97年01月31日(金曜日)

 本当にみっともないですね〜。よその中央銀行の総裁に、「日本は悲観し過ぎ」とか言われて株価が急反発するなんて。今では、日本人の悲観論は有名でっせ。今週見ただけでも、ファイナンシャル・タイムズ、ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポストなどに「The Japan is vanishing」とか引用されて、世界の注目の的。

 去年日本から旅行に行った人、1600万人、逆に日本に来た人、400万人。毎年1600万人も人間が海外に旅行に行ける国のどこが「日本が消える」ほどの「危機」なのか聞きたい。貿易収支は黒字だし、世界中の人が買ってくれる製品はある。まあ、難しい顔して悲観的に物事を言う人が代表的「インテリ」と思われている国だから仕方がないのかもしれませんね。しかし何でしょうね、あのサービス精神のなさは。難しい顔と、堅い話ばかり。あれじゃ「有効需要」も引っ込みますわな。

 円安になったら、この400万人を1000万人に増やす努力をしたらどうでしょうかね。「行きたい国」にするのです。富士山はあるし、京都もある。ハイテックもある。新幹線だってまだ売れる。安全です。「ぶす」としてないで、笑顔の一つも作れば、海外から来た人も「楽しい」と感じることができるかもしれない。悲観論をぐだぐだと並べる奴よりも、周りの人にちょっと「笑顔」を分け与えられる人の方が社会の為になるんでしょうな。「にこ」っとしながら、自分と周囲に関心をもつ。これでっせ。
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 さわかみ投資顧問の澤上社長より、

 個人投資家の潜在ニーズ、ものすごいですね。
 もう110件の契約。毎日追われています。
 一度お会いしたいですね。
 とのこと。同社長には、去年の7月21日に私の番組に出ていただいた関係。当時はまだ会社の立ち上げの最中にあった。やっと軌道に乗ってきて、あちこちにレターを出しているという段階だろう。

 一緒に「経済合理性を信じよう」という簡単な文章があって、そこに結構重要だと思う一文を発見しました。

 『自分だけはなんとか利益をあげようとするところに、知恵と工夫が生まれ、それらが経済発展につながって行く。なによりも先ず、「個々の利益追求行動ありき」が資本主義の本質である。その動きが日本経済の各分野で活発化しだしているのだ。』
 辛気くさい悲観論を述べるより、たまごっちを考えた奴の方が偉いんじゃないかな。「知恵と工夫」。澤上さんには、頑張って欲しい。
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 結構元気な文章書いているんですが、実は小生今日は一日寝てました。おなかがいたくて。熱なしなので、風邪ではないと思うんですが。夜になって体調が良くなってこれを書いているというわけ。カウンターも2万を越えて。やはり、ちょっと嬉しいですな。誰もこないよりは。アメリカのGDPが出ましたが、為替市場は静か。来週末のG7を控えて、ちょっと様子見となりそうな雰囲気。


97年01月30日(木曜日)

 木曜日は疲れまんな。で、今日は本当に短く。一つだけ私が最近一番よく使っている tips を紹介しましょう。知っている人には、ごめんなさい。

 「Alt+Esc」。Altを先に押して、Escを押します。何ができるかって ? アプリケーションの切り替えです。インターネットをしながらワードで文章を書くことが多くなっているのですが、このtipsは一番使います。ネット上の画面をドラッグして、ワードに落とすときなどに便利。後ろにある「窓」が前に出てきます。一度やってみて下さい。いちいちマウスを使って、窓を立てる必要はない。

 内藤 忍君によれば、「プロはなるべくマウスを使わないでコンピューターを操作するのを自慢したがる」とか。わかるような気がしますね。マウスに手を移動させるだけでも、ちょっととろいし、ポインターをターゲットに合わせるのもちょいいらつく。

 実は、tipsを見つける方法は簡単です。windowsを最低二つは立ち上げておいて、「Ctrl」や「Alt」を押したままあちこちのキーを押して画面上で何が起きるか観察するのです。例えば、「Ctrl」を押したまま「p」を押せば「印刷」ですし、ドラッグしておいて「Ctrl」を押したまま「c」を押せば「コピー」になる。atok10の場合は、「Ctrl」と「英数」を押せば、入力モードの切り替えができます。まあ、いろいろやってみて下さい。ただし大事だと思うデータなどはしっかり記憶装置に入れた上で。

 コンピューターを扱えない人で一番多いタイプは、「これをやったらコンピューターが壊れるのではないか」とさわれない人らしい。しかし、なかなか壊れませんね、この「石」でできたマシーンは。直らなくなったら、reboot(再立ち上げ)すれば良い。でも、「故障した」とかいって、メールをよこさないで下さいね。怖い人は、やめておけばよろし。では。
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 と書いたら、夜のうちにMs96さんから早速メール

 いやいや、これは非常に恐いことです。小生の意見ですが.....
アプリケーションによっては、上書き保存されたりしてしまいます。
高速道路でバックギアーは、いれたくないものですね。

 米国本社の Knowledge Base を参照ください。
Windows 95 Tips.txt File Contents
http://www.microsoft.com/kb/articles/q135/8/93.htm

 ウーン、ちょっと私が書いたことは過激でしたかね。確かに、自信のない人、ファイルを外部記憶装置からはずしてない人はやらない方がよい。でも私は怖がらずに全部試して、コンピューターは特に異常を起こしてません。ラッキーだけかもしれませんが......。


97年01月29日(水曜日)

 数日前からの約束で、大宇証券の金東京所長と昼飯を食べましたが、長く続いたストは一段落しつつあるものの、韓国が直面する目下の最大の問題は Hanbo (鉄鋼・建設グループ)の行き詰まりによる「連鎖倒産」をいかにして防ぐかだそうです。

 Kim Young-sam大統領は今週火曜日に、この問題の処理に当たるため、3月に予定していた欧州各国訪問をキャンセルしましたが、このことだけでも事の重大さが分かる。政府は、来週70億ドル相当の資金を銀行システムに投入して、流動性を確保することを決定している。この資金は、 Hanbo の下請け子会社群と同社に融資している銀行(約60億円を融資しているとみられる)の救済に使われる。 Hanbo 行き詰まりの原因となった大規模製鉄所プロジェクト(総工費67億ドル)については、銀行団が追加融資をして完成させた後、売却して返済金に当てる予定とか。

 問題なのは、そもそも資金繰りがあまりよくない Hanbo がなぜこのような大規模プロジェクトを組んだのか、そしてそれに対して銀行がなぜ巨額の融資をしたのかにあるらしい。調査委員会はすでにできているものの、その長は Kim Young-sam 大統領に非常に近い人で、野党などは「cover-up」の危険性を指摘。新しい労働法規を巡って国民の批判が高まり、ストが長く続いたことで人気が急落しているKim Young-sam 大統領にとっては、新たな頭痛の種になっている。

 韓国は今年中に次の大統領を決める選挙を控えているが、与党がかなり窮地に立ったとの見方が強いとのこと。隣の国なのに、韓国情勢にあまり詳しくない私ですが、なにげない昼飯の間に、ずいぶん韓国情勢に明るくなりましたな。金所長は、

  1. 前大統領二人を弾劾するという思い切ったことは、結局国民の支持があったればこそできたこと
  2. 今年の韓国はこの大統領選挙と、いつ行き詰まるかしれない北朝鮮情勢が大きな問題
 と述べていた。あと金所長が言っていたことで面白かったのは、
  1. 韓国の会社で、北朝鮮各地から「土」を韓国に運んで、北出身の韓国に住む人たちに売ったり、提供したらそれが大きな話題になったこと
  2. 韓国のテレビ製造会社の一部は、部品を北に持ち込んで、そこで製品にし、それを限定台数ながらソウルのデパートで売っている
 など。実体では、北と南との経済交流はかなり進んでいるそうです。韓国へは数度しか行ってないのですが、今でもはっきり覚えているのは韓国サイドでは38度線が落ちた時に備えて、すでに北に延びる大きな自動車道路を線ぎりぎりまで作っていて、その道路は有事の時には滑走路になると説明を受けたとき。ちゃんと準備はしてるんですな。38度線がどのような形で落ちるかは、平和的だったベルリンの壁の崩壊のようには必ずしもいかないであろうだけに、気になります。今年かも、来年かも、数年先になるかもしれない。
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 金所長の話が出たついでですが、ここ一両日で懐かしい人二人に会いました。一人は、当社のニューヨーク支店で長く為替をやっていたブライアン。シンガポール出張のストップオーバーで2日ほど日程をもらって東京に来たそうで、その当時当社のニューヨークで為替をやっていて今は私と同じ部にいる佐藤を訪れてきたもの。私もニューヨークに行く度に彼には会っていましたから懐かしかった。今は、スタンダード・チャータードで為替をやっているそうです。  もう一人は、ビンス。1986年、87年頃、金利やイントスワップをやっていたとき、よく使ったブローカー。「100%イタリアン」のアメリカ人で、陽気な奴。他のメンバーと一緒に西麻布で飲みましたが、楽しかった。
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 新たに二つの大きな書き加えをしました。一つは、「News and Analysis」の最後に、index pageに渡るリンクを張りました。昨年の5月分(サイトの立ち上げは6月6日)からこのサイトに掲載されている「News and Analysis」ですが、過去の分を読むのがバックしていたのでは辛くなった。

 実は、昨日日経の記者と話をしていて、去年の7月15日号が話題になったんです。読売が「月内にも0.5%利上げ」の報道をした(日曜日でした)翌日の号。私は「そんなことはない」と書いたのですが、この号は読売新聞以外の各紙の日銀・大蔵担当記者には「人気」だったんです。少なくとも、日曜日には「抜かれた」と思った連中が多かった。

 しかし、月曜日(7月15日)に私が「そんなことはないだろう」と書いたために、随分勇気づけられた金融記者が多かった。その事情は知ってました。7月15日号を出した直後に「伊藤さん、7月31日に飲み会をしましょう」と言ってきたところもありましたな。A社でしたか。聞くと、読売さんは今まで公定歩合報道で間違ったことがないらしい。だから「今度もそうなる」という人が、Niftyserveの金融プロフェッショナル・フォーラムにもいましたな。しかし、おかしいものはおかしい。

 「どんな文章だったっけ」とバックしようとしたら、えらく苦労した。そこでindex pageを作りました。そのほとんどをチェックしましたが、うまくリンクしていないのがあったら、あとで直します。もう一つは、「Taste」のページに第一回鍋物コンテストを掲載しました。まあ、日曜日、月曜日のdiaryのまとめ。新しい写真二枚を加えました。
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 久しぶりに優子さんが「食材旅行」から帰ったkitchen 5に行きましたが、一緒に行った日経出版局の田口氏も、「うまい」と言っておりました。新しい料理がいくつか登場していた。


97年01月28日(火曜日)

 夕方窮地の、おっと「旧知の」日経の記者の方から電話があって、「久しぶりにどうですか」と。一つ予定がキャンセルになって何もなかったので、「じゃあ今日で」ということで、あえて西麻布のいままで行ったことのないイタ飯屋で食事。そのあと近くのバーで飲んだのですが、その記者は前は金融担当だったのが今は例の「日本が消える」特集のチームに入っているというので、「あの記事にはものすごく文句がある」から始まり、4時間くらい侃々諤々の議論をしました。

 とにかく特集への反響はすごかったそうです。「正月からなんだ」というのから、「株が下がったのはおまえのせいだ」、「もうおまえの新聞は取らない」というものまで。「むろん、良くあそこまで書いた」というものもあったらしい。反響は、非常に怖い方々から、一般の読者まであったそうな。むろん、社内でもあの特集をああいう形、つまり「まるで出口が全くないような形」で書くことには様々な議論が出たのだそうです。

 私からは、元旦につけた文句以外に

  1. 何で「国」という単位で物事を仕切るのか。「グローバライゼーション」とは、企業の場合は「あなた国際的企業に行っても、給料もらえますか」、会社の場合は「あなたの会社は国際的に事業をして稼げますか」ということで、事実日本のかなりの個人・企業は競争力をもっている
  2. 結局は個人、企業を甘やかしているのではないか。国が悪い、システムが悪いというだけでは何の解決策にもならない。結局は「自己責任」のなさを露呈しているのでは
  3. 「悲観論」を振りまきながら、今のところ「how to amend」「how to escape」がないではないか。それは無責任では ?
 などなど。

 記者の方からは、「この特集は長く続いて、最後の方では脱出方法に触れる」「圧倒的に多い、もがいているが脱出できない人々に焦点を当てた」などなどいっぱい反論返ってきました。個人個人、それぞれの企業が強くならなければ、「グローバライゼーション」なんて厄災をもたらすだけです。日本の変化は、確かに遅い。電気料金の引き下げもやっと昨日の新聞に載ったくらい。日本の場合は、ピーター・タスカが言うところの、「利益の再配分システム」が強固にできあがっていますから、これを壊す、また壊れるのには時間がかかる。確かです。だとしたら、個人や企業の競争力を阻害しているこうした障壁だけを具体的に挙げて、それへの解決策を示せば良いわけで、「日本が消える」などという意味不明なキャッチフレーズを掲げることはないと思う。
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 クリントンの今年の二期目の就任演説の中に、

「Today we can declare:Government is not the solution.We ,the American people, we are the solution.」
 という表現がありますが、基本はやはりこれだと思います。その上で、政府は環境整備をする、社会に safetynet を提供する。環境整備には、「教育システム」も入ります。よけいな利益再配分機能は壊し、有効なものは残す。その原点がないと、「文句の言い合い」で終わってしまう。

 あの日経の「日本が消える」というキャッチは、海外の新聞にも最近は盛んに「The Japan is vanishing...」などと引用されている。彼らは自分の身の回りにある優秀な日本製品に目をやりながら、「どういう意味なんだろう」と頭を傾げるのではないでしょうか。私は、「日本が消える」というこのキャッチフレーズには、今でも「deeply puzzled」です。
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 おっと、水曜日も日経の出版局の人と飯を食うことにしていましたな。またこの話になりそう。昨日触れた「投資の懐妊期間」については、大和総研アメリカの藪中さんから、新たに二つの論文を送ってもらいました。tks。ケインズが活躍した頃の「重厚長大」産業の経済に占める位置が低下して、経済の波動が全体的に小さくなってきている印象がするのは、やはり「投資の懐妊期間」が短くなっているからでしょう。ということは、壮大な「計画」を持つ経済よりは、「市場の波」をうまく経済に生かすことができる政府を持つ国の方が有利なんでしょうな。ということは、政府に「どのくらいマーケット感覚がある人がいるか」が非常に重要だと思います。やはり社会主義経済が行き詰まったのには理由がある。

 グリーンスパンを見ていると、「マーケット・エコノミスト」を長くやった経験を非常にうまく生かしている。言葉の選択も巧みです。つまり、マーケットとキャッチボールができる。アメリカが「穏やかなインフレなき成長」を続けられている原因の一つは、有効性が高まった金融政策の運びの巧みさがあると思います。日本の政府にも、マーケットと対話できる人が増えて欲しいもの。ウーン、一朝一夕にはできない。


97年01月27日(月曜日)

 土日活躍したら、月曜日は普段のそれよりちょっと疲れ気味でした。で、予定もなかったので会社を終えてまっすぐ家に帰ったのですが、帰ったら帰ったでむくむくとその気になって、なんと昨日の鍋を自分でもう一度作ってしまいましたね。家族は私を入れて3人しかいないから鍋向きの人数ではないのですが、近くのIsetan-Queensで思い出すだけの材料を買って、誰にも手伝わさないで。昨日やっているから慣れたもの。ナンプラーとしゃんさいがなかったけど、その分肉(牛)を入れてみたり、おじやにはザーサイを付けてみたり、いろいろ工夫して。超好評でした。

 ウーン、この調子で開発を続けていけば、結構夏までにはすごい鍋ができるかもしれない。やはり今まであまり見たこともない10種類もの鍋を見せられると、それはそれで「やる気」というか出てきますな。多分次は鍋屋さんに行っても、「この下地は」とか、「この食材はどこで手当した」とか、「食材はどの順序で入れるのか」とか、いろいろ好奇心が沸くんでしょうな。でも、正直言って梅をとりがらスープに入れて煮込むことからスタートするこの鍋は、さっぱりしていて推薦です。難しいことは何もない。「梅鍋」と名付け直してもよいくらいです。

 ところで昨日のコンテストに出品された鍋のレセピは、全部全日本鍋物研究会のホームページにそのうち(^_^)(^_^)掲載されるそうですから、ご興味のある方は Let's try some !
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 大和投資顧問の河野君から「論文書きましたのでよろしく」と添付資料付きでメールが来たので、掲載しておきました。アメリカのベスト・シナリオでの成長は続くか ?というちょっと長めの論文。私からは文章を長く書いてきた人間からの今後のための忠告として、

  1. 論点が途中でぼけるので、文章の運びをもっとテーマに絞ったものにすること
  2. エンディングをテーマと同じ主旨にして、読んだ人に最後に主張を印象づけること
  3. そのためには、自らの知識の幾つかを捨象して文章の論理立てをすっきりさせる必要もあること
 など、いくつか注文を付けたのですが、内容は非常に面白かった。新しい発想も幾つか入っているし、これは私が知らなかっただけかも知りませんが、「投資の懐妊期間」などという概念もある。是非お読み下さい。

 私自身のアメリカ経済に関する見方は、成長率が穏やかなものにとどまるとかの部分は彼とほぼ同じ意見なのですが、基本のところは、今のハイテク中心の「投資の懐妊期間」の短い、「スピードと柔軟性」の経済にアメリカという国の制度、文化、国民性が非常に合っているのではないかという気がします。だからうまく行っている面がある。アメリカが持っている利点とは、移民国家で引きずる伝統もなかった故に、発想が自由で、人の移動が柔軟で、新しいものに対する抵抗感がなく、意志決定は下からの積み上げでなく....といった面が挙げられる。日本と同じ「伝統社会」の欧州も、新しいスピード感あふれる、柔軟でないと対応できない経済環境に歩調を合わせるのに難渋している。

 実は鍋を食べ終わった後、制作会社から送ってもらった1月12日放映のNHK衛星放送「日曜スペシャル=台湾エコノミックパワーの挑戦」のビデオを見たのですが、台湾の最近の成功をやはり「移民国家」に置いている人がいたのは面白かった。そう言われてみれば、台湾は「移民国家」なんです。

 ある国、または民族がその時代にprevailing な力になるかどうかは、しばしばその国、民族が置かれている、また抱えている特殊要因が、その時代にどの程度マッチするかに依存していると思います。例えば、13世紀にモンゴルがあれだけの世界帝国を築き上げることができたことについては、「馬」の存在を忘れることはできません。モンゴルには、「馬」という圧倒的な移動手段が大量に存在した。「馬」を持たない民族との対決など、実に容易だっただろうと想像されます。機動力が全く違う。かつ、シルクロードなどの貿易が盛んになって、「移動手段」が重要になっていた時期でしょう。モンゴルは自然と自分たちの「優位性」に気づき、それを帝国へと発展させたのだと思います。しかし、他民族が「馬」の持つ重要性に気づいたり、移動手段が「馬」以外に移ったら、モンゴルはその力を失った。

 ハイテックな今は、移民型の社会が有利な時代です。おや、考えてみればイギリスもある意味では移民国家ですな。アングロ・サクソンというのはみんな移民している。もともとは、ドイツの南の方の一地方(オランダに近い)のアングロ(「折れ曲がった場所」という意味=「アングロ」は英語のアングルの語源と言われている)から来た連中だ、と本で読みました。優秀とか、優秀じゃないとかじゃなくて、持ってる社会制度や伝統などがかなり影響している。だから、日本もドイツも「伝統社会とハイテク社会」が共存できる場所や方法を探せればそれでよいし、駄目だったらちょっとまた不遇な時代を過ごす手もある。「日本が消える」などと大騒ぎする必要はない。ローマ帝国は滅びたけれども、ローマ人の末裔達は今も生きていて、しかも結構楽しそうにやっているではないですか。(いかん、小生の方も論点がぼけましたね)
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 論文といえば、大和総研アメリカの藪中さんが送ってくれた3本のアメリカ経済(インフレ率、成長率、雇用)に関するレポートも興味深く読ませてもらいました。しかし、これは掲載するわけにはいかない。


97年01月26日(日曜日)

 (^_^)(^_^)全日本鍋物研究会主催の「第一回鍋物コンテスト」は、大盛況のうちに終わりました。銀座の辻クッキング・スクールに全員集まったのが午前11時過ぎ。4人一組で10組に、あと事務局の方々、それにスクールの関係者と全部で50人くらいが集まりましたかね。上の写真は、参加した鍋の一覧。右に写っているのは、「ミンボーの女」などに出ている女優の「中村」さん。下の写真は、作り終えたあとの全員の記念写真です。
 いろいろな鍋が集まりましたぞ。1番の「雪どけ鍋」は非常に綺麗な鍋でした。本当に雪が解けたような。優勝したのは、中国の国家旅遊チームが作った7番の「冬瓜鍋」。確かにおいしかった。全員が中国の方だった。「晒名鍋」は一番最初にできた鍋。「鳥味噌」は味噌の味がよく効いていた。「ピリ辛」は、確か2位でした。「つみれ」は豪快な味。「エスニック」は韓国の鍋に似ていた。「西太后」は参加者が西安で食べた鍋に改良を加えてもの。「白菜鍋」(ドイツ風)は、鍋の中にソーセージがぎょうさん入っているダイナミックな鍋。

 我々の鍋(「China Dream」)は、「おいしい」と絶賛を浴びたものの、皆が「あの鍋は誰もが投票するだろうから」とご遠慮"(^_^;)"なさったのか、食材がすばらしすぎたのか、4位でした。まあ、鍋に順位をつけてもしゃあないと思うのですが、これも遊びですから。でも、最高に面白かった。替え歌ながら、研究会のテーマソングが二つも出来ているのには、感心しました。また夏に次回大会をやろうということで閉幕、さらに銀座の東急ホテルで二次会(これも”非常に”盛り上がりやした)をやって、夕方には解散しました。「鍋自慢」「腕自慢」の方は、是非お早めに鍋研の方にお申し込み下さい。

 我々が作った鍋のレセピを掲載しておきます。
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(^_^)(^_^) CHINA DREAM

   SUB=さっぱり・すっきり
       すてきな美女=メーヌ)
    
     Produced by Team ITOHS and茶楼
        at TUJI COOKING SCHOOL
     19971月26日 11時半〜
     中央区銀座5-2 東芝ビル3階
     メンバーズ 松崎 CHIEF DIRECTOR
           荒井 ASSISTANT DIREC
           伊藤 GENERAL CORDINATOR
           内藤ASSISTANT CORDI

鍋材料

タラバガニ                 車エビ
タラ                    ハマグリ
大根                    チンゲン菜
ししとう                  梅干し
レモン                   スープ
しいたけ                  ナンプラー(魚醤油)
しゃんさい(コリアンダー)         ライス

 

下地スープ

とりがらスープ + 梅 + レモン汁

製法

 スープを鍋に入れて沸騰させ→スープに梅を崩して入れる(梅は5個くらい、紀州の白梅)→しばらく煮る→梅の味が出たところで、徐々に具を入れていく(かに、はまぐり、タラなど)→レモンを絞る→海老を入れる
取り皿にナンプラーを入れる(少し)→その上にしゃんさいを入れる(少し)→海老から食べる(ナンプラーに少しつけるとうまい)
汁が少なくなったら、足し、そして梅を足す(汁の味がキープできる)→
 最後に全部上げた後、おじやを作る(これがまた最高)

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 とにかく、この鍋は「さっぱり」という印象。しかし食材は豪華ですから、うまいんですぞ。最初に入れた梅の味がうまく生きてくるのです。実は、夏に出品すれば良かったと思っている。本当のところ、ちょっと病弱な人に食べさせても良い。やさしいお鍋で、これはもう2回私が経験しているのですが、夜食べて翌日の朝まったくもたれないのが特徴です。茶楼のママと荒井さんには感謝。そうそう、茶楼は2月に15周年ですって。周年行事があるでしょう。


97年01月25日(土曜日)

 今日も一日いい天気でしたね。ちょっと寒かったけど、風もなかったし。朝から一時間も風呂にはいってしまいましたよ。少し温まったところで窓をあけたら、なんだか「露天風呂」の雰囲気。寒いかと思って温度を上げたんですが、そんな必要はなかった。温まると、冷たい風など気にならなくなるものですね。「近所から覗かれる」というところは別にして、窓をあけるのも結構良い。昼頃新宿に行って、帰ってきてまた入ってしまいました。今度は30分くらい。風呂が非常に好きなんです。昼寝もしたし、良い休みでした。
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 kitcen 5の優子さんから葉書。何かと思ったら、この葉書を書いた時点はベイルートにいたらしい。

「銃を持った兵士と戦車と穴だらけのくずれたビルディングを見なければ、平和な5月のようなペイルートです」
 とある。彼女は毎年夏と冬に、材料と新たな料理法を求めて、3週間くらい地中海を旅する。知っていましたが、1月は17日から営業と書いてある。reopenしてしばらくはものすごく込む。従業員の顔が変わってしまうくらい。だから、来週行こうと思ってました。食べ過ぎて5キロ太ったそうな。太った誰かさんを見に行こう。
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 夕方からは、26日の「創作鍋大会」出品の「China Dream」の試食会で西麻布の茶楼に。うまい鍋ができたんす。梅干しをうまく使った鍋で、実にさっぱりしている。今ここでは詳しくは書けませんが。また機会があったら、紹介しましょう。

 ところで、今日はTasteのコーナーの「和食」で「亀清楼」と「ふるかわ庵」を増やしました。いつもこのコーナーを充実させようと思うのですが、いつも他のコーナーの充実が先になってしまう。もうあまり行かなくなったところを紹介するのも失礼です。まあ、序々に充実させていきます。「蕎麦」のページを作りたいと思っているのです。
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 勉強会仲間の河野君から提供があったので、彼の新しい論文を掲載しました。今の日本のポリシーミックスについてはいろいろ議論がある。この論文は彼の見方です。論文と言えば、「大和総研アメリカ」の藪中さんという方から「初めてですが」ということながら、3本も結構力の入った論文を送っていただきました。あとでゆっくり読ませてもらいます。

 最後ですが、ワシントン・ポストを読んでいたら、面白いニュースがありました。

ASHINGTON (AP) -- AIDS deaths dropped 30 percent last year in New York, the U.S. city hardest hit by the epidemic, demonstrating the stunning power of new treatments to control AIDS.
 ``It's good news, which we haven't had a whole lot of in the AIDS epidemic,'' said Dr. Harold Jaffe of the Centers for Disease Control and Prevention.
 Across the United States, AIDS specialists have noticed a dramatic improvement in the survival of their patients since the introduction of protease inhibitors, a new class of drugs that has revolutionized AIDS treatment.
 But the latest New York City statistics, released Friday, represent the first firm evidence that treatment breakthroughs are truly having a broad impact on deaths from the disease. Jaffe said he expects 1996 national figures to show the same drop seen in New York City.
 なかなかナイスなニュースですね。むろん、死亡は減っても、かかったら惨めな生活を余儀なくされることに変わりはないんでしょう。危険な病気には変わりはない。


97年01月24日(金曜日)

 いやいや、今日はダイナミックでしたね。一時の株式市場のような。120円に行ったと思ったら、119円を簡単に割り込むなど。記者の方から、電話をいっぱいいただきました。ここ久しくなかったこと。市場は、やや「disorderly」になっている。2月8日のG-7を控えて、当分この不安定な地合は続くでしょう。マーケットに関する私の見方は、News and Analysisにあります。
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 もうご存じの方もいらっしゃると思いますが、今日地下鉄に乗ったらアナウンスがかわいい女性の声。普段は、男性の声じゃないですか。「あれ」ってな感じですな。これはひょっとしたら、「女性の車掌」か、と思ったらその通りでした。降りたついでにちらっと電車の最後尾を見たら、研修中なんでしょう。男性の車掌の指導を受けながら、まだ20歳前後の女性が一生懸命ドアの安全を確認していました。なかなか、すがすがしくって良かった。

 タクシーの運転手さんにも、若い女性が登場している。結構テレビが取り上げていて、「危ないことはなかったですか」とか聞くらしい。「なかった」というと、「あったことにして下さい」と頼まれるのだそうです。これは、この前実際に聞いた話です。まだ、ワイドショー程度では、「やらせ」は横行しているようです。最近目に付くのは、新幹線チケット売場の女性ですな。
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 新潮社から、「私がベアリングズ銀行をつぶした」の本が2冊送られてきた。26日発売の本。解説を書いたので、贈呈ということでしょう。中身は全部読んでいるので、装丁を見て、自分が書いた解説の部分を読んで。装丁は黒が基調で、厚くもなく、薄っぺらでもなく。「告白」はぎっしりと「読むのが大変」という感じの本ですが、こちらは適度という感じです。
 相次いで告白本が出たことに目を付けた東京新聞の記者の方が電話してきて、「どう思われますか」と聞かれたので、「一番欠如しているのは、自己責任だ」と解説しておきました。だってそうでしょう。本を読むと、周りの人間だけが悪いように書いてある。これはちょっとおかしい。
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 26日の全日本鍋物研究会の創作鍋大会に出品するわがチームの鍋の名前を「China Dream」と名付けました。梅干しを使った鍋で満州の流れをくんでいるという。上位入賞間違いなし(^o^)。だって、我々とチームを組んでいるのは、私が一番好きな鍋料理屋である茶楼のお姉さま二人ですから。土曜日に作って、試食をしますが、楽しみ楽しみ。では。本日はこれにて。アテブレーベ、オブリガード。


97年01月23日(木曜日)

 ロイターの広報誌である「Trader」の編集をしている西村氏が昼飯に来て、「インターネットとディーリング、およびその将来」で取材したいとのこと。「伊藤さんは、どんな画面を見ているのですか...」とも。旧知の間柄で、取材に応じるのはやぶさかではなかったのですが、URLを口で言うのも危ないし、「じゃあ、書きますは...」と言って書いたのが、以下の書き出しの文章。400字で3枚程度ですから、あまり時間もとられないで書けた。次の号に載るでしょう。

《疑問》
(1) インターネットをすると、ディーリングで勝てるようになるか ?
(2) インターネットをすると、特別に情報通になるか ?
(3) インターネットがあると、海外との社内システムは不必要になるか ?

 答えは、全部「no」である。(1)は言うまでもない。(2)は、ありそうだ。しかし、「情報収集・分析」の最後のところは、「情報に接する各自の感性、思考力、情報組立力」に依存している。インターネットは、「魔法の杖」ではない。使用する人間の力量が反映されるだけだ。英語ができないなら、英語を習ってからにした方が良い。(3)について言えば、インターネットは「通信手段」としても問題が多い。もともと学者の意見交換の手段として発達した。「お金や貴重な情報」が通る前提などなかった。ただし、彼女との約束には使える。

 一つおもしろい話を紹介しておきました。実際にあった話。グリーンスパンの議会証言が始まって、インターネットを始めたばかりのQ君は、「これぞインターネットの特技」とFEDのサイトに行ってグリーンスパン証言全文を取得、急いで読んで「こういうことか」と納得。「さあ、ディール」と思ったら、「マーケットはすでに動いていた....」。

 インターネットは全文を提供してくれる代わりに、「見出し」も「判断」も与えてくれない。ロイターの中では、「インターネットが発達したらわれわれはどうするんだろう」という不安感も若干あるらしい。でも私は、にこっと笑ってあげましたね。「Knee-jerkな相場反応は、通信社のオンタイムなヘッドラインで動く。これがある限り、付加価値をつける通信社の役割は変わらない」と。むろん、最終需要家であるわれわれは全文を読めるから、通信社のヘッドラインにあとで採点を与えることが出来ますが....。
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  新潮社の寺島君からのメールで、「私がベアリングズ銀行をつぶした」がいよいよ刊行されるとのこと。一足先に出た類書「告白」は、「、出足は鈍かったものの、ここに来て、売れてきた」そうで、ベアリング関連も新潮社として期待しているとか。「告白」はまだ読んでないのですが、読んだ会社の偉い人が私のところに来て、「読んでいて気持ちが悪くなった」といってましたな。どういう意味か詳しくは聞きませんでしたが。「私がベアリングズ銀行をつぶした」は結構おもしろい。
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 フランクフルトの梅本君から「本日伊藤さんのホームページを見ていたら、私に発言がふられていたのでメール出します」とあって、その後に、「ただし、いまだにホームページを見ながら直接メールを出すというのがよく分からないのでNifty経由です」って。珍しい。

 それはさておき、1月20日のdiaryへの返事でした。

 「EMUというのはもちろん英語で、ドイツ語ではふつうは使いません。ドイツ語では略すときはWWU(経済通貨同盟)となります。ドイツ銀行のドイツ人は必死で英語風にEMUを発音したわけですが、どうしてもドイツ語なまりが出てしまい、「イム」と聞こえたのではないでしょうか。それにしてもドイツ人の英語は本当に分かり易いのですが、ここにいると、それに慣れて母国語の英語が聞き取りにくくなる傾向があり困ったものです。AP、ロイターの記者と話すと慣れるのにちょっと時間がかかります。

 ちなみに、ドイツ人の英語は面白いのですが、ティートマイヤー連銀総裁の英語も大 変特徴があります。総裁は通常はドイツ語で講演、記者会見をやりますが、バーゼル のBISで記者ブリーフィングをするときはG10議長という立場から英語でやりま す。そして毎回、10分ほどの会見の中で何回かは「ALL IN ALL」というフレーズが 入ります。The world economy seems to be all in all positive.といった具合で す。当地の記者の間では、このall in allを何かとふざけて使うのがはやっていま す。」

 とのこと。「all in all」ね。ちょっと使えそうですね。彼は、ドイツの株が買われているのは、(政府や政治家、企業に対する)信頼感というよりは「海外からの資金流入が主因ではないか」と解説してくれていた。

 本日も、何通か誕生日メールを頂きました。tks。


97年01月22日(水曜日)

 えへへ。また一つ歳をとりましたぜ。でも大丈夫。もうだいぶ前に、カウンターを破壊してしまいましたから。カウンターを新しく契約することもしません。本当は、全日本鍋物研究会のように一回ゼロクリしたいんだけど、赤ん坊に戻って大人のおもちゃになるのも、老齢化社会の年金をささえるのもねえ。ちょっとご遠慮。ここ数年を止めておくのが一番だと思いまっせ。

 ところで、メールがいっぱいくるのです。知らない海外から。なぜだろうと考えたら、そういえば何かのおりにWORLD BIRTHDAY WEBってやつに登録したんですな。このページを見ると、世界中で1月22日に生まれた人がヤマのように掲載されている。

 ちょっと面白い計算をしてみましょう。世界の人口50億人を365で割ると、「1369万8630人」と出る。そうか、自分と同じ日に生まれた人は、こんなにいるんだ。これをちょっと24(時間)で割ると「57万人」。なるほど。ではこれをさらに60(分)で割ると、「9500人」。ウーン、ではこれをさらに60(秒)で割ると、「158人」。へ〜え〜〜〜。自分と同じ秒で生まれた人は、平均で158人いるんだ。
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 とにかく、世界中の誕生日を同じくする人が並んでいるというのは、ちょっと壮観。日本人もかなり混じっている。どこの国の方か分からない人からメールをもらうのは、何か嬉しいような、心配なような。あ、FKINYUのマルスさんからも、メールをもらいました。TKS。

 海外から、おもしろいメールを送ってきたやつがいる。世界中の言語での、「誕生日おめでとう」。ネアンデルタールの次の世代の人種から始まった現代人は、「お誕生日、おめでとうさん」だけでも、こんなに言葉のバリエーションを作ったんですねえ。

 And now some international Happy Birthday greetings:
1. Afrikaans:  Veels geluk met jou verjaarsdag!
2. Alsatian:  Gueter geburtsdaa!
3. Arabic:   Eid milaad saeed! or Kul sana wa inta/i tayeb/a!
(masculine/feminie)
x. Armenian:  Taredartzet shnorhavor! or Tsenund shnorhavor!
4. Breton:   Deiz-ha-bloaz laouen deoc'h!
5. Bulgarian:  Chestit Rojden Den!
6. Catalan:   Per molts anys!
7. Chinese-Cantonese:  Sun Yat Fai Lok!
8. Chinese-Mandarin:   Sheng ri kuai le!
9. Croatian:  Sretan Rodjendan!
10. Czech:   Vsechno nejlepsi!
11. Danish:  Tillykke med fodselsdagen!
12. Dutch-Flemish:    Gelukkige verjaardag!
13. Dutch:   Hartelijk gefeliciteerd! or Van harte gefeliciteerd met je
verjaardag!
xx. English:   Happy Birthday!
14. Esperanto:   Felichan Naskightagon!
15. Estonian:  Palju onne sunnipaevaks!
16. Euskera:  Zorionak zure urtebetetze egunean!
xx. Filipino-Kapangpangan:   Mayap a Kabaitan
17. Filipino-Tagalog:  Maligayang Kaarawan! or Maligayang Bati!
18. Filipino-Visaya:  Malipayang Kaadlawan!
19. Finnish:  Hyvaa syntymapaivaa!
20. French:  Joyeux Anniversaire!
xx. Gaelic:   Co` latha breith sona dhut!
21. German:   Alles Gute zum Geburtstag!
xx. German-Badisch:   Allis Guedi zu dim Fescht!
xx. German-Bavarian:   Ois Guade zu Deim Geburdstog!
xx. German-Bernese:   Es Muentschi zum Geburri!
22. Greek:    Eftixismena Gennethlia! or Xronia polla!
23. Hawaiian:  Hau`oli la hanau!
24. Hebrew:   Yom Huledet Same'ach!
25. Hungarian:   Boldog szuletesnapot!
26. Icelandic:  Til hamingju med afmaelisdaginn
27. Indian-Marathi:  Wadhdiwasachya Shubhechhya!
28. Indian-Gujrati:   Janam Divas Mubarak!
29. Indian-Hindi:    Janam Din ki badhai!
30. Indian-Kannada:   Huttu Habbada Shubhashayagalu!
xx. Indian - Rajasthani:   Janam ghaanth ri badhai, khoob jeeyo!
31. Indian-Tamil:   Piranda naal vaazhthukkal!
xx. Indonesian:   Selamat Ulang Tahun!
32. Irish-gaelic:   La-breithe mhaith agat! or Co` latha breith sona dhut!
33. Italian:  Buon Compleanno!
34. Japanese:   Otanjou-bi Omedetou Gozaimasu!
35. Javaans-Indonesia:   Slamet Ulang Taunmoe!
36. Korean:   Sang il nal chuk a hap ni da!
xx. Kyrgyz:   Tulgan kunum menen!
xx. Latin:   Fortuno natalis!
37. Latvian:   Daudz laimes dzimsanas diena!
38. Lithuanian:   Sveikinu su gimtadieniu! or Geriausi linkejimai
gimtadienio proga!
xx. Luxembourg:   Vill Gleck fir daei Geburtsdaag!
39. Macedonian:   Sreken roden den!
40. Malaysian:   Selamat Hari Jadi!
41. Maori:    Kia huritau ki a koe!
42. Norwegian:   Gratulerer med dagen!
43. Pakistan-Gujrati:   Saal Mubarak!
44. Pakistan-Urdu:   Saalgirah Mubarak!
45. Papiamento (lower Dutch Antilles):   Masha Pabien I hopi aa mas!
46. Persian:   Tavalodet Mobarak!
47. Polish:    Wszystkiego Najlepszego!
48. Portuguese:   Feliz Aniversario! or Parabens!
xx. Portuguese-Brazil:   Parabens pelo seu aniversario!
49. Romanian:   La Multi Ani!
50. Russian:   S dnem rozhdenia! or Pazdravljaju s dnjom razdenja!
51. Samoan:   Manuia lou aso fanau!
52. Serbian:   Srecan Rodjendan!
53. Slovene:   Vse najboljse za rojstni dan!
54. Spanish:    Feliz Cumpleanos!
55. Sri Lankan:   Suba Upan dinayak vewa!
xx. Sundanese:   Wilujeng Tepang Taun!
xx. Surinamese:   Mi fresteri ju!
56. Swahili:   Hongera!
57. Swedish:   Grattis paa foedelsedagen!
58. Switzerland:   Vill Glck zum Geburri!
59. Telugu:   Puttina Roju Shubakanksalu!
60. Thai:   Sook Sun Wan Kerd!
61. Tibetian:   Droonkher Tashi Delek!
62. Turkish:   Dogum gunun kutlu olsun!
63. Ukrainian:   Mnohiya lita!
xx. Urdu:   Teri Ma Ki Gaand!
64. Welsh:   Pemblwydd Hapus i Chi!
65. Yidish:   A Freilichem Geborentog!

If you know of one not on the list or an incorrect one on the list,please send me an e-mail. Thanks!

 ウーン、彼女にかっこつけたくて「Maligayang Kaarawan! or Maligayang Bati!」なんてやって誤解されるよりは、「Fortuno natalis!」と言ったほうが良いかもしれない。いくつご存じでしたか ?


97年01月21日(火曜日)

 午前様で帰ってきて、グリーンスパンの議会証言が連邦準備制度理事会(FED)のホームページに載っているか見たら、ちゃんと載ってましたね。零時をあまり回っていないのに。これからちょっと読みますが、徐々にアメリカの政府機関のインターネット対応は良くなっている印象です。

 もっとも、クリントン二期目の公式就任サイトは、ワシントン・ポストによると、一時間に430万から520万のヒットを受けて、まったく機能しないか、つながっても白紙が出てきたりと散々だったらしい。これは、公式サイトを請け負った民間業者が、昨年の選挙の日(11月5日でしたっけ)を基準にしてインターネット接続数を予測したら、予想をはるかに上回るアクセスがあって、結局動かなくなったというもの。この公式サイドでは、ライブの音声、お祝いのライブ映像を流す予定だったという。まあ、それに比べれば、グリーンスパンの議会証言を全文読もうなんていう物好きは、あまりいないんでしょうな。
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 風邪がはやっているらしい。私のテレビの相方だった山形が先週まで担当の早朝のテレビに出ていなかったので、「どうしたのかな」と思っていたら今週から出てきて、メールで聞いたら「昨年末から風邪で、声が全然でませんでした」とのこと。今週は快調のようですが、たちが悪そうですな。私のは直ぐに直りましたが。それにしても今日は寒い。珍しく天気予報が当たりました。

 彼女はもうひとつ面白いことを言っていましたね。「ホームページに挑戦中」とのこと。テレビ東京関係のアナウンサーでは、野中ともよさんがホームページを公開しているのを見つけたことがあります。URLは忘れましたが、検索すればすぐ見つかると思います。そうそう、NTTからの依頼で、私のリンクページにある検索のフォームを変えてくれと言ってきて、htmlを送ってきたので、以下のように変えました。

 


NTT DIRECTORY
新着情報
ジャンル別選択
U-La-La
ぷちねっと
infobee
AND条件 OR条件

 ここで、「野中ともよ」と打ったら出るかな。お楽しみ。「ycaster」と打てば、私のホームページ(フロント)が出てきますが、これは当然ながら登録してあるからです。ホームページといえば、勉強会の仲間である長銀証券の小池さんも、「今年は」と言っていましたぞ。山形さんにしろ、小池さんにしろ、どのようなページができるか楽しみです。
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 ところで、これから絶対に頻繁に登場する単語は、「millennium」ですな。「千年間」という意味。クリントンの就任演説の最初にもこの単語が出てきます。でもクリントンの二期目の就任演説を読んでいて、「Independence Day」のあの大統領の演説をなぜか思い出しました。ちょっとかっこよすぎるんですよね。言葉としては、今後も使えそうなのはある。
「We must keep our old democracy forever young.」
 なんてのは、結構残りそうですな。しかし、セクハラで裁判にすぐ立つという。まあ、今世紀最後の大統領ですから、頑張ってほしいものです。それから、News and Analysisをお読みの方はお気づきになったと思いますが、ペルーで人質を取っているゲリラのホームページに英語のセクターができました。参考までに。


97年01月20日(月曜日)

 いよいよ、全日本鍋物研究会の創作鍋コンテストが26日に迫ったので、夕方会合の前に茶楼に寄って、打ち合わせをしました。発想は二つでした。「めちゃめちゃうまい」か、「めちゃめちゃ変わっている」か。創作鍋ですから、勝手に考えて作れば良いのですが、まあとりあえず外せないingredientというのはあるわけで、「独自に鍋を持ち込むのか」とか「素材をどう調達するのか」とか、決めておくことが多いんですな。水曜日あたりにもう一度打ち合わせをして、土曜日に試しに作って「ああでもない、こうでもない」をして、「日曜日に出品」という手順。創作鍋が10は並ぶ。どんなのが出てくるか、楽しみ。
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 その直前は、ドイツ銀行の「ヨーロッパの通貨統合」に関するセミナーに3時間も出ていました。全日空ホテルで行われたのですが、1999年の1月1日に通貨をeuroに統一する欧州の動きを理解するのには役立ちました。

 プレゼンテーションに当たったのは、3人のドイツ人。「ドイツ語でやられたらかなわんな」と一緒に行った人間と話していたのですが、英語でした。ドイツ人の英語は、キッシンジャーのそれもそうですが、慣れると聞き易い。むろん、本物のアメリカ人、イギリス人から聞く時と同様、「えっ」ていう部分があるのですが、通訳の声を聞いてはいけない。「より集中しよう」と思うと、結構英語も分かるものです。

 話の内容は、

  1. 多くの疑念(欧州の中にもある)にも関わらず、また多少の遅れにもかかわらず、欧州の通貨統合は前進する
  2. 欧州の銀行は、通貨統合関連で100億ドルとか200億ドルの投資(コンピューター関連を含めて)をすることになる
  3. 競争条件が厳しくなって、ドイツの銀行も厳しい選別にあう
などの話をしていました。paymentの問題、コルレスの問題、欧州各国で違う休日の扱いなどなど、問題は山積。常識的に考えても、2000年問題がある上に、基幹となる「通貨」を変えるわけですから、コンピューターのソフト変更は膨大な作業になると思いこの点を聞いたのですが、「確かに大きな問題で、変更が間に合わないケースも出てくる」との答えでした。

 私がもう一つ(?_?)に思ったことは、例えばマルクをeuroに変える時の転換レートはどうなるか、でした。これについては、「98年の初めに転換条件で合意し、99年の1月1日の直前に「転換」というスケジュールだそうです。ということは、この conversionの条件と、それが決まった後の各国のマヌーバーが見物ですな。全体的に、「まだこれから決める」という懸案がいっぱいある感じでした。

 ところで、ドイツ人たちは「emu」を「イム」「イム」と呼んでいました。日本人はこれを「イーエムユー」という。イタリアやオランダ、フランスでは何て呼んでるんですかね(梅本さん、どうでしょうか)。統一通貨の基礎になる制度も、欧州各国で違った呼称をされたら、悲しいでしょう。旧ユーゴスラビアを見てもそうですが、人間社会は「統合」の力が働いたと思ったら、次は「分離」の力が働いたりする。ドイツ連銀も、euro紙幣に切り替わって集まってきたマルク紙幣を破棄しないんだそうです。万が一、euroが行き詰まったとき、すぐにマルク紙幣を出せるように。壮大な実験ですね。
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 今吉さんという方から、「突然メールをさし上げて申し訳ありません」というメール。「この三月に卒業を控えた大学生」の方で、「神戸市外国語大学外国語学部国際関係学科にて国際公法を専攻」という。「新潮社のフォーサイト誌から伊藤さんのホームページのURLを知り、アクセスしたところ非常におもしろかったのでメールしてます」とのこと。

 こういうメールはちょっと嬉しいですね。新潮社に転送しておきました。「日本CMKというプリント基板のメーカーに就職」されるそうです。頑張って下さい。ページも今後も期待しております。
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 火曜日からは寒いそうですね。ウーン、「鍋」が懐かしい。昨日は「月の庭」に久しぶりに行ったのですが、「煮奴」と「甘鯛のかぶら蒸し」が最高においしかったですな。冷たいもの(「無農薬野菜の丸かじり」や「汲み上げ豆腐」)を食べた後、暖かいものを食べると、その暖かさが強調されてなかなかよい。京都の方も、「豆腐」の季節ですな。


97年01月19日(日曜日)

 今日もいい天気でしたね。たまたま沼津でゴルフで、朝新幹線で三島駅まで行ったのですが、富士山がそれはそれは綺麗でした。左にリンクを張った富士山は、静岡インターネットの午前9時過ぎの富士山ですが、印象では私が見た9時10分くらいの富士山はもっと、もっと綺麗でした。三島とその直前が一番綺麗でしたかね。

 この写真でも分かるとおり、まるで春のように霞がかかっていて、見とれながら行きました。山脈の中にあのヤマがあればそれはそれで納得できるのですが、全体的には平らなところに、富士山だけがにょきにょきと大きく上に裾野を広げながら延びた感じ。やはり、世界に誇れる景観だと思いました。あれを土木工事で作るとしたら、どのくらいのお金と時間がかかるんでしょうね"(^_^;)"(^_^;)。むろん、考えるだけで不遜でしょうが。ところで、infobeeで「富士山」と入力して出てくるサイトの数は、90以上に達していました。人気があるんですな。「今の富士山」てのも見れます。静岡ネットから入られるのが良いと思います。

 ゴルフ場も暖かかった。パーティーは、「東京マーケット・フォーカス」の私の後の司会を担当されている三原淳雄さんと、その秘書の南雲さん、それにプロダクションの古井社長だったのですが、昼間は「日陰が恋しく」、夕方からは「日向が恋しい」という珍しい一日でした。風もなく。珍しい。スコア ? ゴルフにそんなものありましたっけ。8キロは歩きましたな。
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 ところで、土曜日までの数日にこの diary で書いたことをひとまとめに言うと、

「コンピューターは、network-oriented になっている」
 というごく当然のことですか。これらのソフト(netscape communicator、まだ見てないものの報じられている microsoft office 97)は、従前にまして「ネットワーク」を設計思想の中心に置いている。これは、アメリカのコンピューターを取り巻くインフラが、完全にネットワーク中心になってきた証拠だと思います。ソフトウエアは、環境に応じて作られる。(むろん、ソフトが環境を作るケースも多いのですが)

 ということは、ネットワークにつながっていないコンピューターは、これらソフトのフルパワーを発揮させてやることができない、ということです。ああ、どうしよう。特に会社のですが、まだかなり standalone が多い。ということは、これらのパソコンには、従来のソフトで十分と言うことですか。

 「インターネットはからっぽの洞窟」(昨日紹介しました)という考え方もあるのですが、これも「インターネットは万能だ」というのと同じくらい誇張で、今後ビジネスへのインターネット導入は加速して行くでしょう。今朝の日経にも、住友銀行の話が一面に出てました。ネットは手段ですから、その使い方がうまい人には果実をもたらす。

 ネットは「自転車」みたいなものですかね。将来かなりの確率で、みな使えるようになる。むろん、我が家の誰かのように「自転車」に乗れなくたって別に死ぬわけではない。ちゃんと生きていけます。でも、みんなが「さあサイクリングだ」と騒いでいるときに、「それってなあに」というのも寂しいし、使える人にとっては、いろいろ可能性を開いてもくれる。ただし、富が本当の意味でインターネット周りを通過するのには、かなり時間がかかるでしょう。結局、手段を使う主人のアイデアや、作り出すものがすばらしくなければ、手段(ネット)はそれ以上の力を発揮しようがない。

 「インターネットはからっぽの洞窟」(草思社)は、ちょうど真ん中まで読みましたが、引き続き面白い。ぜひご一読を。


97年01月18日(土曜日)

 えへへ。今日はなんだか得した気持ちがする一日ですね。水曜日に休んだ後、すぐに休み。海外ではこれがあんまりないんですよね。特にロンドンなど。ロンドンの方々、怒らない、怒らない。東京は、今日も良い天気でした。
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 ところで、今日のこのdiaryの文章は昨日紹介したネットスケープの Communicator4.0 beta に付随しているエディターを使って書いていますが、これは本当のところ完成したらインターネット上の文章作成を革命的に簡単にするソフトでっせ。すごい。

 我々ホームページを持っている人間にとって一番の関心は、「いかにして簡単に文章を作成し、サーバーに落とせるか」です。昨年の6月に最初にホームページを作った頃は、WORDで文章を打って、INTERNET ASSISTANTで転換し、その次は秀丸などのeditorで直接打ちをやっていた。昨日まで。htmlの基本的知識を知っての上です。ところが、このcommunicatorについているeditorでは、ほぼhtmlの知識なしに、インターネットやイントラネットのブラウザで読める文章が書ける。また、一度プロバイダーのサーバーに送った文章に間違いを発見して直すことはよくやることですが、これもすごく簡単になる。

 Communicator 4.0 betaのメニューの「file」の pulldown の中には、「edit page」という3.0まではなかったコマンドがあるのですが、これを使うと、今自分が見ているインターネット上のページをそのままのイメージでeditor上に取り込め、しかも編集できます。カーソルが画面上に現れるのですぐに分かります。重要なのは、そのページに付帯しているgif やjpeg(imageをを与えている)も一緒に取り込むということ。つまり、onlineで見たそのままのイメージで、editor上で編集できる。

 編集したページは、直ちに「publish」という機能で、プロバイダーのサーバーに送れる....ようですな。これはまだちょっと分からない点があってプロバイダーに問い合わせ中ですが。しかし、今までは秀丸でhtmlを書きながら、gifが入ったら「結局仕上がりはどうなんだろう....」てな感じで想像しながらしていたわけですが、これからは余計な想像をしなくてもgifを確認しながらできる。ホームページを持っていない人でも、これは便利ですよ。「edit page」でインターネット上のページを落として、簡単に自分の手を加えることができる。むろん、wordなどのapplicationソフトの上に持ってくることも可能です。htmlにして使っても良い。サーバーを持たない人は「publish」はできませんが、報告書の作成などは簡単・容易になる。

 ちょっと頭をひねると、例えば必要な資料を持つこのeditorをいくつか立ち上げて置いて、それらを統合して一つの資料を作るなんてことも簡単になります。html資料作成が実に簡単にできるようになる。このeditorは、むろん「強調」「斜体」「下線」も自由自在。重要なのは、色を持っていて、今までのようにhex codeを見ながら「ff0066」などと打たなくて良くなった点。べる。リンクも容易。むろん、右寄せ、左寄せ、センタリングも可能です。ちょっと気になったのは、htmlで判別できる<p>と<br>の区別がどうしたらよいか分からない点と、「・」「・」があちこちに出る。「半角」の変換がうまくいっていないように思う。

 4.0にはほかにも面白い機能がいろいろありまっせ。例えば、「back」ボタンは今まで「一つ前に戻る」コマンドでしたが、今回は、少し長く押しているとpulldownが出てきて、直近10何個前まで任意のところに戻れる。これは嬉しいですね。linkページから入っていろいろ見て一発でlinkページに戻れるということです。あと、「send mail」機能も、gifやjpegを持っていってくれますから、メールを受けた人は認識しやすいかもしれない。一時間くらいああでもないこうでもないと見ていたら、面白かった。結構使えそうですな。もっと面白い機能を知っている人がいたら、教えて下さい。(ネットスケープの4.0について知りたかったら、このページが一番よいようですな)
 ――――――――――
 ところで、午後は新宿駅の南口まで用があって出かけたのですが、えらい人手でした。依然として込んでいる。タクシーの運転手が、「デパートができたおかげて、明治通りが込んで」と嘆いていましたが、新宿駅の南口も同じこと。どうせと思って、紀ノ国屋に行きましたが、そこで面白い本を見つけました。

 「インターネットはからっぽの洞窟」(草思社)

 これが結構面白い。私は年初に「はしか脱出宣言」を出しましたが、その精神にちょっと似たひねくれた、しかし正論が多い本です。コンピューターやインターネットに「いまちょっとはまりすぎているかもしれない」と思ったら、この本を買ってきて読むことをおすすめします。まだ全部読んでないんですが、111ページまで読んだ段階で、「価値あり」と思います。

 金曜日の午後、泉証券さんからメールで、「貴ホームページにリンクしたい」と言ってきましたので、「ぞうぞよろしく」と返事しておきました。http://izumi-sec.co.jpで一月下旬オープンの予定ですって。fkinyuのブックマークに入るかな。完成したら、こちらからもリンクを張ると思います。


97年01月17日(金曜日)

 「OFFICE97」の発表会で、ビル・ゲーツが面白いことを言っていますね。

「OFFICE95から97の間になされた改善のうち、実に80%は顧客からのサジェスチョン(クレーム、要望など)に応じたものだ」
 なるほど。逆に言えば、ソフトウエアハウスというのは、使用者のクレームあってこそ、自社作品の発展をいっそう進めることが出来る。

 これは考えてみれば当然です。しかし、コンピューターを使いはじめたばかりは、つい向こうの(制作者の)規格に自分をあわせようとする。当然ですね。まず、使えるようにならないと。しかし、少し使うと、なぜこんなことができないんだろう、これはなぜこうなんだろう、と思う。思ったら「素直に言ってくれ」とビル・ゲーツは言っているわけです。つまり、彼らは「自分たちは完璧ではないんだ」と最初から言っている。これは重要なことです。例えば、「OFFICE95」のWORDで言うと、「罫線」処理は本当にひどかったですね。しかし、あえて言わなかった。でも、この態度は良くないんですな。「なんだこれは」と言った方が良い。次のバージョンでは良くなってくるかもしれない。文句の多い国民からは、良いソフトが生まれる"(^_^;)"。
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 もう一つ、「OFFICE97」関連の記事で面白い数字を発見しました。それは、WINDOWS95が発表されてもう一年半以上たっているのに、「アメリカの企業で95をOSとして採用している会社は20%にも満たない」というのです。OFFICE97は、OSがWINDOWS95かWINDOWS NT4.0またはそれ以降(例えばWINDOWS97)でないと走らない。ということは、OFFICE97が爆発的に売れることはないということでしょう。少なくとも、「法人需要」は制約される。日本でも同じ事情でしょう。私の会社もWINDOWS3.1からNT3.5への切り替えが始まったばかり。日本銀行もOSはWIN3.1だと言っていました。ということは、日本の会社も大部分はOFFICE97を入れようにも入れられない。結局、OFFICE97を使えるのはWIN95を走らせているトヨタなどの一部法人と、あとは個人ということになる。

 法人がOS選択を慎重にやるのは、十分理解できます。なにしろプラットフォームですから、評価が定着し、蟲(バグ)が全部出てからでないと採用できない。システムがダウンしたら、その回復には膨大な時間と労力がいる。実際のところ、2世代くらい前のOSやAPPLICATION SOFTでもJOBそのものは達成できます。ちょっとややこしかったり、回り道だったりするだけ。しかし、少なくとも今のような時代には、個人は会社より先を行っていたい。だって、日本の会社など、信じられないくらい鈍足でしょう。あれにあわせていたら、ちっとも進まない。新しいソフトは、それなりきにどこかに新しい発想が入っていて面白い。
 ――――――――――
 というわけで、一つ面白いソフトを。Netscape Communicator。Netscapeの日本のサイトでも、アメリカのサイトでもすぐ見つけられます。実は私も知らなかった。この中に、Netscape Navigator4.0のベータが隠れているなんて。Cielの和田ちゃんに教えてもらった。英語版ですが、これが結構面白い。

 ブラウザですから、まず気になるのはjavaを使っている自分のホームページがうまく表示されるかどうか。うまく行きましたね。これで一安心。しかしその次からは、結構面白かった。私の設定がまだ足りないのかもしれませんが、4.0beta上では

  1. 大部分のホームページのカウンターが全部「8」で表示される
  2. gifやjpegなどのimageの出方が、金槌を何回も打つ感じで、スムーズでない
  3. htmlの書き順が<body background>と<body>と入れ替わっただけで、background gifを表示しなくなる
 など。3には焦りましたね。なにせ、自分のホームページの中で、backgroud gifの出るものと出ないものがある。「どしてだ」とちょっと調べたら、<body background>と<body>の順番の差だと分かった。<body background>が<body>より先に来ていないといけない。本当ですよ。結構直したのですが、netscape4.0で見ている人は、私のページの中で、backgroud gifが表示できていないのを見つけているかもしれない。結構笑えますね。これは。

 betaということは「評価版」。いろいろあって当然です。今のバージョンは3月15日まで使用可。だからダウンロードしましたが、デスクトップ上のショートカットで今までのバージョンと同居させてます。いつでも切れるように。でも、結構面白いんですよこれが。だいたい、ソフトのイメージ全体として夜のネオンサインの中で作業をしているような気になる。結構カラフルなんです。進んだと思う点を挙げると  

  1. ブラウザにeditorがバンドルされて、html文書は自在に処理できる
  2. 確証はないものの、おそらくネットスケープのブラウザとしてやっと日本語の「禁則」に対応した
  3. 読み込みスピードが著しく改善された
 など。最後の読み込みスピードについてはimageの読み込みに工夫が見られる。これはまだチェック中ですが、ツールバーにある「image」ボタンがちょっと面白い。以前あった「オプション」は、4.0英語版では「edit」の中の「references」に入った。

 まあ、週末暇な人はダウンロードしてみるのが面白いと思います。ここでだめなら、ftp siteに直接行くてがある。enjoy !


97年01月16日(木曜日)

 Don't cry for me Argentina. The truth is that I never let you ..........

 思い出しますね。最初にミュージカルの「エビタ」を見たのは、たぶん1977年の冬のロンドン。ニューヨークから遊びに行ったときです。なにせ最初に見る本場のミュージカルですから、期待して行ったら、予想に違わなかった。エバ・ペロンの生涯をチェ・ゲバラの解説付きで見せていた。新聞などの批評も、かなり良かったと記憶しています。歌もうまかったし、舞台も良かった。<

 その「エビタ」がニューヨークで舞台にかけられたのは、それから一年くらいしてでしょうか。すぐ見ましたが、ロンドン・バージョンとあまりにも違うので、ショック。まず歌が下手でした。「きれ」がなくて、べちゃべちゃしていた。歌い方がひきずりすぎていた。発音のせいかもしれません。マスコミの批評もひどいもので、ニューヨーク・タイムズのそれは、「It's awful.」だったのを今でも覚えています。「awful」はひどい単語だと思いましたが、気持ちは分かりました。明らかにブロードウェーがウエストエンドに負けていた。それ以来、舞台はロンドンが本場と思っています。

 アメリカ人にとっては、アルゼンチンの独裁者の妻の話そのものが、体質に合わなかったのかもしれない。ニューヨークでは、「エビタ」はロングランにはなりませんでした。最初の印象が悪かった。たぶん、アメリカのマスコミの半分は、「エビタ」に批判的でした。

 その「エビタ」が、映画になって戻ってくる。15年以上たって。主演女優は「マドンナ」。昨日日本のテレビを夕方何気なしに見ていたら、「マドンナ独占インタビュー」というのがあって、数分でしたが、出産後のマドンナが出てきて、

  1. 私とエバは似ている
  2. 何もないところからスタートした
 と言っていました。エバの出生は実はよくわからないらしい。娼婦まがいのこともしていて、そこでペロンと知り合っている。80年に帰ってきて、劇団四季の「エビタ」を見た記憶がありますが、鮮明ではない。やはり、「エビタ」はロンドンで見たのが最高。今度の映画はどうでしょうか。一回は見たい。
 ――――――――――――――
 調べ始めると止まらない癖が出て、またMs96さんなどからメールももらって、adobeについてはいろいろ分かってきました。wordなどのファイルからPDFを作るソフト最新日本語版(Adobe Acrobat 3.0j)は、今年の4月に発売予定です。たぶん小売価格は3万2000円くらい。たぶん、ハウスが「簡単にファイル転換できる」と言っているのだから、簡単なんでしょう。一晩もああでもない、こうでもないといじっていれば、分かってしまいそう。これは、早速買いますわ。

 実は、News and AnalysisなどのPDF化を考えているのです。HTMLだと最終的に見る人がどういう形で見るか予測できない。スクリーンのサイズなどによって、いかようにも変わってしまう。PDFにすれば次の諸点が可能になると思います。

  1. 今はエクスプローラーでは出来るものの、ネットスケープではできない「禁則」が、PDFにすれば当然できる
  2. こちらが想定するフォーマットで読む人に読んでもらえる
  3. フォントやその他属性を維持できる
  4. 無断コピーをとりあえず排除できる
 など。ただし、HTMLは書き換えるのが非常に楽でした。そして、FTPで送れば済んだ。PDFが「修正」という面で、どのくらいハンドルし易いかはソフトを開いてからのお楽しみです。あと、もう一つ問題があるのは、見る人がそれまでにどのくらいAcrobat Readerをダウンロードしてくれるかです。これがないと、読めない。読むソフトのダウンロードは、ただです。一つ気づいたのは、Acrobat Reader上のPDF文書はブラウザの中に入って処理されますから、PDF文書を印刷するときには、ブラウザの印刷機能ではなく、アイコンで言えば一番左のAcrobat Readerの印刷機能を利用する必要がある。また、FDなどへの保存は「pdf」という拡張子を打ってやる必要があります。そうすると、Acrobat Readerで起こせる。


97年01月15日(水曜日)

 ドルが高い。株安の中で大蔵省は真剣に「円安」が日本経済に対する先行き悲観論を高めるとの判断から懸念していたのですが、どうやら「孤軍奮闘→徒労」だったようです。アメリカもドイツも「ドルの基調的な強さ」を歓迎している。アメリカは、

  1. インフレ抑制に役立つ
  2. 金利の上昇を押さえる
  3. 輸入物価を押さえられる
  4. 国民の購買力を高められる
 などを「ドル高支持」の理由としている。特にルービンは一貫している。逆を考えてみれば、今のアメリカにとっては確かに「ドル高基調」は「貴重」です。今ドルが大きく下げたら、アメリカの長期金利は大きく上げる可能性が高い。インフレ懸念も強まるでしょう。株価も好ましくない急激な調整を迫られるかもしれない。

 ドイツの立場は今週月曜日のNews and Analysisでも取り上げましたが、ティートマイヤーも「今の為替レートに問題はない」と現状の相場を肯定。ファンダメンタルズ以外での運用面を考えても、今の日本に資金を入れて「いったいどこに置くのか」と考えると、円買いは難しい。株は不安定、債券利回りは世界で一番安い。為替で円買いをするとすれば、「円高」にかけるしかない。ドル・円のポジションに今一年のヘッジをかけるとすれば、コストはほぼ6円。これは、高い。

 チャート面から見ると、ドルはちょっとoverboughtですから目先調整もあるでしょうが、ドルの特に欧州通貨に対する強さは続くでしょう。日本の場合は、対外収支動向に変化が見られますから、この変化の具合と、あとは円安のスピードに対する当局の姿勢が重要です。スピードが速ければ、何かしてくる可能性が高い。
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 発表される前なのに、OFFICE97についてはいろいろマスコミ・レベルで批評が出ている。Cybertimesに載っていたこの記事もその一つですが、まあ、あまり事前の噂などは気にせずに、実際に自分で使ってみて判断しましょう。業界の人が「バグ」「バグ」と騒いでも、特定の作業をする我々のような人間にとってはあまり影響のないケースもある。

 また、西村君によれば、日本語版は英語版にあった「バグ」が改善されていたりすると言う。また、日本語版発売には、98のような違うアーキテクチャーに合わせるために時間がかかるらしいのですが、その時間が「バグ」取りに役立つ、という。アメリカの消費者にせいぜい「バグ」を発見しておいてもらいましょう。
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 アドビについては、事情通に聞くとまだ安定していないソフトのようで、これで文章を作るのはまだの面もあるようです。確かに、今回ダウンロードしたソフトも試し版になっている。しかし、興味あるソフトであることに変わりはない。アメリカのインベストメント・バンクが全部使っているということは、この手の文書配布では標準になりつつあると言うことでしょう。このソフトについて情報をお持ちの方はご一報下さい。

 リンクにヤフーの世界の天気米国務省の海外旅行ガイド世界銀行国際連合世界貿易機構(WTO)などを入れました。結局自分が将来使うだろうと思うものを入れていて、同じような興味、仕事に就いている人には便利なものになっていると思われる。ブックマークは一台のコンピューターのみの情報だが、ホームページ上のリンクは、マシーンを変えてどこで見てもリンクとなる。これが便利です。


97年01月14日(火曜日)

 マイクロソフトの次世代オフィス用ソフトウエア「OFFICE97」が、16日にアメリカでまず発表される。発表場所は、ニューヨーク・マンハッタンのウェスト・63丁目にあるリンカーン・センターのアリス・タリー・ホール。ビル・ゲーツ自身が発表するというから、相当の力の入れようである。日本語版が出る時期については、「今年第一・四半期」(同社の日本語サイトによる)となっており、それほど遅くない時期と言うことでしょう。
 これは同社の宣伝かもしれませんが、「OFFICE95」より「OFFICE97」の方が「よほど革命的」と解説されている。特徴は、

  1. インターネットとの統合(integration)を最大の焦点にした
  2. 中でも、OUTLOOKという統合ソフトにOS的な役割を持たせて、例えばこのソフトの上でURLを打てば何もしないでもリンクが張れるようにするなどした
  3. インターネットを通じて「OFFICE97」で「COLLABORATIVE COMPUTING」を可能にした
など。

 詰まるところ、マイクロソフトの新しいOFFICEは、コンピューターがインターネットやイントラネット、その他グループウエアとつながっているときに、その能力を最大限に発揮するように設計されているということです。STANDALONEのマシーンでは、その意味が十分に発揮されないようになっている。ということは、日本よりもアメリカの方が環境的には合っているかもしれない。日本はまだ、ネットに接続していないマシーンが多い。でも、ちょっと楽しみですね。

 これはコンピューターの将来を予告しているようにも思える。つまり、ネットワークにつながらないコンピューターは、その潜在能力の何分の一も発揮できないという、当然のことです。OUTLOOKは、明らかにIBMネットスケープを念頭に置いた商品となるはずですから、マイクロソフトのOUTLOOK投入により、グループウエアは競争の中でまた販路を広げるに違いない。注目される価格(「OFFICE97」全体)は、グレードアップが209ドル、新規が499ドル。従って日本で今OFFICE95を使っている人は25000円くらいで、アップグレードができそう。発売されたら、とりあえず買って一台のコンピューターで試してから、いつかの時期に移行しようと思います。今年は、OSとしてのWINDOWS97の発売も予定されている。いずれにせよ、日頃している文章作成、HTML化、資料検索とその処理(文章化を含めて)、電子メールの処理、メール・アドレス管理などが素早くなれば、買う価値有りと思います。
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 マック系の人には笑われそうですが、今日初めてAdobe Systemsなる会社のソフトに出会いました。なんでもこのソフトは、Apple、CompuServe、IBM、Lotus Development、Netcomなどの製品にはバンドルされているソフトで、非常にポピュラーなのだそうですね。しかし、Windowsの世界にいた小生は、今の今まで知らなかった。

 なぜ知ったかというと、JP MORGANの調査レポートをインターネットで取りに行ったのです。このサイトは同社からIDとPASSWORDをもらえないと入れないのですが、それは置いておくとして、ファイルをダウンロードしても、今私のコンピューターに入っているソフトではどれでも開けない。「どうしてだ」と悩んだ上、雨夜ちゃんに聞いたら、「伊藤さん、もぐりじゃ...」と言われながら、教えてもらった。ファイルの種類は、PDF(Potable Document Format)といって、Acrobat Reader というソフトが必要だという。

 さっそくダウンロードしましたね。そして使ってみました。なるほど。HTMLでも普通のワープロソフトでもない。とにかく、PDFはブラウザ上でいじれないのです。コピーもできない。出来るのは、印刷だけのようです。このソフトについてはちょっと調べたいですね。どうやってファイルを作るのかなど。小生の書き物もこれにしようかな。

 同社のホームページでニュース・リリースを読んでいたら、このソフト去年の11月の段階ですでに1000万も出たのだそうです。ダウンロードは、一日に2万件に達するという。アメリカの有名なインベストメント・バンクの調査レポートはほぼ例外なく、このPDFでかかれています。ですから、この機会にWINDOWSの世界の人も、ダウンしておいたほうが良いと思います。


97年01月13日(月曜日)

 株価が急激に戻した一日でしたが、面白かったのは朝日新聞の「兜町冬景色」という社会面の隣の記事でしたね。その中に、こんな一文がある。

 「ある大手証券会社のロビーでは、株価の動きを表示する電光板の前で、千葉県習志野市の会社員(70歳)がソファに足を投げ出して座り、表示板を眺めていた。
 『どんどん下がって心臓によくないよ。政府はいったい何をしているのか』と言って、たばこを灰皿でひねりつぶした。」
 ああ、なんと感傷的な、そしてなんと聞き飽きた定食コースの記事なんでしょう。本当にこの手の記事が多いんですよ。日本の新聞には。株を選んで買ったのは誰、そんな政府だと知りながら、その国の株を買ったのは誰。まったく、「自己責任」の欠片もない。「ソファに足を投げ出して」とか「たばこを灰皿でひねりつぶした」というのも、何となくなさけない表現ですね。

 だってそうでしょう。真剣な投資家だったら、普通は「なぜこんなに下げるのか」「いまどこが売っているのか」「そしてどこが買い場だろうか」と考える筈でしょう。目を輝かせて。それとも、株を定期預金と間違えているんですかね。まるで、投資家全員が被害者で、加害者は政府だけのよう。今の株価の下げに政府の落ち度がないなどとは言いません。しかし、あまたある投資対象から「株」を選択したのは「投資家」であり、その一義的責任は投資家が負うべきものです。また、株の上下に一義的に責任があるのは「その株価が表象している会社そのもの」のはずです。その会社の株が下がったら、一義的にはその会社のどこかに落ち度がある。上げたかったら、基本的にはその会社が頑張るしかない。「下がった」と後で文句言うんなら、「株」などそもそも買うなってんだ。

 「自己責任」とはよく言ってくれますよね。どこかしら、責任回避が染みついている。どんなに政府がうまく政策を運営しても、株価は一直線では上がらない。逆に木曜日、金曜日の「全面安」と表現される株式市場の中にも、上げている株はある。こうしたちょっとした新聞の記事に、「自己責任の欠如」ぶりが実に如実に示されるのは、結局この国の体質ですかね。下がって泣くような株式投資だったら、やめてしまえと言いたい。止まっているものより、上下しているものの方がよっぽど面白い。少なくとも、チャンスがあるじゃないですか。もうこの手のお涙ちょうだい記事は、いくら何でも成熟したマーケット・エコノミーの国のメディアとしてはやめて欲しいものですな。(でも、笑えるからいいか (^o^))
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 伊良部の移籍はもめにもめて、結局パドレスが第一候補とか。これから、伊良部が本気になると思うと、楽しみですね。今までは見ていて、どこか投げやりだった。アメリカに行ってダメだったら、結局それまでの男だったということ。真剣になるでしょう。

 それにしても、もっと素早く、そして気持ちよく出してやれば良いのに。野茂があそこまで活躍したからこそ、日本で野球がサッカーから人気を取り戻せたのではないでしょうか。最近は小学校でも、サッカー部から野球部への鞍替えが急増。映像は瞬時にして、地球を回ります。野茂のほかに、伊良部や長谷川が活躍する映像を見れれば、同じ血をひく人間としてこれほど楽しいことはない。

 伊良部が成功して帰ってきて千葉マリン・スタジアムのマウンドに再び立った時に、どのくらい観衆が押し寄せるかを想像すれば、営業的にも決して損ではないと思います。だから、ごたごたしすぎた。もっと気持ちよく、あえていえば希望のヤンキースでやらせてあげれば良いのにと思います。
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 ウーン、今日は何か文句が多くなってしまった。というところで、いくつかテレビ番組の予告を。私がやっていた「東京マーケット・フォーカス」のプロダクション会社が立て続けにコンピューター、ネットワーク関連の番組を放送します。この「cyberdiary」をお読みの方々には、ちょっと興味があるかもしれない。

 ☆NHKBS1  1月15日 23:00〜23:30 コンピュータ情報最前線 出演:村井純、永井律子
 ☆TX 6局 1月19日 16;00〜17:24 コミュニケーション未来派宣言 (NTT特番)
 ☆(予定)TX 2月28日 25:30〜28:30(3H)徹底討論ザネットpart2(仮)(サン マイクロ特番)

 「TX」ていうのがお分かりにならない。私もそうでした。「テレビ東京」のことを言うんです。最後の番組は「仮」「仮」になっていますから、どんな番組になるか知りませんが。


97年01月12日(日曜日)

 驚きましたね、土曜日の夜に家に来ていたインターナショナル・ヘラルド・トリビューンを見たら、最終面に松田聖子と神田正輝の結婚の時の写真がけっこう大きく掲載されていて、「この二人は離婚する」と報道していました。松田聖子のアメリカ人の恋人「JEFF君」の話を載せていて、この二人を「the country's most notrious showbiz couple」と紹介。12年の結婚生活を、

「a tumultuous 12-year marriage rocked by scandals and extra-marital affairs」
 と書いている。これだけでも、結構英語の勉強になりますね。「tumultuous」というのは、「お騒がせ」という意味。「extra-marital affairs」は、文字通り「婚外交渉」。ところで、atok10では、「こんがい」は一発では「婚外」と出ないですな。まじめなワープロソフトです。まあ、ヘラトリの「people」の欄に載ったら、この二人の離婚も「大物の」というレベルに達しているということでしょう。最近のアメリカの芸能界のニュースで大きいのは、フランク・シナトラの健康問題です。
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 それにしても、良い天気が続く。今日は、野球部の新年会で昼からずっと夜までon and offでお酒を飲んでいたのですが、酒を昼から飲むのが、外の天気にちょっと悪いような良い天気でした。最近、まともな雨は降っていないんじゃないですかね。5日の夜に大きな雨を記憶してますが。

 新年会というのは、にぎやかで良い。子供が30人くらい集まると、これはまあうるさい。私はビンゴの役割で、声を張り上げて子供たちを統率したのですが、それはそれは疲れましたな。子供たちの新年会が終わったら、PTAの野球部の新年会。本当にいろいろなメンバーがいますよ。しかし、年齢は大体同じ程度。結構話すと面白い。近くのメンバーの居酒屋でまた飲んで、夕方からは有志で麻雀。まあ、日曜日なのに忙しい一日でした。麻雀は、普通は会社の連中か、テレビ仲間との手合わせが多いのですが、今日はめったにやらないメンバーと。ルールも穏当なやつで。最初調子が出なかったものの、あと盛り返してちょっと勝ち。まあ、適当に遊んで所場代が出れば、おんじょうじょうです。
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 今週は一日休みが入る一週間。水曜日ですね。ナイス。相場も荒れているし、なかびの休みは今から楽しみですな。まあ、パソコン関係、ホームページ関係はすべてうまく走りはじめて、懸案もないし、「何に、どうやって使うか」にアイデアを集中させることにしますは。せっかくツールがあるのに、うまく使わなくてはもったいない。会社でも、個人生活でもです。


97年01月11日(土曜日)

 今朝の新聞では結構面白い記事がありましたね。日経の春秋(一面下)は、「自由がそんなに怖いのだろうか」で始まる。最後の方には、「変えることによる多少の混乱を恐れていては、経済の構造改革などとても望めない」とも。なかなかいいですね。歯切れが。最近では、もっとも読むに値した。日本の新聞論調も、こうなるのが望ましい。

 株価についても、「ビッグ・バン構想で、日本の株価構造が大きく変化しているとしたら、当然受容すべきで、がたがた言うべきでない」というのが私の考えで、「これは政府の責任」などと言って、自分では何もしないのは筋違いもはななだしい。それより、個々の企業が市場の評価に耐えうる状況を整えることが必要である。ビッグ・バンをしようとしまいと、いずれ市場から選別されることは間違いないのだから。

 ビッグ・バンが実施されても、今までの日本の金融機関の株価が維持できると思う方が間違いである。このなかから、勝ち組と負け組が分かれてくるに違いない。確かに、winner-takes-all economy の危険性があるが、一方で新規参入の可能性は高まり、リカバリー・ショットの可能性も高まる。勝者も、長くは勝者を続けることができないというwinner-takes-all economyが始まろうとしている。

 コンピューターの世界を見ると、明確だ。起こっては衰退し、そのときには新たな勝者が現れる。winner-takes-all-for-a-while economyというのが正しい。まして、winnerは多くの場合、単数ではない。複数である。むろん、長く成功を続けられる会社も出てくるだろうが、それは実は会社の中身が変化することを受容したケースだろう。「昔の名前」で出ていても、中身は変わっている。「大変、大変」と騒いでも何も解決しないことが分かっている以上、自分が何ができるかの延長線上に視線を置くことが必要ではなかろうか。
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 記事といえば、今日の朝日の『2001年か2000年か「世紀の論争」』も面白かった。21世紀は「2001年から」というのが定説ですが、今までその理由を知らなかった。理由は、

西暦にはゼロ年はない。西暦1年から100年までが最初の1世紀。とすると、2世紀は101年から200年までで、その延長からすれば21世紀は2001年から2100年まで。
 というのが理由らしい。なるほど。しかし、この記事にも書いてありますが、西暦にゼロ年がない矛盾は出てきますよね。紀元前1年1月1日と紀元1年1月1日は2年違うように思うが、実際には1年しか違わない。

 しかし個人的に考えて、2000年から1000年は続く2000年代の最初の年が、2001年より格が落ちるというのも、変な話ですね。どちらかと言えば、1999年12月31日から2000年1月1日の正月にかけての方を、2000年12月31日から正月にかけてより盛大に祝いたい気持ちがする。これは気分の問題です。2000年1月1日午前零時を、翌年のそれより盛大に祝いたい。だって延々と続く「1000年」の始まりですよ。

 西暦、日本の元号、すべて「数え」の文化です。ゼロ年がない。「1」から始まる。ところが、人間は今は「満」の世界です。ゼロ歳児がいる。西暦を全部数え直す、というのはダメでしょうか。実は今年は1996年でした....と。ウーン、コンピューターの2000年問題がもっと複雑になるかな。でも正直言って、1999年12月31日は、特別に盛大に祝いたいものですな。何か特別な企画をして。
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 勉強会仲間にメールで教えてもらったし、昨日の日経にも書いてありましたが、Just Systemの一太郎8(atok11)の発売発表には驚きましたね。だって、わたしゃついこの間atok10を買ったばかりですよ。どこがどう違って、新製品を出すんでしょうね。まあ、windows95の時の騒動から、ソフトは出てから半年くらいして買うのが一番周辺機器との接続関係が良いということから、直ちに買うことはしないんでしょうが、いくら「スピードの経済」といってもねえ....。ま、競争が厳しいって言うことですか。マイクロソフトは、最新の辞書ソフトをえらく安く(2000円くらいで)売っているらしい。ほんとに2000円で採算があうのかな。ダンピングでは。

 日本のソフトウエア会社を応援したい気持ちはありますが、今回の一太郎8発売時期はちょっと消費者をばかにしているように思いますぞ、JUSTさん


97年01月10日(金曜日)

 またまた日本の株がえらく下がりましたな。770円22銭安。皆悲観的。しかし、そうでしょうか。いずれにしろ来てしかるべき銘柄ごとの株価調整が、一緒に起きているだけではないかという気がします。今来て、3月に少しでも株価が戻っていた方が、ずるずるとゆっくり下げるより、よほど良い。相場は、いつでも「先取り」が原則です。

 株価の妥当な水準というのは、非常に難しい判断だと思います。しかし、今朝のNEWS AND ANALYSISにも書いたのですが、市場は行き過ぎることはあっても「無駄なことはしない」と考えられます。ビッグ・バンという大きな環境変化の中で、株式市場が銀行、証券、建設などの銘柄の妥当な株価水準を模索するのは、むしろ当然と思われます。重要なのは、今の株価がどこにあるかではなく、一つ一つの銘柄の株価を将来買えるような環境が整うかどうかでしょう。株は、利回りと将来価値で買うものだと思うからです。

 今の株価が高い低いと議論する前に、やることはいっぱいある。97年度予算は確かにひどかったけれども、法人税制も変えなければいけないし、世界に例のないような税制(有価証券取引税)を外すことも必要です。競争条件をインフラの面でも、企業の体制としても整えないと、底が見えない状況が続いてしまう気がする。イチローが「変わらなくっちゃ」と言っているような時代ですから、当然株価も動きます。何でも動けば、次の目的地に行ける。動かないものが一番始末が悪い。
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 ところで今週読んだ記事に、「アメリカの新聞はいろいろネット上にサイトを設けてニュースサービスを展開しているが、まだまだ珠玉の記事は紙の新聞が出る時までネットに載せないでいる」という記事を見つけました。その理由は、「特ダネをとった段階ですぐにネットに載せると、競争紙に嗅ぎつかれてしまったりする」ということらしい。

 これは考えてみれば、本末転倒です。ネットがあるから、24時間いつでも発信できる体制が整ったのに、それをあえて使っていない。ネットでのサービスをいろいろしていても、結局はまだ「紙中心」なんです。しかし、この記事は「紙を持たないCNNや、MSNBCの登場でこの事情は変わる可能性が強い」とも指摘している。私もそうですが、まだまだ読者は「有力な紙」を持つメディアのネット上のサイトを頼りにする傾向があり、「紙」の世界の慣習と権威がネットにも持ち込まれている。

 日本の新聞も同じで、たとえば朝日新聞毎日新聞が「紙面」に載せる以前に特だねをネットに載せるとは思えません。この面では、日本では通信社の力が弱いだけに、よほど新たな勢力が登場しないと、紙面以前にネットに特ダネが載る可能性は少ないと言える。
 ――――――――――
 ところで、各新聞社がネット上のサイトを維持するために、どのくらいの数の記者、編集者を配備しているかはちょっと興味ある問題ですね。朝日が20人以上でやっているということは有名ですが、どうもアメリカの新聞も同じくらいの人を割いているらしい。

 ちょっと有名な新聞のサイバー・セクションの人数を挙げると

ニューヨーク・タイムズ  編集スタッフ数=22
フィラデルフィア・オンライン       12
ロサンゼルス・タイムズ           9
ウォール・ストリート・ジャーナル     39
ワシントン・ポスト            24
 だいたいこれで力の入れ具合がわかる。この人数が徐々に増えてきたときに、各新聞社のネットへの取り組みが本格化するんでしょうね。その時には、ほとんどの新聞が広告でネット・サイトを維持するか、読者からの購読料を徴収することになるでしょう。今はこの中で、ウォール・ストリート・ジャーナルとニューヨーク・タイムズが有料化されている。


97年01月09日(木曜日)

 日本の株式が指数で見て下げ続けている。国際優良銘柄のように、この下げの中でも上げている銘柄もあるものの、指数を構成している多くの銘柄は、市場から見て「買うに値しない」と判断されているようで、連日の安値更新となり、これが指数(日経平均など)の下げにつながっている。

 新聞は、「日本の株は...下げている」と書き、これは「アメリカの株は上げている」と書くのと同じである面で正しいが、もう少し内容を見る必要がある。たとえば、「ニューヨークの株は上げている」というが、あの市場に上場されているかなりの数の企業は、そもそも国際的に活動し、財務や人事面で著しく国際化した企業の銘柄が多い。つまり、「世界企業」の集合体なのである。当然、競争を世界的に行い、そこで実績を上げた経験があって、市場はそれを評価している面が強い。たとえば、ジョン・リード率いるシティバンクは彼の次のクラスの最高経営責任者として9人いるが、そのうち5人は非アメリカ人であり、さらにその中の二人は中国人である。経営そのものが国際化している。

 これに対して、たとえば日本の銀行でいわゆる外国人を経営層に入れている銀行は一つもない。確かに、日本の銀行は不良債権があるから売られているという面もあるものの、これからの「global competition の中で、何ができるの」と市場が聞いているようにも見える。日本の企業の中で、国際的な競争に耐えうることを証明している企業には、メーカーが多い。多くは早くから海外に自ら販売網を築き、製品を消費者に知ってもらい、多くのファンを持つ。昨年末など、アメリカにはトヨタの在庫は一部の車種についてはなかったそうだ。それだけ製品に信頼感をもってもらえば強い。つまり日本の株式市場には、「いざ国際競争」となった時に通用する銘柄の上場が少ない、という弱点があり、それが露呈しているということだろう。

 いわゆる「日本売り」というのもムードとしてはある。しかし、市場の目はいつでも冷徹で、その中でも優良の銘柄はきちんと拾われている。そもそも、私は今の「日本経済ダメ論」は、1975年から1985年までの「アメリカ経済ダメ論」と同じで、行き過ぎだと思っている。確かに、日本は戦後の成功体験をひきづっている。それが桎梏にもなっているが、だからといって「すべてダメ」というのは全くの間違いだろう。国内総生産は世界第二位で、国民一人当たりの所得も高く、教育程度は高いし、働くことへの美意識はあり、世界有数のハイテク産業を持ち、世界中の消費者から製品の優秀さを認められている。ムードに流されないことだ。
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 日経産業が「2005年の管理職」=「サイバースペースの未来」という特集をやっていて、これが結構面白い。この中で「ネット課長」というのが出てきていて、その中で「カスタネット」という新技術が紹介されている。

「一度このソフトをパソコンに取り込んでおけば、あとはネットが勝手に必要な情報や映像などを運んできてくれる。企業の情報伝達の仕事はこれに移行するだろう」
 と書いてある。「人間の課長は、何年も前にいなくなった」−−とも書いてある。

 この記事によれば、今我々がやっているようなブラウザでインターネットから必要な情報を引いてくる方式を「プル技術」(pull)というそうだ。これに対し、新技術の正体は、「放送型」「プッシュ技術」(push)といわれるインターネットの新しい利用法。「プル」は利用者が主体的に情報を引かねばならないのと、大勢が一度にアクセスすれば混雑してつながりにくい、という不都合がある、と書いてある。確かに。正月の年賀状サービスなどえらい混雑だった。これに対し、「放送型」「プッシュ技術」は、「一方的に相手のパソコンに情報を送りつけるので全員が読む」というのが売りらしい。「カスタネット」は、ネットワーク向けのプログラミング言語「java」をさらに発展させたもの、と紹介されている。

 「放送型」として今もすでに有名なのは、「pointcast」である。これには、一回入ったことがある。しかし、放送型はそもそも受け手としては感謝する前に、面倒になる。なにせ、同じような情報をヤマのように送ってくる。どうもなじめなくて、やめ。「情報は自分で取りに行くもの」というのが私の原則である。しかも、自分が今まで知らない分野の情報こそ欲しい。ネットに「これこれの情報を送って欲しい」と頼んだ段階から、情報劣化が進むと思っていて、どうもその気になれない。大体、同じような情報を大量に送りつけられるのも、誰かに勝手に情報を選ばれるのもこの上なく気分が悪い。情報は、「えっ」ていうようなものの集積であってこそ、面白い。

 確かに便利ですな、放送型は。しかし、味気ないし、何よりも危険である。情報はあくまで、気分が赴くままに、いろいろな分野で収集したい。「自分にとって都合の良い情報=快楽情報」を集める弊害に陥らないように、だが。


97年01月08日(水曜日)

 今日は、たまたまでしょうが日本の有力週刊誌2誌が、過去に大きな経済犯罪を起こした二人の人間の暴露本を取り上げている。「週間新潮」がニック・リーソン(ベアリングズ)を、「週間文春」が井口俊秀(アメリカ大和銀行)を。前者(本の題名は、「私がベアリングズ社を潰した」だったと思います)は、最後の解説を私が書きましたから知っていましたが、後者は知らなかったですね。実はまだ後者の記事を読んでないのですが、この二人どうも似ているところがある。少額の損失を表に出せずに、引きずってとんでもない金額にしたこと。

 それにしても、

「巨額の損失を出す過程で犯罪を犯す」
       ↓
「それで有名になる」
       ↓
「それを逆手にとって本を出す」
       ↓
  「印税が入る」

 というのも、何か本末転倒の気がしますね。世の中、「有名にさえなれば勝ち」といった風情もある。芸能人なんてのは、「スキャンダルを起こし続けるのが、芸能人たるゆえん」と思っているであろう輩もいて、それはそれで真実なのですが、どうもなさけないような気がする。それを受け入れる側がです。人間はスキャンダル好きなんですな。「自分が起こさない分、誰かが起こして欲しい」と思っているふしがある。

 問題なのは、価値の尺度が動いてしまうことです。たとえば、ニック・リーソンの本をそのまま読むと、実情を知らない人は「ベアリングズの昔の幹部はなんて馬鹿なんだろう」という方に目が行って、「彼自身が犯した犯罪の重要性」から目が離れてしまう。暴露本ですから、必ずどこかで自己正当化しているか、自己弁護しているはずで、尺度がやはり動く。犯罪を犯したわけですから罰せられるのですが、逆に「犯罪を犯したが故に、普通の人ではとてもできないようなことをして有名人になれた」という結果を伴ってくると、そっちのほうがメリットがあったように思う奴も出てくるでしょう。本人もニュースの受け手も。どこかで、「あの人は誰もできなかったことをしたんだ...」と。有名な犯罪者の死亡は、記事にもなる。世の中、スキャンダルを足場にのしてきた人間はいる。ヒットラーだってそう言えるかもしれない。パニッシュされないで逆にです。それでいいのかどうなのか。「マーケットが決める」と言ってしまうと、「それはokだ」ということになってしまう。まあ、そんなことを考えながらニック・リーソンの本の解説を書いたわけです。井口さんの方は知りませんが、リーソンの本は面白かった。近く、新潮社から出る筈です。
 ――――――――――
 久しぶりに私のプロバイダーのホームページに渡ったら、今年から通信速度128での対応が始まっていることを知りました。料金はちょっと高い。しかし、マイクロソフトにしろ、ネットスケープにしろ、定期的に関連のサイトを訪れることは必要ですな。新しいサービスが始まっている。グローバル・オンラインにもホームページに行かなければ、知らないままだった。

 私が今家に引いているISDNは、38.4の非同期で使っているのですが、それをグレードアップするにも64では面白くないと思っていたので、128が始まっているのなら、真剣に考えようと思います。会社では今64で使っていますが、64と38.4ではあまり変わらない気がする。それが家を64に変えない理由ですが、128は速いかもしれない。
 ――――――――――
 今日読んだ面白いニュースでは、マイクロソフトが中国語版のWINDOWS NT4.0をリリースしたという話。確か日本語版は12月10日リリースでしたから、それから1ヶ月しかたっていない。マイクロソフトは、中国市場を「infant but fast-growing software market」と表現しているのですが、NT4.0の中国語版をこれだけ素早く出してきたと言うことは、本当にそう思っているのでしょう。マイクロソフトと中国は、WINDOWS95のプログラムの中にanti-communist phrases が入っていると言うことで一時関係悪化させていたのですが、今は

Microsoft, which saw its return to official favor in China marred when anti-communist phrases were found in its Windows 95 program in September, was determined to lead the nation's growing software industry, company officials said.
 ということだそうで、マイクロソフトはまた
"The speed at which computing is taking off here is really incredible," Microsoft Greater China Regional Director Bryan Nelson said at a briefing before the launch of Windows NT 4.0.
 とも言っている。ウーン、将来は日本語版と中国語版のリリースの順序が逆になって、中国語版の方が日本語版より早く出たりするのかな......?


97年01月07日(火曜日)

Here's Some Help With Your New Year's Resolutions

I Will Get Out of
the House.

Our Outdoors Guide can
help you step out of
the house and onto the
trails, the courts or
the slopes.

I Will Get Out of
the House
Visit our virtual
health center where
you can discuss diet,
exercise and other
health topics with our
experts.

I Will Get a Great
New Job.

Let the author of the
bestseller "What Color
Is Your Parachute?"
help you enhance your
career.

I Will Save Money.
Our complete guide to
Managing Your Money
will help you wise up,
shop smart and plan
ahead.


 ――――――――――
 これ何だと思います。夕べのワシントン・ポストに載っていた New Year's Resolutions、まあ日本語にしてみれば、「一年の計」に関する同紙の提案。「一年の計」という言葉が New Year's Resolutions というのは、しばし忘れていました。

 アウトドアするぞ(Get Out of the House)
 痩せるぞ(Get Out of the House,Visit our virtualhealth center where
        you can discuss diet)
 カネ貯めるぞ(Save Money)

 というところまでは、日本人とあまり隔たりなく、世界共通(少なくとも先進国共通)の「一年の計」だな、という感じがする。アメリカの代表的な新聞が取り上げているのですから、まあアメリカ人の間でも上に挙げたようなのが代表的な例なのでしょう。残った「いい職探すぞ」(Get a Great New Job)は、まだちょっと日本ではそれほど一般的でないような気もしますが、日本のサラリーマンが共通に心の中では、「もっといい職ないかな」と考えているという点では、変わらない気もする。まあ、人々が考えていることは国境が変わってもあまり変わらないと言うことです。このうちのいくつかは、私の身近な「一年の計」のいくつかでもあります。読者の方々のそれは、いかが。
 ――――――――――
 ところで、リマに目が行っている間に、お隣の韓国では大きな全国的なストが打たれているようですね。もう13日間も続いていて、昨日からは病院などの労働者もストにジョインしたらしい。政府は、過去13日間のストの間に韓国が被った被害は、生産ロス分だけで14億ドルに達したと推計している。

 ストのそもそもの発生原因は、政府が労働者のレイオフを容易にし、代替労働者をみつけやすくし、労働時間短縮を可能にする法律を提案していること。労働者、特に自動車労働者がこれに強く反発。政府は、「世界市場でよりよく競争するためには、新しい法律が必要」と主張している。

 「良い悪い」の問題ではなく、労働者のこうした法律に対する対応は日本と韓国ではかなり違う印象がする。「雇用110番」など電話で労働者の不満を聞くシステムは日本にあるものの、こうした法律で日本で大規模なストが発生するとは予想できない。労働組合の力そのものが落ちていますし、現在の韓国の法律がどうなっているか知りませんが、産業構造が大きく変わる中で、業種間の労働者の移動を容易にする法的環境整備は必要なことと考えられているからです。

 日本ではむしろ「会社に縛り付けられた働き手」の解放が大きな議論の的になっている。昨日の日経には、「社内預金金利の1%への引き下げ」が載っていましたが、端的に言えば、給料以外の固定的な企業にとっての対労働者 benefits を維持するのが難しくなっているということでしょう。この傾向は続く。日本の労働者と韓国の労働者の新事態への対応の違いは、両国の将来の競争力を示唆するものかもしれない。競争力維持だけが目的では寂しいし、弱者を守るシステムは絶対必要だとは思うのですが、一方で環境変化に対応できなくなった業種に優秀な人材がいつまでもいるというのも、働き手、社会にとって無駄でしょう。


97年01月06日(月曜日)

 夕べ寝るときは、「明日の朝は絶対に雪だ」と思って寝たのに、今朝起きたら雨もあがって良い天気。なんだか不思議でしたね。これで日中に新年になって本格的に雨が降ったのは一日もない。雨が降りましたから、湿度は高くなっているのですが、全体的には、「からから天気が続いている」印象がする。これではスキー場などは大変でしょう。季節らしい降雨、降雪があるのがやはり一番良いと言うことか。

 電車もまだ半分しか人がいない印象。中野で乗って、千駄ヶ谷までの12分しか電車には乗らないのですが、それでも今朝はすいていた。一番苦労するのは、雀荘です。昨年末も苦労した。今日は証券会社の連中は前場だけですから、雀荘は午後の1時くらいからは一杯になってしまう。商売で当然といえばそうですが、「夕方5時半から」といった予約は、よほど親しいところでもとってくれない。結構見つけるのに苦労しましたね。勝ったから良いものの。
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 Just System からメールが返ってきていた。ずいぶん前に出したものだが、

   Subject: Re:顔文字について
Date: Mon, 06 Jan 1997 19:17:17 +0900
From: JUSTSYSTEM InformationCenter
To: ycaster@gol.com
References:
No.10605
                               1月 6日
 伊藤 洋一 様
                     株式会社ジャストシステム
                     インフォメーションセンター
 この度はご質問をお寄せ頂き、誠にありがとうございます。
 早速ですが、お問い合わせ頂きました件につき、下記の通りご回答申し上
げます。1月5日まで弊社冬期休暇のため、回答が遅くなりましたことをお詫び
申し上げます。

 ATOK10に顔文字がないかどうかとのお問い合わせを頂戴いたしました
が、残念ながらATOK10には初期値では登録されておりません。画面上にいった
ん表示させていただいてから単語登録していただくことになります。何卒ご了承
下さいませ。

 というもの。atok10に顔文字がないのは、半ば知っていました。しかし、加島ちゃんから作ってもらったパソコンの辞書には入っていたので、「もしかして」と思って聞いていたもの。こうやって、何でも聞くのが必要なことだと思います。聞けば、メーカーは消費者のニーズの在処が分かる。次は考えるかもしれない。

 多分今のatok10に入っているのは、加島ちゃんがMs-imeか何かから拾ってきたのだと思います。もしかしたら、辞書のマージをしているかもしれない。使い勝手が良いのです。昔の辞書と違って、今の辞書は本当に一杯単語が入る。しかも、検索に時間がかからない。よく行くurlなんて、みんな辞書登録してしまえば、一発です。

 ま、全体でいえることは慣らし運転の開始と行ったところですかね。マーケットもそうでした。話は変わるが、大蔵省は円安に現在以上に行くのを、真剣に止めようとしているのかもしれない。

 1997年正月=デジタル徹底派宣言

 あ〜あ、うるさいうるさい。ここまでくると聞き飽きまんな。悲観論まで横並びでっか。「日本が消える」なんて見出しが出ていた元旦の新聞がありましたで。めでたいこの日を選んで、よう書きますわ。じゃ、あんたの新聞も消えるんでっか。2020年に。「その後も続く !」。「どして」。民が残りますけん、商売はできるって。じゃあ、企業も残り、民も残って、国だけ消えてどこさ悪い....? くだらんこと書いとらんと、はよ英語版を日刊で出したらどうでっか。

 大体、分裂症でっせ。マスコミは「時間と空間を越える」とかいうて「デジタル革命」を誉めておきながら、それについていけないと「日本が消える」と「警鐘」をならす。どっちにしても、国民経済の枠組みはほぐれていくんと違います。今更、殊更「日本」「日本」というのは、結局頭の中は「アナログ」ってことですかい。「消える」って、列島が沈没するんでっか。それとも、パーキャピタいうのが50位になることでっか。世界にゃ、国は200近くもありまっせ。50番でも上出来上出来。新聞だったら、「言の葉」をもっと丁寧に、定義しながら使ってほしい思いまんな。

 国が無くたって、固有の伝統を逞しく守り、しかも国際化した民族は結構おりますぞ。ガーガー「..が危ない」とがなりたてるのは、知的レベルが低いか、次に何が来るか実は分かんないか、怖いだけと違いまっか。考えてもみいな。90年に「95年のインターネット中心のデジタル社会」をどいつが正確に予想した思います。誰も。人間は、5年先も予想できん動物でんねん。多分2020年は、今の我々が想像を絶する社会でっせ。

 「分裂症」いうたら、「デジタル」に対する見方もひどく割れてまんな。一方では「超楽観論」、一方では「暗い邪悪な社会」への悲観。ちゃうちゃう。どちらでもあらしまへん。デジタルは「技術」でんねん、そうでんねん。よう使うも、わるう使うも人次第。今のネットを見たって、フロイト信奉者おり、官僚主義者、礼儀再教育必要者おり、もう様々でんな。人間社会の引き写し。そのままでんな。これからも、そやろうな。だからあたしゃ、「デジタルを技術以上に評価しがちだった」去年の末までの時期(最初の一年半でしたね)に対しては、「はしか脱出宣言」しときます。何に、何のためにが重要でっせ。

 できることは増えまんな。たとえば、新聞が全部デジタルになったら、サハラ砂漠がゲルマンの黒い森になるかもしれまへん。情報を紙に印刷し、紙で見、紙で保存する必要は全くない。優れているのは閲覧性くらいですかな。木を大事にできる。そや。「ビット」には、「アトム」の世界では想像もできなかった移動・圧縮・複写の自由自在がありまんな。ビットの複写には、ゼロックスは入りまへんで。いいこと仰山、やれること一杯。だから、もういっちょ宣言いきまひょか。割り切った上での、「デジタル徹底派宣言」。中途半端だから、みんな怖がる、紙は使う、中途半端に威張る。

 メールアドレスもってる仲間だけで、電子年賀状交換してだけではあきまへんな。デジタル技術が泣きまっせ。年賀状一杯もらいました。そして考えました。「世の中もらえない人もいるはずだ」「寂しいやろ....」「電子メールでおくれんかいのう....」。病院や、養護施設には年賀状こない人おりまんのやで。ち〜と、ちいさなところから役立てる。足下を見ながら。それの方が、健全でっしゃろな。

 悲観論はあきまへんなあ。貌まで寂しくなってしまう。眼には光が失せる。1997年。眼を輝かせていきたいもんですな。


97年01月05日(日曜日)

 今午後の10時過ぎですが、外は冷たい雨が降っている。初めてですかね。今年雨を見るのは。おまけに非常に寒い。従って、明日の朝は「雪」を見れる可能性が非常に高い。ナイスです。しかし本当に雪が降ったら、正月休みの連続で体がなまった人には足下がまた久しぶりの通勤で転ぶ人あり、交通機関の乱れなどで、かなり混乱するでしょうな。目に見えるよう。しかも、明日は最初のゴミ出しの日ときている。どうなることやら。

 「寒さ」と言えば、ヨーロッパがひどいようです。今見たTHE NANDO TIMESによれば、欧州全体で225人が寒波関連で死んだと報じている。寒さでどうして人が死ぬか。まずやられるのは、homelessですな。次に、家があっても暖房のない家に住んでいる人。アメリカでもヨーロッパでも結構燃料費が払えなくて、暖房を止められている年寄りなどがいるらしい。「10年ぶりの寒波」と報じられていて、全国的にスケート大会をしているオランダ以外は、浮かぬ顔ということらしい。
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 本当に長い休みでしたね。風邪がらみで諏訪に行った以外は、外にはあまり出ませんでしたから、よい休養になったという印象。会社に行けば、また年賀状が来ている。さっさと処理することにしましょう。それよりも、今年はちょっとマーケットが面白いかもしれない。資金の動きがちょっと不安定ですな。相場をやっている人間だったら、高値圏で相場が神経質に上下するときは、一つの大きなトレンドの終わりのことが多いことは知っている。

 THE NANDO TIMESには、右側に「TOP 10」があって、ここには12月13日から19日にTHE NANDO TIMES読者が選んだ「10大ニュース」があるのですが、日本人が選ぶのとはやっぱりずいぶん違いますね。日本人にとってみれば、UNABOMBERなどは関係ない。共通に載っているのは、アトランタ・オリンピックでしょうか。今すでに兆候が現れている「今年の世界の10大ニュース」の候補としては、ペルーの人質事件でしょうか。


97年01月04日(土曜日)

 ちょっと統計をとってみました。小生が昨年末から作成を始めた「筆まめ」くんの住所録に登録した人名の数(295)に対して、何人が電子メール番号を持っているか。便利なんですね、ソートが簡単にできるんです。そしたら、年賀状に書いてあった分だけだと、24人しかいなかった。「持っているのに書いてない」という人が実は結構目に付きましたから、実際にはもっと多いとしても、年賀状というアナログ手段で年賀状をくれた人は、大体10人に一人くらいしか電子メール番号を持っていない。まだまだこの分野の人の間では電子メールは重要、かつ一般的なメッセージ伝達手段にはなっていないのが分かる。

 これとは別に、私が何らかの機会(メールをもらったとか)を捕らえて記録してきた電子メール番号のリスト(従って、メールをやりとりしたことのある人の数)は、123前後あるのですが、これらの人々はアナログの年賀状ではなく、デジタル年賀状を送ろうとする傾向が強い。金上ちゃんのように、一人で3枚も送ってくれた人がいたりします。今年デジタルでメール年賀状を何通もらったか残念ながら数えていなかったのですが、まあ仮に半分強の80通だったとして、全部で375人くらい「年賀メッセージのやり取りをする相手」がいて、そのうち100人は何らかの形で電子メール番号を利用しているということになります。全体の三分の一。まずまずですかね。

 世の中に、せっかく電子メール機能を持つパソコンを持ちながら、それをほとんど使っていない人というのは格好いるんだそうです。まずネットにつなげてない人が結構いる。周りの人が「パソコン、パソコンというから買った」という手合いです。つなげても、メール相手がいないとか、面倒だとか。手を染めない人が結構いる。インターネットを始めても、「一応見たら嫌になった」(嫌になるまでに数ヶ月ですかね)という人は一杯いる。エロだけだったら、こんなに出来の悪いメディアはない。画像は悪いし、動かないし。ビデオの方がよほど綺麗で、多様ですから。ネット利用は、多分は跛行的に進むんでしょうね。個人の中でも進む時期と、停滞する時期と。そして、国民の間でも、進む時期と、停滞する時期と。そしていろいろなグループ間でも。
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 去年も、クリスマス・メールを20通くらいNiftyserveで、年賀状を30通くらいNiftyserveとインターネットで送った記憶がありますから、それから見れば、ネット利用は抜群に増えた。もう12月の20日過ぎから「誰に年賀状を送ってもらったか」が分かっている年賀状送付代行サービスもありましたし。個々のやつは、混雑を避けながら31日には結構入り始めて、2日まで続いていた。

 思うのは、いっぺんに「どーん」ともらうより、たらたらいつあけても1〜2通は入っている方がうれしいと言うことですね。一般のメールもそうですが。大体、1月1日午前0時ぴたりから読めます、なんてサービスが売りだったところで、きちんとできたところなんてあったんですかね。異常に遅くて、いらいらして寝たなんて人が多かったのでは。ああやって、ネットに負担をかけるのはねえ。関心しませんな。来年はどのくらい、「もっと賢い使い方」が出てくるか、楽しみですな。


97年01月03日(金曜日)

 今年は、「日本って、何でこんなに休みが多いんだろう...」て実感しますね。海外に行ったばかりの連中が言う一つの決まり文句(”苦情”の文句で)に、「海外は休みがないんだよ...」というのがありますが、今年は日本にいるわれわれも、ちょっと長いかな、なんて思いますね。まだ、今日を除いて2日もある。有り難い。

 しかしちょっと困ったのが、会社にまた仰山来ているであろう年賀状の処理。新しく舞い込む年賀状は、家にくるものより、会社にくるものの方が多い。出した人は、「あいつに出したのに」と思い始めますわな、普通は5日ぐらいには。しかし、その時点でこちとら、見てもいない。分ける作業がありますから、恐らく会社に来た年賀状が私の手元に届くのは6日の昼過ぎでしょう。会社の方に初めて年賀状いただけた方々には、返事はほぼ10日くらいになります。すんません。「休み中に取りに行ったら....」って。これも、すんません、入れませんので。
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 3日の海外市場は以下の動きでした。これが、来週の東京市場につながる。

  1. ドルは、ニューヨーク株価の反発を好感して大幅に上昇。特に対欧州通貨で上げて、引けは対マルクが1.56708-80。年末に1.53マルク台があったことを考えれば、300ポイントの上昇。円の引けは116円40銭見当。ドルは、スイスフランに対しては、94年の7月末以来の高値。ヨーロッパでは、フレンチが大きく売られた。フランス通貨評議会のメンバー交代が、「金利引き下げ機運を強めるもの」と理解されたため。
  2. 債券は、株価と並んで朝方上げたものの、あとは下落。BusinessWeekに、「年頭にFEDは利上げする」という記事が出ているとかいう噂が流れたりしたため。年初出ている指標はみな強く、地合は悪い。この日も11月の建設支出が発表になったが、1.9%の急増だった。指標30年債の引けは、6.73%で、前日とほぼ変わらずで、昨年末に比べると大きく売られている。
  3. ニューヨークの株は債券が日中崩れたものの、その後もしっかりで、ダウで見て101.60ドル上げ、6544.09ドルで終わった。この上げは、ちょうど31日一日の下げ分を消すに十分。あとは、2日の下げ分を取り戻せば(これは小さい)、高値更新の可能性が出てくる。
  4. 金、銀、白金などが昨年末からの地合を引いて、下げ続けている。「多くのヨーロッパ諸国中央銀行は、欧州通貨同盟に加盟するための必要条件である債務レベル引き下げのため、金売却を開始するのではないか」との見方が、貴金属全般を圧迫。3年来の安値に低迷。この貴金属の動きからすると、債券市場の再びの「インフレ懸念」は、ちょい行き過ぎ。
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 今年の年賀状では、ボーリングで挑戦してきた連中が多かったですな。12月に何回かやって、そのたびに頂いてましたから、リベンジを狙ってる。へってもんですぜ。相手に合わせて190くらいだったら出る。と、自信はあるものの、親戚の子供軍団にもせがまれて、大挙して行きましたね。プレシーズンに。おもろいレーンがありました。ガータが出ないレーン。両サイドをプロテクトしてあるのです。ただボールを前に進ませれば、ピンは必ず倒れる。「レーンの右に当たり、左に当たって最後はストライク」なんてのも可能。ウーン、余裕ぶちかまして、下手な奴はこの手のレーンで投げさせるか....。中村、宇野......。いつでも、どうぞ。

 それよりも驚いたのは、付属のゲームセンター。中途半端な物ではなく、大きなものでしたが、20人くらいが参加できる競馬トラック(コインで賭け、単と馬連あり)、大きなビンゴマシーンなどあって結構壮観でした。とにかく機械が大きいんです。あんなものまで出来ているなんて、知りませんでした。今小学生、中学生の間で、「競馬」が大人気なのは、皆さん知ってますよね。ダービー・スタリオンを始めファミコン・ソフトが火付けとなった。親に頼んで馬券を買う連中が続出。インターネットも、NTTの検索に「競馬」としてかけると、たぶん450以上のサイトが示される。ジャンルとしては、多い方ではないでしょうか。その2割くらいが有料化している。「競馬」はネット上でも一大勢力ですな。


97年01月02日(木曜日)

 体調回復で、まだ不調の一人(本の翻訳やってる人)を残し、二人で諏訪に移動。一つ情報。私どもが一回りかかった今年の風邪の特徴。

「高熱(しばしば39度台)、無鼻水、無くしゃみ、ときたまの咳、食欲維持、熱短期持続型(大体1日)」

 ようするに温かくして、「くっちゃね」すればすぐ直ります。
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 2日も一日穏やかでしたね。中央線の沿線では小淵沢当たりで横雪が舞ってましたな。「寒いところにきた」という感じ。冬の諏訪でできること。
  1. 諏訪湖の湖上でのワカサギ釣り
  2. スキー
  3. スケート
 最初のは、ちょっと経験がないと多く釣れない。場所、時間がキー。白樺湖でもできる。白樺湖と言えば、富士通の木之内さんは茅野に来てるのかな。私の番組の最初の方のゲストでした。オフィスは大手町ですが、家を茅野市に構えていて、息子さんは私の高校の後輩となっておられる。当然息子さんの高校がホームページを構えたのは知っているでしょう。それにしても2日に諏訪に来ても、まだ時間はたっぷりある。今年の正月は長くて良い。海外の方々済みません。日本全体休ませていただきます。マーケットはどうとでもしてください。
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 とはいきまへんな。2日の海外市場を引け段階で備忘録風に書いておくと
  1. ドルは対円で下落、対マルク、スイス・フラン、ポンドで上昇。従ってマルク・円は下落。ニューヨークの午後で、115.55、1.5420。アメリカのインベストメント・ハウスが対欧州でドルを買ったという。31日のマルク・円はやりすぎでしょう。当然2日には戻しが入った。
  2. 全米購買部協会(NAPM)の景況指数(12月)が54%と出て、債券は急落。31日に6.54%から6.64%に上昇した指標30年債の利回りは、2日には6.74%に上昇。これじゃ、米債投資している人は、「正月」どころじゃありませんな。斉藤 君内藤 忍君
  3. ニューヨークの株は、債券安を嫌気して寄り付きからダウ工業株平均でドーンと100ドル下げて、日中ほとんどそのまま推移。31日にはダウは101.10ドルとデジタル的に下げてましたから、「2営業日で200ドルか....」と思わせたのですが、引け際急激に回復、結局5.78ドル安の6442.49ドル。
  4. 市場全体で結局「インフレ懸念」なるものが台頭してきていて、その一因は原油価格の上昇。欧州の寒波(29日のdiary参照、ところでうめちゃん・開けましておめでとう)が背景。市場の大きな関心は10日の雇用統計。
 ちょっと面白かった話題。1996年は、第一次石油危機があった70年代の初頭以来初めて、明るい茶色(light brown)と緑(green)が北米の新規販売自動車の色としてもっともポピュラーだったという。light brownは去年アメリカで新規販売されたluxury carsの18%、full-and mid-sized cars と sport-compact cars の10%に、trucks and vansの5%に採用されたという。green(dark green)は、new sport and compact carsの21%、full-and mid-sized cars の19%、trucks and vansの21%、luxury cars の12%に採用されたという。  95年は「white」がダントツだったそうな。ディーラー曰く、
「It used to be old-fogeyish, now it's chic, like it's classy.」
 ではでは。


97年01月01日(水曜日)

 (^_^)(^_^)
 正月、特に期間の長い今年の正月はのんびりしていてよいですね。天気も良いし。結局両親を含めて故郷の方々に24時間も39度の高熱が続く風邪を持ち込んではと、諏訪行きを見送って東京で元旦を迎えたのですが、同日の朝には完全復調。昼前には、65時間ぶりに一家で外に出たのですが、穏やかでしたね。

 近くの妙法寺にお参りに行ったのですが、超有名なお寺や神社に比べて人出も適度で、ゆっくりと、押し合わずに、今年の幸運をお願いすることができました。このお寺は小さいながら広重の絵にも出てくる有名な寺で、最近立てられたお墓を見ていたら有吉佐和子さんのがありました。花が綺麗に飾られていた。ネット上でお伊勢さんに行くのも良いが、赤福を食べられないんじゃね。

 東京は穏やかでしたが、日本各地、世界各地の天気はどうだったんでしょうか。
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 東京の正月の天気は穏やかでしたが、1996年の最後の海外市場はえらく荒れたようです。ニューヨークの株は101.10ドル(なんとデジタルな)も下げ(引けは6448.27ドル)、その原因となったのが債券相場の急落。指標30年債の利回りの去年最後の利回りは6.64%(前日は6.54%)。そして、その債券売りの原因になったのが、「12月の消費者景気信用感指数の4.3ポイント上昇」(89年11月以来の高い伸び)と「11月の新規住宅着工件数の14.2%増加」(3年5ヶ月ぶりの高い伸び)。

 為替も in turmoil。116円43銭までドル高値があったものの、ニューヨークの昼頃から急落、引値は115円95近辺。マルクはもっと劇的で、1.5530を切ったら一気に1.5375くらいまで行ったらしい。むろん、超薄商いの中での飛ぶ相場でしたが、毎年大晦日は海外でも半ドンで帰りますから荒れないことが多いのに。今年もらった年賀状に「来年は荒れそうですね....」てな一言添えが多かったのですが、確かに。日本が「トリプル安」と騒いだら、もう次の日にはアメリカが「トリプル安」。内容は違うとはいえ。2、3日の海外市場はちょっと見てないと。Anything can happen てな感じがしますな。
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 外に出なかったので晦日から思いつきもあってあちこちサーフしていて、いくつか関心を持てるサイトを見つけましたね。まずは、我が出身高校のホームページ。高校でホームーページを持っているところとしては東金女子(千葉でしたっけ)なんてのが有名ですが、全国的にはまだ数%でしょうな。ナイス。早速、激励メールを送っておきましたよ。

 全く別の目的で行ったのに、思わぬ発見をしたのはペルー問題サイト。どこから渡ったかというと、日本赤十字社中央血液センターのホームページから。ここから逆に、日本赤十字社国際赤十字委員会を発見。日本赤十字社のホームページはあまり面白くない。国際赤十字はじっくり見ると面白いかもしれない。


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