知らせしなくては。ニューヨーク・タイムズからメールが来て、これは確かに Great News

Dear Subscriber, Great News... effective immediately The New York Times on the Web can be accessed free of charge by readers around the world.

A newly redesigned home page and the addition of two features, Page One Plus and Quick News make it easier to stay current and find the news you need.

Help us spread the great news. Let your friends and colleagues know that they can now enjoy The New York Times's quality news report at no charge.

You may be billed one final time in July to cover your subscription in June. If you have any questions, please write to billing@nytimes.com for more information.

We hope you visit the site again soon. http://www.nytimes.com

 どうしたんでしょうね。ネットワークの有料化に先陣を切ったニューヨーク・タイムズが、逆に購読料を無料にするという。これだけだと理由が書いてないので、分かりませんが。ニューヨーク・タイムズのフロントが変わったのは、昨日の昼に気づいていました。まあ、朗報です。私も今までは毎月数千円を支払っていた。それがただになる。広告で得られる方が多くなったのでしょう。
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 何事も、最後が一番大切・大変です。もそう。かなちゃんにやってもらっていたデザインも今日明日で決まる感じで、いよいよフィナーレです。あとは間違いが少ないことを祈るのみ。どんな本にも、多少のミスはある。むろん、少ない方が良いのですが。この本は実は、道を歩きながら思いついたものです。「道」って確か、西麻布だったと思う。ちょうど「虎の穴」の前。「こういうのはどうや.....」。あっという間に気のあった書き手が集まって内容について意見を出し、担当の章を決め、お互いの内容を確認しながら書いて、それぞれのサーバーを利用して今までにない方法で本を作った。その経緯は本の中にも紹介してあります。

 多分、出版社の担当者はすごく楽をしていると思う。(^_^)(^_^)編集者が原稿をもって執筆者の間をかけずり廻る必要など全くなかったのです。サーバーに入れた原稿はURLを知る誰でもいつでも検索できて、それぞれの担当部分の作業進行状況を確認することが出来た。BBSも作ったので、その他の情報も交換できた。「スピードの経済」の時も実は同じような試みをした。しかし、これは私と日経の編集者との相対だったからあまり効果は劇的ではなかった。しかし、今回は複数人が編集に参加したので、効果は劇的だと思う。

 パーティーも既に100人以上の申し込みを頂いているようで、many many tks。楽しい会にしましょう。仕掛けはいっぱいするつもりです。
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 誰かについて書くと、「その人知っている」という類のメールを結構いただく。朝日生命の藤沢さんについて書いたら、シンガポールの「朝日生命からJETROに出向中の西澤さん」と言う方からメール。

朝日生命からJETROに出向中の身です。現在はJETROのシンガポール・センターに居り、貴サイトへは中井 浩之さんの「南洋日記」を 通してたどり着いたネット初心者です。(中略)ダイアリーに藤沢 顧問の名前を見てお便りしています。

  そもそも弊社からJETROへの出向の道を拓いたのが藤沢 氏であり、小生で6代目になるのですが、代々、藤沢 氏のバイタリティは語り種になっています。同部署だった際にも、大いに見習うところの多い方でした。

 ということでした。「皆さんの新著、当地で入手の予定です」とのこと。tks。そのほか最近はめっきりメールの数が増えました。これも、tks。


98年07月13日(月曜日)

 ポイントは野党の出方でしょう。基本姿勢が「是々非々」ならよし、昔の社会党のように「何でも反対」なら、日本の政治は日本再生の足枷になる。例えば民主党はどちらを選ぶでしょうか。もし彼らが、「橋本政権の政策ではなく、我々の政策が信頼された」と考えるのなら、それは大きな間違いでしょう。どう考えても、民主党は「敵失」のおこぼれをもらった。「敵失」とは、問題を正面から取り組まず、「小出し・後手後手」にしか橋本政権が政策を打ち出さなかったことです。

 だから、参議院選挙後の新しい政治は、「政策を大胆かつ機敏に打つ出す」ものでなければならない。それが国民の期待だと思う。仮に、野党がこの大きな流れを忘れて「敵失」を際立たせようと与党の打つ出す日本経済再生に必要な政策にまで「NO」を言うならば、それは日本の政治の大きな混乱を意味する。与党の政権首班にだれがなるか以上にこれは大きな問題だと思う。確かに「早期に衆議院解散」の方策はある。しかし、筆者は政治的空白が許されない現状では、すべての問題で基本である「是々非々」のスタンスをとって欲しいと思う。その旨、今日だけであちこちに意見は言いましたけど。野党としたら今が自民党を追いつめるチャンスと映っているんでしょうが、今はその環境ではないと思う。小異を捨て、大同に付く時だと。
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 朝日生命の藤沢顧問が退任されるということで、セランで夕方からパーティー。出席しましたが、かなりお年をめした方ばかりで、存じ上げているのは大場さんと内海さんくらいというパーティーで、ご挨拶をして早々に退散しました。もともとその後の予定も入っていて、食事会があったので、ワインをいっぱいいただいて。

 藤沢さんには、お世話になりました。もっとも熱心な小生の文章の読者のお一人であった。ご苦労様でした。
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 ビートルズ・ファンからおしかり。確かに、小生も思い出しました。Abbey Roadにあったのは、アップルの本社ではなくスタジオでした。本社は、セビル・ローにある。あの背広の語源になった通りです。

 一つビートルズで思い出しました。ニューヨークのソーホーにHonmura-an という蕎麦屋があるのです。それは荻窪にある結構有名な蕎麦屋のニューヨーク支店なのですが、そこに以前はジョン・レノンの奥さんだった小野 洋子が毎日のように来ていた。私もそれを聞きつけて行ったのですが、その日も来ていました。

 ニューヨークのいらっしゃる方。今はどうなっているか知りません。しかし、今でももしかしたら、ソーホーの蕎麦屋に昼に行くと小野 洋子に会えるかもしれない。


98年07月12日(日曜日)

 ははは、珍しく息が出来る一日でした。涼しかった。投票を済ませた後、横浜のランドマーク・タワーの宴会場に結婚式の為に出かけましたが、暑くなく、寒くなく、良い一日でした。もともと非常に遠い親戚の結婚式だったので、スピーチの必要もないし、ただ飲んで食べて帰ってくる予定でしたが、同じ高校の後輩達と一緒になり、つい高校生の頃に良くやった「金色の民」をやってしまいやした。肩を組み、輪になって、歌を歌ってぐるぐる廻ってエールを送る奴です。疲れた。酒が逆流しそうでしたが.....

 横浜のあの辺は、ついこの間まで行くたびに大きく変わっていましたが、やや落ち着いたようですね。歩道も定着したし。ランドマークの下の商店街が11時開店というのは珍しいのでは。日曜日だけですかね。ブランドの店が多かった。ロイヤルパークホテルの宴会場というのは初めて行きましたが、どうせあのホテルに行くのなら最上階かそこらで結婚式をすれば良いのに....なんて思いました。最上階は展望台でしたっけ。式の衣装で移動するのは嫌なので、普段着で行って着替室で着替えて、帰りにまた着替えてという手順を取りましたが、こちらの方が楽。一つこつは、式が終わったときになるべく素早く室に駆け込むことです。もたもたすると混む。
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 8月8日のパーティー執行委員長から来たエクセル・ファイルを見ていたら、100人で予定している同パーティーは既にほとんど空きがない状態になってきている。あってもあと少しでしょうか。名簿を見ていて、存じ上げている方、そうでない方。うん、これは誰の知り合いとか辿っていっても、行き当たらない人もいる。なかなか楽しそうですね。私は一次会の会場に行ったことがないので知りませんが、どうせ肩の凝らないわいがやの会場でしょう。立って酒飲んで、お互い紹介しあって。

 偉そうなスピーチもなるべくやるつもりがなくて、「せっかく来たのだから、一言言わせろ」と顔に書いてある人に、ちょっとしゃべってもらおうかななんて考えてます。まあ、執筆陣は紹介しなきゃね。それと編集者か。おもろい取り合わせでっせ。その日は、既に2次会の会場もとってありますから、ゆっくりやりましょうや。多分ネット端末も、数台入るでしょう。二次会が終わっても、朝まで体は空けておきます。必要な方はどうぞ(^_^)(^_^)。二次会の会場が締まっても、夜遅くまでやっている店はいっぱい知ってまっせ。ビートルズの曲を聴きたい人やカジノをやりたい人は、六本木に行けばよし、ワインが飲みたい人は青山に行けば良し、怪しい雰囲気で酒を飲みたい人にも青山がある。

 帰れなくなる連中のために、ホテルのスイートでも予約しておくか(^_^)(^_^)。まあ、これは余分だわな......


98年07月11日(土曜日)

 暑い一日でした。で静かにしていたかというと、朝から荒川の河原に出かけて、日短エクスコとディーリング・ルームの有志チームとの対抗戦。写真は終わったあとの全員写真 (^_^)(^_^)ですが、予定していた球場が前夜の雨で使えず、球場とも言えない要するに草むらの上での野球に。凄いですよ、ゴロなんて球筋がどう変わるかなんて全く分からない。もう2時間やったら汗だくで、体は動かなくなるし。私もちょい横腹を痛めた。東京ドームを借り切りで試合をしたときにも、右足を痛めた。たまに急激な運動をするといかんですな。でも最後で全員で飲んだビールは美味しかった。

 帰りは環七を南下して帰ってきたのですが、せっかくだからというので練馬の「田中屋」に寄りました。男4人で汗くさいのに。相変わらず混んでいて、2時近くだったのに車も一杯で、待たされました。引き続き美味しい。私がいいだして、あとの連中は付いてきたのですが、皆納得しておりました。この暑さの中では、蕎麦はなかなか素直な食べ物です。そこでは、ニシンの煮付けとごまだれ蕎麦が人気でした。
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 金曜日の夜でしたが、今までずっと行きたかったのに行けなかった店についに行ってきました。六本木の Abbey Road。2時間半以上いましたが、店に入った瞬間から出るその瞬間まで、耳に入ってきた曲は全部聞いたことがある。無論、曲名が直ちに出てくる曲が圧倒的で、ほぼ全部の曲を口ずさんできました。

 Abbey Road といえば、分かりますよね。ビートルズのレーベルであるアップルの本社があった通りの名前で、その名前のアルバムもある。ビートルズの4人が道を横断している写真で、誰がどういう順番で道を渡っているかのクイズを出すと面白い。私の記憶では、ジョン、リンゴ、ポール、ジョージですが、そうでしたっけ。

 まあいい。で、そっくりさんバンドがビートルズの曲だけを演奏する店です。それほどうまいとは思いませんでしたが、なにしろ曲が懐かしい。家にビートルズのかなりの数の LP があるのですが、最近は LP は聞けてない。といって、ビートルズの CD を買う気にはならない。そこで、聴く曲はすべて懐かしいということになる。一緒に行った人と大満足の夜でした。

 ビートルズのそっくりさんといえば、70年代の後半のニューヨークのミュージカル「Beatlemania」を思い出す。こちらは、姿形、声とも Abbey Road より数段上でしたが、もうビートルズはそのころから「懐かしグループ」だったのです。金曜日なのに、11時スタートの演奏が終わると席を立つ人が多かったのは、「六本木らしくない」と思いましたが、最近はこうなんでしょうか。料金もリーゾナブルだし、曲を聞いて楽しめる人にはお勧めかもしれない。30分置きくらいにショータイムがある。ただし、食事をしてから行く店と見ました。オリジナルの T-shirts も売っている。


98年07月10日(金曜日)

 さすがに金曜日は披露困憊しますね。一週間フルに働くと、ちょいきつい。「もっと光を....」じゃなくて、「もっと休みを....」といきたい。

 久しぶりに会った旧知の海運会社の幹部の方から、面白い話を聞きました。この会社では、社長の引きでアメリカ人が副社長格で入社され、主要書類が英語になったりと大きな変化が現れ始めたそうです。「副社長」としたのは、日本の海運法は現在の形では「外国人」を日本の海運会社の経営者に迎えられないため。しかし、この法律は来年には改正されるそうです。この法律は明治時代に出来たという。

 そんな古い法律が残っていたというのも話題ですが、来年から正真正銘の副社長にアメリカ人がなるその会社は、アメリカ人の副社長に評定される社員の間で、ちょっとしたカルチャー・ショックが起きているという。それも話題。そのアメリカ人曰く、「日本は組織で仕事をする。アメリカは個人で仕事をする」「日本は顔が見えない」「アメリカ人は、個人に与えられた仕事で評価される」−−−などなど今は様子を見ながらも、色々な事を言い始めているのだそうです。

 で彼から評価を受ける日本人は、どう行動するか........?。このアメリカ人を副社長に据える社長の魂胆が見えるようですね。本来は海運会社などというのは、すこぶる国際的であるはずですが、今まではそうではなかった。それがどう変わるか、また定期的に教えてもらえるように頼んでおきました。ちょっと、面白そう。
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 久しぶりに、「石頭火鍋」(スートーホーコ)を食べました。あの石鍋です。遠赤外線の。夏の最中ですが、久しぶりですから美味しかった。そこには、小平アネット桂子さんが岡山の鴨方町の町長さんなどと来ていて、彼女ら女性陣が帰った後小生やNORIKOが参加して、わいわいがやがや政治論議に花を咲かせました。

 岡山の鴨方町には、日本一の天文台があるのだそうです。アネット桂子さんのお父さんは物理学者で天文台長、お母さんはドイツ人でこれも物理学者だそうです。私はちょっと入れ違いで直接言葉は交わしていませんが、かなりスリムな方でした。鴨方町の町長の田主さん、第二助役の奥島さんには、なんだか話が進むうちに小生の「スピードの経済」と、市岡さんの「田中角栄」を送ることになって、送付方を日経の田口君に頼みましたが、ははは、人間長く生きていると色々な人との出会いがありまな。


98年07月09日(木曜日)

 今日は、懐かしい人に電話してました。う、「メールじゃないの」なんてつれないことは言わないで下さい。

 為替のカスタマー・チームが私の書いている文章のファックス送信撲滅(実体は「削減」ですが)を狙って、読者にアンケートを送ったんですな。電子メール化推進で。そしたら、その回答が短期間に300通近く返ってきて、今日はそれに全部目を通したのです。ファックスのいくつかには、「伊藤さん、久しぶり」というメッセージがある。また、返信者の名前を見たら懐かしくてつい電話したくなるような人達からのファックスもあって、今日はそれを時間を見て電話していたのです。

 声は変わりませんね。多分、会うと愕然とするくらい違っている人もいると思う。でも声は変わっていない。私が直接の担当者だったころは、皆さんに集まっていただいて年に一度大きなパーティーをやっていた。しかし、最近はそれもなくなって大勢の方と一緒に会える機会がなくなってしまった。

 ファックスの返信者の中には、私が存じ上げない方が多い。しかし、機会があればこうした各企業の財務の方々ともぜひお会いしたいと思っています。
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 ワシントン・ポストを見ていたら、一面にジャック・ニクラウスの悲しそうな顔。なんだろうと読むと、今世界である四大トーナメント( "majors"=The Masters, U.S. Open, British Open and the PGA Championship) からの撤退発表。この記事によれば、ニクラウスはこのメジャーに154回連続出場し、これらメジャーに18回も優勝しているという。無論、前人未踏。彼は今年のマスターズでも6位タイで終わっていましたから、まだまだ力は衰えていない印象だった。

 しかし彼も今58才だそうだ。引き際ということでしょうか。今でも鮮明に覚えているのは、まだ70年代の後半にニューヨークにいたときに、全米オープンで青木と激しい首位争いをしたニクラウスです。テレビのアナウンサーが青木の事を「エオキ」「エオキ」と発音したのを覚えているのですが、それはさておき、その時のニクラウスが実に堂々としていて正に王者という印象だったこと。18番。先にパットを決めて、ニクラウスが優勝を確定。ギャラリーは一斉に立ち上がり、残っていた青木のパットが出来るような状況ではなくなった。その時、真っ先に廻りを鎮め、青木がパットができる状態を作り出したのがニクラウスだったのです。今でも、そのシーンは鮮明に思い出す。あの時の彼の手振りとか。

 ニクラウスもその圧倒的な強さを発揮し始めた時には、アメリカのゴルフ・ファンのほとんどはアーノルド・パーマーのファンだったそうです。ですから、彼はむしろ「憎まれ役」だったと何かに書いてあった。強すぎて。パーマーは明るく陽気で、いかにも人なつこい感じ。スマートだし、アメリカ人の気質にはあったのでしょう。その当時のニクラウスは、多分哲学者のようにゴルフをし、全体的には太っていて、なかなかファンに受け入れられなかった。しかし、ニクラウスの魅力が伝わるに従って、アメリカのゴルフ・ファンは彼のファンになっていく。今も彼は、最大のギャラリーを引き連れて廻るプロの一人だそうです。

 あの勇姿が見られなくなるのは寂しいですね。シニアではプレイするそうですが。若い選手がどんどん出てくる。しかし、懐かしい選手のプレーもいいものです。「エオキ」は最近アメリカのシニアで優勝した。その最後のシーンがなかなか良かったじゃないですか。抱き合うあのシーンです。彼は本当の意味で、アメリカ人になっているという印象がした。あれを見ると、青木がアメリカで優勝できる理由が分かるような気がする。ニクラウスも、ああした勇姿をまだ様々なトーナメントでファンに前で見せて欲しいと思います。
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 本を二冊ほど送ってもらったので、紹介しましょう。一冊は、澤上篤人さんが書いた「あなたは運用してますか=運用なくして豊かさなし」。ぱる出版という会社から。澤上さんが日頃顧客に書いているニュース・レターをコアに加筆訂正したもので、いつもの通りわかりやすい文章で、澤上経済論を展開しています。「投資」をしている人、計画している人には頭の体操になるでしょう。

 もう一冊は、田中勝博さんが書いた「テクニカル分析大全」。イントロの文章はちょっと面白いのですが、そのあとは様々なチャート分析を2ページで一つずつ解説している。チャートをこれから勉強しようと言う向きには良いかも知れない。シグマベイスキャピタルから。


98年07月08日(水曜日)

 ロンドンとフランクフルトの証券取引所が大同団結して、99年末をメドに統合するという。統合を控えて欧州経済全体で動きが活発化してきたが、目立つのはドイツの動きで、こうした中で一時深刻だった同国の雇用情勢は著しい改善を見せている。同国の6月の失業率は0.4%も低下して、10.5%になった。失業者数も5ヶ月連続して減少、400万人を割そうなところまで来ている。

 ドイツの動きの中でも私が注目しているのは、アングロ・サクソンへの接近である。先に発表され、世界中を驚かせたのはダイムラーとクライスラーの合併。何回となく戦争しているが、ゲルマンとアングロ・サクソンはもともと人種的には親戚である。ドイツには今でも SAXON という地名があるが、アングロ・サクソンとはここと昔アングル(釣り針のような角張った形を指す)と呼ばれた地方の連中がブリテン島に渡って出来上がった。当然、英語とドイツ語は親戚である。また、イギリス王室の血を遡ると、それはほとんどドイツに行き着く。

 何時だったか忘れましたが、『「ドイツ人論」を捨てたドイツ社会』という朝日新聞の「論壇」の記事を紹介したことがあるが、ドイツは今正に急激に「国際化」への道を歩み始めている。具体的行動を伴って。日本が「国際化」を叫びながら、IMDの調査によっても国際的な相対評価では「国際化度」が年々低下しているのと対象的だ。多分これは、経済の活力にも影響してくるし、それが日本とドイツの失業率の対照的なトレンドになっていると思われる。

 海に隔てられているロンドンとドイツの両取引所の合併は何を意味するか。それは端的に言えば、経済的に見れば国境の希薄化で、具体的にはフランクフルトの投資家がロンドン証券取引所に上場されている株を、フランクフルト取引所を通じて自由に売買できると言うことである。欧州全体で株式投資に関わる手数料が、著しく低下するのである。欧州では、ドイツとフランス、ドイツとスイスなどの形で取引所の統合、合併が相次いでいる。欧州全体の投資環境は著しく改善することになる。半年の間に主要銘柄を共通上場させ、来年早々には会員権も相互開放するという。欧州のアメリカ追撃態勢は、徐々に出来上がりつつあるように見える。
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 (^_^)(^_^)7日に、帰国した山形 亜裕子さんを囲んで、銀座で食事会がありました。三原さん、内山さん、吉野ちゃん、タイムキーパーの女性といったメンバー。山形って誰かって。そりゃ、「フリーズ君」(MAC)のお母さんですよ。ははは、アメリカを飛び立つ空港で SECURITY CHECK の最中にフリーズを連発したらしい。面目躍如。完全に切れていたね。何を取り出すかと思ったら、SHARP と SONY のラップトップパソコンのパンフレット。どちらかを買うんでしょう。いずれにせよ、Windows派への転向です。

 彼女の印象 ? ウーン、変わったような、変わらないような。でもかなりアメリカ生活をエンジョイしていたみたいで、エアコンが常備されていない日本の住宅にかなり不満そうでした。頑張ってつかあさい。そのうちテレビにも復帰するでしょう。それより面白かったのは、「三原ー内山」ご両人の会話がほぼすべて「パソコン関係」「ネットワーク関係」で占められていたこと。人は変われば変わるものです。三原さんは、「ホテル泊まり込みの2日間のコースでパソコン研修しよか...」とまで言い出している。

 私が知っているマスコミ関係では、「ネット化」はテレビはかなり進んだ。三原、内山、森本、遠藤などなどの各位はすべてメール・アドレスを持つに至った。若い人達はなおさらです。遅れているのは、新聞です。インターネットを見れない連中もいっぱいいる。雑誌もそうかな。私たちが出す本の編集者はかなり進歩していますが。(彼がたまに書いている SALDA という日記は、結構面白い)

 あゆちゃんははっきりしませんが、現在「MARKET LIVE」の担当アナウンサーである吉野さんは8月8日のパーティーに登場してもらえる予定です。三原、内山さんはちょっと不明。
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 ところで、我々のの表紙はかなちゃんが格安にやってくれることになり、東洋経済との打ち合わせのあと、火曜日に4人で食事をしましたが、引き続きあの方はパワフルですな。向こうは「元気をもらった....」てな調子で書いてますが、良い表紙を作ってね......かなちゃん。


98年07月07日(火曜日)

 昨日乗った個人タクシーの中での会話。運転手は、60歳代の安心できそうな人。

おいら:暑いね...
運転手:今で、外は30度あります。
おいら:中は冷房していても、暑いんでしょう。
運転手:はい、日差しがね。でも、お客さんはいいですよ.....
おいら: (?_?) 
運転手:いやね、さっき凄く太った大きな人が乗ってきたんですよ。
    直ぐに車の中が暑くなって、体の大きさで、発する熱量が全然違うんですな。
おいら:へえ、そういうものなの...俺は比べりゃ、痩せてるってことかい。
運転手:そりゃもう....それでねお客さん、聞いて下さいよ....
おいら: (~_~;)
運転手:私は、一気に冷房を強くしたんですよ。あたしも暑いし、お客にもいいと思って。
おいら:うん、うん。
運転手:ところがですぜ、その人が直ぐにたばこを吸い始めた。
おいら:そりゃひどいね。
運転手:あたしゃ、切れやした。ダメなんですよ、あれ。
おいら:それで言ったのかい....
運転手:言えないから、窓を思いっきり開けましたよ....
おいら:そしたら....
運転手:やっと気付いたみたいですよ...たばこを消しましたね。
おいら:そりゃそうだね。たばこの火を見るだけで、夏は嫌になるよね.....
運転手:そうですよ。いい加減にして欲しいですよ.....

おいら:ところで景気はどうなの。
運転手:まあまあですかね。
おいら:ほう、悪くはないの。他の運転手は大体「全然ダメ」って言うぜ。
運転手:まあ、あたしは電話で商売してますから....
おいら:ああ、携帯でやってんの。
運転手:大体良いお客さんには、携帯に電話もらってんですよ。
おいら:ちょうちん、かたつむりの無線より多いのかい。
運転手:はい、もう....
おいら:個人営業の時代ってわけかい....
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 ははは、この数日頭が熱中症になっていて、間違い続出。よって、読者とのコミュニケーション充実のわたくしです。いろいろご指摘いただいた方々には、MANY TKS。まあでも、この頭が冷えるのには時間がかかるでしょうね。今日からサッカーの準決勝が2日続く。いずれも、日本時間の朝4時からですか。

 でも、お互いいかに涼しく過ごすか、というのは非常に重要なテーマだと思う。ゆっくり歩くとか、出来ることならそれなりきの格好をしなければ外に出ない、などの工夫が必要。狭い冷房の効いた車の中で、それ自体が発熱体のタバコを吸われるというのは、運転手さんには非常に苦しいことなのだそうです。出来たら避けたいし、それが思いやりというものでしょう。

 「個人営業の時代」というのは、時代のキーワードの一つだと思う。今までは、「会社」や「機関」を通してしか仕事は来なかった。しかし、今は色々なことで個人営業が出来る時代です。少し売り物になる何かを持っていれば。タクシーの運転手が移動電話を自在に使い始めたのは、ここ1〜2年です。客から好かれる運転手は、客からよく電話が掛かってきている。良い仕事が得られると言うわけです。サービスの提供者と需要家が直接繋がるわけです。そう「好かれる」というのも、非常に大事な要素です。人間はみんな、人間を相手にして仕事をしている。

 それぞれの人間が電話にしろ、メールにしろ「自前の通信手段」を持ったと言うことは、個々人の可能性を著しく拡大するものです。我々は、まだそれらをうまく使っていないのだと思う。タクシー業界は確かに苦況です。しかし、その中でもしっかりと顧客を掴み、80年代と同じ様な売上を誇っている運転手もいるというのは、一つのヒントになる。そして私は思います、日本人はもっと誰でも「個人営業」した方が良いと。自分を売り込むという事です。
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 ところで、オランダは負けちゃいました。応援していたんですけど。


98年07月06日(月曜日)

 電話が山ほど来るし、メールもめちゃめちゃ多い一日でした。メールはすべて自分で処理できる(社内、インターネット両方)ので良いのですが、電話は小生が即取ることはないので、大体女性がとって「電話です...」と言ってくれる。これは考えれば、不効率、気の毒な話です。彼女らは、仕事の手を止めて電話を中継する。電話も捨てがたいものがあります。肉声がきけるというのが良いし、隣の人が何を喋っているか聞こえてくるから、彼が、彼女がしている仕事の内容が分かって、全体の仕事の現状、流れが分かる。

 しかし、電話は極めて非効率な通信手段であることも確かです。掛けた相手がいるかどうかは、掛けてみなければ分からない。いなければ、掛けたほう、もらったほうにとっても二重、三重の手間になる。誰々から電話なんてメモも紙の無駄使い(^_^)(^_^)だし、それがなくなってしまうこともある。

 その点メールは便利です。同時に着信しても何も困らない。時間がある時に対応できる。記録にも残る。ですから、私にご用のある方は、なるべくメールでお願いしたい。まあ、このサイトを読んでいる人は、大体がメールでご連絡頂いていると思います。小生の場合、電話を頂いても2割くらいが話し中で、かけ直したり、かけ直してもらったり。これは、中継する女性の仕事まで考えると、大変な無駄です。
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 本日のnews and analysisは、最初リンクを間違えて、4月6日の pdf file を拾ってしまって何人かの方から、「間違ってまっせ」とメール連絡を頂いた。午前10時過ぎにアップしたのですが、待ちかまえるように読んでいらっしゃる方がいっぱいいることが分かった。なるほど。地方の方が多かったように思います。こうやって読まれているんですな。

 本日の「ご意見には賛成」という意見もあちこちから頂いた。私が協調したいのは、景気を最後に元気づけるのは、生産と消費の大宗を占める企業と個人(消費者)の活動だということです。政府が出来るのは、その環境整備です。今の景気論議を聞いていると、何故か「他人頼み」。残念なことです。個人や企業はもっとやることがある。
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 小生のこのサイトは、ウィークデーに見ている人(つまり会社から)が多いようなので、金曜日に出した本の案内をもう一度掲載します。パーティーはご興味のあるかかたはどうぞ。50人は軽くとっぽしているようです。楽しいメンバーを揃える予定。

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準備も整いましたので、7月末にホームページ仲間で出版する本についてやや詳しくお知らせします。
 
本の題名:「ビッグバン時代のネット活用術」

出版社名:  「東洋経済新報社」

 なんの本かというと、題名のごとく「変化が加速するビッグバンの時代にあって、インターネットを中心とするネットワークをいかに有効に使うか、その有効な利用がいかに個人にとって、企業にとって、そして国にとっても重要になったか」を論じ、それに関連するノウハウを公開しようという本です。

 一つの大きな特徴は、この本の制作に参加した執筆者が全員ホームページ・オーナーだという点。設置時期やテーマ、更新頻度は違いますが、受信・発信の双方でネットワークを積極的に利用してきたわれわれ執筆陣が、ネットワークの幅広い使い方(情報収集、人脈形成、仕事の進め方、情報武装化など)でノウハウを公表しております。この本には、以下のようなキーワードが登場します。
 

「生活習慣としてのネットワーク」(第1章)
「情報インフラ自給率」(同)
「情報化難民」(同)
「辞典・事典としてのネット」(第2章)
「人脈格差の消滅」(第3章)
「データベースとしてのホームページ」(第4章)
「職人の時代」(第5章)
「公私混合」(同)
「情報武装化」(第6章)
「競争条件としての双方向能力」(第7章)
 なかなか面白そうでしょう。きっとどの段階のネットワーク利用者にも役立つ本だと思います。ちょっとしたコラムやチップス(豆知識)もふんだんに盛り込みましたから、どのページからも肩の力を抜いて読んでもらえると思います。もう出版記念パーティーの準備も進んでいるようなので、参加を希望する方は、こちらにメールをお出しいただければと思います。

 この本の制作に参加したホームページ・オーナーのホームページ URL は以下の通りです。(一部は休眠中)
 http://www.takehiro.com/
 http://www.digiweb.com/~bobubeck/
 http://www.noriko.com/
 http://www.annie.ne.jp/~shinoby/
 http://www2.gol.com/users/shira/
 http://www.nakai.com/
 http://www.ycaster.com/

 上から、第一章、第二章と章の担当者です。「まえがき」と「あとがき」は私が書き、ネットワーク絡みのコラム(「今更聞けない」シリーズ)のほぼ全部はhttp://plaza2.mbn.or.jp/~tarch/が書きました。執筆者が多いので、本の作成に当たってはこれまでにない先進的なネットワーク手法を使っています。考えてみれば、執筆者全員が集まった会合は一回もしていない。しかし、ネットワーク活用により、時間や場所の制約は乗り越えることが出来ました。その辺は本でお読みいただければと思います。


98年07月05日(日曜日)

 二日連続してワールド・カップの準々決勝4試合を見たら、どちらが昼なのかわからなくなりました。高校野球でもそうですが、「準々」というのは一番面白い。4試合の中では、ブラジルーデンマークが一番面白かった。ウーン、ここまで見てきてどうもオランダが一番強いような気がする。まだ優勝してない、というハングリー精神もある。選手の顔が一番輝いている。単なる印象ですが、動きも良い。顔の白い選手、黒い選手のコンビネーションも良いと思う。チームが一番まとまっている。だから、チームにも一番切れがあるように思う。まあ、勝負はやってみなければ分かりませんが。

 ドイツ、アルゼンチンと消えて、あとワールド・カップも3試合しかない。少し残念な気がしますね。フランスは、ここまで来るのに少し疲れているように思う。国民の期待が、大き過ぎはしないか。クロアチアは伸び伸びやっている。ダークホースのような気がする。ブラジルも勝ち進んでいるものの、選手の動きが今一つの気がする。

 それにしても、土曜日の夜のNHKは忙しかった。ウィンブルドンを放送したら、すぐにワールド・カップ。まあ、4年に一度しかないことですが。
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 ところで昨日、「パーティーには執筆者全員が参加」と書きましたが、どうやら一人は参加できないようです。私は、当然も赴任先のシカゴから一時帰国して(^_^)(^_^)、パーティーに参加するものとばっかり >^_^< 思っていましたが、ははは、やっぱり無理ですと。会場にはネットワーク端末も入るでしょうから、メッセージとか、写真とかで参加していただきやしょう。本拠であるプレイボーイ・クラブからバニーを一人送っていただくというのも......良いアイデア.....。そうだ、会場には出席できないしらちゃんの代わりに、彼が最近書いた本を何冊か展示しましょう。欲しい人が出てくるかもしれない(きっと)。


98年07月04日(土曜日)

 「Fourth of July」

 別名は、「Independence Day」で、アメリカの独立記念日。アメリカに長く居た身には、やはり7月4日は「ああ、あんなだったな」と思い出す日です。アメリカも今の時期は暑かったと思う。冬の最中の「建国記念日」より、真夏のこの時期の方がお祭り騒ぎをするには良いかもしれない。

 それにしても暑い。死者まで出ているそうだ。にもかかわらず、この暑さの中でゴルフをしたばかがいる。死にそうでした。皮膚が火傷をおこしている。水シャワーが一番気持ちが良いのです。しかし、体力は数日は回復しそうもない。来週の月曜日にこの暑さだったら、絶対ワイシャツは着る気がしないだろうと思う。

 この暑さのせいではないでしょうが、「SwingClub No.001442」の小生宛にも「岡本綾子」さんよりメールで、以下のように「一時休養」のお知らせ。

 先日、新聞紙上でもお話しさせていただいたように、しばらくの間休養をとりたいと考えております。Swing Club会員の皆様から多くの励ましのメールをいただき、私ももちろん全て拝見しております。

 様子を見て一日も早くフェアウェイに立ちたいと思っていますので、今後も応援宜しくお願いします。

 ありゃ。体調でも悪いのかな。まあ同じ事を長くしていたら、休みたいと思うこともあるでしょう。賛成。休めばまた新たな元気が沸くというものです。
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 昨日お知らせした本の出版とそれに関わるパーティーに関しては既に多くの方からメールを頂いているようですが、パーティーは気楽なものです。急用・急病にでもならない限り、執筆者は全員が参加します(予定)。規模は100人を予定しているようですから、執筆陣8人で残りは92人となります。(^_^)(^_^)本代込みの5000円でビールが飲め、つまみが食べられるというお得な設定 "(^_^;)"。ははは、多分主催者側の多少の持ち出しでしょう。夏休み時期ですが、日頃我々のホームページを見ているだけの人も是非登場して下さい。まあ、メンツから見て型破りのパーティーになるでしょう。あといくつか少数に分かれて、「自己責任」で二次会、三次会ってのも良いアイデア。参加希望者はメール下さい。事前登録します。


98年07月03日(金曜日)

 6月30日に「出版の予定」だけをお知らせしましたが、準備も整いましたので、7月末にホームページ仲間で出版する本についてやや詳しくお知らせします。
 

本の題名:「ビッグバン時代のネット活用術」

出版社名:  「東洋経済新報社」

 なんの本かというと、題名のごとく「変化が加速するビッグバンの時代にあって、インターネットを中心とするネットワークをいかに有効に使うか、その有効な利用がいかに個人にとって、企業にとって、そして国にとっても重要になったか」を論じ、それに関連するノウハウを公開しようという本です。

 一つの大きな特徴は、この本の制作に参加した執筆者が全員ホームページ・オーナーだという点。設置時期やテーマ、更新頻度は違いますが、受信・発信の双方でネットワークを積極的に利用してきたわれわれ執筆陣が、ネットワークの幅広い使い方(情報収集、人脈形成、仕事の進め方、情報武装化など)でノウハウを公表しております。この本には、以下のようなキーワードが登場します。
 

「生活習慣としてのネットワーク」(第1章)
「情報インフラ自給率」(同)
「情報化難民」(同)
「辞典・事典としてのネット」(第2章)
「人脈格差の消滅」(第3章)
「データベースとしてのホームページ」(第4章)
「職人の時代」(第5章)
「公私混合」(同)
「情報武装化」(第6章)
「競争条件としての双方向能力」(第7章)
 なかなか面白そうでしょう。きっとどの段階のネットワーク利用者にも役立つ本だと思います。ちょっとしたコラムやチップス(豆知識)もふんだんに盛り込みましたから、どのページからも肩の力を抜いて読んでもらえると思います。もう出版記念パーティーの準備も進んでいるようなので、参加を希望する方は、こちらにメールをお出しいただければと思います。

 この本の制作に参加したホームページ・オーナーのホームページ URL は以下の通りです。(一部は休眠中)
 http://www.takehiro.com/
 http://www.digiweb.com/~bobubeck/
 http://www.noriko.com/
 http://www.annie.ne.jp/~shinoby/
 http://www2.gol.com/users/shira/
 http://www.nakai.com/
 http://www.ycaster.com/

 上から、第一章、第二章と章の担当者です。「まえがき」と「あとがき」は私が書き、ネットワーク絡みのコラム(「今更聞けない」シリーズ)のほぼ全部はhttp://plaza2.mbn.or.jp/~tarch/が書きました。執筆者が多いので、本の作成に当たってはこれまでにない先進的なネットワーク手法を使っています。考えてみれば、執筆者全員が集まった会合は一回もしていない。しかし、ネットワーク活用により、時間や場所の制約は乗り越えることが出来ました。その辺は本でお読みいただければと思います。


98年07月02日(木曜日)

 「ゲラ」とばっかし付き合っている。今度は、今月の末に出る「東洋経済の経済白書」関連用の原稿のそれ。環境の変化が激しい。なおしたいことはある。しかし、常に文章の量に限りがありますから、大きな手直しはちょっと躊躇われる。事情が多少変わっても良いように書いてあるので、それほど問題はないのですが、それでもゲラは悩むことが多い。

 文章で何が一番重要かって。それはイントロとエンディングです。イントロが悪い文章は、読む気がしない。エンディングが悪い文章は記憶に残らない。だから、本でも雑誌でも、イントロの文章は非常に大切にします。イントロが長く、何を言っているのか分からない文章は、あと読む気がしない。自分がそうだから、ここには気を使う。書いた後で、何回読み直しても「あの時は、これしかなかったな....」と思える文章は良い。

 「ゲラ」でも一番気を使うのは、最初と最後です。
 ――――――――――
 電子メールを扱うホテルについて書いたら、木村さんから早速情報を頂きました。帝国ホテルが6月から新しいサービスを開始したらしい。この帝国ホテルのサイトには、興味深い統計も出ている。

  近年、インターネット網の発達により、帝国ホテルにご宿泊の海外からのお客様で、客室からパソコンを用いて インターネットに接続し、E-メールの送受信を行う方が急速に増加しています。昨年11月、外国人宿泊客に対し て行ったアンケート調査においても、宿泊時にパソコンを持ち込まれたお客様はアンケート回答者の約70%、そ のうち宿泊中にE-メールの送受信を行った方は80%に達しています。また一方で、約30%の方にパソコン通信を 行った際に何らかの不都合が生じたという回答も寄せられていますが、これは契約プロバイダが日本国内にアク セスポイントを持たない、あるいはアクセスポイントがわからないため、自国内サーバへ国際通話回線でアクセ スしているためと推察されます。そこで帝国ホテルでは、より快適な通信環境をご提供しようと今回のサービスを ホテルとして日本で初めて導入したものです。
 ははは、中国人のような顔をして実際に使ってみようかしらん.....。ビジネス・センターでの利用時間は限定されているようですね。まあ、彼らはそれでもパソコンをもって移動するのでしょう。それにしても、宿泊客(アンケート回答者)の70%がパソコンを部屋に持ち込んだというのは、なかなか凄まじいですね。
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 ひっさしぶりに自転車会館の下の「ざくろ」にあさひ銀行の香川さんとメシを食いに行ったら、「しゃぶせん」とかいうコーナーが開店しておりました。今までの値段より格安でしゃぶしゃぶを食べさせるコーナー。店もいろいろ苦労している。聞くと、こことTBS会館の下がこの「しゃぶせん」コーナーを設置する方向で工事を進め、TBS会館は工事中と。

 2000円を切るコースもあって、食べ頃の値段になっているのです。その証拠に、12時30分過ぎに店を出るときには、大勢の人が空き待ちをしていた。香川さんと、「この店がこうか....」と驚愕しましたね。香川さんとはたまに電話では話していますが、会ったのは久しぶり。ちょっと髪の毛が白くなりましたかね。「邦銀は苦労する.....」と。相場談義、知り合いの消息などなど。短い時間ですが、楽しかった。そういえば、先週はばぶちゃんと男二人でメシを食べた。男だけというのはあまり好きではないのですが、たまには良い。


98年07月01日(水曜日)

 最近海外に行った人から、面白い話を聞きました。それは、「顧客にメール・アドレスを割り振るホテル」の話です。場所は香港。名前は忘れましたが、そのホテルでは顧客が宿泊する間、××××@ABCHOTEL.COM のようなメール・アドレスを付与してくれるのだそうです。そのメールはホテル内にある部屋のテレビ(パソコン兼用のキーボード付き)で見ることが出来るし、来たメールにリターンを打つこともできる、という。

 これは考えてみると、非常に面白いサービスです。世界のどこに行くにもラップトップを持っていく私のような人間は少ない。しかし、その時その場所でメール・アドレスをもって仕事をしたいという人は多いに違いない。もしそのホテルがビジネス・ホテルで長期滞在者が多いとしたらなおさらです。本社は出張者のアドレスを知っておいて、そこに連絡すればよい。電話より確実な、しかも大容量なアクセス手段です。

 日本のホテルもそうですが、今では一流の都市ホテルにはファックスがあるのは普通です。しかし、はっきり言って私はこれを使ったことは数度しかない。パソコンのプリンター代わりに。しかし、こんなのはフロントのファックスに出してもそれほど変わらない。部屋のファックスは実は無用の長物だと思う。欲しいのはインターネット環境です。多分特別に注文すれば、そういう環境を提供してくれるホテルはあるでしょう。しかし、今だったらかなり割高になりそう。まだそこまでは行かないが、とりあえず、「メール環境を提供するホテル」は面白そうだし、それが香港には現れたということです。日本はどうですかね。私が知っている範囲ではない。まあ小生の場合は、どこに行っても FTP が出来る環境などが必要ですから、それでは足りないのですが。

 ホテルはそのサービス内容を「急速なネット環境の変化」に会わせたもの、にして行かねばならないと思う。しかし、日本のホテルは対応が遅れているように思う。ホテルは便利です。夜中でもいくらでも食事が出来るし、クリーニングもしてくれる。部屋も綺麗にしてくれる。しかし、小生にとって一番ホテルにいて不自由なのは「ネット環境」の不備。これを充実すれば、そして出来ることなら価格をもう一段下げられれば、現在は不況のホテル業界にも新しいニーズが生まれてくるような気がする。
 ――――――――――
 しらちゃんがシカゴに行く前に仕上げていた本「物価の経済政策」が東京大学出版会から出版され、私の手元に送られてきた。重厚な感じがする本で、装丁にもデザイナーが付いていて、このデザインが非常に落ち着いていて良い。中身は、「私が1994年春から1997年春にかけて日本銀行金融研究所で行った研究活動の中で,物価と金融政策に関連する研究成果を加筆・訂正し,まとめ直したもの」(本書)。

 戦後の日本経済を物価や資産価格の変化から振り返るに、狂乱物価あり、資産価格の急騰・急落あり、そしてデフレに近い今のような状態ありと、激しく変化している。中央銀行の基本的な使命が、「安定的な金融と経済の安定的な環境の維持による,経済の持続的成長への貢献」(本書)であるとするなら、少なくとも表面的に見れば日本の金融政策全般のトラック・レコードは必ずしも素晴らしいものとは言えなかったように思う。無論、金融政策がコントロールしがたい外的要因も、戦後日本の物価変動で大きなファクターになっているから、その責任のすべてが政策当局にあるわけではない。これは後生の歴史家の判断に待つ必要があるような問題かもしれないが、日銀の景気認識や物価判断、政策発動のタイミングと幅については何時でも議論があったし、これまでは総裁の任命の経緯や慣習、それに「政治」との関係に曖昧な部分が多かったのは確かだと思う。そうした反省のいくつかは、新日銀法の中に生かされている。

 この本は、ちょうど新しい日銀法を巡って「中央銀行制度をめぐる議論が大きく深まると同時に,物価と金融政策をめぐる問題意識が高まる」(本書)なかで彼がまとめた研究成果のいくつかを収録したもので、「金融政策の最終目標とされる物価安定をどう定義し,それをどう計測するのか」を議論している。「(物価安定の)定義と(物価の)計測」が主眼であるから、中央銀行の役割のもっとも基本的な部分を議論の対象としていることになる。「物価の計測」については過去何回となく彼とも話しをし、「今の日本の物価統計は、実体を反映していない」(これはアメリカでも同じ事だが)というのが私の議論であったが、私のやや荒っぽい議論に彼はいつも理論的枠組みと手法の現状を示してくれたものだ。それが全部一冊の本になっている。

 だからある意味で非常にタイムリーな本だと思うし、金融政策を pre-emptively (予防的)に遂行する為に極めて重要な問題を扱っている。私も読み始めたばかりだが、非常に面白い。ぜひ推薦します。「本書で述べられた意見は筆者個人のものであり,筆者が所属する日本銀行のものでない」のは当然としても、日銀の中で行われていた物価に関する研究・議論の一端を見ることが出来る。

 余談だが、本を開いて直ぐ気づいたのは「、」が「,」に、「。」が「.」になっている。無論意図的にそうしてあるのだが、確かに横書きの本にはこちらの方が「、」「。」より会っているかもしれない。自分が持っている横書き本を何冊か見直してみたら、研究者が書いた本の何冊かは「,」「.」を採用していた。ただし横書きのコンピューター本はほぼすべて「、」「。」を採用していた。


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