97年04月30日(水曜日)

 経済統計というのは、いったい経済の姿をどのくらい正しく捕らえているんでしょうか。他に代替手段があるのか、と聞かれると「ない」としか言いようがないのですが、30日の午後9時30分に発表になったアメリカのGDP統計はそういう疑問を深めさせてくれるものでした。コンピューターの時代になって本来なら経済の姿が良く見えて良い筈なのに、実際には姿が見えにくくなっている気がする。

 アメリカの今年第一・四半期のGDPの実質伸び率は、約10年ぶりの5.6%。これは、大方のエコノミストの予想である4.0%を大幅に上回った。ここで先ず不思議なのは、出来る限り米政府のやり方と同じような統計の収集までしているエコノミストがいると聞いているのに、「予想」と「実際」がなぜこれだけ乖離するのかと言うことです。4.0なら「順調な成長」ですが、5.6だとこれを報じたアメリカの新聞記事が「exploded」という単語を使っていることでも分かるとおり、一種「爆発」と言って良い。(まあ、中身は在庫の急増と好天候や早めの税還付を受けた消費者の旺盛な消費行動の結果で、マーケットはそれに沿った動きをしましたが)

 分かるのは、政府もどきのモデルでコンピューターを回しているエコノミストや研究機関があっても、政府と同じ統計をもっているわけではないんだな、ということです。でないと、1.6%POINTも予想と実際(?)が乖離するわけがない。それとも、政府の統計の方がポイントを外しているんでしょうか。エコノミストの推計の方が正しくて。しかし、「政府の統計を予測する」ことがこうした予想数字を出すエコノミストの仕事だとすると、彼らは満足できる仕事をしているとは言えない。大部分のエコノミストは「自分たちの統計の方が正しい」とは言っていないからです。

 「経済の実際の姿が見えない」ことについて一つ思うのは、日本のコンビニのようにPOSで経済の諸要素を全部つなげたら、経済の姿はもっとかなり良く分かるかもしれない、ということです。将来そういうことが出来ないわけではないだろう、と思います。まあ今はコンピューターの時代と言っても、逆にオフィスの紙の量が増えるような中途半端なところにある。(紙がなくはるほどコンピューターがつながるのも不気味ですが)

 次に経済の回転速度が上昇したこと。アメリカでは消費者物価のレベル補足で色々な試みがなされているのですが、例えば高円寺の街一つとっても商店の盛衰は激しい。また、消費者の購買行動は足が便利になったこと、色々な情報ソースから「よりお得な情報」が入ってくることから、多様になっている。買う場所を変え、買う対象を換え(代替消費が増えている)している中で、消費者の購買行動にあった消費者物価指数というのを算定するのは非常に難しいのではないか、と思うわけです。アメリカでは試験的CPIの発表が始まっている。

 どうしても経済を正確に予測するのに最後のところで「難しいだろうな」と思うのは、経済における「気」の部分です。自分の消費行動を見ても、随分むらっきです。消費者は経済統計の中では「合理的行動をする存在」と見なされていますが、必ずしもそうではない。しばしば行動はとてつもなく、理に合わないものになる。必要だから買うというよりも、「横並び」や回りの人に対する「威嚇」、それに最近では「話題作り」の買い物もある。日銀の短観の中身を良く見ると、回答を書く人の最後の気持ちの揺れは相当なものだろうと思える箇所がある。ここでも随分と曖昧な判断が下されているに違いない。大部分は、「良い」でもない「悪い」でもない方に自分を分類する。両端に出ているのは、本当のごく少数です。(だから意味があるという説もあるが)。

 まあ、今のマーケットのように一つ一つの経済統計をほじくるように見るのではなく、幾つかの統計を全体的に眺めて、経済の全体的な方向を探り、それを政策運営に生かすと言う姿勢が正しいんでしょうな。経済を「木」として捕らえると訳が分からなくなる。「森」として捕らえないと。マーケットは賢いからそれを時間を掛けながらしているのでしょう。KNEE-JERKなリアクションは別にして。
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 4月は今日で最後で、もう5月ですか。部下の一人のU君が家業をお父さんと一緒にやるために会社を辞めることになり、今日が最後でした。家業を継ぐために部下が会社を辞めるのは、これが二人目。一人は、今伊豆で酒作りをしている。一緒に働いた人間が辞めるのは寂しいですね。いろいろ思い出がありますから。いつでも「やり残し」はあるんだろうと思います。仕事を「完全にやり終えた」と思えることなんか少ないんでしょうから。まあでも、新しい世界で頑張って欲しいものです。新しい経験、新しい出会いがあるでしょうから。GOOD LUCK TO YOU !!!!


97年04月29日(火曜日)

 またまた良い天気でしたね。昼間は久しぶりにキャッチボールなぞして、その後ちょっと近くを走ったのですが、直ぐに大汗をかきました。暑くなったんですな。今年の連休は日程は最低ですが、天気は最高。


世界の主要パソコンメーカー

今年第一・四半期の世界のトップ5のパソコンメーカー。総販売台数は、1830万台。昨年同期は、1580万台。


企業名 97Q1
市場シェア
96Q1
市場シェア
販売の伸び

コンパック 11.1% 10.0% +28%
IBM 8.8 7.4 +38
デル 5.3 3.8 +62
Packard Bell/日本電気 5.0 6.9 -17
東芝 4.9 3.5 +60


Source: International Data Corporation


 世界の5大パソコン・メーカーが発表になりました。ついに、アップルが姿を消したのが特徴。しかし、アップルについては今年の上半期は、製品ラインが整ったことで販売増が見込めるそうです。特徴は、デルの著しい伸び。デルは、製品を電話、メール、それにインターネットで売る以外は、企業に直接販売しかしないメーカー。今年第一・四半期で売られたパソコンは、1830万台だそうです。世界全体で。これは昨年同期に比較して16%の増加。

 コンパックが PC Theater を発表しましたね。4999ドルと高い。しかし、アメリカでは来年からデジタル放送が始まる中で、デジタル放送受像器を巡る家電メーカーとパソコン・メーカーの競争は厳しくなりそう。もっとも、コンパックはフランスのトムソンと手を組んでいますから、競争しながら協調するという例のパターンは踏襲される訳です。デジタル受像器は実質的にはコンピューターだそうですから、家電メーカー(むろん、日本を含めて)は機敏な対応が求められるでしょう。
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 この前紹介した「ネアンデルタール」はなかなか面白い本です。推理小説ですが、かなり調べて書いているらしくて、臨場感がある。宇宙に住んでいるかもしれない人々についてはこれまでにもたくさん映画が出来ているのに、今生きている人類と確実にエンカウンターしていたであろうネアンデルタール人に関してはほとんど人類が触ってこなかったのは、やはり過去に対する恐れでしょうか。来年映画になるそうです。筆者はニューヨーク・タイムズの記者。まだ前半を読んだところくらいですが、興味のある方には推薦です。

 それでは、本日はこの辺で。


97年04月28日(月曜日)

 ワシントンで開かれていたG7からは、珍しく長い声明が出ました。私もちょっと勘違いしていたのは、例えば今年の2月のG7の後で出た文章などは議長総括的なものだったのです。「声明」ではなかった。月曜日の声明発表ですから、ディーリングをしながらNews and analysisを書くのは「至急作業」でしたね。まず全文を取らねばならない。ロイターとかテレレートなどに載るケースもあるのですが、これはプリントしても使いかってが悪い。アナログ情報ですから。結局、インターネットのどこかのサイトに載るのを待つわけです。PDFもだめ。

 最終的に出てきたのを見つけたのは、ウォール・ストリート・ジャーナルの記事の中のリンクでしたね。しかし、これはだいぶ時間がたってから。仕方がないので、色々な記事のなかから為替の部分を引用しているものを見つけて、文章を作りました。IMFのサイトにも、FBRのサイトにも、米財務省のサイトにも結局G7声明は載らなかった。まあこれは以前からそうでしたが。「全文」を読まないとすっきりしない性格の小生には、ちょっと引用記事だけで文章を書くのは不満だったんですけど。これからは、色々な声明は「デジタルで即時に」を原則にして欲しいものです。(どたなかG7声明がWSJより敏速に載ったサイトをご存じだったら教えて下さい)その意味で、日銀の短観は優れている。

 出てきた声明はむろん長いので引用しませんが、為替の部分は「7」で次の通りです。

7. We discussed developments in exchange and financial markets since our last meeting in Berlin, where we noted that major misalignments in exchange markets had been corrected. We agreed that exchange rates should reflect economic fundamentals and that excess volatility and significant deviations from fundamentals is undesirable. In this context, we emphasized the importance of avoiding exchange rates that could lead to the reemergence of large external imbalances. We agreed to monitor developments and to cooperate in exchange markets.
 「In this context,」以下が目新しい。G7の解釈で面白かったのは、アメリカのマスコミは、「これはG7の新たな意志の表明」という解釈が多かったのに対して、日本の味方は「新味なし」が多かったこと。市場の見方は、後者だった。まあ、2月のG7直後の反応(あのときは小生はテレビ東京に出演中でしたが)は、120円目前まで急落して、あとはドル高に推移した。今回はちょうど逆で、しかしその後のj買いの勢いは収まった。ドルを買わねばならない人もだいぶはけたということでしょうか。しかし、基調のドルの強さは続きそう。G7の解釈については、News and analysisの最新号にあります。
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 「co.jp」ならぬ「co.cn」からメールが来ました。中国です。
お久しぶりです。以前、市場金融部におりました、二宮です。今、上海で中国語を勉強しています。

 好久不見了。我是以前在市場金融部工作的二宮洋。現在我在上海学習中国語。今天我非常高興的看伊藤先生的報告。今年的二月我到香港去旅行、那時候我見面了大泉先生。他的身体非常好,但是越来越肥。我覚得他応該結婚早一点。祝伊藤先生的健康。

 中に出てくる「大泉」というのは、昔小生の下で働いていた大男です。中国語のメールというのはめったにもらいませんから、新鮮な感じがして良い。もっとも「中国語勉強中」の人物からのメールですから、中国語として完成しているかどうかは不明です。小生には。ボストンに研修で行った三和投信の井上君からもメールが届いて、懐かしかった。
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 「co.cn」で思い出しました。この火曜日からジュネーブでIAHC(International Ad Hoc Committee)というのが開かれ、インターネットの「住所」であるDomain namesの割り当て・管理に関する国際取り決めに関して、調印を行う予定という。IAHCの案に対しては、色々なところから反対が出ているようですが、まず採決されるということで、その内容をちょっとニューヨーク・タイムズの記事から引用すると、
・Introduce seven new "top-level domains" (TLDs). The current policy was designed in 1984 and it defines seven "generic" TLDs along with two-letter country codes like ".fr" for France, ".jp" for Japan, and ".us" for the United States. The existing generic top-level domains are the following: ".com" for commercial purposes, ".org" for organizations, ".net" for network providers, ".gov" for government, ".edu" for educational institutions, ".mil" for the military and ".int" for international treaty organizations. The IAHC suggests the creation of seven new categories: ".firm" for general businesses, ".store" for online shopping services, ".web" for Web-related activities, ".arts" for artistic and cultural instutions, ".rec" for recreation and entertainment, ".info" for information services and ".nom" for personal pages.

・Set up a trademark dispute arbitration and settlement system to be administered by the World Intellectual Property Organization (WIPO) in Geneva.

・End the current monopoly on registration of the existing generic top-level domains held by the American company Network Solutions Inc. by making registration a competitive industry. The IAHC proposes that 28 organizations around the globe be selected by a lottery to register the domain names competitively.

 ということのようです。興味のある人は、詳しい記事があちこちにありますから、それをお読み下さい。(赤色を付けたのは、私です)


97年04月27日(日曜日)

 びっくりしたことを一つ。これは、OFFICE97を使っている人しか関係ないと思います。WORD97を使っていた時です。スペル・チェックやコピー、貼り付けなどで右クリックはよく使うのですが、日本語の単語の上で右クリックを使ってコピーをしようとしたのです。ところがどう間違ったか、ポインターを一番下までやってしまった。そしたら、CD-ROM DRIVEが動き始めたのです。初めてでしたね。WORDを動かしている最中に、CD-ROM DRIVEが動き出したのは。

 そこで「おかしい」と思ったわけです。まず確かめました。何が動いたのかと。そしたら、忘れていたのですが、OFFICE97についてきた「Bookshelf Basic」がCD-ROM DRIVEに入ってました。しかし、自分でこれを選択した覚えはない。そこで、今度は改めてWORD97の右クリックのメニューを調べてみました。そしたらその一番最後に「定義」というのがあるのに気が付きました。ここまで来ると判明。つまり、OFFICE97に付いてきた「Bookshelf Basic」をセットアップした段階で、WORD97の右クリックに新しく「定義」というメニューが追加されていたのです。

 この「定義」を使うと、ポイントした単語に関して「国語辞書的説明」と「英和・和英辞書的説明」がどちらも見れる。つまり、「Bookshelf Basic」には国語辞書と英和・和英辞書が両方入っていますから、それがオンラインで検索できるというわけです。同じマイクロソフトの製品だから、相互にリンクしているのだろうと思います。実は最近加藤 さんの勧めもあって、エンカルタを買ったのですが、この製品も同じコンセプトで出来ている。ただし、これはワードから駆動できるかどうかは試してありません。

 なかなか便利ですな。こうなってくると、FD DRIVEは一つで結構だから、CD-ROM DRIVEが二つ欲しくなりますな。辞書ROMをいくつも入れておけば、非常に便利に文章の作成が行える。もっともオンラインでこういうことは将来簡単に出来るようになるのでしょう。ワープロソフトを使って文章を作成している。ちょっとあやふやな単語が出てくる。それを右でも左でも良いのですが、簡単なクリックをすると、ネットワーク上の大きな辞書に瞬時につながって調べた結果を知らせてくれると言ったような。まあ、今の日本の通信コストではちょっと無理ですが。
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 いつも思うのは、ネットワーク社会が進んだら、「郵便」というのはどうなるだろう、ということです。電子メールはどんどん進展する。たぶん私の場合は、全メールのうち、アナログで来るメールは非常に少なくなっている。将来、人に配達してもらう郵便は非常に贅沢な物になるのだろうと思います。だって、人を使い、燃料使い、時間をかけて送るのだから、非常に贅沢なツールになる可能性がある。

 そこでというわけではないのでしょうが、アメリカのポスタル・サービスが50万ドルをかけて新しいホームページを作ったという。完成したのは、4月17日だそうです。zip codeを検索しやすくしたり、将来は切手の販売もするそうです。電脳時代にマッチした郵便事業を、ということらしい。日本の郵政省関連では、一度千葉で講演したことがありますが、何を考えているのでしょうか。現場の人は、かなり危機感を持っているようでしたが。


97年04月26日(土曜日)

 「3月中旬には出ます」と言っていたアドビの ADOBE ACROBAT 3.0Jが、やっと5月9日に発売になるという。値段は、メーカー希望価格で39.800円とある。ウーン、ちょっと高い。まあ、実売では35.000円くらいになるのでしょう。わたしが掲載している文章のうち、どれがアドビ・ソフトの対象になるかと言えば、News and analysisくらいでしょうか。しかし、これもよく考えたらヘッドのgifなどを作っているので、まだちょっともったいない気持ちもする。まあ、時間的余裕があったら買って、遊んでみます。

 ワード文書など、何でも印刷可能なファイルだったらPDF化が可能だという。どういう形でPDFになるか楽しみです。ちょっとやってみたい。たぶんものすごく簡単だと思います。日本の場合は、実際には日銀の短観発表のときくらいしか使われていないので、まだPDFファイルを見るソフトであるACROBAT READERを持っている人も少ないかもしれない。こちらの方が問題です。これはただでアドビやその他のサイト(PDFを使っている)でダウンロードすることができます。
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 さっき見たファイナンシャル・タイムズによると、エアバスが米ロッキード・マーチンとの合併を画策しているという。むろん、航空機業界の巨人・ボーイングに対抗するため。エアバスが多国籍コンソーシアムで企業ではないため、1999年までは合併は無理。しかし、今から事前準備をして、協力できるところは協力する方針という。

 そのボーイングは、昨年12月にマクダネル・ダグラスと130億ドルで合併して、世界の民間航空機市場で70%のシェアを持つ。エアバスとロッキードの合併は、実質的に世界の航空機市場で活発に生産に携わる企業の数を2社にする。航空機はもともと、国境のない市場。自由な競争を展開すれば、参加企業が徐々に限られていく。航空機ばかりでなく、徐々に参加企業の数が限られてくるマーケットが出てくるでしょう。数が一定以下になったときに、いかに競争条件を確保するかがこれらかの世界経済の問題点になりそうな雰囲気です。世界を一つのマーケットにした場合には、世界的規模で活躍する企業の数は大きく減少することになる。
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 本屋で「ネアンデルタール」を買った。スピルバーグの映画化決定とタイトルに書いてある。日経出版部の田口氏によれば、いまは「人類の起源」とあとは「脳」に関する本のブームだという。読み出したばかりだが、結構面白そうで、連休の間には読めそう。「なぜ人類だけが生き延びたのか」というのが、帯に疑問として刷り込まれている。人間とコモンチンパンジーの遺伝子レベル(DNA)の違いは1.6%程度といいますから、たぶんネアンデルタール人とクロマニヨン人の遺伝子レベルの差は1%以下でしょう。しかし、後者は生き延びている。ちょっと興味がありますね。むろん、今度の本は小説ですが。

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 ホームページを二つほど紹介しましょう。シンガポールの熊沢君のページ。シンガポール日記が徐々に充実してきた。ここが熊沢君のページ。肩に力を入れずに書いているのが良い。もう一つは、「リンクさせて下さい」といってきた五石さんのページ。東京大学の大学院で経済をやっていると書いてある。場所は、ここです。それでは、皆さんは引き続きよい連休を。


97年04月24日(木曜日)

 引き続き、ペルー事件の記事が面白い。一番まとまっていたし、新しい事実が入っていたのはニューヨーク・タイムズのそれです。中でも、「Doomed young rebel's change of heart saved lives of hostages」はいくつかの興味深い事実を伝えている。

  1. 数日で終わると思っていた大使館占拠が長引くに従って、セルパと他の3人の幹部との間に、また残る10人の若いテロリストの間に溝が深まっていた
  2. 若いテロリストはむしろ人質に関心を持ち、ギターを要望し、結局この人質への親近感が最後の段階で人質への発砲につながらなかった
  3. これに対し、人質は情報をシェアして団結し、突入の直前にも一糸乱れぬ動きをした
 という。

 面白い言葉を発見しました。Stockholm syndrome。こうした人質事件では、捕虜が長い時間を一緒に過ごすことにより、犯人に同情することがあるのだそうです。それをこう呼ぶらしい。しかし、今回は「それが逆だった」という。15くらいからジャングルで過ごしていた少年兵、少女兵のゲリラ。大使館という近代的な建物の中で、人質(全員が男性)に興味を持つメンバーが多かったという。中には、ギターを欲しいといったゲリラもいたという。そのギターに、盗聴器やマイク(マッチ棒の頭くらいの)が仕掛けられていた。

 今日のNHKニュースでもやっていましたが、セルパら9人が一階でサッカーをしているのを見ていたゲリラのうち数人は爆発があった直後に2階に上がって、ペルーの Munante 農相ら19人の人質がいる部屋に突入してきたそうです。銃口を向けて。彼は引き金を引けたという。しかし、引かずに部屋から出たところを政府部隊に射殺されたという。ゲリラ達は、政府軍が突入したときの訓練を何回もしていて、それは「(突入があったら)人質に銃口を向けて射殺し、場合によっては自らも死ぬ」という方針だったという。しかし、この若いゲリラはMunante農相以下の人質は殺さなかった。

 そこにある一つの理由は、「逆Stockholm syndrome」だったような気がする。若手ゲリラは、4ヶ月近く一緒にいて人質からいろいろ教えられている。ギターを初め。Munante 農相はテレビとのインタビューで、自分に銃口を向けたテロリストについては、「彼らとは親しかった」と語っている。一方では、10人の若いテロリストの中には、「数日で終わると言ったのに、終わらない」といったセルパを初めゲリラの幹部に対する不信感が芽生えていたのでしょう。だから、事件が起きて直ぐの突入作戦だったら、たくさんの人質が死んでいた可能性が高い。ゲリラの団結心は堅く、人質に気持ちが移ることはなかったはずだからです。

 今回のフジモリ大統領の決断については、世界の大部分のマスコミのそれは「賞賛」です。忍耐強く交渉し、状況を完全に把握し、万端の準備をし、そして決断した。今朝の日本の新聞で一番面白かったのは、日経産業新聞の「フジモリ流に学ぶ指導力」。一面トップです。ちょっとこじつけ気味だったが、面白い分析を披露していた。

 日本の評判はどうだったでしょうか。今日の夕方見たアジア・ウォール・ストリートには、「Peru crisis highlights Japan's weakness」とあった。日本が万事に対して「強腰」の姿勢を見せたときに、韓国や中国との外交関係が心配だ、という意見もあるでしょう。しかし、テロに対して最初から「平和的解決」を唱えてしまうのは、カードを失うようなものだ。最後は、「self-disciplineに対する自信と周囲の信頼」の問題でしょう。アジア・ウォール・ストリートが、「今回の事件で、日本は次の(テロの)ターゲットに選ばれる危険性が高くなった」と書いていたのが気になりました。テロリスト達が、「日本なら俺達を殺さないだろう」と思うからだそうです。日本のマスコミも、今回いくつかの幸運があったにせよ、ペルーのフジモリさんが周到な情報収集、準備、そして平和的解決努力のあとに武力行使をし、それに成功したことを正当に評価すべきだと思います。
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 若手のアナリストの中では、「今一番勉強しているし、当たっているし、乗っている」と思っていた人から、「伊藤さん、会社を移ります」との電話。ちょっと驚きました。会社を代表するようなアナリストになっている。まあ、いろいろあるのでしょう。こういうことは、AB(After Bigbang)の世界では、普通になるでしょう。最近は彼が書くレポートは毎週楽しみにして読んでいました。でも、アナリストというのは別に会社に所属している職業ではない。「お互いに、今後も書き物を交換しよう」「5月に入ったらメシでも食おう」ということで電話を置きました。「彼」が誰であるかは、5月になれば分かるでしょう。私の番組にも出てもらったことがある。
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 サイビズの依然建設中のURLを見つけました。http://www.cybiz.co.jp/abtcybiz/abtcybiz.htmです。丸山編集長のご挨拶がありました。


97年04月23日(水曜日)

 ゲリラのサイドには油断があり、フジモリ大統領には攻撃が成功する確信があったようです。日本のマスコミにも夕刊あたりから出てきたようですが、日中拾った情報で興味を引いたのを集めてみると。

  1. 人質の何人かは、攻撃開始の10分前には事前通告を受けていた
  2. 攻撃時に、セルパを含め14人のゲリラのうち8人は建物の中のホールで indoor soccer をしていた
  3. 部隊の一部はこのホールの下に掘られたトンネルから突入した
  4. 政府側は、水道管から盗聴し、廷内の会話をほぼすべて把握していた
 など。政府サイドには、やはりintelligenceがあったということでしょう。実に細やかな情報収集をしていたあとが伺える。

 しかし、今朝のNHKテレビなどを見て赤面したのは小生だけでしょうか。日本の大使館で起きた人質事件で、ほかの国の方々が一緒に人質になっているというのに、日本のテレビは「日本人24人は無事」ばかり繰り返していた。「72−24」の48人はどうなったのか、全然分からなかった。むろん、人質の家族の方には何回も聞きたいニュースだったかもしれない。しかし、人質の残るペルー人(一部ボリビア人)にも家族があり、その一部は日本にもいるかもしれない。何か日本のテレビを聞いていて、「日本人さえ良ければ...」という印象が強くした。

 海外のマスコミも、事故などのときに「自国民はどうしたか」を気にするのは、当然です。国民の関心はそこにあるわけですから。しかし、今朝のNHKのように同じ原稿を何十回となく繰り返し読むことはしない。それしか原稿がなかったとしても、ちょっと芸がない印象がしました。
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 サイビズの編集長の丸山さんと、記者の佐々木さんと会いました。東洋経済と組んで、週刊東洋経済の別冊としてネットワークとマネーを結んだ雑誌を作るらしい。具体的にどういう雑誌になるかはまだ未確定の部分もありそうですが、インターネットに関する話になりました。私の方からは、インターネットの今の使い方とか、ネット情報の読み方などをお話ししました。どういう形で雑誌が出来てくるのか楽しみです。


97年04月22日(火曜日)

 ネット上でその記事があることを知ってはいたのですが、物理的に送られてきた BusinessWeek の最新号を見ながら、「global hero」と「local hero」の差などなどについて考えていました。今週の同誌の表紙は、森 虎吉君なんですな。マスターズを制した。見出しは、「TIGER,INC.」とある。書き出しがなかなかうまい文章ですが、思い出したのは尾崎 将司。むろん、Woods君が「global hero」で尾崎は、「local hero」です。

 どう違うかというと、尾崎については絶対アメリカのテレビが彼についての特集番組を組まないのに対して、森君に関してはNHKにしろ、民法にしろ彼に関する特集番組をこれから繰り返し放送するだろう、という点です。日本ばかりではない。彼に関しては、今後世界中のマスコミが特集を繰り返すでしょう。ですから、どう見ても彼は「global hero」です。観客集客力も凄ければ、彼が出るコマーシャルの世界的インパクトも凄い。「TIGER,INC.」という記事には、むろんそういうことも書いてある。

 ところで、マスターズの2位は誰だったでしょうか。最終日森君と一緒に回っていたロッカだったでしょうか。いえ、彼は5位タイに落ちている。実は、トム・カイト君です。でも、彼のことなど話題にも出ない。そう情報社会では、話題に上るのは通常は1位です。トム・カイトは、「マスターズ2位」といって多額のコマーシャルに採用されるでしょうか。多分無理でしょう。森君は賢いから、がつがつと稼ごうとはしていないようですが、メリットは一人の勝者に集中する。「winner-takes-all economy」です。
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 尾崎が帰国してフジサンケイ・クラシック(川奈ゴルフ・クラブ)に勝ったとして、日本のマスコミは例年通りの大騒ぎをするでしょうか。今年はちょっと無理な気がする。マスターズであれほど凄い奴が出てきたのに、「尾崎はやはりヒーローだ」というわけにはいかない。どこかで、惨めな敗者の陰を引きずるからです。彼が勝ったとしても、勝利者インタビューはどこかしら勢いのないものになるでしょう。

 BusinessWeekの記事には、「BT」「AT」という言葉が出てくる。「BC」「AC」を思い浮かべて頂くと分かる。そう、森君はキリスト並みになったのです。「BT」のゴルフ、「AT」のゴルフ。「BT」のゴルフだと、尾崎も英雄でいられた。50年前に森君がアメリカに出現したとしたら、世界の騒ぎはこれほどではなかったでしょう。ニクラウスも衝撃的だったらしいけど、日本でその当時を詳しく知っている人はあまりいない。Tigerのことは、誰でも知っている。情報化社会は、ある国の突出した英雄を、瞬時に「global hero」に押し上げる。
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 これを株式市場に重ねてみると面白い。世界の株式市場で勝っているのは、「global hero」のようです。日本のメーカーでもそういう類の力強い連中がいる。製品を世界中で売り、世界的に需要家(消費者であったり、企業であったり)に知られている。「local hero」は旗色が悪い。むろん「hero」にもなれていない輩が多いから、そういう連中の株価が低迷するのは必然でもあるのでしょう。

 しかし、企業が「global hero」になるにはどうしたらいいんでしょうか。メーカー以外の日本の企業はそこまで行けるんでしょうか。うーん、ゲームがある.....。あとは.....。日本で「hero」で尊敬を集めているような金融機関でも、世界に出すととたんに陰が薄いところもある。むろん、国内でも勢いがないようなら論外ですが。日本の製造業は、戦後の一時期を除き、ずっと世界のヒーロー達と戦ってきた。しかし、今まで戦ってこなかった金融の世界には、「BB」「AB」の世界が待っているような気がする。二番目の「B」は、Big Bang の「B」です。野村は思い切ったことをしたけれども、この程度は実は序の口なんでしょうな。


97年04月21日(月曜日)

 今日のNHKの「クローズアップ現代」は面白かったですね。圧巻は、「我々は、日本が自分たちより2年遅れていると思った」という中国の人の発言。ソフトウエア開発の分野で。インドが非常に優秀なソフト開発国であることは知っていましたが、どうやら隣の中国もハードはまだまだでも、ソフトの分野では極めて力を付けてきているらしい。特に日本が苦手とするビジネス・ソフトの分野で。

 漢字フォントの話が面白かった。今まで日本は、文字を表すのにドットで塗りつぶすやり方をしていたらしいのです。普通考えるとそうなるのではないでしょうか。しかし、中国の会社はそれをまず枠取りだけして、あとはその枠の中をさっと色を付ける方法に変えた。ハードディスクにかかる負荷が著しく軽くなり、この結果広告用のチラシが、パソコンで出来るようになったというのです。発想の勝利でしょうか。

 もっといろいろ紹介されていた。日本のソフト会社で中国人のプログラマーを雇い始めた会社の話。中国の人は、「仕事が速い」のだそうです。今までは中国の人に日本に来てもらっていた。しかし、これらかは中国でプログラム開発して、ネットワークで取り寄せればよい。ソフト産業の空洞化。解説の人(日本総研の人でした)が面白いことを言っていた。シリコンバレーでは、「IC」がキーワードだと。この地域で「IC」と言えば、「Integrated Circuit」を思い浮かべますが、今は「Indian and Chinese」だそうです。彼らのパワーが凄いと。
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 なぜそれほど中国は、(我々が知らない間に)コンピューターに強くなったのか。まず、数学にもの凄く力を入れているのだそうです。全国数学コンテストなるものがあるらしい。一芸人間の優遇。世界でも、常にトップを争う。次に、言ってみれば産学協同。北京大学の優秀な卒業生や先生が直接ソフト企業とつながりを持って開発に当たるような体制になっているらしい。第三は、小学生からのソフトウエア教育。北京の小学校(エリート校と言ってましたが)に立派なパソコンが並んでいました。

 いつも思うのですが、コンピューターとそこで走るソフトウエアの教育は、産業社会の教育とは異質なものです。産業社会では、同じモノを均一に作るのが重要になる。管理が必要です。しかし、コンピューターとソフトウエアの世界では、ある意味で「発想」がすべてです。数学的発想、芸術的発想、linkageの発想....。コンピューター上では、全く同一のソフトを複製するなど、何の苦労もいらない。再生産は簡単です。もともとのソフトウエアの品質や特徴がすべて。世の中には、普通の人が1000ステップで作るソフトを、15ステップくらいで作ってしまう人がいるらしい。「情報産業」の世の中というのは、こうした人たちの世界なんでしょうね。
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 日本は、教育も組織の形もやはり変えて行かねばならないんでしょう。平均点じゃだめ。突出していないと。しかし、日本の教育も組織もそれを奨励していない。それでも、突出する人が出るから、言われているほどには画一的ではないのかもしれませんが、まあこの際思い切って「看板」も掛け替えた方が良いのかもしれない。「べき」論じゃなくて、そっちの方が面白いでしょう。いろんや奴が出てきて。


97年04月20日(日曜日)

 21日の朝起きてこれを書いていますが、週末の日経さんの記事は見事に無視されている。相場(j・円、j・マルク、マルク・円など)は、金曜日の段階とほとんど変わらず。まあ、もう何回も避難訓練してますし、あとは実際にどういうタイミングで、どこ(介入したあとの落ち着きどころ)を狙ってやるかだけでしょうが、やるにしても矛盾の多い介入になる。

 あまり強くやると、ニューヨークの金融市場が動揺、株や債券に悪影響が出る。せっかく落ち着きだした債券が売られるのは、ルービンとしては見たくないでしょう。では、中後半端にやれるかというと、逆に「当局は、jをあまり落とせない」というパーセプションが市場に広がり、実際に日米間、米欧間で金利差があるわけだから、この魅力には抗しがたくj買いが入る。またjはジリジリ上がる。そしてG7の権威は失われる。今朝は、News and analysisを追加の形で書いておきましたので、ここの赤字のところをお読み下さい。前回のG7は今年の2月8日で、その当時の解説はここにあります
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 昨日(土曜日)は久しぶりにこの diary をスキップしちゃいました。というのも、久しく書き続けていた本の書き上げが、今佳境を迎えているのです。ですから、ちょっと他のことに頭が回らない。駄目な頭ですな。しかし、diaryといえども、読みに来ていただいた方に失礼のないよう内容のあるものにしようと思いますから、結構考えるし、文章にも power を入れようとする。と、時間がかかる。

 もうちょっと書き上げにはかかりますから、その間はちょっとこの diary は不安定になるかもしれません(~_~;)。本は日本経済新聞社から夏には出す予定です。そのときは、よろしく。


97年04月18日(金曜日)

 最近行ったサイトで面白かったのは、何と言っても「WEB 新潮」でしょうか。ここが面白いのは、新しいメディアなのに、古い作品や写真にちゃんと居場所を与えていること。しかも、新しい手法で。「四畳半襖の下張」や田山花袋の「蒲団」などが読めるのですが、面白いのはこれらの文章を読むためのソフトと一緒に提供されていること。

 インターネットの文章というのは、日本語でもこの文章がそうであるように横書きが圧倒的。しかし、例えば「四畳半襖の下張」を横書きで読む気はおきない。そこでどうするかというと、「EXPANDEDBOOK BROWSER」というのが提供されているのです。説明を引用すると

  「エキスパンドブック」ブラウザ

(株)ボイジャーが開発したソフトウエア「エキスパンドブック」ブ ラウザを使うと、紙の本をめくるような感覚で、縦書き表示の文書 を読むことができます。このブラウザにはマッキントッシュ版、ウ インドウズ版の2種類があります。

 とある。わたしは今までこのソフトを知りませんでした。このソフトで「WEB 新潮」に掲載されている文章をいくつか読んでみましたが、確かにこれらの作品は縦書きが良いし、そのソフトで読むと本のページをめくっている感じが出ている。CD-ROMを買うことはせず、当然ダウンロードしましたが、フロッピー一枚に収まるサイズで一度落とせばそれで他のコンピューターにも簡単に移植できる。ショートカット・アイコンは本の形をしている。

 それにしても、たぶん「四畳半襖の下張」を全文読んだのは初めてだと思います。この短い小説の全文を最初に読んだのがネット上だ、というのもなかなかないでしょう。この小説を読みながら、昔の人も研究熱心だったんだ....とつい笑ってしまいました。現代語で書かれていない分だけ、生々しい。週末時間がある人は、「EXPANDEDBOOK BROWSER」をダウンロードしてゆっくりお読み下さい。なかなか味がある。
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 これとの関連ですが、いくつかの面白いサイトを紹介しましょう。まず、北野 武のサイト。別にお笑いが書いてあるわけではない。タケシ軍団の予定とか、最新監督作が掲載されている。いとう せいこうのページもなかなかすっきりしていて良い。まあ、本人が自ら作っているのか、それとも周りの人間が作っているのか知りませんが、結構きちんとしたサイトになっている。島田 雅彦のページもある。最後にこれは、山形さんのページを見ていて知ったのですが、青木 功プロのサイトもなかなか面白かった。いろいろな人が発信しています。でも、最近で一番驚いたのは、お伊勢さんがWEB PAGEを出していることを発見したときでしょうかね。ちょっと前にある。サイトは、わたしのリンク・ページにあります。下の方。
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 今朝あたりから、「これは将来楽しみなサイトになるかもしれない」と思っているのは、白塚氏のページです。色気も何もないけれど、ここの「独り言のコーナー」は、経済に関心を持っている人間には、興味深いページに成長するかもしれない。例えば「sweep accounts」に関する今朝の短文などは、非常に参考になった。さっそくニューヨーク連銀のサイトで、PDFファイルをダウンロードしました。

 このページは日記ではないけれども、「毎日書きたい」というのが本人の希望なので、ほぼ毎日アップされると想定すると、累積情報量は大変なものになるでしょう。「ああ思う、こう思う」「ああした、こうした」てな文章もいいけれど、行ったからには何か自分が知らないことを知りたいと思うのは、行く方の勝手なんでしょうか。でもこのページはその要望を満たしてくれそうです。


97年04月17日(木曜日)

 「劇団ふるさときゃらばん」の小林由貴さんから、「Oh ! マイSUN社員」の制作発表と「FURUCARAシアター」(フルキャラ・シアター)お披露目を兼ねたパーティーの誘い。4月23日に原宿で。「各地の美味しいモノ、自慢の酒」が出るという。作・演出の石塚克彦初め俳優達も参加する、と。会費は5000円、場所は原宿の「FURUCARAシアター」。近いし、行こうと思っています。

 この劇団のミュージカルは何回か見ましたが、なかなかおもしろい。借り物公演でないのが良い。ちょっと泥臭い感じはするが、独特の味がある。「新作の中からいくつかのナンバーを披露」ともあって、こっちも楽しみです。参加を希望する方は、03-5389-0078に聞いてみたら良いと思います。
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 4月、5月、6月と人事異動の多い時期。私の隣の熊沢君がシンガポールに行ったと思ったら、少し間を置きましたが、国際金融情報センターに出向していた後藤君がその後任として来た。彼の上司になるのは、これで二回目。まあ、一つ畑が決まるとその分野で働くことが多くなるんでしょうな。これからは特に。次々と職場を変えて、まだそれぞれの職場でプロでいられる人は少ないでしょう。だから、2年ごとに人事異動を繰り返す役所のような人事は、一部では残るにしても当然これらからは無理になる。

 人事異動には「宴会」が付き物。今日も一つありました。宴会と言っても、ささやかなもの。まあ、昔一緒に仕事をした仲間が再び集まって、「あのときはどうした、あいつはこうだった」という話を繰り返すわけです。これが連日続くと、ばからしくなるがたまだと結構楽しい。人間は先を見たがる一方で、過去も思い出したい動物です。街の酒屋で酒を飲んでいるサラリーマンの9割は仕事の話か、うわさ話か回顧録をやっている。いつも思うのですが、年寄りが同じ話を繰り返すのは、結局それが彼らにとって楽しいからなんでしょう。うちのおばあちゃんも、亡くなる前は二日に一度はある特定の話をした。話がくどくなったら、要注意ですな....
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 発表になったアップルの業績は悲惨でしたね。日経には、「再建の難しさを指摘する声が強まっている」とまで書いてある。ハードのメーカーとしてではなく、ソフトの会社として残る道も模索しているようです。日本には、アップルファンがいっぱいいる。特に、デザインや絵を扱う業界は、ほとんどマックの世界です。多分、日本でマックを使ってインターネットをやっている人口の割合は、世に出回っているパソコンの中に占めるマックの割合を大きく上回っているでしょう。マックは、やはり先駆者なのです。

 しかし、身の回りにもWINDOWSへの乗り換え組が出てきました。昨日フォレックス・ディーラーの会合で一緒になったH.NORIKOさんもその一人。メールをくれて、「乗り換えました...」と言ってきた。乗り換えたのが、コンピューターで良かった。マックの技術や良い点が残って、コンピューターが一段と使いやすいものになるのが理想ですが。
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 もっとも、悲惨という意味ではこれを書いている最中に流れたマイクロソフト・ネットワークのメール・システムのシャットダウンも悲惨ですね。これは冗談ではないようです。MSN MAILを使っている人は、日曜日まで重要なメールが届かない危険性がある。

 BONN, Germany (April 17, 1997 09:49 a.m. EDT) -Microsoft Network, the U.S. software giant's online service, has shut down its worldwide electronic mail computers until Sunday, customer service officials said Thursday.

 The network, with about 2.2 million subscribers, took the servers offline for unexpected maintenance work."Service should be restored midday (Pacific time) Friday, April 18. When the servers are back online, you should receive all e-mail that was sent to you during the upgrade. Delivery of delayed e-mail should be complete by Sunday, April 20," it said.

 No prior announcement was made of the interruption in service, which could inconvenience many of the network's customers who rely on e-mail for business communications.The Microsoft Network's press spokeswoman for Germany was not immediately available for comment.

 A message to customers on the Microsoft online service, the world's third largest, said the network experienced a partial outage of its e-mail service earlier this week that prompted it to accelerate an expansion of its e-mail capacity that had been planned for later this month.

 Similar growing pains at rival America Online, the world's largest online provider with eight million members, led to a cyberspace blackout late last year that prompted a consumer outcry and culminated in lawsuits.

 The rapid expansion of online services has sparked debate over whether they have an obligation to be as reliable as utilities such as telephone and electricity service.

 確かにそうですね。民間会社がやっていると言っても、例えば日本ではNiftyserveに通信のかなりの部分を負っている会社はあるでしょう。分散型ですから、どういうダウンが考えられるのか知りませんが、インターネットがダウンしたら仕事にならない人がいっぱい出てくる。コンピューター・ネットワークは公共財です。


97年04月16日(水曜日)

 ヨーロッパ委員会が発表した、統一欧州の公用語が英語だけに決まったというニュースから今日はお伝えします。

 URGENT: An announcement from the European Commission

 The European Commission have just announced an agreement whereby English will be the official language of the EU, rather than German, which was the other possibility. As part of the negotiations , Her Majesty's government conceded that English spelling had some room for improvement and has accepted a 5 year phase in a plan that would be known as "EuroEnglish": In the first year, "s" will replace the soft "c". Sertainly, this will make the sivil servants jump with joy.

 The hard "c" will be dropped in favor of the "k". This should klear up konfusion and keyboards kan have 1 less letter. There will be growing publik enthusiasm in the sekond year, when the troublesome "ph" will be replaced with the "f". This will make words like "fotograf" 20 % shorter.

 In the 3rd year, publik akseptanse of the new spelling kan be expekted to reach the stage where more komplikated changes are possible. Governments will enkourage the removal of double letters, which have always been a deterent to akurate speling. Also, al wil agre that the horible mes of the silent "e"s in the language is disgraceful, and they should go away. By the 4th year, people wil be reseptiv to steps such as replacing "th" with "z" and "w" with "v".

  During ze fifz year, ze unesesary "o" kan be dropd from vords kontaining "ou" and similar changes vud of kors be aplid to ozer kombinations of leters. After zis fifz yer, ve vil hav a reli sensibl riten styl. Zer vil be no mor trubls or difikultis and evrivun vil find it ezi tu understand ech ozer.

☆☆☆☆☆ ZE DREM VIL FINALI KUM TRU ☆☆☆☆☆

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 今日はフォレックスの例会で、つい最近までドイツのIFO経済研究所に出向していた伊藤忠商事の中島氏によると、どうもこの報道は半年前くらいに欧州各地で流れたらしい。私が手に入れたのは、ニューヨークのメリルにいる大西・神田コンビからで、多分何かのメディアに流れたやつでしょう。大西・神田コンビには、ファックスを感謝します。でも、出来ればメールで欲しかった。
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 先週の金曜日にアメリカで試験的CPIが発表されるという話を書きましたが、「しら」さんがその内容をもう少し突っ込んだものを書いてくれている。物価のプロですから、参考になる。ボスキン・レポートの「1.1%」というのが、こうして算出されたとは知りませんでした。

 このアメリカの試験的CPIはアメリカで今週火曜日に発表になった公式CPIのちょうど一週間あとの22日に発表になる。今回のCPIは市場を驚かすほどに予想を下回りましたが、これを更に下回ることになるでしょう。市場は「試験的CPI」にあまり関心を払っていない、というか知らない。出たときに急に取り上げられ、材料にされる可能性もあります。ちょっと、注目です。

 先週土曜日のHP OWNER 会議に関しては既に幾つかのサイトを紹介しましたが、あとSTATIONWAGONさんのページにもある。参考までに。


97年04月15日(火曜日)

 面白い本を読みましたね。「BC! な話」。新潮社から出ている。「BC」とは、「Biologically Correct」から来ているのですが、「BC」と言われたって、普通は分からない。このミステリアスなネーミングがまず面白い。中身は、「Sperm Competition」の話で、人間や動物が繰り広げる様々な行動を「生物学的」に種明かしすると....という内容。

 むろん、筆者はまじめに書いているし、この本に登場する色々な先生達も大まじめなのですが、読んでいて結構にやけたくなる部分がある。実に簡単に読める本で、読み返すほどではないけれども、「eye opening」です。1300円くらいでした。暇なときに1時間半くらいあれば読める。文章もこなれていてるし、うまい。書いているのが女性(竹内 久美子さん)であるというのも、安心感がある。

 この本を読みながら、もう一つの本を思い出していました。「人間はどこまでチンパンジーか ?=人類進化の栄光と翳り」。こちらは、新曜社という出版社から出ている。よほど大きな本屋に行かないと置いてない。何年か前に読みました。人間の進化の歴史に踏み込んでいて、ものすごく分厚い本でしたが、興味を失わず最後まで読んだことを思い出します。この本を読むと、ほんのちょっとの違いが、種の発展に大きな差を生むことが分かる。「差」はちょっとしたものでも、大きいんですな。本屋には、ネアンデルタール人に関する小説が出てましたね。まだ読んでありませんが。人類の進化そのものがミステリーですから、面白い。
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 H.NORIKOさんが、「Haircuts - The difference between men and women」というジョークを送ってくれました。紹介しましょう。

Haircuttee - Woman1
Haircut Noticer - Woman2

2: Oh! That's so cute!

1: Do you think so? I wasn't sure when she was gave me the mirror. I mean, you don't think it's too fluffy looking?

2: Oh God no! No, it's perfect. I'd love to get my hair cut like that,but I think my face is too wide. I'm pretty much stuck with this stuff I think.

1: Are you serious? I think your face is adorable. And you could easily get one of those layer cuts - that would look so cute I think. I was actually going to do that except that I was afraid it would accent my long neck.

2: Oh - that's funny! I would love to have your neck! Anything to take attention away from this two-by-four I have for a shoulder line.

1: Are you kidding? I know girls that would love to have your shoulders.Everything drapes so well on you. I mean, look at my arms - see how short they are? If I had your shoulders I could get clothes to fit me so much easier.


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Haircuttee - Man1
Haircut Noticer - Man2

2: Haircut?

1: Yeah.

 女性の会話を「何いってんだろ.....」と詳しく調べても、笑えない。笑いは、バランスから来ます。


97年04月14日(月曜日)

 今日は朝やはりテレビが見たくて、見ながら文章を書いたらやはり間違いが起きましたね。いかん、いかん。競馬の配当の倍率を間違えたりして。気付かない人が多いでしょうね。見つけると、すぐ直していますから。それにしても、林(woods) 虎吉(tiger)君はすばらしい。今日の午後読んだアメリカの新聞のスポーツ記事は、タイガー一色でした。

 しかし、日本人の私から見てこれらの記事で特徴だったのは、Tigerが「黒人」であるということにこだわっていたものが多かったこと。

  1. PGAツアーのメジャー・タイトルを取った黒人は彼が初めて
  2. Tigerが勝ったこの日は、Jackie Robinsonが黒人として初めてメジャー・ベースボールでプレーした日からちょうど50年(二日足りないそうです)
 とかいう指摘が多かった。それにしても、ニューヨーク・タイムズの記事の書き出しは、なかなか素晴らしい。
AUGUSTA, Ga. -- It has been 50 years, almost to the day, that Jackie
Robinson broke down the racial barriers in baseball. Now, a last vestige
has fallen in golf, brought down in record fashion here in the middle of
the Old South, by a young man of color.
 Tiger自身が、「アメリカには、私がプレーできないコースがまだいくつかある」と言っていますから、われわれが想像する以上に、人種の問題はまだ深く残っているということになる。
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 ひょとした拍子に、word97には私が欲しかった「文章校正」に関する機能があり、そのためのツール・バーも備わっているのを発見しました。もっていない人は読み飛ばして欲しいのですが、持っている方は「表示→ツールバー→ユーザー設定→チェック/コメント」で、そこをマークすると校正に必要なツールバーが現れる。何が出来るかというと
  1. 赤筆(直したい文章のところを、赤で筆を入れる)
  2. 蛍光ペン使用
  3. コメント(注釈)付け
 など。まだちょっと試用しただけですが、文章を校正したとき、今まではどこを直したか忘れてしまった。むろん色を付けておけば良かったのですが、95では色を出すのもちょっと手間がかかった。しかし、97は色がアイコンになって前面に出ていますから、簡単に使える。

 今までは、いったん長い文章を打って、まああまり気にしないときはそのままスクリーン上で手直しし、慎重をきさねばならいときは、いったんプリントアウトして見ていた。しかし、ワード文書を手直しした段階でどこを直したか分からなくなっていた。今度はうまく使えるかもしれない。もっとも、この機能は95の時代にあって、知らなかっただけかもしれません。ソフトのテキストを読むのは、骨が折れる。偶然発見すると、嬉しいものです。
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 ところで、14日の夜は私のセクションから去る人2人、来た人2人の歓送迎会を青山の焼き鳥屋でやったのですが、そこで「新星座」が出来たという話になりました。今までの星座の数は「12」でしたが、それが「13」になったという。私は全く知りませんでしたし、「13星座」で一つ増えたのが「蛇遣座」というのだと言うことを知っている人でも、正確に何と何の間に入ったのか知っている人はいなかった。何か入れば、今までの「12」の分類の対象となる日にちは動きます。

 そこで調べてみました。インターネットの出番。ありました

 いままでの12星座占星術に代わる新しい占星術です。13星座占星術ではあらたに「へびつかい座」がくわわります。実は12星座は遥か昔の天球がもとになっており、現在の天球とはそぐいません。それを修正したために13番目の新しい星座ができたというわけです。それを考慮にいれて、従来の占星術を修正したものがこの13星座占星術です......
 とある。具体的には、従来のものと比べると以下の通りになるそうです。
  12星座      星座名      13星座
3/21−4/19   牡羊座     4/19−5/13
4/20−5/20   牡牛座     5/14−6/20
5/21−6/21   双子座     6/21/−7/19
6/22−7/22   蟹 座     7/20−8/10
7/23−8/22   獅子座     8/11−9−15
8/23−9/22   乙女座     9/16−10/29
9/23−10/23  天秤座     10/30−11/22
10/24−11/22 蠍 座     11/23−11/29
            蛇遣座     11/30−12/17
11/23−12/22 射手座     12/18−1/18
12/23−1/19  山羊座     1/19−2/15
1/20−2/18   水瓶座     2/16−3/10
2/19−3/20   魚 座     3/11−4/18
 なぬ。小生は1月22日が誕生日で、今までの「水瓶座」から「山羊座」に変わっている。勝手に変えないで欲しいな。アクエリアスは好きだったのに....。今度からは星座の話になったら、「どっちで」と聞かなくてはいけない。


97年04月13日(日曜日)

 ジャック・ニクラウスが、「この若者は違う」と言ったらしいのですが、「虎」君はすごいですね。体全体がばねなんでしょうな。3日目では18番が特に圧巻でした。明日は午前5時からTBSが実況中継するそうですが、マスターズ・ゴルフ・トーナメントは、インターネットでも見れます。興味のある人は、このサイトで夜中からごらんになると良いと思います。尾崎の成績も載っている。各ホールの特徴も出てます。綺麗なサイトです。
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 今日もいい天気でした。新宿まで出かけましたが、かなり服装が軽くなってきている。いつもは伊勢丹が多いのですが、珍しく三越に行きキーホールダーなぞを買いました。今使っているのはちょっと具合が悪くて、鍵が抜ける。午前中で外の天気がよかったせいか、デパートの中はがらがらでした。

 まあ、今日の最大の話題と言えば、皐月賞の馬連の5万なにがしという馬券配当でしょうか。1万円買っていれば、500万円。1000円買っていても50万円。10番、11番人気で、重賞の配当としては史上最高だそうです。レースが終わった瞬間、それまで物知り顔に解説していたテレビの解説者達が言葉を失って、スタジオが白けているのが分かって、面白かったり、気の毒だったり。こっちだって、相場の予想が外れたときは悩んでしまう。でも、大川さんの解説は冷静でした。
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 ところで、やはりネットな人々の集まりだと、その後の反応が速い。以下のサイトに昨日のパーティーに関する文章を見つけました。このパーティーを機に「出来る限り日記を書きたい」という人も出てきた。私が紹介した以上の詳しい内容が載っていたりしますから、紹介しましょう。昨日掲載した2枚の写真には自ら撮ったため自分が入っていませんでしたが(必要ないか...)、白塚さんのサイトに掲げてある写真には登場しています。

 内藤君
 木下さん
 白塚さん
 伊藤 伸二さん

 結構持ち上げてくれていて、「師匠」とか使ってくれているんですが、世の進歩の「支障」になると呼んでいてくれるのかい。へへ、でもわたしゃこの会では、上から3番目でしたぜ。
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 ホームページと言えば、もう一つ紹介しましょう。シンガポールに赴任するまで私の隣で働いていた熊沢君がシンガポールに行って、「一日ちょっとで作りました」というホームページの初期段階。昔の部下ですから厳しく言って、内容はまだ「ある」とは言えない。しかし、簡単に作ってしまったというのが思い切りが良くていいじゃないですか。まあ、これから充実するでしょう。URLはhttp://sunflower.singnet.com.sg/~kumazawa/です。


97年04月12日(土曜日)

 (^_^)(^_^)賑やかな一日でした。結局何人来ていたのか分からなかったし、進行も適当だったのですが、勉強できたし、新しいマシーンは見れたし、何よりも面白かった。「これは」と思った新しいマシーンやソフトは、

  1. 重さ800グラムのリブレット
  2. 32Kで通信できるのに7000円のPHS
  3. 重さ1.6`の松下の新しいノート・パソコン
  4. 値段の割には素晴らしい内容のマイクロソフトのエンカルタ
  5. DIRECTORY管理に非常に優れ、ホームページ作成ツールとしても優秀であることが分かったFRONT PAGE
 などでしょうか。むろんもっといろいろ意識しないうちに身に付いたものもある。

 リブレットとPHSの組み合わせには驚きました。合わせても1`。確かに私の9600の携帯電話の通信速度をかなり上回る。PHSですから通信可能領域に不安は残りますが、将来はこれが通信機器としては主流になるんでしょう。リブレットは、指が収まるかどうかの極限までキーボードを小さくしてある。しかし、小生よりはるかに巨大で、指も太いであろうばぶちゃんが、見事にブラインドをしていたから、慣れれば出来るんでしょう。ちょっと活字が小さい。FRONT PAGEは今までは有償で売られていたのですが、参加メンバーの情報によれば、NTマガジンに付録としてCD-ROMで添付されているという。

 松下のレッツ・ノートはリブレットに比べれば重くはなりますが、わたしが今持っているラップトップよりはるかに軽く、キーやスクリーンの大きさはちょうど良く思えた。今使っているコンパックが終わったら、次に買う機種の選択には困りそうですが、でも小生の場合はやはりレッツ・ノートくらいかな。エンカルタは今まではあまり聞いたことはあっても信じていなかったのですが、実際に見ると「これはすごい」と思いました。加藤さんがデモしてくれたのですが、値段の割には安い。COPY AND PASTEできますから、辞書としての利用は非常に楽です。

 同じような機種を使っても、そして出来上がりは同じように見えても、作り方には大きな違いがある。どれが正しいというのではなくて、それぞれの人が選んでいるルートが違うわけです。HTMLにしても、ワードとエディターを両方使いながら作る人ももいれば、エディターだけで作る人もいる。わたしは、News and analysisは前者で、diaryは後者です。私が提供した情報で結構受けたのは、HTMLやヘックスコードを辞書に覚え込ませるやり方で、これはちょっと参加者の関心を引いた。

(^_^)(^_^)  まあ一人一人の人と情報交換するのもいいのですが、全員集まるとまあネット上では「顔(?)見知り」の連中ばかりだから、まあ五月蝿いくらいに話に花が咲く。また、今汎用で利用できるマシーンやソフトのレベルやそれを使う人の知識の幅が分かる。またやろっと。それにしても、よく飲む連中でした。ほぼ全員にワインを持ってきてもらったのですが、きれに終わりにしていってくれました。今朝の我が家には空き瓶がごろごろ。参加者のうち、ホームページを持っている人のそれを紹介すると、以下の通りです。

 Welcome to EKegg
 Shinoby's World
 Tenzin Family
 SHIRA's Web Site
 Welcome to NORIKO's link
 Sr verde's Home Page
 LAW=KINOSITA'S HOMEPAGE
 21世紀クラブへのご案内
 World Forex Roundup

 あとまだホームページを作ってない人、作ったけど公表してない人は、岸川さん、内田さん、加島さん、鈴木さんなどでした。加藤さんはわざわざ岐阜からのお越し、お疲れさまでした。この2枚の写真、わたしのフロントと同じくらい重いかもしれません。すみません.....。


97年04月11日(金曜日)

 TGIF

 この言葉って、今でもニューヨークでは生きているんですかね。私がニューヨークにいた1970年代の後半には、結構使った気がするのです。Thanks God It's Friday。疲れていても、「今日は金曜日=明日は休める。神様ありがとう....」という意味。金曜日になると、時々この言葉を思い出します。週休2日制がすっかり定着しましたから実感が沸く。しかし、70年代の後半には日本では依然として土曜日が「出」だったことろが結構ありましたな。

 明日は大勢のお客さんが来る予定。と言って何かおもてなしをするでなく、お昼を済ませてから来て頂き、夕方解散という会合。その間に食べるものと言ったら、ちょっとした果物、ケーキ、それにチーズくらい。飲み物はワインくらいでしょうか。あまり大した準備もいらいない。ずっと前に提唱した「ホームページ・オーナー会議」なるものの流れを汲んでいる。実は正確に何人になるかもまだわからない。多分14〜15人。何人かがこれなくなり、何人かが誰かに連れられて新たに来る。全く知らない人も何人かいますな。まあ、そこら辺は始まってからのお楽しみ。

 前は、誰か呼ぶとなると結構事前に用意したように思うのですが、最近はよほど料理を作るのでなければ、まあ自然体ですな。料理も作るとしても10数人になると、全部自宅で用意するのは無理。近くのレストランのシェフに来てもらったこともあるし、西麻布の「開化亭」に料理を作ってもらっておいて取りに行ったこともある。うーん、でも何もしないと言っても、掃除ぐらいはしないとね....。わざわざ岐阜からこの集まりにいらっしゃる加藤さんのような方もいますから。
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 物価はいったいどこにあるんでしょうか。アメリカの3月の卸売物価が発表になって、全体は3ヶ月連続の低下となったものの、エネルギー・食料品を除いたコア指数の上昇は、14ヶ月ぶりの高水準(0.4%アップ)。も一つ言うと、小売売上高も3月は0.2%の増加とsluggishだったのですが、2月分が「0.8%の増加から1.5%の増加」に上方修正された。実体はいったいどこに。市場の反応は、「景気は強い、インフレのリスクは高い」というもので、これを書いている段階では、債券市場の指標銘柄の利回りは7.18%に上昇し、株も大きく下げている。ただし、為替はマルク・円がちょっと左に行った程度。長期債の利回りは、7.25%の「当面のターゲット」に近づいてきた。

 昨日米労働省が発表した「試験的CPI」というのが面白い。「substitute factor」(代替要素)というのを組み入れている。ある商品が高くなる。消費者はずっとそれを買い続けるかというと、しばしば購買対象を変える。牛肉が高くなると、鶏肉に買う対象を変える。今までの物価統計というのは、ずっと牛肉価格を追った。しかし、これを一定の段階で消費者は購買対象を「代替品」に変えるという前提で組み立てたという。でも、その代替を入れるtriggerも難しいでしょうね。

 統計的に処理すれば傾向は出るんでしょうが、大体人間の消費行動なんて極めて不安定ですよね。家を出るときに想像もしなかったものを、家に帰る時には買って持っていたということは良くある。「合理」の存在と考えられている人間は、時に全く「不合理な」購買行動をする。同じ肉を買うにしても、時に高いモノを平気で買うかと思えば、時にえらくケチる。こういう不安定、不合理な購買行動の対象としての「物価」をたった一つの「指数」にぶち込む。考えてみれば、恐ろしいことです。「株」というとやはり「指数」を思い出す人が多いのでしょうが、実体は日本の今の株式市場のように「二極化」の極地にあるような市場もある。

 「指数」の合理性は大いに疑われていて、ですから米議会もボスキン委員会を作って物価を調べさせた。どうも労働省が今まで発表していた物価は、実体より1.1%ほど高めに出ていたのではないかというのが、その時の結論だった。そこで労働省が調べたら、去年のアメリカの消費者物価上昇率は公式発表された3.3%ではなく、実は2.9%だったと発表した。たった0.4%の違いですが、各種の労使交渉がこの数字を土台に行われ、公務員の給与引き上げがなされ、各種給付が行われているとしたら、大きい。これは、政治問題そのものです。

 これも「試験的に」でしょうが、この「試験的CPI」は今までの「公式消費者物価」(次回は来週の火曜日=15日)から遅れること1週間後(今月は22日)に発表されると言う。しかも今後毎月。市場は主に「official」を見るのでしょうか、それとも「experimental」を見るのでしょうか......。一つの効果としては、「物価」といってもいろいろある、「コア」も「全体」も「公式」も「試験的」も....という認識が広まる事でしょうか。


97年04月10日(木曜日)

 「ウィンブルドン現象」という言葉をご存じ。言うまでもなく、ウィンブルドンは、イギリスが提供している世界におけるテニスの最高の戦いの場。しかし、そこで活躍するイギリスの選手はほとんどいない。少なくとも、我々は聞いたことがない。活躍するのは、ドイツの選手(ベッカー、グラフなど)だったり、スイスだったり、むろんアメリカ(たくさん)だったりする。ビッグ・バン後のロンドン市場(シティ)は、実は「Wimbledon」ではないか、というのがこの話の落ち。

 確かに、1985年のイギリスのビッグ・バンのあとに、4大銀行を除いてマーチャント・バンクと言われる英国独特の伝統を持った銀行はほぼすべて海外勢の軍門に下った。ドイツだったり、オランダだったり、アメリカだったりした。もともとマーチャント・バンクはmerchant(商人)というくらいで、それぞれ得意の商品を扱うにあたっての貿易金融から出発した銀行。自己資本が小さいことがネックで、今のようにリスクを取るに当たってある程度の資本がないと難しい時代には、十分な活躍が無理だった。

 そこで選んだ道が、大きい資本金を持つ海外の銀行との提携。そして、実質的には海外資本の経営の下に入った。重要なのは、では海外の金融機関の経営の下に入ったからそこで働くイギリス人が不幸かというとそんなことは決してない、という点。それぞれの特技を生かして、良い生活をするイギリス人が増えているのが実体だという。私が最近会った人から聞く限りでも、ドイツの銀行は国際金融のかなり部分を本部をロンドンに移している。そこで雇われるのは、アングロ・サクソンです。
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 日本の場合何が違うかというと、資本金の規模が違う。上位は、世界の銀行の中でも資本金は大きい。「東京市場は、そうは簡単にウィンブルドンにはならない」という見方の根拠です。しかし、イギリスのマーチャント・バンクに比べても、日本の銀行が金融の最新技術で勝っていると言うことはないでしょう。システムでも、彼我の差は大きい。欧米の銀行業界では、既にかなりの部分が「データ・フィード」の世界に入っている。ネットワーク化。NASAの専門家を呼んできたり、ソ連のロケット技術者を呼んできてシステムや新金融商品を作ったという。

 日本の金融機関は、制度的利益が大きかった故にやはり手抜きがあったんでしょう。はっと気づいたら、えらく遅れていた。制度的無理もあります。コンピューター・システムはどんどん進み、分散型が既に主流なのに、銀行のシステム部門の偉い人はIBMのメーン・フレームの世界で育った人です。日本の企業では、人は入れ替わらないから、その人の頭が古くなるに連れて、システムを更改するインセンティブが失われていく。コンピューターの世界のことはよく分からないのですが、コンピューターを知っているからと言っても、昔からやっている人の中にはウェブ機能などは、全く分からないという人もいるらしい。今の日本の金融機関が一生懸命やっていることと言えば、BISなどの向こうのシステムへのキャッチアップ。これでは、話にならない。

 日債銀がバンカーズ・トラストと提携するという。一つの方法だと思います。今の日本の株式市場を見ても分かりますが、「国際優良」でないと評価されない時代です。なぜ評価されないかというと、国際業務というのはやはり「規模」が必要で、かつスピーディでなければいけない。グローバル・レベルへの世界経済の拡大に合っているからです。さもなくば、別の選択肢としては徹底的に自分が得意とする地域、分野の金融機関になることなどがある。まだまだ選択肢はあると思いますが。日債銀だけでなく、今後海外の銀行との色々な組み合わせが出てきそうです。しばらく、気ぜわしい。

 今の若い人たちの中には、日本で生まれたのではない人の下で働く人も出てくるのかもしれませんね。それにしても、やはり日本の力の一つは国民が持つ1200兆円の個人資産と、何と言っても世界で一番豊かで、製品の品質にうるさい消費者の存在でしょうか。情報も製品も、それを消費する消費者の下に集まる。


97年04月09日(水曜日)

 今日は、「デジタル」に関係のあるニュースが山ほどありました。

  1. マイクロソフトがinternet explorer4.0のベータ版のリリースを始めた。ダウンロードサイトは、http://www.microsoft.com/ie/。私が行ったときは、「too busy」となっていました。今回のブラウザの売りは、「Push技術」と「Dyamanic HTML」。前者は、ご存じの通り今我々が常々やっている「行って引いてくる」方式の「Pull技術」ではなく、テレビのように放送型の技術。マイクロソフトはこのためにチャンネルをいくつか用意したという。
     もう一方の、「Dyamanic HTML」は説明を読んだだけではよく分からない。インターネット上でデータをこれまでにない方法で加工・修正できるという。問題なのは、既に出ていて同じ技術を搭載しているnetscape navigator4.0と方式が違うらしいこと。両方とも「業界標準」を求めている。使う方としては、どちらかが支配的にならないと迂闊には乗れない。片方で作ったファイルは、もう一方が読みとれないという問題があるらしい。まあ、いろいろ技術は出てきますが、問題は使う人のニーズとどう合致するか、どうニーズを生み出すかでしょう。

  2. 今年秋から新しいドメインが増える。「firm」「arts」「web」など7つ。今までの「com」「gov」「net」などがいっぱいになってきて、urlを巡る訴訟まで起きていることに対処した措置。新しい電話番号が増えるようなものです。実際に使う方になってみると最後の3文字くらいどうでもよい。全体が短くなって欲しい。

  3. アメリカでは、一群の企業連合が家庭のPCを完全に銀行のATMと同じ機能を持つマシーンに変えるソフトを開発したという。FDDにソフトを差し込むことにより、それが可能になるという。ただし、このソフトに具体的に乗ってきた銀行はまだないという。

  4. ダウ・ジョーンズとマイクロソフトは、金融機関向けに前者のコンテンツと後者のOS、応用ソフトの技術力を併せて、新しい情報・取引システムを開発する計画という

  5. マイクロソフトは、オラクルなどが提唱しているNCに対抗して、ディスク・ドライブもプログラムも搭載していないWindows Terminalの開発に着手したと発表

  6. アップル社は、自社のoperating systemを使わせている各社との使用料改訂交渉を開始した。この使用料を安くしたために、マッキントッシュのクローンがアップルの製品シェアを奪うという事態になり、こうした状況の解消を狙っての措置。その交渉相手には、IBMも含まれる

  7. コダックは、4月14日に120万ピクセルを扱えるデジタル・カメラを発売すると発表した。値段は10万円程度。これまでは同じデジタル・カメラでも、数万円の一般用と、10万円のビジネス用、それに数十万円するプロ用とに別れていた。これらは主に扱えるピクセル(pixel=picture element の略で「画像要素」と訳される)の差だが、コダックが発表したDC120で、この階層分けは意味のないものになりつつある。というのも、技術革新の成果としてコダックはこの値段でプロのデジタル・カメラが扱うことできた130万ピクセルという画像処理能力に極めて近い120万ピクセルを可能にしたため

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 並べるだけで疲れますな。しかし、この世界の変化は「1年が7年分」「一ヶ月が一年分」というより、「一日が一ヶ月分」という感じ。
 


97年04月08日(火曜日)

 本日はちょっと多忙にて、ジョーク一つで。

 日本人は「r」と「l」の発音が苦手ですよね。そういう私もそう。何とか話の前後で分かってもらっていますが、実ははっきり発音できていないのではないかといつも思っている。でもこの「r」と「l」の発音に悩んでいるのは、むろん私だけではない。

 時は、1976年。大統領に前年に当選したカーターのいよいよ就任式。日本からお客さんが来ました。非常に緊張している。ウーン、挨拶するとき難しい話は止めよう。簡潔に、お祝いを述べよう.....と思った。そうだ「当選、おめでとう」と言うのが良い、と。そしてそのときには、「r」と「l」の発音に気を付けようと.....。でも、気を使い過ぎちゃったんですね...。彼は。

 日本人     Congratulations for your erection !!

 カーター    (゚.゚)→(^_^;)

 Have a good day !!!


97年04月07日(月曜日)

 ドルは、先週金曜日のルービン米財務長官の発言で、「たが」が外れましたね。むろんあちこちに思惑が飛び交っての発言だったわけですが、いろいろ耳に入ってくるところによると、ルービン発言以前のアメリカのマスコミ各社の「クリントン政権の為替政策の微妙な変化」に関する一連の記事は、かなり綿密に取材された上でのもので、クリントン政権内部に円安の行き過ぎに対する懸念は実際のところ強かったようです。

 しかしルービンは、それを口にはしなかった。口にしたのは、日本のポリシー・ミックスに対する懸念と、その結果としての対外収支不均衡拡大に対する警戒感。2月の日本の貿易収支は再び拡大した。彼らの政策のベースになっている考え方(マサチューセッツ・アベニュー・モデル)からすれば当然の結果ですが、ドルの上昇にモメンタムを与えてしまったという点で、アメリカ政府自らが問題を抱え込む危険性があります。それは、日本の対外黒字を一段と拡大しかねないこと、それを受けて米国内での「ドル高懸念」を強めかねないこと、アメリカの対外収支赤字が一段と拡大する危険性があること、です。ドル高を受けて、アメリカの株が再び上昇すれば、この面でも行き過ぎの危険性がある。

 今必要だったのは、日米両国にとっての為替相場の安定、資産市場の安定だったような気がするのですが、「たが」が外れた以上、相場は相当大きく動きそうです。ドルも、ニューヨークの資産市場も。それにしても、今年に入ってからアメリカから出てくる指標は軒並み強い。一つ感じるのは、日本も欧州も鈍い動きをしているうちに、技術革新などを積極的に取り入れたアメリカ経済に大きな成長余力が出来てきているということです。多分統計に表れている以上に、生産性も大きく向上しているのでしょう。しかし、いかなる「熱狂」も長続きしないという意味では、すこし冷やした方が良いのに....と思います。
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 マイクロソフトが、インターネットの情報を直接テレビ受像器にフィードする技術を持つWebTV Networksを買収するとの日曜日の発表は、デジタル革命の進展具合を考える上で、興味深い問題です。いや、「興味深い問題です」なんて言っているようでは、もう遅い。実にスピーディーな動きですね。FCCのデジタル・テレビに関する計画の発表からわずか数日。

 アメリカの場合は、全所帯の40%にパソコンが入っている。これは日本などと比べると格段のシェアなのですが、全所帯の98%に入っているテレビ受像器にはかなわない。マイクロソフトが目に付けたのは、この58%の普及度合いの差です。デジタル化するテレビの市場の潜在的可能性には、膨大なものがある。

 マイクロソフトによると、同社は「PC-Theater」と呼ばれる新しいハイブリッドなコンピューター・テレビでOSのWINDOWSを使えるようにするソフトを近く導入する予定だそうで、こうなるとテレビ受像器とハードとしてのパソコンの差は極めて小さいものになる。日本でもインターネッターなどインターネット機能を搭載したテレビが出ていますが、「PC-Theater」はより機能的にもパソコンとテレビが一体化したものになるでしょう。既に、音楽CDをパソコンのCD-ROM DRIVEを使って聞いている人が多いと思いますが、いよいよ「デジタル」の融合能力の発揮し場所が拡大するというわけです。

 デジタル・カメラの分野には、それこそ家電、プリンター、従来のカメラなど色々な業種のメーカーが参入しましたが、これからはテレビ受像器の世界にも多様なメーカーが入ってくるでしょう。コンピューター・テレビに関しては、コンパックを含む多くのコンピューター・メーカーが今後数カ月以内の生産開始を目指しているという。日本の家庭にコンパック製の「パソコンだかテレビだか分からないもの」が入ってくる日も近いと言うことです。
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 ロイターの隔月広報誌「Trader」を呼んだ人からメールが入り始めている。私はこの世界は長いですから、主要なメーカーの財務の方とは一通りの面識がある。最近会えない方からメールをもらえるのは嬉しいものです。


97年04月06日(日曜日)

 うっとうしい一日でしたね。甲子園もまたまた順延。上宮高校は本当に今年は雨にたたられる。今日も試合開始数分前になって雨が強くなったため、中止という。ゆっくり休めるチームと、そうでないチームと出て、かわいそうですな。この雨の中行われた競馬の今年始めてのG1レース「桜花賞」は、1・2番人気の馬が一着・二着。勝ったキョウエイマーチは、足の速い馬でした。特に18番ゲートからさっと二番手に付けたところが勝因だったと思います。「巨人−ヤクルト」で勝った桑田の背番号も「18」。「18」に縁のあった一日でした。
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 金曜日のヘラトリに、ついに登場していました。「For Japanese Men,Schoolgirls Provide Ultimate Erotic Lure」という見出しで、最近の女子高生ブームについて。Nicholas Kristofが書いているニューヨーク・タイムズの記事です。ご苦労なことに、実際にイメクラ(image club)なるものに行ったらしい。そこには26才の女子高生がいた、と書いてある。

 なぜ日本でLoli-con(Lolita complex)が流行るかについてのこの記事の解説が面白い。日本の心理学者の話を引用しているのですが、

  1. 日本の男性の多くは、大人の女性に脅かされている。これは女性が洗練されてきたこととも関係している。男は、仕事に縛られ休暇も取れず、いわば仕事の奴隷になっている
  2. これに対して、女性は海外旅行をし、本を読み、コンサートに行き、そして夜間の学校に行っている。男性にとっては、日本の大人の女性は手強い存在だ
  3. 15才かそこらの女子高生は、日本の男性が「優位に立てる」と思える存在で、安らぎを感じることが出来る
 などなど。まあ記事としては、この程度のまとめ方かとがっかりしますね。私の回りにゃ、そうでない男性もいっぱいいるし女子高生にしても例外が多いはずなのに、マスコミとしては一つのトレンドとして扱わざるを得ない。たまたまにしろ、どこかのテレビ局のプロデューサーが変なことをして、逮捕されたりするとそれがますます話題を提供するという図式。

 この問題ですっかり有名になった都立大学助教授の宮台氏には、一度ラジオの番組のゲストに来てもらったことがありました。まだ全く名前が出ていない頃。むろん話題は「女子高生」ではない。といって何だったか忘れましたが(^_^;)、たしか経済の話だったと思います。切れ味のよい話し方をしていた。まあ、結局暇なんでしょうな、彼女ら。男もだらしない。この問題を考えるとき、いつも思い出す言葉がある。「究極のエロティシズムは、知性にある」という。女子高校生にこれがあるかどうか。
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 ある人から、「 ある有名なヘッジファンドのマネージャーと銀行のセールス担当の会話」ということで、ジョークの提供。

 セールスマン    「当行では顧客取引の守秘義務は徹底しており、
           ウチで取引していただいても絶対に貴社の名前が
           マーケットで出ることはありません」

 ヘッジファンド   「ふむふむ」

 セールスマン    「当行では社内でも顧客の名前は使わずコードネ
           ームを使っていますので貴社の名前が漏れる可能
           性は全くありません」

 ヘッジファンド   「君の話は分かった。それで当社のコードネームは何かね ?」

 まあ、ありますな。この手の事は。(^_^)(^_^)。


97年04月05日(土曜日)

 今日は面白い経験をしました。ある会合の為に、15人くらいの人にユードラを使ってBCC(Blind Carbon Copy)でメールを送ろうとしたときです。今まで同じグループに何回もメールを一斉に送信していて失敗したことがないのに、どうしても一つの特定のアドレスで止まってしまう。よく知っている人のメール・アドレスで今まで失敗したことなどない。ニックネーム(ユードラのグループ別住所録)内のアドレスがおかしくなったのかと調べたが問題なし。

 ここで一回あきらめたのです。しかし、その人が持っているホームページに行って判明しました。要するに、その人のメール・アドレスがあるサーバーがダウンしていたのです。朝10時ごろ。そこで考えたのですが、我々素人は「メール」というと誰かが取りに来て、配達してくれるものだという印象を残している。インターネットの場合も、どこかにいったん保存されて、それから送られるというイメージ(素人ですんで済みません)。しかし、どうも違うと言うことに気が付きました。だって、どこかに貯めて送っているのなら、ユードラが特定の相手のサーバーがダウンしていることに気が付くわけがない。

 つまり、インターネットにおけるメールというのは、CCやBCCで何通送ろうが、全部私の手元から相手のコンピューターがアクセスしているサーバーに直接送られているのだ、ということに気が付きました。もの凄いスピードでやっていても、その繰り返しだと。しかしそうすると、インターネット・メールが場合によっては長い時間をかけて相手に届くという事態はどうして生ずるのでしょうか。よくルーターを通る間に時間がかかるといいますが、本当にそうでしょうか。サーバーの中で時間がかかっているような気がしますが。どなたか、インターネットにおける「メール」のルートや特徴についてご存じでしたら、お教え下さい。ただ一つ分かったことは、グループ別のメールアドレスが膨らめば膨らむほど、CCやBCCがトラブルに直面する危険性は増大する、ということです。
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 「巨人−ヤクルト」を見ましたが、この両チームは本当に対称的ですな。片方は、「生え抜き」+「清原、広沢、川口、出ていないが石井など、他のチームの clean up か ace級のピッチャー」からなるチーム。まあ、エリート・チーム。一方のヤクルトは、今日も「1球だけ投げた廣田にしろ、小早川、辻などなど他のチームから戦力外通告を受けたか、それに近い選手」+「古田、池山などの元々の選手」からなるチーム。

 ヤクルトが二連勝したことは別として、見ていてヤクルトの選手の方に何かより強い生命が宿っているように見える。足が地に付いている。奔放で、したたかで、強いものの足を救う楽しさを知っているような。悪いという意味ではなく。それに対して、巨人の選手は自分たちが本当に強ければもっと奔放であっていいはずなのに、なりきれていない。本当は自分達の力を信じていないようなところが見える。おどおどしているような。

 巨人はもっと問題を起こす選手が居た方が良いと思います。落合のような。清原は、どこか求道者的なところがある。まじめだけれども、インタビューを聞いていても面白くない。それに対して、ヤクルトの選手にはやはり野村の知力が宿っているような気がする。野村のコメントや言動は本当によく計算されていて、マスコミがヤクルトというチームを無視できないように出来ている。だから、マスコミが寄ってくる。マスコミが寄ってくるから、選手達が「自分たちが主役の一人」だという気になって、それが自信と仕事につながる。

 野村と言う人は、「結局はプロ野球はショーである」ということを良く知っている人だと思います。パリーグで三冠王を複数回取ったのに、選手の間は、マスコミからあまり相手にされた記憶はないでしょう。長島をヒマワリと呼び、自分は月見草だった。「あれではいけない」といつも思っているに違いない。「ショー」と言っても、「知力」を示し、「弱」よく「強」を組み伏すもなかなか面白い。それもショーです。ただ長い時間戦っていけば、選手の底力は出てきますから、やはり巨人の方が有利でしょう。

 巨人は少し負けが込んで、「30億円 ? なんだあれは」と言われて選手が開き直った時、チーム全体に逆に活力が蘇って、強くなるんだろうと思います。明日桑田が投げるとしたら、また面白そうな試合になるかもしれない。2、いや3年前の開幕第二戦のデッドボールを思い出します。だから、私が監督だったら、ヤクルトには桑田を復帰第一戦ではぶつけないのですが....


97年04月04日(金曜日)

 ロイター・ジャパンの隔月刊誌「Trader」が同社から送られてきた。今年の1月くらいだったか、旧知の西村氏(Traderの編集を担当)が電話してきて、「市場とインターネット」を特集したいということで、取材を受けた。取材で会ったのは、2月の中頃だったと思います。それが完成したというわけ。

 取材を受けた後というのは、それがどう完成したか見るのが楽しみなんですね。自分で文章を書くのは、自分で処理するわけですから出来上がりは分かる。しかし、他の人が作り上げた場合は、実はこちらが力を入れて言ったことがはずされて、他の事が大きなポイントになったりしている。ですから、例えば見知らぬ日経の記者の方などに取材を受けると、「どうできるんだろうか」と想像し、かつ心配になる。

 新聞記者もタイプによっていろいろある。一回話を聞いただけで記事を書いてしまう人。こう書きましたが、と報告してくる人。独立編集者の西村氏とは旧知の間で、どんな記事になるかは予想が出来たが、今回は随分と力の入った特集になっている。主な市場関係のページ紹介役は、私と勧角総合研究所の相原さんという方。相原さんという人とは会ったことはありません。ロイターとしては、「為替」から一人、「株」から一人という事だったんでしょう。

 市場関係者のページということですから、srverdeのそれや、stationwagonBOBUBECK各位のページも私から紹介しておきました。しかし、私が知らない市場関係のページっていうのも結構まだありました。為替か株をやっている人なら、来週の初めにはロイターから届くと思います。それでごらんになって下さい。私のサイトのフロントの写真があって、アクセス回数が25000ちょっと手前の時でした。
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 相場といえば、今日のルービンの発言はちょっと予想外でした。もうちょっと日本に厳しいことを言うと思っていました。アメリカ政府部内では、日本に対する不満がかなり高まっていると聞いていましたから。しかし、考えてみれば今の状況でドルが急落させてしまったら、アメリカは困る。ニューヨークの資産市場が動揺しているだけにです。特に株が不安定。今はマーケットを揺さぶりたくなかったとも考えられます。

 しかし、「為替」は最初から狙いでないことは分かっている。日本に内需主導の景気刺激をさせること、そのためには金利も上げさせないことです。財政支出の水準維持も望んでいる。見ているとアメリカは、脆弱な日本経済と金融市場を世界経済と市場にとってのリスク・ファクターと見ているようです。今の日本のpolicy mixでは、対外収支の黒字拡大は当然予測できる。それに釘をさすことによって、日本の政策ほ方向を変えようとしている。しばらく120円台の前半から半ばで為替は揺れそうですな。
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 テスターをやっていたのに、アメリカン・オンラインにアクセスできないと文句を言っていたら、それはどうやらホストの故障(一部のテスターのアクセスができなくなる)によるもののようです。テスターは、「2ヶ月間は無料」とのこと。6月の半ばまでは、無料で使えることになる。


97年04月03日(木曜日)

 確実に変化は起きている、と思わされた一日です。「コンピュサーブ」と「アップル」。確定したわけではないけれども、両社は「買収の噂」の対象になっている。「コンピュサーブ」と「アップル」と言えば、80年代からのコンピューターの歴史を知っている人間にとっては忘れられない、そして今後も忘れることのないだろう名前。

 コンピュサーブは相手はどことは言わないものの、aquisition 交渉をしていることを認めている。上がっている名前は、アメリカン・オンライン(AOL)。アップルの方に上がっている名前は、「サン・マイクロシステムズ」と「オラクル」。「アップル」は会社としては交渉を認めていないものの、社の幹部が認めているので間違いないでしょう。アップルは、互換機メーカーにシェアを奪われ始めていると伝えられる。

 しかし、「コンピュサーブ」にしろ「アップル」にしろ「一世代」を作った会社。評論家風に「成功体験が仇になった」などとは言いたくない。しかし、ただただ変遷の速さに驚くばかりです。何なんでしょうか。会社の命運を決めているのは。消費者のうつろう気持ち、あき、技術革新へのフォロー具合、慢心....。競争しながら、友を求めてネットワークを張る。難しい時代です。
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 フロントページのrenewalが続いている。英タイムズが今までの黒基調のデザインを、ブルーと白中心に変えた。すっきりしていて良い。フロントだけでなく、中もかなりいじっている。同じニュースの内容でも、入れ物が違うと、少し違う気分になる。しかし、イギリスの新聞がアメリカの新聞と違うのは、やはり経済の大きさの違い、ハイテク産業の違いが反映されるのか、読んでいてやはり物足りない。むろん、時々もの凄く視点の良い記事に当たりますが。本当は、ドイツやフランスの経済に関する記事も原語で読めればよいのですが、そこまでの能力はない。

 アメリカン・オンラインの日本での本格サービスがいよいよ来週に迫った。迫ったのは良いのですが、テスターとして久しぶりにアクセスしようとしたら、もうアクセスできないようになっている。メンバー・サービスをお呼び下さいとのこと。しかし、メンバー・サービスの電話番号を持っていないので、お手上げ。アメリカの電話番号が書いてあるのですが、どうも埒があかない。

 もっともアメリカン・オンラインに関するインフォーメーションは日経のHPにも詳しく載っている。アメリカン・オンラインには日本では日経と三井物産が乗っていますから、当然ということでしょう。日本のプロバイダー業界、パソ通業界も新たな競争相手を迎える。


97年04月02日(水曜日)

 新年度入りや、ちょい長い文章書きが続いて疲れちゃいましたから、今日は軽めに。ジョークというか、笑えるというか。「ボケの4段階」という話。英語で恐縮ですが。

 first stage : forget names
 second stage: forget faces
 third stage : forget to hook up
 final stage : forget to unhook

 「名前を忘れる」というのは、よくありますね。会って「アッ」と思っても出てこないときは、どうするか。「いや、お久しぶりですね.....その後....」とか言ってごまかす。でも、結局分からなかったりして。これは結構ある。次に「顔を忘れる」。小生の場合、ウーンこれはあまりない。これを忘れだしたら、ちょい危険。

 「 forget to hook up」は男だったらたまにある。「上げ忘れ」というやつ。社会の窓。たまはいいが、恒常的に忘れるようになったら深刻です。で、最後がすごい。そもそも「下げるのを忘れる」。どうなるかって。海になりますな。最終局面。もう忘れましたが、誰かからもらった。「forget names」です。(是非この女性版を作りたいので、アイデアのある方はよろしく)
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 昨日書いた「delete」に関しては、いろいろな方からメールをもらいました。まあ、常識として「delete→ゴミ箱整理」など大体が2段階の作業をしなければ「削除」にならないというのは経験するところですが、さらに「上書きが必要」と知らせてくれた方が多かった。コンピューターのデータを完全に消すのはなかなか大変なことなのです。

 会社のコンピューターについては、「要するに会社のコンピューターは会社のもの」というMS96さんの意見が一番すっきりしていた。その通り。しかし、コンピューターが電話代わりの通信手段になったら、どうしても私用のメール(内容)が入ってきてしまう。この辺が難しいですね。社用の中に私用の内容が入ったメールはどうするかとか。

 一つ思ったのは、私もコンピューターの正式な学校に行ったことなど一度もない。せいぜい数時間のソフト利用講座くらいです。「どう使うか」の。そもそもコンピューターとは、なんて本で読んだ程度。しかし、自動車には「教習」がある。コンピューターにも使うときのイロハを教える機関があってもおいいのではと思いました。だって、危険な面もコンピューターにあるわけです。インターネットをしているような人だから、ワープロソフトには「自動保存」機能があるなんて知っている。しかし、下書きしてワープロソフトを使っているような人が、ちょっとしたパソコンの落とし穴を知っているとは思わない。会社も、ちゃんと従業員教育した方がいいんではないでしょうか。

 なお、ワードの「自動保存」機能の設定・解除については何人かの方から、「ツール→オプション→保存→自動バックアップ」で制御できる旨のメールをもらいました。まあでも、普通は「自動保存」は走らせますよね。
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 日銀の短観のダウンロード・サイトにPDFが登場してましたね。LZHなどが先で8時55分くらいかな。PDFは忘れた頃アップされていた。一番最後でしたが、プリンとしてみて一番綺麗だったのはPDFファイルでした。A4で全部で12枚になっていた。これからは徐々に日本でも公的文書のかなりの部分がPDFのようなファイルになっていくんでしょうね。


97年04月01日(火曜日)

 ちょっとラッキーでした。朝タクシーに乗ろうと思ったら、例の緑の「東京無線」。でも、ちょっと違うんですな。天井に黄緑の旗がたなびいている。そして、外から見たメーターも違う。窓を見たら、なんと340円初乗りタクシー。4月1日に新価格のタクシーに乗れるなんてラッキーです。いつもは650円かかる場所ですが、340円でいっちゃいました。2キロまでだったら絶対お得だそうです。しかし、運転手に聞くと、まだ都内で2000台しか走っていない。日中何台か見ましたが、みな「東京無線」でした。「東京無線」に加盟している何社かが「初乗り340円タクシー」を運行しているようです。
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 ところで、「Electronic discovery」という単語をご存じ。私も今日知りました。説明するより例を。

 トップ経営層に入る有能な女性がキーとなる複数の従業員を引き連れてライバル会社に移ってしまった。むろんその会社は怒りました。fiduciary duty(経営トップの会社に対する義務)違反だと。裁判になった。彼女が他の従業員を一緒に辞めるよう誘ったかどうかで。むろん彼女は「そんなことはしていない」と言い張った。

 しかし、証拠が見つかってしまったのです。彼女が使っていたコンピューターのハードディスクから。彼女は注意深くdeleteしたつもりだったのに、部下に一緒に辞めるよう誘った電子メールがディスクの奥深くに残っていた。彼女はこれを証拠にされ、裁判に破れたという。

 ウソみたいですが、こうした話はアメリカでは最近増えているらしい。しかもこの「electronic evidence」を発見する会社まで出来ているという。どうしてそんなことが起きるのか。理由は二つだそうです。
  1. メーンフレームであれラップトップであれ、コンピューターの「delete機能」は普通は指定されたファイル(document)を破壊せず、ハードディスクの「公表されていない場所」(undisclosed locations)に移すだけ
  2. 多くの会社は「削除された電子メール」や「ファイル・ドラフト」を含めて会社のシステムに載っている全データを定期的にダウンロードし、保存している

 コンピューターが注意深くデータを一定時間保持していることは、日常的に分かりますよね。例えばワードを使っていると、何分かおきに指定したインターバルで「自動保存」している。どこかにファイルを張り付けているわけです。また、「copy and drop」の copyを考えてみても、クリップボードにいったん張り付けている。ですから、相当大きなファイルでもcopyが可能です。そのクリップボードのファイルは、次のcopyをするまで消えない。ですから、コンピューターは我々が知らないところでもいっぱいファイルのcopyを作っているのです。

 自動保存のファイルなどは、間違ってFDを抜いてしまった時や、ファイルを壊してしまったときの修復に便利ですが、「便利」は両刃の剣です。私も時々どきっとすることがある。暗証番号付きのつもりで作ったファイルが、次にコンピューターを立ち上げたときに、「自動保存されたファイル」として出てきたりする。何人かが立ち上げられるコンピューターだったら、簡単に見れてしまう。危険です。アメリカでさえ、従業員や会社はこのコンピューターの「電子証拠を残す癖」を十分には認識していないという。危険ですよ。上役の悪口を”こっそり”電子メールしているつもりが、会社に筒抜けだったなんて。夜のあまり公表されたくない約束なんてのも電子メールではやめた方が良い。(^_^)(^_^)

 でも本当なんですかね。「delete」が実はあまりその名の通りではないというのは。実はこの記事は、ニューヨーク・タイムズのcybertimesに載っている。しかし、契約していない人が多いんでしょう。そこで「親切にも」紹介したというわけ。誰か詳しい人がいそう。「自動保存」の解除の仕方とか、「自動保存」をカットする方法とか。教えて下さい。

 全く仮定の話ですが、悪意をもってコンピューターを作れる人がいたとしたらどうでしょう。使っている人が「delete」したファイルも全部ハードディスクのどこかに保存する。そして、データが貯まったところで、情報を欲しい向きに送出する。現代の技術を持ってすれば、あるコンピューターで作られたデータを片っ端からsaveして、ここぞというときに情報として流すことなど、簡単でしょう。とまれ、「Electronic discovery」は、何か小説の題材に使えそうですね。

 やはり、ある程度仕組み、原理を知っていないとコンピューターも安心して使えないと言うことですか。

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